最新の観てきた!クチコミ一覧

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『ムサシ』 ロンドン・NYバージョン

『ムサシ』 ロンドン・NYバージョン

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2010/05/15 (土) ~ 2010/06/10 (木)公演終了

満足度★★★

はっきり言ってたいしたことない
井上ひさし氏追悼ムードがあるけど
あえてはっきり言うと
この作品たいしたことない

今まで観た井上さんの舞台の中でたぶん一番つまらん。
話は巌流島の後日談、小次郎が生きていたという設定で
意外に地味な話。

蜷川さんの演出が合ってないのか、基本的に喜劇なのにテンポが悪く
無駄に長い。
話自体もそんなに面白くないというか、井上作品にしてはキレがない。
メッセージもなんか弱いし。

出演者も 主役級の人たちがズラリと揃っているが
特筆してよかったのは、白石加代子さんあたりかな?
藤原くんなんかセリフが聞き取りづらかった。

ユーフラテス/Euphrates<舞台写真を少しずつ公開し始めました>【公演終了いたしました。ご来場頂きました皆様、どうもありがとうございました!!】

ユーフラテス/Euphrates<舞台写真を少しずつ公開し始めました>【公演終了いたしました。ご来場頂きました皆様、どうもありがとうございました!!】

一徳会/鎌ヶ谷アルトギルド

atelier SENTIO(東京都)

2010/05/20 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

K・A・Gを全力でお勧めします。
今回も凝った趣向の舞台装置でした。面白買った。東京ではなかなか見られない素晴らしい集団性のあるカンパニーです。

K・A・Gを全力でお勧めします。

『妖怪レストラン 2D』

『妖怪レストラン 2D』

THE 黒帯

アイピット目白(東京都)

2010/05/20 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★

緩い!
ゲーム仕立てで面白かったですが、仲間内の緊張感のない関係をそのまま舞台にしたような印象でした。

ネタバレBOX

ロールプレイングゲームでアイテムを獲得してクリアしていくみたいな。

最後は絵本作家が息子の気持ちを理解するような話でしたが、だらだらと進行し、緩急がありませんでした。何か盛り上がりに欠けていました。

シリーズ第二弾ということで、チームワークは良いのかもしれませんが、仲間内で小さくまとまってしまったようで、演劇というより寸劇を観客に押し付けているような印象でした。

ねずみ男みたいな妖怪がずるくて下心があるということなど、第一弾を観ていないと分かりません。そして、それが第三弾にも続くとか。

ファンクラブだけを対象にしているのではないということを忘れないで頂きたいと思います。


「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010

「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010

ハイバイ

アトリエヘリコプター(東京都)

2010/05/16 (日) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

見て損なし!
めちゃくちゃ混んでいましたが、無事キャンセル待ちで入れました。
この間までやっていたゴジゲンも似たテーマだったはずですが、どちらも作品の毛並みが違う違う。なんだろう~この高揚感~。

ネタバレBOX

途中、坂口さんが出てきてから岩井さんと坂口さんの二人の会話が永遠続くのかななんて面白い期待をしましたが、いい意味で裏切られました。
日の出温泉のW杯

日の出温泉のW杯

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2010/05/19 (水) ~ 2010/05/24 (月)公演終了

満足度★★★

仲居さんが一番面白い
立ち位置(北緯・東経)がほとんど変わらない役者さんもいて、

ネタバレBOX

ほぼ全員が下手隅のテレビに向かって応援しているシーン…、ワンパターンで長すぎて飽きてきました。こちらはテレビ画面が見えないので、置いてけぼりを食らったような感じもしました。

おばあちゃんの説教じみた訓話…、人情コメディにありがちな、松竹新喜劇で藤山寛美がまともなことを言うような、何かもううんざりです。

ほんでもって、日本が勝つと不倫を続けるってことでOKなの、おばあちゃん!
Do!太宰

Do!太宰

ブルドッキングヘッドロック

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/05/14 (金) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★

