最新の観てきた!クチコミ一覧

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オオカミトラム ●望という名の電車

オオカミトラム ●望という名の電車

UDATSU

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/01/20 (金) ~ 2012/01/24 (火)公演終了

満足度★★★★★

うだつがあがるラスト
誰かの役にたてるかもしれない、誰かに必要とされるかもしれない、と思える希望を感じさせてくれました。
設定、展開、オチのどれも発想が素晴らしいと思いました。

討ち上げベイベー

討ち上げベイベー

イッパイアンテナ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/01/13 (金) ~ 2012/01/15 (日)公演終了

満足度★★★

初東京
普段は京都でシチュエーションコメディなどをやられてるとのことで、随所にその片鱗が観れて楽しかったのですが、初のアウェー公演、やはり得意技を観たかったです。

ネタバレBOX

舞台の床部分から色々なものが出てくるのも、良いアイデアでよかったです。
オオカミトラム ●望という名の電車

オオカミトラム ●望という名の電車

UDATSU

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/01/20 (金) ~ 2012/01/24 (火)公演終了

満足度★★★

楽しかったですが・・・
90分が少し長く感じてしまいました。ちょっと中だるみがあったかな?せっかく未来人が出てきたのにあまり活きてないし、(何かドカーンとしたことを引き起こすのかと思ってました)もう少し破天荒な部分があってもよかったと感じました。キャラ的にはオタクも好きだし、人のいいバスジャック犯人もいい。これらのキャラを徹底して追及して欲しかったです。このしつこさが無いため全体にバラけてしてしまった感じが残念。でも、全体の緩く楽しい雰囲気は好きです。

愛と平和。【ご来場ありがとうございました!!】

愛と平和。【ご来場ありがとうございました!!】

バジリコFバジオ

駅前劇場(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/23 (月)公演終了

満足度★★★★

初「バジリコFバジオ」でした
人形と人間の役者の融合(ちょっとちがうか?)と聞いて、ものすごく期待して行きましたら、まさに人形がちゃんと役者として存在していました!!
面白かったです。楽しかったです。

しかし、観終わって、ストーリーを思いだそうとしたらなんかよくわからないというか(笑)
本当に、日曜の朝のスーパーヒーロータイム「楽しかったよ」的な内容でした。そんな中で、あかりさんの言った言葉だけが心に残りました。
「見上げるものがあるっていうのは、下を向くよりいいんじゃないか」
帰り道、月を探して見上げました。雨だったけど。

お姉さん役の浅野千鶴さんの声、すごく魅力的ですね。
偽善太郎さんの植田祥平さんは、個人的にすごく気になりました。
木下実香さん、あかりの役も素敵でしたが、人形を作っているのも木下さんと聞いて、ビックリ、惚れました。西荻窪の展示会、絶対行きます。

ネタバレBOX

作、演出の佐々木充郭さんが、この台本を書くのに参考にしたという「レインボーマン」。
「僕が生まれる前の作品なんで」なんて書かれていて、挨拶文を読んだ時には、「なんか私も聞いたことあるなー」くらいに思っていたのですが、劇中でなんども「インドの山奥で修行」と出てきたので、私の頭の中で突然流れた歌がありました。

インドの山奥で っぱのおじさん カッパにくわれて カトチャン出て来て ちょっとだけよ♪

まさに幼稚園児が好んで歌いそうな歌です。
40年近い封印を解いてよみがえった、これ、レインボーマンの替え歌ですよね。
そして私は、いったいいくつなの?みたいな。

そうそう、ヒーローが、スパナ振り回して人殴ったり包丁で人刺したりって、とっても新鮮でした。
おてあげラプソディー

おてあげラプソディー

春の日ボタン

「劇」小劇場(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/23 (月)公演終了

「おてあげラプソディー」
5本のオムニバスが最後に収束するこの形式はとても見やすい。

ネタバレBOX

見終わって振り返ると、
「人の話を聞かない人に振り回される」
ことが、自分はとても嫌いなんだなと気付いた。(仕事で苦労したから...)

