最新の観てきた!クチコミ一覧

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よみ人シラズ

よみ人シラズ

ナイスコンプレックス

吉祥寺シアター(東京都)

2015/09/09 (水) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★

ふ~む歌の出自や背景は理解できたけど
・・・まぁ何となくですが(^^;)

見せ方がユニークで目新しい感じを受けましたが、
チトむつかしくも感じたなぁと思えた2時間15分。

ネタバレBOX

パイプ椅子の組上げとか動かし方はユニークで楽しめた
Unbreakable -アンブレイカブル- 第二章

Unbreakable -アンブレイカブル- 第二章

演劇レーベルBo″-tanz

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/09/10 (木) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★

作品世界観に入り込めるかどうか・・でしょうかねぇ
前説が前回説明と作品世界観の説明になってて楽しく話してくれてました♪

結構SFは好きですというか大好物なんで、
いろいろと知ったような設定やら単語やらが出てきて面白くはあったが。

ちと消化不良気味に感じた2時間強の作品でありました

そうそう重要事項が一つ!
先渡しされるパンフレットの折込にはネタバレがあるので
物語を先に知りたくない方は読まないようにと!

ネタバレBOX

対立する2グループと言う構図があまり感じられなかったです

現実問題でもある”イチエフ”の放射能問題を固有名詞変更にて表現してました
これはSF的に上手いかしら

舞台セット背景に動画を表示して天使の羽とかの表現は良かったが、小さめの字はチト読み辛かったかしらねぇ・・・。

話は追う側がメインで進みまして、でかくなったムカデさんを退治して一応の解決をみるのですが。 魔法を無効化できるキャラの出自が・・・・って次回に続くとなりましたわ。
あの日はライオンが咲いていた

あの日はライオンが咲いていた

PocketSheepS

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/09/10 (木) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

こういうの好き。
記憶もの。というより、オモイデものか。
初演は観てません。

1995年だったら☆5つつけてた。というのも、良くも悪くも演出やビジュアル的な画ヅラに古臭さを感じる。好意的な表現をすれば、現代小劇場演劇におけるクラシック…かな。

今回は小泉匠久が世界のド真ん中にいる、という構図でないこともあって楽しめた。

ヒロインの高津春希改め高津はる菜の技術力が突出している。ほかにも「上手い」役者はいるが、ちょっとした所作や声の使い方など、一人だけ明らかにレベルが違う。抜群の美形というわけではないかもしれないが華もある。

もう一人、衣装と振付も担当している和泉奈々。アナザーヒロインあるいはアイコン的な位置。この人もバレエによって磨かれたと思われる身体表現のレベルが高い。ただある方向を指さすだけの動きにも美しさと、かつ落ち着きがある。

この二人だけでも十分に観る価値がある。

終盤、阿久津優と小泉匠久の弱った男対決みたいなのも見どころ。

きむらえいこ。独特の脂っこさがいい方向に働いている。

阿部晃大。いつも通り、この人だけ中学生日記みたい。

植草みずき。爬虫類系の顔立ちにはOLよりも海賊や盗賊の役の方が似合う。

ところで、ここの作品は以前から「会社」の描写にリアリティが感じられない。衣装がビビッドすぎるのも関係ありそう。

キャストの固定化も気になる。それも個別の役者さんが、というわけではなく、こういうやつ担当、みたいな役者さんが、候補が何人かプールされてる中から選んでいる、ぐるぐる回してる感じ。

僕は小劇場35歳定年説というのを唱えていて、そう考えると高齢化が進んでいるこういう座組の賞味期限もそう長くないのかもしれない。

ネタバレBOX

ごく大ざっぱなプロットとしては前向性健忘の話。
シザーブリッツ「永遠にムーン」
SANETTY Produce「ロストマンブルース」
のように題材としては使い勝手がいいのか比較的よくある話。
そこにEDELという「装置」を持ち込んで若干のSF色をつけて展開したのがポケシのオリジナリティ。

