
ナツメ
ナ・ポリプロピレン
中野スタジオあくとれ(東京都)
2013/12/27 (金) ~ 2013/12/30 (月)公演終了
満足度★★★★
暮れの定番
すでに見た友人らの話から、劇中ドラゴンボールネタがたっぷりらしいということは判っていたが、これほどとは…! というくらいドラゴンボールびたし。
アニメはほとんど見ていないけど、一応原作まんがは全巻読んだので、なんとかネタで笑わせる部分では笑えたアタシ(^^;
あのおたくの鬱陶しいほどの無意味な熱さ…笑えると言うより実際いそうで苦笑。

片鱗
イキウメ
青山円形劇場(東京都)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
さすがイキウメにハズレ無し
やっぱりおもしろかった。今回は、ちょっとオカルトというか、怖いお話。
手塚とおる氏が出るというので、これもたのしみだったのだが…

地を渡る舟 -1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-
てがみ座
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★
初てがみ座
てがみ座は、今回初めて観る。
ハイリンドの多根さんが客演するというので観ることにしたのだが、それまで劇団の名前さえ聞いたことが無かった。
評判が良さそうなので楽しみにしていたが、内容についての前情報はほぼゼロ。民俗学についての話らしいと小耳に挟んだくらいだ。
客席を見回すと、割と年齢層が高そう。平均すると50代くらいだろうか。
開演に遅れてくる人や、上演中にガタゴト大きな音を立てて身動きする人などが多かったのが少し気になったが、携帯などは鳴らなかったので本当に良かった。
肝心のお話はといえば。
戦中から戦後にかけての日本が舞台。
宮本常一という実在の民俗学者が主人公。彼を含む研究者たちの集まり、“アチック・ミューゼアム”とそのパトロンである渋沢敬三の物語。
民俗学に対する情熱を題材にしながら、それに絡めて戦争をも描いている。それと夫婦のあり方までも。
ドキュメンタリーもののスペシャルドラマを観たような感じ。
硬すぎず、ちょっとした軽みも交え、でもってしっかりと人間を描いていて見応えがあった。
劇的に、わーっと面白い!という訳ではないが、じんわり素朴に「よかった」。
役者さんがみなさん達者で、何の危なげもなくて素晴らしい。
渋沢敬三氏の息子さんが観に来られたらしいが、「思い出を観ているようだ」とのこと。
脚本家の方がツイッターで発信したのだが、それを読んで──私が話を書いたわけでもないし、演じたのでもないが──なんだか嬉しくなった。
終演後のアフタートークも、いろいろと興味深いお話を聞けて面白かった。
民俗学は何となく興味はあったのだが、この機会に宮本氏の著書『忘れられた日本人』を読んでみようとおもう。

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!
おぼんろ
ワーサルシアター(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了
満足度★★★★
笑いと涙に揺れ動く芝居
なんと芸達者な役者たちだろう。物語自体の印象はかなり単純。それを役者の力量で引っ張って行ってしまう。観客を巻き込んで笑いを取り、真剣に演じて泣きを取る。それを味わうだけでも面白いと思う。

アコヤの木第二回公演『ハッスル神功!!!』
アコヤの木
天満天六・音太小屋(大阪府)
2014/05/12 (月) ~ 2014/05/14 (水)公演終了
満足度★★★★★
そんな少女がいたのよ
このチラシの笑顔 今見ると時代を乗り越えた女性の力強さを感じます 少女から ゆっくりと 徐々に変わって 優しい声で話す 真っ白な照明がいい 面白かった ハンガーで作られたツリー
時代は、そこに乗らない者が作って 最後のシーンの繰り返すセリフから真っ白な照明の中の場面がとても綺麗でした。
角を持つ人間はいなかった 戦 多くの人が死んだ その後どうやって生きてきたかわ些細な事 // 言葉を紡いでいる 昔々神の声を聴く少女がいた そんな少女がいたのよ //

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★
変わらぬクオリティ
変わらぬクオリティで芝居を作られるのが凄いです。今回も、あまり取り上げられることのない史実を題材に、濃密な世界が広がります。役者さんの演技は言うことなし。抜群の安定感です。
ただ、上演時間2時間15分という長さもさることながら、クライマックス(私としてはセルゲイの正体がわかるところが一番の盛り上がりでした)の後が長く続いたという印象です。これまでの作品と違い、強烈なインパクトのある登場人物がいなかったから、そのように感じたのかもしれません。

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜
X-QUEST
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
王子、行ってきました!
期待通り!ダンスも殺陣もお芝居も格好良かったぁ(≧▽≦)
ブラック西遊記の時は最後列から舞台を俯瞰するように観たんですが、
今回は最前列から役者さんを見上げてみたので、皆さんの細かい動きや表情まで楽しめました♪
終演後の撮影会でいっぱい写真撮っちゃいました(笑)