練られた感じがとってもいい!
太宰が好きでも好きじゃなくてもBHLが好きでも好きじゃなくても、未経験でも経験済みでも十分おもしろい。知らない作品からの引用でも太宰、こんな感じかぁっていうのはとても伝わるし、それがBHLっぽいおもしろさに直結。おバカだけどなんか人生の悲哀も考えられちゃうような。

ネタバレBOX

津留崎さんの中学生男子姿がかなりのヒットでした。その辺がブルだよね。

ちょっと長すぎて追いきれない部分があったからほんとはもう1回くらい確認しに行きたいんだけど。おそらく太宰をいろいろ読んだら捨て切れない部分が多くて長くなったんじゃないかと。すっごくわかる。でもそれを思い切って落として、本当に好きな部分だけど拾って欲しかった感じはあります。
背馳【公演終了しました!ご来場誠にありがとうございました!】

背馳【公演終了しました!ご来場誠にありがとうございました!】

ヲカシマシン

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/05/19 (水) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★

やってることは結構おもしろい。
だけどパワーとして足りない。ストーリーや構成を見せることに重きが置かれていて、俳優が台詞を言うことで手一杯になっているような。時間軸のズレとか、当日パンフでも芝居中にも一所懸命説明しますが、それは作品から十分受け取れるので必要ないかも。

ネタバレBOX

そういう時間的な行ったり来たりとか、人物のかぶせ方とか、工夫してるし最大限わかりやすくしているのはいい。ただ、その描き方は単調で、1時間と言う短い中でも飽きは来ました。

坦々と生き様を見せていき、さらに別のパターンでの生き様まで味わわせてもらえるのはおもしろい。だからドラマチックな事件がないなりの抑揚があればもっとおもしろくなりそう。
露出狂

露出狂

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了

満足度★★★

意外にも
柿のテンションだけじゃないところで、個々の関係性が丁寧に描かれているように見えました。女優さん一人一人がちゃんと印象に残る形で見えるのがいい。誰をとっても魅力的で。

ただ、ちょっぴり勢いが弱い感じも。全員がずっと狭い舞台上にいることでエネルギーが相殺されちゃってるのかな。それってすごいことなのに。

ネタバレBOX

アフタートークでの中屋敷さんの「きれいな女優さんがきれいに立っているんじゃつまらない」っていう発言に大共感。そうそう、おかしな動きをするからこそ人間はおもしろい。そうかぁ、だから深谷さんはいつもあんな動きをしておもしろくなるんだな。

そういう女優さんのおもしろさを生かした舞台装置がすごくいいです。

だからこそ大きく動いて息を切らせて欲しかったところが、意外に地味にそこにいることで消費されちゃってるのが、私には惜しく思えてしまいました。
マクベス-シアワセのレシピ-

マクベス-シアワセのレシピ-

THEATRE MOMENTS

シアターX(東京都)

2010/05/20 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

モーメンツのレシピ
アナログの力強さを持って、デジタル級のバラエティーを見せるシアター・モーメンツ。
シェイクスピアのテクニカルな文章を今回も役者の声と身体とシンプルな道具で魅せてくれました。

活字離れで、画面の中の世界が真実の全てになりつつある昨今ですが、モーメンツの作品を劇場で見れば、液晶画面には入りきらない分厚い“人間の内側”が見れちゃいます。
いったい、どんな稽古場なのでしょうか。“モーメンツが出来るまで”だけでも面白そう(笑)

シアター・モーメンツ未経験の方も、ぜひ!

