最新の観てきた!クチコミ一覧

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『メメントの森』

『メメントの森』

ウテン結構

六本木ストライプスペース(東京都)

2023/05/26 (金) ~ 2023/05/30 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

価格3,500円

世界情勢を取り上げた作品の中でダントツで響いた。鈍器で殴られたような衝撃が襲いかかってきました。「何か」を恐れる登場人物たちの焦りや不安、それに慣れること、いつか恐怖心を忘れて日常化してしまうことがひしひしと伝わって気付いたらわけもわからずボロボロ泣いてました。良い意味でとても怖い作品でした。鬱くしい世界でした。
アンケートを書きたかったのですが、余韻に浸ってしまい、安っぽい言葉しか浮かんでこずお渡しできなくて持ち帰ってしまったのが個人的に残念でした。再チャレンジしたいのでまた配布してくださると嬉しいです。12月も楽しみにしております。

ネタバレBOX

ミニスカポリスのお姉さんが最後に言っていた「クール」についての解釈は最終的にネガティブに行き着いたのかポジティブに行き着いたのか、はたまた新しい解釈を生み出したのか。個人的に心に残るシーンでした。
夢見る無職透明

夢見る無職透明

演劇プロデュース『螺旋階段』

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2023/05/26 (金) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 日本、この狂いに狂った社会の齎した破綻は、日々益々我らを苛むがその有様はことほど左様に単純ではない。

ネタバレBOX

いつもそうであるように、それらはやんわりと而も極めて陰険に真綿で首を絞めるような圧力や村八分的排除、執拗で陰険極まる虐め等々及び、他者性を自己認識の必須な根拠とし生存本能そのものに対する人間的批評性を取り入れることでアイデンティファイした自己の判断を前提とし人間の本質として人権を基礎に据えることを当たり前とする正常な民主主義社会を蝕んだ。結果、社会的責任も全うすべきであるとの理念をベースに思考されねばならない、社会的存在としての個人を内部崩壊させた。日本人を観察してみると、残念なことに本来自己省察が行われて当然の自己内に於ける他者性の不在乃至は無視・無効化が既に回復不可能な地点を通り越し自己増殖を始めて久しい、と主張してでもいるような馬鹿げた行為の横行の示唆するもの・ことは、枚挙に暇がないことに気付く。当たり前過ぎて指摘することすら恥ずかしさを覚えるような行為を為し而もSNSで自慢げに拡散する人間が、己の何たるかを知る為には本質的に他者を自らのアイデンティティー創成の直中に取り込み且つヴィヴィッドにその他者性と己の本能が命ずる自己保存性即ち自己肯定との間を行き来し格闘することが必須である。然しながら事大主義者が圧倒的多数を占める日本人社会に於いて現用最多の「民主的手法」として日々人々が採用する多数決という方法が、主流を占め続けている。多数決が常に正解を得る訳ではないことは、少し考えれば誰にでも分る話だ。にも拘らず事大主義者は不正解が明らかな場合に於いてさえマジョリティーの側に流れ易い。原因は、先に述べてきたようなことが原因で己の頭の中でキチンと思考するというだけのことが最早機能していないからである。結果マジョリティー側に依拠することになる。自己保存本能を肥大させ過ぎず、正常な社会参加が行えるように社会的動物としての理性を働かすことができるような条件を作り出す己の内なる他者を無視・排除してしまった必然的結果である。個々人のこのような傾向が、事大主義者の集団に根拠を与えているかの如く錯覚させ、人間という社会的存在から烏合の衆へと自ら進んで逸脱してしまう。今やそれを再び正常化する術も失った。その結果現在のような人倫の基盤そのものの崩壊を招いていると考えられる。
おまけに極めて能力が低く、そのコンプレックスからか、矢鱈「道徳」などと宣い、己の頭脳を用いて考え行動するということのできなかった元首相は、民衆から自主性を奪い、発想の自由を簒奪し教育を改悪し続け現在の崩壊日本を創出するに功あった。A元首相である。罪は彼だけにあるのではない。彼を支えたJ党、人事権を握られていたとはいえ、唯々諾々と国民を裏切り続けた(続けている)公僕の群れ(殊にキャリア官僚)の罪は重い。当然、御用学者も同様の罪を負う。Aノミクス推進のH・K氏は散々トリクルダウンの効用を説いたが、百歩引いてあの時点での日本産業構造を概観してみればトリクルダウンを起こすことができるような、産業構造そのものを変革し先端技術を更に伸ばし発展し得る企業が日本の何処にあったのか? を観てみれば明らかであった。(在ったにしてもその可能性を潰すような施策ばかりを実行して結果的に潰した)それが起こせるような優秀な人材の多くが当の昔に日本を見限って海外で活躍する道を開いていたからという事情もある。頭のネジがどうにかしているのではないか? との疑義を抱かざるを得ぬ御仁が唱道したのがAべのみくすであった訳だが多くの日本人はこの馬鹿げた路線を信じた(少なくともその振りをした)。失敗して当然である。
 こんな具合に本来なら社会の中核を担わねばならぬ「日本型エリート」集団そのものが完全に瓦解に手を貸し見本となって世の中をミスリードしてきたのみならず、その責任は一切負わず、相変わらず偉そうにふんぞり返り、真摯に考え訴えて認められなかった無辜の庶民の真摯な意見は無視するのが当たり前。選挙の時だけ、恰も何事かを真剣に考えているかの如き茶番を繰り返す。現首相が首相になる前の選挙ポスターには本人の大きな顔写真にキャッチコピーが書かれていたが、その文言は何と“決断と実行”であった。アメリカに地位協定で植民地化されているのみならず、秋に出される要望書(日米規制改革および競争政策イニシアティブ)に隷従するのが基本という国政に、決断などという大それた決意が在ろう筈も無い。国民を舐めるにもほどがあると思っていたが、案の定である。アリバイ作りしかできないことが日々益々あからさまになっていることに内心忸怩たる思いの方々も存在する筈だ。が、日々の生活に追われ、疲れ切った多くの日本人は自分が今作を拝見して分析するようなこともすまい否疲れ切ってできまい。
 今作が描いているのは、このような日本の現実によって絶望に追い込まれ、居直ることしかできなくなった庶民のアカラサマな姿であろう。役者陣の熱演は評価するが、登場人物の内、1人か2人は、小生の指摘したような健全な人間の形成される条件そのものが破壊されているという地平から、ここで描かれているような表層の社会現象を見、内部で葛藤していることが滲み出るような演技をしてくれていたら、とは思った。
綿子はもつれる