だから「コンミスと司会」の話は笑えなかった。
心の中で「コンミス、なぜひるむ!こんなやつはクビにしなさい」と現実モードに入ってしまった...。
周りで、笑っているお客さんもいたから、私が固いのだろうが、
コンミスが司会の言うことを聞かなければならない事情を、もう少したててくれると、私も楽しめたのかもしれない。

他のお話は楽しかった。
第一話で、二人の執事が回想シーンで色々な人に成り代って演じるのも好きです。
お伽草紙/戯曲

お伽草紙/戯曲

劇団うりんこ

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

「お伽草紙/戯曲」
役者の身体も発声もしっかりしていて、テキストや演出を見事に受け止めていた。名古屋のうりんこ劇場での初演を見られなかったことが、返す返す残念である。

びんぼう君

びんぼう君

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2012/01/17 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★

久しぶりの五反田団
実は私、役者・前田司郎があまり好きではないんです…。(ファンの方々、申し訳ございません。)
でも、作・演出の前田さんや作品は好きなんです。
そういった訳で五反田団本公演はしばらく避けておりました。
大好きな劇団The Shampoo Hatの黒田さんが演じられるということなので観にいきました。

ネタバレBOX

お父さん、息子、クラスメイトの女の子、3人のとある日。
あだ名が「びんぼう君」の息子、月をスケッチすることになり2畳一間のアパートにクラスメイト4人を呼ぶが、案の定来てもらえず女の子だけがやってくる。

地味な貧乏くさい時間が流れ、見ているこっちまでしみったれた気分になってきます。それが面白く感じてくるから可笑しい。新菜さんが出て来てから俄然面白くなりました。
一番笑ったのはお父さんのお人形遊び!黒田さんが広島弁?で刑務所上がりのサザエさんを熱く演じるシーン。抱腹絶倒!あれは卑怯だよ!
DVDで見たら大声上げてゲラゲラ笑うこと間違いなし。
新菜さんの「ままごと」連発も面白かった。パントマイムで鞄を持って出て行くシーンをなぜか包丁で刺すと勘違いし、うわ、ダーク。と思い一瞬焦りましたごめんなさい。
大山くんは、大山くんは、普通かな…。しゃべるときアゴを上げるというかクセがあるのが気になります。

五反田団らしい"ゆるさ"しっかりありました!
星3ですが、3.5です。

ポストパフォーマンス餅つき
初餅がまさかここだなんて。笑
きなこと大根おろしご馳走さまでした。
前田さんが「もう餅の思い出しか残らないよ」とボヤいて笑った。
ヅッコケ3人組の稽古場有料化反対闘争

ヅッコケ3人組の稽古場有料化反対闘争

笑の内閣

京都市東山青少年活動センター(京都府)

2012/01/20 (金) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★

役者頼み。
好きな役者さん(クールキャッツさん、2号さん、キタノさん)が出演されるということで楽しみにしていました。確かに役者さんたちは面白かったです。ですが、役者さんたちの持っているキャラクター、ネタだけで芝居を作っています。広い舞台であるにもかかわらず、こじんまりと平面的で動かず。ためしに目をつぶって会話だけを聞いてみたのですが、動きが見えない分、妄想できてそっちの方が面白かった。どうせ演出がないのであれば、拘束せず、役者さんたちの自由に動かせば面白くなったのにと思います。あと、客席の設営に難あり。地べたに座布団。座布団ではなく、風呂場のゴムマットのようなものが敷かれただけの席もあり。2時間、つらかった。腰が痛い。予約で人数が把握できるのですから、少しは考えてください。

風に乗れ!私の想い…

風に乗れ!私の想い…

演劇集団Nの2乗

中野スタジオあくとれ(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

希望の光
少々詰め込み過ぎ感はありましたがまとまっていました。

ネタバレBOX

賢い息子が災害時における同調バイアスや愛他行動などの心理面を解説したり、家庭の揉め事を整理したりしていました。詰め込み過ぎなので、短時間に解決するには仕方ないのかもしれませんが、社会経験の乏しい大学生の訳知り顔は少々鼻につきました。

実家を再建築するには資金的負担が掛かるにも拘わらず、不動産会社としては専務の立場でもある再婚相手の奥さんがずいぶん物分りがいいのにも感心しました。

それでも、被災地で食堂を開ける希望が見えて良かったです。

冒頭の瓦礫の山が、いつの間にか居間のテーブルや車になったりする場面転換は素敵でした。
ドブ恋

ドブ恋

女々

千本桜ホール(東京都)

2012/01/17 (火) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

観劇
プロのプロによる作劇。
無駄が無く、美しかったです。
小岩崎さん、お疲れ様!

ニトロ

ニトロ

ゲキバカ

G/Pit(愛知県)

2012/01/12 (木) ~ 2012/01/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

狭い空間でもパワフル
名古屋で新年公演、おめでとうございます、
東京吉祥寺等の劇場と違い、小さなステージでなにも飾りがなく、ただただキャストの体、演技、そして情熱で勝負しましたね。

最初から笑いっぱなし。そして最後はしんみりと、やはりゲキバカらしく、
熱く、おかしく、せつなく、パワフルで。。。堪能いたしました。

もうすこしダンスがみたかったかな?
名古屋に、『ごんべい』、『0号』、『おぼろ』級の規模のお芝居を
いつか持ってきて頂けるといいな。

ガールズロック!