『あぁ、自殺生活』 ~ ありがとうございました。次回は下北沢楽園にて6/1(金)&6/20(日)に上演致します。

『あぁ、自殺生活』 ~ ありがとうございました。次回は下北沢楽園にて6/1(金)&6/20(日)に上演致します。

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2010/05/13 (木) ~ 2010/05/26 (水)公演終了

満足度★★★

かなり違います!
<前期>と<後期>、結末というより結論を大幅に変更してしまいました。この衝撃を持ってテーマを、メッセージをより強く伝えたかったのかもしれません。自殺とは必ずしも死ぬ事ではない。人間、自殺が出来たら何でもできる。

プランクトンの踊り場

プランクトンの踊り場

イキウメ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/05/08 (土) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010

「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010

ハイバイ

アトリエヘリコプター(東京都)

2010/05/16 (日) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

ひゃぁ。
経験者組。すごいな。なにがここまで違うのか、つかまれっぱなし。出てきた瞬間から、俳優・岩井秀人はすばらしい。目つき・仕草・佇まい、どれをとってもここにいなきゃどこにいる?って感じです。

物語の素晴らしさも相俟って、深みに落とされつつ笑ってしまう、その人間らしい感じが好きです。チケット入手困難でもこれは観ておかねば。

ネタバレBOX

初めて組と脚本は違わないと思うんですが、チャン・リーメイさんのキャラの変化だけでもだいぶ雰囲気変わりました。ちゃんと雰囲気に合うように演出が変わってるのがいい。

坂口さんが今回は妙に演技している感じに見えたのが不思議。噛みまくりなのに。狙っての技術なのか、天然なのか。ちょっと良し悪しあるかな。
露出狂

露出狂

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了

北と東の狭間

北と東の狭間

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2010/05/07 (金) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

暴くな

暴くな

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2010/05/15 (土) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★

観てきた
雲竜チーム。ものすごい勢いで楽しまされた。場内の暑さはきつかった。

月夕~GESSEKI~(満員御礼!ご来場ありがとうございました!)

月夕~GESSEKI~(満員御礼!ご来場ありがとうございました!)

どて劇団

テアトルBONBON(東京都)

2010/05/19 (水) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★

良質なお芝居
今タイトルを見てそういうことだったのかー!!!!と改めて大納得。

最初のダイジェストのような見せ方に「ん?」って思ったものの、平凡なようで劇的なストーリーにどんどん引き込まれた。

よい話だった。
クライマックスでは泣いてしまった。
私の隣のヤンキーっぽい兄ちゃんもティッシュを取り出してました(笑)。




ネタバレBOX

男優人がいい芝居をしていて、光一の立場を明かせないやるせなさ、逆に光一の立場に成り変ってしまった繁の切なさが特にぐっときた。
光一が聡をかばう理由がなくて、納得がいかなかったのだけど最後でちゃんと筋を通してくれた。
そりゃそうだ。そうまでして守りたいものは光一には一人しかいないはずだから。

でも光一死んじゃったのはどうもなぁ。

もしあそこで光と影が約束をせず、真実を公表していたらどうなんだろう。
幼稚園児のしたことだし、正当防衛主張できるのでは?と思ったんだけど、まぁマスコミの餌食にされ平穏な生活は送れなかっただろうなぁ。

さりげに麻巳子役の中川みどりさんがとても素敵。
役柄的にも彼女の役は物語の終盤に近付くにつれ切なくなっていく。
聡にいつか忘れられてしまうかもしれない…。
それだけでも別の物語が一本生まれそう。
『妖怪レストラン 2D』

『妖怪レストラン 2D』

THE 黒帯

アイピット目白(東京都)

2010/05/20 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★

魅力的なキャラクター
妖怪たちが経営するレストラン。
以前同じ設定で上演しているようで、その続編。

登場人物は皆愛すべき妖怪たち。
(一部人間もいるけどね)

なんか最初は、「続編かー、なんか前回の宣伝みたいなのもあってうざいなー」と思ってたんだけど(笑)キャラクターが魅力的なのでだんだんと惹かれていってしまいました。


ネタバレBOX

「絵本化してしまう」ことを「2D」と表現するところが成るほど面白い。
もともと3Dの演劇をどうやって2Dに??と興味そそられて観に行ってしまったもの。

結構馬鹿馬鹿しい小ネタが随所にあるんだけど、(いもむしのお腹がどこだよとか面白すぎた)よくよく見ると絵本に準えたストーリーがとても丁寧につくられている。
ドタバタするだけのコメディにならず、ほろりとするところもあってとてもよかった。