綿子はもつれる

劇団た組

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2023/05/17 (水) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

加藤拓也さん脚本の芝居は見た事がありましたが、た組は初めて。
その若さでこんな内容が書けるのか?!と驚きの内容。
人間関係と感情の描き方がとにかく凄い。
安達祐実さんはやはり怪物でした。
元ハイバイの平原テツさん、ピッタリの役。
また観に行く劇団が増えてしまいました(笑)

人魂を届けに

人魂を届けに

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2023/05/16 (火) ~ 2023/06/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

イキウメ独特の世界観、なんとなくゾワッと薄気味の悪い雰囲気が全体に漂う。(そこが大好き)
篠井英介さんの中性的不思議感がしっくり。
比較的希望的な内容で後味はスッキリ。

Weekly4【PAIN(ペイン)】

Weekly4【PAIN(ペイン)】

アヴァンセ プロデュース

シアター711(東京都)

2011/12/22 (木) ~ 2011/12/28 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

坂上忍の才能にすっかり魅了された。

星の果てまで7人で

星の果てまで7人で

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2023/05/24 (水) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

素舞台に素舞台に近いシンプルなセットで
演者も白いつなぎに白いシューズと
宇宙飛行士らしいイデダチでの会話劇ですかな
イメージとしては
藤子先生の少し不思議話が近いかなぁと感じる
1時間45分の作品

ネタバレBOX

登場人物7人がいつも抱えていいる
正方形の箱・・・まぁ再演ですし
即ネタバレといきますが

小型の探査衛星が正方形の箱の正体であり
登場人物7名は皆その探査衛星に搭載されたAIでした
ただのAIではなく
現在の地球の国=東西南北からの代表者の人格転写AIという設定です
作中での実際は
小型の箱衛星が7つ土星の付近を外宇宙探査に向けて進んでいる
という設定ですね