ストーリーテラー(狂言回し)の一人が実はコトの当事者だった、という演出も
ボクラ団義「鏡に映らない女 記憶に残らない男」
等、それほど独特というわけではないがオリジナリティ含めうまくまとめている。
ミズトイノリ - water angel

ミズトイノリ - water angel

KARAS

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2015/09/05 (土) ~ 2015/09/10 (木)公演終了

満足度★★★★★

無題1591(15-280)
19:30の回(曇~雨)。2回目、最終日です。

19:01開場、19:35開演~20:36終演。

今夜は位置を変え上手側の席、まるで月が傾いて、観えるものが違ってくるような感覚。

絶え間なく押し寄せる波、渦巻き、(月の)明りを反射し、淀み、繰り返し、無限の周期を繰り返す水。

穏やで透明感のあるなせせらぎ、恐ろしいまでの轟音、生命を宿す水、季節を表現する水。

荻窪の「APPARATUS」よりは広いようにみえますが、まったく無駄のない空間という印象でした。

今夜は外国のお客さんも多く、予定変更してよかったと思いました。

勅使川原さんは「氷」強い意志、冷たさとその裏側にある熱さ、佐東さんは「水」自由にカタチを変え静と動とを兼ね揃えている、鰐川さんは「水蒸気」軽やかな飛翔、熱くなれば上昇し、また下降する。

観ていてそう感じるのでした。

2015時代を創る現代舞踊公演

2015時代を創る現代舞踊公演

(社)現代舞踊協会

渋谷区文化総合センター大和田・さくらホール(東京都)

2015/09/08 (火) ~ 2015/09/10 (木)公演終了

満足度★★★★★

3日目を鑑賞
鈴木泰介・贄田麗帆がコンビネーションがとても良かった。最後の「闇の中の祝祭」は名作の再演と銘打つだけあって、まさに名作だ。作品の軸がしっかりしているし、群舞がよく活かされている。

深海大戦争

深海大戦争

パラドックス定数

上野ストアハウス(東京都)

2015/09/08 (火) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

喝!
最後のあいさつでそれを言ってはいけないよ。その姿勢に喝。

微糖エナジー

微糖エナジー

劇団コミックパワーボックス

ACT cafe(大阪府)

2015/09/04 (金) ~ 2015/09/06 (日)公演終了

満足度★★★

5本のオムニバスを楽しく拝見
5本のオムニバスが合わさって一つの物語になっていました♪
楽しく拝見しました。

エンディングの鬼太郎のリピートも好きでした♪

ネタバレBOX

コメディのためか、キャラがコロコロ豹変するギャップのお笑いでしたが、キャラが少し把握しづらかったです。
後、個人的な好みですが、各オムニバスの間を無くして、叩き込む感じの方が好みです…。
空気ノ機械ノ尾ッポvol.22

空気ノ機械ノ尾ッポvol.22

空気ノ機械ノ尾ッポ

テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)

2015/09/10 (木) ~ 2015/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★

空気的ミュージカル
空気的ミュージカルとのことですが、うーんなんとなくしっくりきます。渾身の力で汗びっしょりになって演じる姿は観ていて清々しくなりました。

ネタバレBOX

舞台セットはないのに、ここまでリアルに舞台を想像させるのはすごいと思います。隙間を隔てた空間、宇宙人、よく理解できない設定でありながらも、話にひきこまれていくのはなぜなのでしょう。言葉では表現できない魅力があり、おもしろかったです。
【東京千秋楽!!】ブリッジしたのはカンガルー(※当日券若干枚!!)

【東京千秋楽!!】ブリッジしたのはカンガルー(※当日券若干枚!!)

