最新の観てきた!クチコミ一覧

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コーラスライン

コーラスライン

劇団四季

自由劇場(東京都)

2015/09/19 (土) ~ 2015/11/23 (月)公演終了

観ておくべきだな
自分自身にとって、ミュージカルを作る人として、観てよかったと思える作品でした

マクベス~The tragedy of Mr. and Mrs. Macbeth

マクベス~The tragedy of Mr. and Mrs. Macbeth

wits

シアターX(東京都)

2016/01/15 (金) ~ 2016/01/16 (土)公演終了

シンプルだからこその
お二人の切り替えとシンプルだからこそ、試された小さな表現の塊が魅力的でした。

地獄の底から愛してる!

地獄の底から愛してる!

劇団EnTRoPy

神奈川県立青少年センター(神奈川県)

2016/01/08 (金) ~ 2016/01/09 (土)公演終了

新年一発かましちょる!
学生演劇だからこそのパワーと遊び心とテンションが癖になる好きさだった!
DVD欲しい・・・な。
観ていて気持ちよかったし、何より新年であんだけ思いっきりリラックスして笑うことはとても幸せ。

DNA-SHARAKU

DNA-SHARAKU

NHKエンタープライズ

新国立劇場 中劇場(東京都)

2016/01/10 (日) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

演出
大規模な演出に圧倒

The Love Bugs

The Love Bugs

地球ゴージャス

赤坂ACTシアター(東京都)

2016/01/09 (土) ~ 2016/02/24 (水)公演終了


世界観の色の表現が大好き。
一番最後の曲の空気が好き。

アマルガム手帖+

アマルガム手帖+

リクウズルーム

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/01/08 (金) ~ 2016/01/13 (水)公演終了

空気作り
役者の皆さんのパワーと照明さんの地明かりと影の作り方が大好きでした。

ガーデン~空の海、風の国~

ガーデン~空の海、風の国~

オフィス3〇〇

ザ・スズナリ(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/29 (火)公演終了

小屋の匂い
演出も衣装もお話も美術セットも照明も音響も脚本も全部大好きな作品だった。ものすごく勉強になった。本当に大好き。また観たい

反復する、イクツカノ時間と、交わる、イクツモノ時間の中で、僕等にできる、イクツカノこと。

反復する、イクツカノ時間と、交わる、イクツモノ時間の中で、僕等にできる、イクツカノこと。

演劇ユニット そめごころ

【閉館】シアターねこ(愛媛県)

2016/01/23 (土) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

今、観た方がいいです
観てきた。

いや、「観てしまった」というかんじ。

新しい才能を観るというのは、
こういうことなんだなと。

結成3年目、平均年齢23歳という若い、
というより幼い、そんな彼らだけど、
その幼さが、そして少しの荒さが、
それすら芝居の要素となって
世界を創っていく。

幼く、荒く、小さく、
けれども、とても澄んだ世界。

一方で、小憎らしいほど計算された仕掛け。
観客を何度も緊張させたり弛緩させたり、
そうしているうちに、観客も一緒に
世界を創っていることに気づく。

今、観た方がいいです。
何年かしてもしかして再演があったとしても、
今、このときのこの作品は観られません。
それが演劇だよな、と再確認しました。

珈琲法要

珈琲法要

ホエイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/12/31 (木) ~ 2016/01/06 (水)公演終了

満足度★★★★★

千秋楽
本編について触れる前に書くのは失礼だけど、こんなに充実したアフタートークは初めてだ。ゲストのミナモザ主宰の瀬戸山さんとの内容も作品の核となる部分について掘り下げ、客席からの質問への回答も興味深い内容ばかり。史実を元にした作品の多角的な視点を得られ、大満足。●農耕民族と狩猟民族の価値観の相違が根底にあるという解説に、目からウロコ。土地に線を引き所有しようとするから、利益を求めそれを広げようと侵略が始まる。それは死をもたらし、やがて戦争を引き起こす。当然、遺恨が生じる。人間の愚かさを突きつけられた。倭人はどこまで行く?●菊池佳南さんの魅力が満載。アイヌの民族楽器を見事に鳴らし、厳かに弔いの雄叫びを上げ、子守唄を歌いあげる。笑いを誘うキュートさと、安楽死とも敵討ちともとれる戦慄の行為。怒りと哀しみの涙にも、カムイへの祈りにも、心を揺さぶられる。魅力を引き出す見事な山田百次演出。脱帽。

idiot

idiot

青年団若手自主企画 vol.64 山内企画

アトリエ春風舎(東京都)