どうやら8人目がいるらしく
それは箱を持たずに
いろいろと要所要所で7つのAIにちょっかいをかけてる感じです
AIは人間であると自覚しているのですが
封印されている記憶のようで
8人目がそれの開封権限をもってる?
宇宙人でちょっかいを出してる?
そこのところは不明で作中で曖昧にしていますね
冒頭で緊急連絡が途切れたところで
地球に戻るかそのまま探査を続けるかを決めるんですけど
全員一揆での意思決定が必要であり
悩む間にいろいろと過去の記憶を8人目に見せられたりしてるらしいと・・・
年に2回の地球との連絡は
人格保持用のメンテナンスみたいなものでしょうかねぇ
緊急連絡は北が他国に攻め込んだというもので
まぁ伝えなくても良い気がしますが
精神メンテナンスには必要な感じも納得はできました
一人のAIだけ本人と連絡を取れてる隠し要素があったり
炭素ベースの本体は病気で亡くなってるらしいが
AIに未来を託した感じで薄々気がついていたり
UFOにアブダクションされてた記憶がある人もいて
8人目がAIメンテナンス等のプログラムAIなのか
(まーAIが人格コピーを自覚したら
気に病んでいた離婚した方は復縁したとのメールが届いたし・・・
なんかタイムリーに ね
たぶん8人目は統括とか調整用のAIと考えるのが自然かしら と)
はたまた本当に宇宙人関係なのかは不明なまま
AIである事を自覚した7名は深宇宙までの道のりを納得し
進む事を決めて
ラストは暗かった舞台セットに照明で星星を綺麗に投影して
希望を持たせた終演としていました

ヴィジャーが実はボイジャーだったとかいう
スタートレックの昔の映画みたく
7名が戻ってくる続編とか出来そうね(^-^;)

少し不思議と思うと
なんか納得できて
楽しめた舞台といえました
(丁度地上波でも実写SFドラマがやるしねぇ)
龍と虎狼-新撰組 Beginning-

龍と虎狼-新撰組 Beginning-

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2023/05/23 (火) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

びっくりするくらい良かった!ストーリーも演者もいい。おじさん達がカッコ良すぎる!

進

演劇制作体V-NET

TACCS1179(東京都)

2023/05/24 (水) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

卒業をテーマで2作品。どちらも良かった。得した気分!

カストリ・エレジー

カストリ・エレジー

劇団民藝

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2023/05/26 (金) ~ 2023/06/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/05/29 (月) 13:30

座席1階

この作品を書いた鐘下辰男は、小劇場ブームだった1987年に「ガジラ」という劇団を立ち上げた。本作は94年の初演。演出のシライケイタは一世代後だが、鐘下の「門下生」だったという。アングラ劇にフィットする物語を、新劇の民藝がどう演じるのかが興味の一つだったが、脚本の面白さを損なうことなく演出しきったこの舞台、派手さはないがとてもよくまとまっていた。

だが、この作品が下北沢の小劇場、例えばスズナリとかで上演されていたらどうだったかな、と妄想する。あるいは、野外のテント劇場だったらどうだろうか。どぶ川の橋の下にあるバラックが舞台で、それこそ台風の豪雨の場面もクライマックスへと続く重要なファクターだから、唐組や新宿梁山泊がやったらすごかっただろうな、とさらに妄想する。民藝もテント劇をやってみたらどうか。

物語は終戦直後、焦土の東京で食うや食わずの底辺を必死で生きる復員兵や老人、そこを取り仕切るヤクザの夫婦ら。その中で主人公の二人はフィリピン戦線から帰ってきた戦友で、一人はやや知的に遅れがあるが優しい心の持ち主のゴローと、その相棒のケン。二人の秘密の夢は、小さな家を買って畑を耕し、動物好きのゴローがウサギを飼うこと。そんな果てなき夢がひょっとしたらかなうかもしれないというところで、物語は思わぬ方向に展開していく。
ケンとゴローのささやかな絆が夢破れていく中で裂かれていく姿に、胸が締め付けられる。欲望むき出しの底辺の世界。そんな人間関係の中でのささやかな絆なのに、と。その破局的な結末を食い入るように見つめるしかない。

やはり、これがテント劇場だったらという妄想に帰ってしまう。紀伊國屋サザンシアターという大きな舞台での演出は難しかっただろうと想像する。シライケイタのいつもの舞台から見ると少しマイルドな感じがしたのはそれも一因だったか。

民藝のお客さんだから、高齢者は多かった。しかし、シライケイタの舞台でもあり、いつもはあまり見られない若い人も目立った。民藝の俳優たちもしっかり対応していたし、新劇も変わろうとしているのを肌で感じる。民藝には、劇団の歴史を大切にしながらもこのような作品をどんどんやってほしい。

おもしろかった。ぜひ見てほしい!