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

ワーサルシアター(東京都)

2015/09/09 (水) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

プロフェシー[prophecy]・・・【名詞】予言
最前列のエキサイティングなんちゃら席で観て来ました。
その名の通りエキサイティングな演技が目の前で繰り広げられてとても満足。前日から引いていた風邪も、役者さんの熱でどこかへ吹き飛んでいきました。

ネタバレBOX

ここからがネタバレです。
「観たい!」で書いた『ブリッジ』と『カンガルー』という一見何ら関わりのない単語が繋がるように、反発し合う二人の仲が繋がる様がコミカルに描かれていました。
途中何の脈絡もなくショートコントが始まったと思ったらそれも意外な方向から繋がっており、「あっ!」って気付かされたシーンもしばしば。何よりずっと笑えました。
次の舞台も機会があれば観に行きたいです。
Unbreakable -アンブレイカブル- 第二章

Unbreakable -アンブレイカブル- 第二章

演劇レーベルBo″-tanz

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/09/10 (木) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

アハ体験的な快感が
知らぬ間に散りばめられていた数々のフラグ。
断片的な情報がつながって、視界が開けるような瞬間が堪らない。
話の作り込み方が半端ない。
繰り返し観たいし、脚本もじっくり読みたい。

※リピします


余韻に浸る隙を与えず、スピーディーに展開する。
見終えた直後は目の前で様々なことが起こりすぎて
放心状態に近いような感覚に襲われた。

今も思い返して、楽しんでる。
大満足でした。

ネタバレBOX

グリゴリ側が魅力的すぎて、相当肩入れしながら
観ていました。
涙が幾度となく頬をつたって、やるせない気持ちに。

好きだ。
倒さなきゃならないのが切ない、、、

そして続きが気になって仕方ないラスト。

あぁ、また1年お預けか、、、
堪らなく観たい、続きが。。。
果てまでの旅

果てまでの旅

玉田企画

アトリエ春風舎(東京都)

2015/09/05 (土) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

懐かしさを感じました
とても面白い舞台でした。最初から最後まで、クスクス笑っていました。自分の中学生の頃を思い出し、こういう子っていたなぁ、とか、誰々さんに似ているなぁ・・とか、色々な事を思い出し、懐かしい気持ちになりました。役者さん達の演技も素晴らしく、それぞれのキャラクターを好演していました。何とも言えない微妙な表情や動きが、とても良かったです。大人になっていく微妙な世代を、リアルに面白おかしく表現した舞台で、とても良い舞台でした!

MEIDO IN HEAVEN

MEIDO IN HEAVEN

合同会社シザーブリッツ

劇場MOMO(東京都)

2015/09/08 (火) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★

一年ぶり。
昨年もこの作品を観たが、相変わらずのドタバタぶり、笑わせてくれます。
それでいてホロリとさせられるところがあって楽しめます。

自分的には劇中の音楽が好きですねぇ。
自分世代には堪りません。

あのアドリブは、やはり毎回違うのかな?
また、観に行きたくなります。

あと、山内芹那さんの○顔ヤバいです。
ある意味捨ててます。

MEIDO IN HEAVEN

MEIDO IN HEAVEN

合同会社シザーブリッツ

劇場MOMO(東京都)

2015/09/08 (火) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

ハズれないクオリティ♪
メイド服好きには堪らないであろうステージ上♪観るBBずはAキャストを観てきました!
ドタバタコメディをドタバタ感じさせない普通な流れの中での笑いと
ホロリとくるシーンなど堪能。
ヒロインの北原沙弥香さんら出演者陣の演技力も見応えありでした!
山内芹那さんの芝居も必見です(笑)
これからみるBキャストも楽しみです。

よみ人シラズ

よみ人シラズ

ナイスコンプレックス

吉祥寺シアター(東京都)

2015/09/09 (水) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★

そうだったのか
勉強になりました。

ネタバレBOX

ヒカルの碁に出てくるお公家さんのような擬人化された君が代とともに聾のアキラが君が代の歴史を探求するとともに、少年期のちょっとした友達との行き違いを正したりする話。