2016/01/05 (火) ~ 2016/01/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

2016観劇初め
2016観劇始め。ゴドーを待つが如く、電話を待つ二人の若い女性。誘いを待つというより、互いの大切さや関係性、「好き」かどうかを探る会話劇。いや会話劇というよりも、身体表現。相手を必要とするベクトルのズレが痛々しい。涙が出るのを抑えるのが大変だった。●二人の距離感に最初から違和感があった。でもそれは作品の完成度や演技の質の問題ではなく、それこそが二人の関係性だった。二人とも孤独と戦っている。それを埋めるように互いを求める。でも「好き」の捉え方や「触れる」ことの価値観に相違がある二人。●要求と欲求と渇望。ベクトルが一致しない二人は、笑っているのに悲しそう。取り繕う100の言葉の中に1つ本音を潜り込ませる。「キミはワタシのことを好きなの?」二人の間でスキのベクトルが行ったり来たり。気持ちの不安定さや揺らぎを、明暗をクルクルと変える照明が語る。●言葉は魔法。確かに言霊ってあると思う。ネガティブな言葉で「楽しいが死んだ」りする。「何かした?」と尋ねる人はみな、極限の悲しみに沈んでいるだろう。死んだ「楽しい」を蘇らせようとする彼女の戦いの熱量に心が灼かれた。●藤松祥子さんの「哀しさ」は超一級品。一目惚れした、アマヤドリの『悲しい悲鳴』で見せた絶望の淵に立つ女学生の涙と同じだ。愛くるしい笑顔とのギャップが藤松祥子さんの真骨頂。今晩も、MOZUの孤独との戦いを見守りに行こう。●2日目。変化に舞台はナマモノを再認識する。前半のテンポが上がった?言葉は数段明瞭になった。照明の光度も上がり観やすくなった。それとともに、二人のオフェンスとディフェンスの攻守がハッキリした。そして、永遠に続くように思える孤独の淵に導くような10カウント。●明るい♫イッツ・ア・スモール・ワールド🎶が切なさを増幅させる。人は、無人島の孤独なら生きていけるが、人と居ながらの孤独には耐えられない。スキンシップしたい女の子と、近過ぎる距離を恐れる女の子。その違いを埋める愛想笑いが痛々しい。浮き彫りになる困惑。●目に見える1番の不条理は2度目の電話を流すコト。この世の不条理は「好きな人が、同じ分だけ好きになってはくれない」というコト。それはむしろ、真理なのかもしれない。娘が、あんな孤独と格闘することになったとしたら…想像していたたまれなくなった。楽しいは生き物だ。

演劇研修所第9期生修了公演『嚙みついた娘』

演劇研修所第9期生修了公演『嚙みついた娘』

新国立劇場演劇研修所

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2016/01/08 (金) ~ 2016/01/13 (水)公演終了

満足度★★★★★

修了公演はいつもスゴイ
八幡みゆきさんの出オチのようなオープニング。彼女、こんなにも存在感があったのかと驚かされた。あの、役へのフィット感は最高だ。あれほど不幸な田舎娘が似合うとは。ポジションは「おしん」で、精神は「じゃりん子チエ」。愛おしいキャラクター。●貧富の差が人間の歪みを生む。そこに奔放な性の欲望が渦巻き、裏切りと侮蔑が社会を蝕む。放蕩息子に弄ばれ、懐妊を悪のように扱われる幸薄い女中を宇田川はるかさんが好演。控え目な演技ながら女としての人としての誇りを醸す。彼女の今後を観続けたい。●毎年思うこと。修了公演までの1年で、幾つかの試演会を経て研修生のそれぞれにスポットが当たる演目を上演させるスタッフの目と、目に見えて成長する研修生に感心させられる。先輩たちに劣らぬ活躍を期待しよう。●修了生ももう100名超。多くの公演や作品で見かけるようになった。しかし、まだまだ十分とは言い難い。研修所には、国立の強みを最大限に活かして、OB公演等の企画を切に願う。『研修所修了生』という大きなカンパニーの活性化を望む。

鶴かもしれない2016

鶴かもしれない2016

EPOCH MAN〈エポックマン〉

OFF・OFFシアター(東京都)

2016/01/20 (水) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

東京観劇の一番最初の作品にして良かった!
2011年の6月に初観劇をしてから6年目にして初の東京観劇♪

急な出張が決まり、1泊すれば観劇ができるのではと⁉︎

そして初めて何を観ようかと探したのが

好評で追加公演をしていたEPOCH MAN主宰の小沢道成さんの一人芝居!


東京観劇の一番最初の作品にして良かったと思える印象なお芝居!

今まで色々な一人芝居を見てきましたが

私の中では一番と思うぐらい素晴らしかった!