ガールズロック!

lovepunk

テアトルBONBON(東京都)

2012/01/17 (火) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★

全然ロックしてな~い!
すごいイラっとした。だってさ~・・以下ねたバレバレBoxにて

ネタバレBOX

DV男に殴られっぱなし、言われっぱなし、やられっぱなしで、反撃なし?しかも「ごみ」なんて自虐的な歌まで歌った上に、最後は「夢を見させてくれてありがとう!」って、全員揃いも揃ってMかよ!ロックは反骨精神だから、殴られたら殴り返せ~!最後はDV男をぎゃふんとさせる痛快な展開にしてほしかった~。それがロック魂!
おてあげラプソディー

おてあげラプソディー

春の日ボタン

「劇」小劇場(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/23 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しかった
春の日ボタンさんの作品を見るのは二本目、オムニバスで最後にそれぞれの話がつながっていくのですが

一番最初?の話がちょっと「ん?なに?え?」と困惑してしまいましたがその後のお話がどれも面白くて、ラストに話と話の線がつながった時は「あぁ、そうなるのか」と爽快な気持ちになりました。

ネタバレBOX

執事がつかえてるお嬢様が出てくるのかと思いきや出てこず…出てきたらもっと面白いことになっていたのではないかと思っています。
びんぼう君

びんぼう君

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2012/01/17 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

シュールな話し
2畳間が舞台。登場人物は3人、しょうもない会話なのだけど、にやりとさせてくれる。
『じみへん』という漫画のシニカルさに似ているような気がした。

熱海殺人事件~モンテカルロイリュージョン~

熱海殺人事件~モンテカルロイリュージョン~

THE EDGE

EPOK(大阪府)

2012/01/20 (金) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

芝居は非常によかったんですが…
盛井さんと倉増さんはグラスホッパーズさんの公演で、白井さんは悲願華さんの公演で拝見し、非常によかったので今回楽しみにして行きました。
ちょっと観客が少なかったので、客いじりのときは観ていてつらかった(演者の方も?)ですが、芝居は非常によかったです。
ただ他の方も書かれていましたが、髪切りが必要かと?それがTHE EDGEの主旨と言われればそれまでですが、皆さんがすばらしかったが故に何とも言えない気持ちで小屋を後にしました。最後に水木さん1位おめでとうございます。僕も1票入れました!

誰かの星空

誰かの星空

冬の公会堂企画

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/01/18 (水) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★

1点不自然なところがあるのが惜しい
病院が舞台の複数の既視感を伴うファンタジー。
キャラメルボックス風な味わいも含め総論的には良いのだが、1箇所物語を進めるためとはいえ不自然なところ(ネタバレ欄にて)があるのは10年前の作品ゆえか?
なお観ながら初演時の配役を勝手に想像して楽しむ。

ネタバレBOX

他人(あるいは患者本人)が耳にする危険のある場所で病状等に関する重要な告知をするのは無理がある。
他の部分は「芝居のウソ」として容認できるが、現実に近い部分でこのような無理を通すと全体が「嘘臭く」なってしまう気がする。(三谷幸喜の映画『ステキな金縛り』で同様のことを感じた後だけに特に気になった)
『渡り鳥の信号待ち』

『渡り鳥の信号待ち』

世田谷シルク

シアタートラム(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

スケールアップ!
初演より広い会場となった分、出演人数のみならずあれこれスケールアップして観応えあり。
また、結末を知っていればこその伏線的なモノも読み取ることができて再演の楽しさも満喫。
しかし地方は違う舞台美術って何?観たくなっちゃうじゃないかぁ!

アドバタイズドタイラント【ご来場ありがとうございました!!】

アドバタイズドタイラント【ご来場ありがとうございました!!】

The end of company ジエン社

d-倉庫(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★

「その場に居合わせている」感覚
初見だった前作と通ずる世界観はイマにも近未来にも思われ、同時多発会話も相俟って妙に現実的で「観ている」のではなく「その場に居合わせている」感覚が独特で惹かれる…ってか「引きずり込まれる」の方が的確?