パゴダの王子
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2014/06/12 (木) ~ 2014/06/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
見蕩れちゃったねー、面白かった^^
小野さん福岡さん湯川さん主演回を観劇。
政治的に読み解こうとかしちゃえば、それこそどっち寄りにだっていっくらでも野暮野暮な物言いとかできちゃうんだろうけど、そういうこと頭から取っ払って楽しめちゃうくらい隅から隅までちゃんと面白く惹きつけて/魅せつけてくれるバレエだったなー。
主人公たちの子供時代を演じてたまだ子供のダンサーですら、ちゃんとそこに意識の通った「芝居」があったんだもん。
振り付け/ダンサーだけじゃなく、ブリテンの音楽の古今東西ごった煮なおもしろさ、美術や照明の思わず飲み込まれてしまいそうなうつくしさ、すべての要素が印象的。
髷に袴で踊る男性コールドバレエ、ってのもなかなかどうして、いいもんだなあ、とも。
この演目、これからもずっと上演を重ねて行ってほしいなあ。
米沢さん菅野さん主演回のチケットもとってあるので、今からとても楽しみ。

眠る男
吉野翼企画
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1133(14-171)
19:30の回(曇)。19:00開場で実質開演~21:19終演。入って左がメインの客席でコの字型配置。上手、ピアノ、ベース、ギターとパーカッションの3名。役者、ダンサー、奏者による130分、終演後の面会なし。
そこにあるのは濃密な異界。原作はネットで閲覧可、帰りの電車で斜め読みしてもやっぱりお話はよくわかりませんでしたが「舞台」の設定、流れる「時」の毒々しさがとても印象的。
佐々木さんは同じここで「半神」を観たのが初めてで4作目になりました。西出さん、山羽さんも「半神」出演者。石井さんは直近ですと「赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み(キ上の空論2014/5) 」。点滅さんも2作目。
バンド演奏がこれまた素晴らしい。
※一緒に観に来た女性の位置がちょうど空調直撃だったそうで、かなり寒かったと言ってました(隣の私は普通でした)。

時をかける稽古場
アガリスクエンターテイメント
サンモールスタジオ(東京都)
2014/06/07 (土) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
笑って泣いた
面白かった。随所で大笑いした。こういう内容でまさかという感じで、最後にガッツリ泣かされた。演劇って素晴らしいと思いました。アガリスクエンターテイメントにハズレは無いですね。次回公演も是非観に行きたいです。

キャッチ・ザ・レインボゥ
My little Shine
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★
贖罪!
話の内容は面白かったのですが、登場人物の登覚えにくい名前はなぜ!
オープニングの役者個々の紹介は顔だけじゃわかりません。映像でもいいので名前も映すべきだと思います、少なからず知ってもらいたい為の紹介でしょ。

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★
勉強不足なんで、
どこまでが史実で、どのあたりがフィクションなのかよくわかりませんでしたが、前作の大正天皇に比べると、インパクトはなかったかも。ラストが凡庸な気がして勿体ないカンジ。世界史と道徳の授業を受けた気分ね。まぁ、でも貴重な劇団なのは間違いないけど。

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
テロリストたち
「世界大戦勃発の発端」として、その地名ばかりが記憶に残っていたサラエヴォ。
主義・思想を超えて“不満”で繋がる若者たちのエネルギーが生々しく描かれ
“大人の事情”に利用されていく過程がリアルで迫力があった。
生き残った二人の回想というかたちで現在と過去を行き来する構成が秀逸。
怒涛の事件当時と、老人の振り返りの対比が鮮やか。
こういうテーマに普遍性と現在を重ねる制作側の視点に感動する。

同居人〜それでも朝はやってくる〜
劇団裏長屋マンションズ
ブディストホール(東京都)
2014/06/10 (火) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
親の思いの深さ!
通常このような話はハッピーエンドというのが相場だ。しかしながら、今回の話はそう単純にはいかない。脚本の奥深さを感じる。
私の好きな舞台美術は申し分なく、大劇場のセットと言っても言い過ぎでないぐらい素晴らしい。俳優陣の個々のキャラも個性的で無駄がない(唯一必要ないと思われた人もギャグになっていた)

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
静
比較的、静かに話の中身を伝えようとしているように感じた。
ストーリーをリードする2人の雰囲気や照明の使い方が絶妙だった。
人の感情の起伏ではなく、それぞれの登場人物の考え方や人となりを丁寧に魅せてくれた。
こういう雰囲気も好きです。
あとそれぞれの役者さんがいい。(何度も観ている役者さんが多いからというのもあるが)どの役も顔を覚えている。それぐらい役の違いが明確。あとでネタバレに書きます。
会場の件は多分同じようなことを感じるけど。
おまけ:いい作品は観てきた!の出足が早くて安心する。