ネタバレBOX

途中休憩15分込みの3時間だが、これはやはり、民藝バージョンだ。もっとコンパクトにして、一気にクライマックスへ行ってほしい。
Q&Q

Q&Q

y/n

アトリエ春風舎(東京都)

2023/05/26 (金) ~ 2023/05/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/05/29 (月) 13:00

初見のユニット。レクチャー型パフォーマンスとQ&Aという興味深い上演形だった。(4分押し)50分(6分休み)19分。
 橋本清が1人で登場し、日本国憲法や教育基本法、学習指導要領等の資料に関して話したり、自分の体験を(そう思わせる語り口で)話したりする50分。その後少しの休憩の後、観客からのインターネットアンケートに寄せられた質問に答えるという、非常に興味深い型式。教育に関する話題は、あるある、な話から、ちょっと型にはまっているな、と思えるところまで玉石混交な所はあるけど、面白くはあった。何を語るかを選ぶというのは、何を語らないかを選ぶことでもある、という当たり前を改めて感じたが、歯止め規定を語って背景を語らないのは意図的か無意識か、気になる。

マミーブルー

マミーブルー

劇団Q+

萬劇場(東京都)

2023/05/24 (水) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても見応えがある舞台だった。

フクシュウの時!

フクシュウの時!

演劇研究会はちの巣座

シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)

2023/04/29 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

千秋楽観劇。
押し引き抑揚のある演技、熱量のある二人芝居。
そして、可笑しいのに悲しい、なんとも"はちっ子"さんらしい演目のチョイス!
大好きです😍
私の大好きな「はちの巣座」さんは健在でした!
久しぶりのD300でのはちの巣座さんの公演、嬉しい🎵
でも以前より人数少なそうで心配です。
新入生の皆さん沢山入部してあげて下さい🙇🏻

大人さ

大人さ

劇団飛煌機

フジハラビル(アートギャラリーフジハラ)(大阪府)

2023/04/29 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

楽日観劇。
津波にさらわれた子供達、
復興半ばの被災地に戻らぬ子供達、
震災で全てを失い自信も失くした大人達を横目に、
友を失った子供達を、
笛吹男がいざなう…

不気味さを打ち消す、笛吹男の濃いキャラが良い。
学生らしいノリとテンポで押しきる潔さも好感。
面白かった!

あたしら葉桜 大阪公演

あたしら葉桜 大阪公演

iaku

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/04/28 (金) ~ 2023/04/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

前回中止となった大阪公演観劇。

■『葉桜』朗読。以前、岸田國士一幕劇で拝見した演目。大正昭和の受け身な女性の気持ちの揺らぎが良い。

■現代版『あたしら葉桜』では、今風の親子関係からの彼氏転勤問題かと思わせつつ、「こんな面倒臭い娘で」な話で涙にじんだ。
娘の幸せを第一番に願いつつも…
孫が見られるという(当たり前と思われていた)幸せに感謝しないといけないですね。

VVoice(ヴォイス)

VVoice(ヴォイス)

第2劇場

大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)

2023/04/28 (金) ~ 2023/04/29 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

千秋楽観劇。
■バイトを辞めた時に聞いた声、その時いた蜘蛛は…
■電話代行サービスでは、謝罪代行からフィッシング詐欺や掛け子の代行まで?!

様々な声にまつわる物語、新歓公演、楽しかった。
新人さんが沢山入られる事を祈念してます。

『雨が降るとは思わなかった』

『雨が降るとは思わなかった』

劇団ペトリコール社

STAGE+PLUS(大阪府)

2023/04/28 (金) ~ 2023/04/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

相手の気持ちが解る女と、女に集う様々な人達が現れ、悩み、語り…
「ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ…」
斎藤ゆうさんの60分一人芝居。
オリゴ党さんらしい、SFチックな展開もありつつ、目まぐるしい役替わり?心の代弁?1人語り?な一人芝居、面白かった!

POP LIFE

POP LIFE

コンドルズ

埼玉会館(埼玉県)

2023/05/27 (土) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

舞台いっぱいの風船。それを縫うようにバスケットボールをドリブルしたりパスしたりの近藤さんとスズキさん。スラダンのリョータのつもりだったと言うのは納得ですが、その後に出てきた選手が流川だと言う(本人の弁)のは誰も気づかなかったと思います(笑)。客席にボールがこぼれたのはご愛敬。
この風船が3時間くらいしか持たないので、開演直前まで風船作ってガスを使いすぎてみんな声が変になってとか、アフタートークもとても楽しかったのですが、予定があったので最後まで聞けなかったのが残念です。
もちろん本編もピーナ・バウシュへのオマージュやビーバーイーツなど面白かったし楽しかったです!!