オオカミトラム ●望という名の電車

オオカミトラム ●望という名の電車

UDATSU

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/01/20 (金) ~ 2012/01/24 (火)公演終了

満足度★★★

ゆるい、たのしい動きとはなにか?を研究して笑わせろ!
台詞語り過ぎで笑うタイミングがとれない。筋追いで台詞がサスペンス過ぎ。面白いキャラ、面白い行動などがない。ナンセンスで語らず、台詞なく、ゆったりした動きで笑わせたいところだが、観客に笑ってもらうツボを決めて、さあここ笑うところですよーって役者全員の協調性が必要。発想、アイデア、企画は一流、構成は2流。笑えないハードボイルドだった。台詞無しでドカンドカンと笑わさないと未来は暗い。着想は良く、いいものもってる安見さん。構成力つけてほしい。笑いを武器にするならもっと徹底して、馬鹿になってしつこくチャレンジ。前説はかなり笑えた。前説楽しいのに本編たのしくない、なぜ?役者は西村蛍、伊藤優希が目立つ。成川、えこも合格点。全員主役扱いはやめよう。一体どのキャラが主演、準主演かしぼられてない、感情移入できない。一体誰のはなし?                                                                        

アドバタイズドタイラント【ご来場ありがとうございました!!】

アドバタイズドタイラント【ご来場ありがとうございました!!】

The end of company ジエン社

d-倉庫(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

掴めたかも
過去の公演を観て強い魅力を感じつつ、
一方で
理解できた実感のようなものが希薄だった
作り手の作品でしたが・・・。

今回は、それが作り手の意図とは全く違ったものであっても、
明確に作品のイメージを自らに広げることができました。

ネタバレBOX

客席に座ると、
舞台上にはすでにある種の空気が作られていて。
そのまま、どうやらシーンが展開していることに気づく。

舞台上のあちこちで交わされる会話に
いくつかの世界と感覚が浮かんでくる。
謝罪会見をしたがっている男たち。
映像や写真で、
被災地のドキュメンタリーを取ろうとする男や女、
広告の意義、
新しい明日を語る人、
軽質で耳触りのよい音楽
そして、そこには
空間を会議室となし、被災地となす表現の力が編み込まれていて。

この劇団の過去の作品と同様に、
始まってから暫くは
まるでパズルを置かれたように
舞台を眺めていました。
伝わってくる感覚は確かにあるのに、
それらが舞台上の断片的な表現と繋がってこない。

でも、登場人物の耳から外れたイヤホンから
流れ出してくる音楽が聞こえてきて、
それが、再び耳にセットされて途切れた時
ふっとそれまで目の前の動作や言葉ではなく
その向こう側に垣間見えている空気のようなものに
焦点がずれたような感覚がやってきて。

で、その空気のリアリティに気がつく。
そして、その感覚の先に舞台の事象を観ると
繋がらなかったものたちがひとつの世界として
そこにあることが分かる。

なんだろ、目に良いとかいって立体視の訓練をさせるような
本があるじゃないですか。
あれで初めて絵面から奥行きが見えた時の驚きに近いものが
突然に訪れて愕然。

そこには、震災後の、
しっかりと精度をもった空気のスケッチがあって、
それらの変化の記憶と今が
しなやかに可視化されていることに気づく。

一色に塗りこめられることのなかった
この国の空気、
同じベクトルに走ることのなかった危機感、
一方で閉塞感への苛立ちや
理想へ吸い寄せられていったり、あるいは嫌悪される感覚・・・、
そして、
たくさんの失われたものが存在するなかでも
日々の感覚が喪失したわけではない。
この作品には
マスプロダクトなイメージや枠組みにとらわれない、
もっと自由な息遣いと暮らしの俯瞰があって。
広告や表現を作る側の意識や
作品のイメージが導くものと
一人ずつの生きることの間での同化と乖離が
混在した一つの世界の俯瞰のごとく
観る側に広がっていくのです。

それらは、均一に染められたりすることなく
ぞくっとくるほど細緻に表現された
震災から10ヶ月たったこの国の今の肌触り、
そして、明日への展望となって
観る側を浸し込む。

作品を支える
作り手の恐ろしいほどの感性と
デッサン力、さらには空間の構成力を実感。
観る視座が変わって、役者たちの秀逸がわかる。
舞台美術やライティング、
そして、たとえば被災地を取材するものたちが歩くベクトルなどの
演出のうまさに舌を巻く

まあ、受け取ったりひろがったものが
作り手の意図したものと全く違う可能性は十分にあるのですが、
でも、それも含めて演劇なのだろうと思うし、
震災や震災後の描写を含んだ作品を観るときの
ある種の行き詰まりや拘束からの開放感と
誤魔化し得ない実態の質感が
劇場の外で現実に過ごすこの時間への、
新たな視野を運んできてくれたわけで・・・。

作り手が編み上げた作品の見かたを
完全に理解したとはいえないのですが、
少なくとも私には、
これまでに体験したことのないような
新しい感覚で
ひとからげにしない今を感じることができた作品でありました

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