神とされた天皇の世が永遠に続きますようにという意味になったことで戦後拒絶反応が生じた君が代ですが、江戸時代には将軍を祝う歌として使われ、そうだったのかと思いきや、そもそもは皇位継承に破れた親王の人柄に惚れて歌われた平安時代の歌で、さらに元歌は「君が代は」ではなく「わが君は」だったことが分かりました。

二つのテーマを絡めたのだと思いますが、シナリオ作りの苦労のようなものを感じました。そして、聾だから仕方ありませんが、何を言っているか分かりませんでした。
クロス ジンジャー ハリケーン

クロス ジンジャー ハリケーン

梅棒

俳優座劇場(東京都)

2015/08/20 (木) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

楽しかった!
ひと夏の物語。色々な要素がギュッと詰まった舞台でした。
大阪公演もあるのでネタバレはしない方向で。
ちょっと改善した方が良い気になった点もありましたが、きっと大阪で
進化していると思います。
個人的に、遠藤誠さんが格好良かったー!野田さん可愛かったー!!

MEIDO IN HEAVEN

MEIDO IN HEAVEN

合同会社シザーブリッツ

劇場MOMO(東京都)

2015/09/08 (火) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

チームBの初日
チームBの初日を観劇して来ました。
面白くて、楽しい舞台でした。
また、観に行きたい舞台です。

よみ人シラズ

よみ人シラズ

ナイスコンプレックス

吉祥寺シアター(東京都)

2015/09/09 (水) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★

君が代にこめられた想い。
とても気迫のこもった舞台でした。
第二次世界大戦の敗戦を期に、長い間、愛国心に曖昧さを持つ時代が続いた気がします。私は愛国心というのは、日本という国に誇りを持ち、責任を持つことだと思っているのですが、今の政府が求める愛国心はちょっと違う気がしています。操られているようなクールジャパンにも疑問を抱いています。
きな臭いにおいの立ち込める時に、とてもタイムリーな舞台で、みんなで一生懸命考えて、それを表現する素晴らしいパワーがありました。
そして、人間関係の基本は親子関係にあると思っているで、主人公の青年と父との関係の描き方も、興味深かったです。

TanPenChu -​ ♡​

TanPenChu -​ ♡​

猫のホテルプレゼンツ 表現・さわやか

赤坂RED/THEATER(東京都)

2015/09/05 (土) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

初日。
初日観てきました。面白かった。
面白かったけどやっぱり『番外』とうたっているとおり、の印象。

10日にもっぺん観るので、進化してる・・・かな?

ネタバレBOX

さわやかのメンバーが良いのはもちろんですが、
客演・女優陣も良いです。
ろりえの梅舟惟永さん、初めて観ましたが、男っぽいかと思わせつつ女っぽくって素敵でした。
ちょっとだけ、若い頃の松下由樹っぽい。
千鶴ちゃんは相変わらずかわいい~!
さわさんは、なんだかまだ全開じゃない感じ。初日だったからかな。
かもめんたるのお二人は大活躍です。女装もかわいかった。

でも、やはり、、、
村上さんと明賢さんが居なくなってしまったのは、
本当に本当にさびしくて、、、菅原さんが去られた翌年にも思ったけど、
存在感のあるひとが居なくなると、『居なくなった感』がハンパなくて、、、
寂しすぎる。

永遠なんてない、ってわかってるけど、
私が一番大好きだった頃のさわやかは、もう、無いのだな~と・・・
番外だし、比べるもんじゃないとはわかっているけど、、、
楽しかったのに、寂しくなって帰ってきました。。。
七月大歌舞伎

七月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2014/07/05 (土) ~ 2014/07/29 (火)公演終了

満足度★★★★

初歌舞伎♪ 立ち見も、ありかな。
多趣味なので、初見はアニメの「天守物語」。

ただ、歌舞伎座の「天守物語」は、
風格や雅を体現していました。
(所作(立ち振舞い)や、セリフの節回しなど)