STAY“A T”Home

STAY“A T”Home

オフワンズ

高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)

2023/05/27 (土) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

Aチームを観劇しました。
リアル感があって、頷ける部分も多く、興味深かったです。
役者さん2人は、男女それぞれの性格の違いを、よく演じていました。
女性役を男性が演じていたので違和感はありましたが、これはこれで楽しめました。
面白かったです。

ブレーメンの音楽隊

ブレーメンの音楽隊

公益財団法人武蔵野文化事業団 吉祥寺シアター

吉祥寺シアター(東京都)

2023/05/27 (土) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

何で今作のチケットを買ったのか思い出せなかった。開演前、舞台上で子供を楽しませる猫の扮装の女優が百花亜希さんであることに気が付いて腑に落ちた。百花亜希さんが元気そうで良かった。
メインの曲がイマイチで残念。演奏・作曲の岡町ぶうぶう氏の力不足か?
そもそもグリム童話の原作も訳が分からない作品。更に元の話があるのか?
ナレーターとメンドリ(原作では雄鶏)の平佐喜子さんが奮闘。
イヌは小林至氏。車だん吉っぽい。
ロバは松村武氏。悪党面。
ネコは百花亜希さん。子供向けじゃないキャラ設定。
皆何役も兼ねる為、所々フラフープを配した透けるパイプ状の4つの更衣所で早着替え。跳箱やケンケンパリングなど小学校から借りてきたものを小道具に。

老いぼれて処分される動物達が生きる為に逃げ出してブレーメンへと向かう。ブレーメンに行けば音楽隊として食べていけるという妄想。結局、ブレーメンまで辿り着けないのだが、泥棒のアジトを占拠してそこで暮らすことに。脅かす場面は影絵を使うべきだった。

ネタバレBOX

終演後、百花亜希さんが子宮体癌を公表。来月に子宮、卵巣の全摘、リンパも一部切除、『今のわたしの身体でできる最後の舞台』とのこと。観に行けて良かった。
MIND MIRROR MUSICAL『IBUKI』

MIND MIRROR MUSICAL『IBUKI』

東のボルゾイ

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2023/05/24 (水) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/05/24 (水)

中目黒キンケロ・シアターにて東のボルゾイ『IBUKI』を観劇。
初見のカンパニーで、ミュージカル作品であるということ以外は特に何の予備知識も入れずに拝見させていただきましたが、まず頭に浮かんだのは「斬新」というキーワードでした。
そもそも東のボルゾイというカンパニー名からして、個性的でインパクトがあるのですが’(命名の由来、経緯も気になるところ)、良くも悪くも現代社会においてよく耳にする"多様性"というなかなか攻め込んだ&メッセージ性のあるテーマに加え、その描き方、ステージの見せ方、ミュージカルナンバーの曲調、雰囲気など、様々な面において「斬新さ」を感じる作品だと思いました。これまでに観てきたミュージカル作品とは一線を画すような独特な世界観、表現手法が含まれていたような気がします。そして、その感覚は最初から最後まで続きました。
社会的なテーマを扱っていることもあり、リアルさを感じる面もありつつも、漫画の世界ともいえるようなユーモア溢れるぶっ飛んだ描き方(Dr.先生、セカン田オピ吾郎先生が登場するシーン然り、オノノハハ、アネゴ、イモコらが登場するシーン然り...)もあったりと、全く先の読めない独特の"ワールド"に迷い込んだような不思議な感覚に陥りました。
公演パンフレットには、脚本家の方が自ら経験した海外暮らしにおける実体験(差別扱い)の話や、脚本構想、制作の歩みなどの裏側の様子が掲載されており、一つ一つを組み立てながら考えていくと、なるほどなぁと納得出来る部分が出てきたり、考えさせられるような部分も出てきたりして、なかなか奥が深いと感じました。同じ人間であっても、考え方や価値観は様々。本来その一つ一つに存在意義があると思いますが、実際は些細なことだったり、漠然とした固定概念、偏見などが差別や揉め事に繋がっているのが現実かと思います。クライマックスのシーンで出てくる「差別するなら知り尽くしてからにして」といった台詞は重みがあると感じました。
役どころもあると思いますが、オノ役の東間一貴さん、ノコギリ役の仲井真徹さん、キリ役の飯塚萌木さんの好演はインパクトがありましたし、他キャストさんのエネルギッシュなお芝居も印象的でした。一捻りも二捻りもある挑戦的な作品で、観終わった後には何となく日常に「IBUKI」が吹き込まれたような感覚に浸れました。

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