まだまだこの先展開が続きそうな終わり方で、これはさらに続編があるのだろうか?
このキャラクターたちの世界ならまた体験してみたい。
新・八犬伝

新・八犬伝

劇団Spookies

新宿シアターモリエール(東京都)

2010/05/19 (水) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★

スプーキーズ初観劇‥
里見八犬伝が元ネタだけにストーリー展開は比較的わかりやすかったけど、その代わり説明的な部分がちょっと多い(人物紹介の件とか‥)。シリアスな展開の中に時折笑いをはさむという、ありがちなパターンだったけど正直笑いはいまひとつ‥。キャストの多さ(総勢35人)といい内容といい、モリエールではなくもう少し大きな劇場でやれればもっと良かったかな。立ち回りなんかも良かったし、見せ場もあっただけに全体的にもっと派手な演出効果が欲しかった。

ネタバレBOX

滝沢馬琴の原作のというよりは、映画版「南総里見八犬伝」が元ネタなんだろうけど。
老人になった八犬士たちの存在がかなり浮いてた気がする‥
モジョ ミキボー

モジョ ミキボー

モジョミキボー上演委員会

OFF OFFシアター(東京都)

2010/05/04 (火) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★★

ぐいぐい引き込む
ぐいぐい引き込む。役の切り替えが楽しい。OFFOFFの規模で観劇できることの幸せ。

高橋さんの作り方

高橋さんの作り方

グループる・ばる

あうるすぽっと(東京都)

2010/05/14 (金) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★

化学変化が吉か凶か?
たぶん、かなり評価の分かれる芝居だと思います。
チラシからイメージする舞台を求めた人は肩透かしを食うかも…。
私的には、鐘下さんだと、何でもサスペンスタッチだなと、何だか、ストーリーそのものより、ミスマッチに見えて意外とマッチしているかもしれない、鐘下演出に、専ら興味が行ってしまいましたが…。

それにしても、いつも思うのは、松金よね子さんの絶品演技!!
これは、芝居の後立ち寄ったお店で、お隣で飲食されていた、ある有名人母子さんも、盛んにおっしゃっていました。
る・ぱるのお三人の演技はいつもながら、絶品ですが、どうも今回は、一部共演者選びを間違った気もします。
脚本も、趣向に懲りすぎ、せっかくの人物描写が途中から宙に浮いた感じが残念でした。特に、終盤近くの、小細工を弄した感のある脚本が、やや愉快ではありませんでした。
伊藤毅さん、初見の男優さんですが、目を奪われました。眼力がスゴイ!イケ面だけど、フラフラしていない!楽しみな俳優さんをまた一人、みつけてしまったかな。

それにしても、あうるすぽっとの舞台は高すぎて、前方の席だと、終始、役者さんを下から見上げる形になり、観劇に集中できないのが、困り者。
その上、開演前、お隣の方が席を立ったら、何と、椅子が壊れました。
あり得ない!まだ新しい劇場なのに…。
名作舞台はあまりあうるすぽっとでは観たくないなと思いました。  

ネタバレBOX

る・ぱるの三人の女優さんの演技に感嘆しつつ、笑っていると、どうも性に合わない演技をされるお2人の男優さんに、気持ちが白けて、とても残念でした。
鐘下さんの演出は、演出次第では相当コメディになりそうな部分もあるのに、音楽も舞台構成も、サスペンスタッチで、ガジラっぽくもあり、不思議な不協和音の芝居でした。私自身は、この演出、嫌いではありません。
ただ、もっと笑いを取れる部分での、演出の不得手は感じました。

最後の場面の、意外などんでん返しは不要だった気がするし、そうとわかって思い返すと、何故、千葉があの場所にやって来たのか、理解に苦しむところがありました。
ネットカフェ難民の割には、皆さん、すごく高価そうな衣服や、スーツケースを所持しているのも不可解でした。

土屋さん、構成力のある作家だとお見受けしたので、別の作品も観てみたくなりました。

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