2014年版 BANRYU 蟠龍 ご来場ありがとうございました。
世仁下乃一座フェアアート/岡安伸治ユニット
座・高円寺1(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★
身体表現の素晴らしさ
楓組観劇。座高円寺1の広い舞台を役者7名が出ずっぱりで動きまわる。それは素晴らしい公演だった。
現代民話…東北地方の龍脈のへそにあたる、今は過疎化した村に伝わる物語である。少し長くなるが作・演出の岡安伸治氏の文章を引用させてもらう。「人間の両の手に持てるものには限りがある。何かを手に入れるために何かを失うことを覚悟しなければならない。人間の欲に限りはなく。過疎の村は生き残るために何を選ぶのか。」と…。そこに引用した設定は”核”に関すること。しかし、この公演について言えば、あまりに現代的な問題を絡めている。確かに、今切り出すのが旬であろうが、もう少し時を経て考察しても…。
いずれにしても、役者のダイナミックな「現代版奉納芝居」は素晴らしい。
今後の公演にも期待しております。

デッサン
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★
情緒的かな
主人公は若年性痴呆症という説明文…もう少しこの問題を正面から捉えた公演だと思っていた。
さて、本題だが若年性痴呆症になった妻を温かく見守るその家族、そして夫との出会いを絡め、過去・現在を交錯しながら進展する公演である。先にも記したが、現代社会の大きな問題である認知症に関する捉え方が、あくまで個人的、家族的な視点で描かれており内包している重要性が感じられなかった。確かに家族との関わりは愛情溢れる演出であり心温まるが、やはり物足りなかった。もう少し社会性に踏み込んでいたら、さらに深みのある公演になったと思う。
タイトル「デッサン」の思いは伝わるが、今後の「デッサン」はどうするのか…その暗示となるような場面が欲しかった。
公演全体を通じてみれば、演出・演技は素晴らしく見応えは十分である。また、舞台美術も雰囲気がある作りで好感を持った。
今後の公演にも期待しております。

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!
おぼんろ
ワーサルシアター(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了
満足度★
大いなる子供騙し
主役のキャラがイタくて耐えられませんでした。最初の長い長い口上が至極どうでもよく、本編が始まる前に心が離れてしまいました。つべこべ言わずに始めてほしかったです。こんなに内輪にまみれた舞台は久しぶりに観ました。何の疑いもなく観客は味方だと思ってるんじゃないでしょうか。おぼんろ、この劇団名二度と忘れません。

六月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2014/06/01 (日) ~ 2014/06/25 (水)公演終了
満足度★★★
吉右衛門さんが圧巻の夜の部
休憩込みで5時間近くの長丁場でしたが、だれる場面もほとんどなく、子役の初々しさからベテランの妙技まで歌舞伎の様々な面白さを楽しめました。
『蘭平物狂』
尾上松緑さんの長男で今回が襲名披露となる左近さんが、劇中で松緑さんと親子の役を演じていて微笑ましくもしっかりとした演技をしていて、見応えがありました。
あまり展開も無いままに唐突に立ち回りになり物語としての面白みは無いのですが、アクロバティックな技が沢山盛り込まれた立ち回りが賑やかでした。ラスト直前で口上があり、晴れやかな雰囲気がありました。
『素襖落』
使いで伺った先でもてなしを受けたことを隠そうとして、それを知った大名にからかわれるという、狂言を元にした舞踊劇で、松本幸四郎さんの酔っ払いの演技と市川高麗蔵さんの色気のある踊りが魅力的でした。
『名月八幡祭』
田舎から反物を売りに来た真面目な男が芸者に心を奪われて、騙されたのを知って発狂する凄惨な話で、古典的な様式美はあまりないものの近代的なドラマ性の高さに引き込まれました。雨(新しい歌舞伎座になってからの初の本水使用とのことです)の中で女を殺めた男が御輿の様に担がれて退場した後、誰もいなくなった舞台に月が昇り、雨で出来た水溜りに月影が映る終盤の展開が強烈な印象を残しました。
中村吉右衛門さんが人の良い田舎者から狂人への変化を強烈に演じていて素晴らしかったです。
この演目の開演は19:30と平日の仕事帰りでも間に合う時刻なので、幕見でこれだけでも観る価値があると思います。

毒舌と正義
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2014/06/06 (金) ~ 2014/06/12 (木)公演終了
満足度★★★★★
さすがだ
ワンツーワークスの芝居は観る側に強烈に問題意識を投げかける。今作でもやはりそれは変わらない。どちら側にも正義はある。どこで誰とどのように折り合いをつけて落ち着くか。大小の差はあれど,どこにでもその選択は転がっている。また,考えてもいなかった他人の思惑や行動も。とにかく,この芝居,ホンも演出も演技も申し分ない。最初から最後まで,ただただ物語に引き込まれるだけだった。とっても満足である。