■背景に映像いれるとか、
「古典イメージ」は先入観でした。
しかし、「ひ~様(お姫様)」など、
時代劇見てないとわからない歴史的用語あり。
そこに「江戸」を感じたのも事実。

■玉三郎、海老蔵、中車。
名優とその演技を体感するだけでも、見た甲斐あり。しっかり作り込まれた役柄が、ストーリーだけに集中させてくれた。
たぶん、数回見ないと真骨頂までつかめなさそう。

■一幕だけの立ち見(当日券)があるため、
東京出張のついでに見れました。

■惜しい点。2時間上演されたが、映画やドラマに馴れた目には、冗長に感じられた。90分に凝縮されたら見やすい。(能・狂言を見たことあるから?)

深海大戦争

深海大戦争

パラドックス定数

上野ストアハウス(東京都)

2015/09/08 (火) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

知性の結晶
面白い。

ネタバレBOX

OP(伝説)
海の生物らに知性を与えるシャチ。その中からマッコウクジラが海の王となり、海の支配に乗り出す。

抹香鯨親(森田ガンツ)…北の海の王。辞書に和平の文字はないと、大王烏賊をエサと見下し、領土を得ようとする。
抹香鯨仔(井内勇希)…平和主義者。鋼鉄の鳥の卵の危険性を感じ、大王烏賊との和平の仲介に入るが鯱に逆襲される。鯱の無用な殺生を嫌い、鯱にやられた皇帝ペンギンを大王烏賊の元へ届ける。
鯱(西原誠吾)…抹香鯨の参謀。腹の中では、いつ玉座を奪おうか考えている。海の中で一番強く、自称弱点はない。
大王烏賊兄(諫山幸治)…大王烏賊のリーダー。思慮深く、弟や皇帝ペンギンのため身をはる男気もある。食物連鎖という自然のルールを重んじる。
大王烏賊弟(小野ゆたか)…愛する鋼鉄の鳥を抹香鯨仔に壊されたことでしゃべれるようになり、知性を得る。鋼鉄の鳥の卵を孵化させ、その青い炎で抹香鯨を皆殺ししようと決意する。
皇帝ペンギン(兼間慎)…南よりやってきた弱めなペンギン。氷山の北極点に立つと北がなくなりすべての方位が南になるという言葉に影響され、抹香鯨と大王烏賊の争いの火種をつくる。大王烏賊とはイカトモ。
氷山(植村宏司)…海の賢者。生物に対しては中立の立場をとる。人間の作った鋼鉄の鳥の母艦となりつつある。

まさかの二部構成(後編未定)。でも非常に満足した。
90分程度だが、言葉や立場のやりとりがとても面白かった。キャラも立ってて、ユーモアも十分。動物的な動きとかも好き(特に抹香鯨仔。鯱もかっこいい)。背の長い椅子を使用した見せ方もシンプルながらうまいと思う。セリフのトチリ(とか靴が脱げて)も、普通にカバーしててそこらへんも○。

伝説以降、知性を得て覇者となった抹香鯨一族が(海の)食物連鎖の頂点に立ってきたが、人間の「知性」が突如としてその関係を揺るがす。大王烏賊兄があってはならないという関係性の崩壊が、北の海に混乱をもたらし、「知性」を得て復讐に燃える大王烏賊弟の手には、生命を危機に晒すものが握られている…という、大人向け少年漫画な印象。
抹香鯨仔と氷山の会話にある、対等はあり得ないという、言葉が印象的。大王烏賊をエサとする抹香鯨親や海の殺し屋の鯱も単純な悪役というだけでなく、原始的な生物のルールを見せ付けられたような感覚。

あくまで海の世界の戦争だが、知性を得て、他の生物を寄せ付けない発展を遂げた人類を示唆する構造が、一番気に入った。

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