小沢さんの細やかな演技とダイナミックな動きに翻弄される!


ストーリーも有名な物語を上手くアレンジしていて面白い♪

素敵な音楽や衣装、

まるでもう一人居るかの様な表現もあり最後まで惹きこまれる演出

生きる苦しさや哀しさが伝わってくる物語

そして関西出身らしく時折、笑いも盛り込まれて肩の力を抜いてくれる

様々な感情が表現された見応えある濃密な55分のお芝居!


普段は東京で活躍されているので

関西ではなかなか拝見する機会の少ないですが

今後は魅力的な役者 小沢道成さんから目が離せない!

背信 | ブルールーム

背信 | ブルールーム

PLAY/GROUND Creation

シアター風姿花伝(東京都)

2016/01/07 (木) ~ 2016/01/10 (日)公演終了

オムニバス
『背信』目当ての松本みゆきさん。フワーッとした魅力は健在。何だか気になる女友達のポジションで、じわじわ好きなっていく。これって長く恋するパターンじゃね?拝見する度に好き度が増す。かっぱえびせんだ。やめられない止まらないだ。●『ブルールームver.B』男女5組10名のキャスト。二人芝居の10場?1人が2場で、二人の異性との絡み。恋は事故のように起きる。出会いの数だけSEXがある。いやぁ、現実はどうなのだろう。混乱する。羨ましい限りだな。最もエロティックだったのはドラッグクイーンの佐々木美奈さん。官能の狂気と天真爛漫さを演じ分ける力量たるや。脱ぐことと着ることのトキメキを知り尽くしたオトナの女性の魅力に脱帽。●『ブルールームver.C』娼婦役の山脇唯さんがクールビューティ。オープニングの出会いと別れがリアルだった。1年後のエンディングのベッドに漂わせた空気に酔う。あんな娼婦がいるなら出会いたい。ドラッグクイーンであるモデルは17歳。佐度那津季さんは17歳に見えちゃうから凄い。セクシーな役を、あの背中がさらに一層エロティックに高めた。美しかった。舞台で大胆に肌を晒す覚悟に拍手。●『ブルールームver.B&C』キャストによって演出が違った。立ち位置、ベッドインの枕の向きまで。俳優が最も良く見える工夫なのだろう。俳優だけで上演する価値や意味は、まさにコレだろう。ブランデーなどの小道具が違うのも演者自身のセレクトかな。

アマルガム手帖+

アマルガム手帖+

リクウズルーム

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/01/08 (金) ~ 2016/01/13 (水)公演終了

満足度★★★★★

クセになる
たまらなく面白い。受けての存在を超越したマシンガンのような台詞の乱射と、状況と、無関係にも思えるような身体表現。もちろんそこには伝えたいメッセージはあるだろうけど、それを理解するよりも体感する気持ち良さに身を委ねる。ふわーっとする。●学校という場所には、もしかすると一般社会以上に「妬み、嫉み」が渦巻き、隙あらば奪おうとする。それに負けて登校が苦痛になる五月病の葛藤がリアル。「わたし」が重なり合って「わたしたち」に飲み込まれる感じに気持ち悪さが見事。●お母さんという巨大な怪獣は厄介だ。距離感の尺度が壊れている上に、ほとんどの攻撃に怯まない。母性愛という無敵のアイテムで全てを凌駕する。そんな母親を、鳥公園の西尾佳織さんが好演。あのふわっとした雰囲気が見事に作品にマッチして可愛い愛しい。●とても哲学的な作品だ。人物や人間関係を表す数式も、Y’さんと彼とのやり取りも、じっくり考えてみたら楽しいものばかり。言葉の遊び方のセンスが抜群。形容詞「難しい、厳しい…」の韻が心地よい。「恋」と「変」の使い方も上手い。人間関係は無限なπだ。●黒板のチョーク受けが斜めになったセットは教室や授業の歪みや崩壊の象徴に見えた。世の中は矛盾ばかり。硬くて柔らかく、柔らかくて硬い。全てのものが見方や捉え方で価値や意味が変わる。目に見えているものなんて僅かな一面。何も捉えられていないことを知る。●ブライアリー・ロングさんは黒船のよう。バックボーンが謎でも圧倒的な存在感。そして美しい。横の立ち姿は彫像のよう。素晴らしいものが円や球であるならば、彼女のヒップラインの丸みは紛れもなく最高の芸術品。その美しさでおかしなコトを言うのだからお手上げ。

マクベス~The tragedy of Mr. and Mrs. Macbeth

マクベス~The tragedy of Mr. and Mrs. Macbeth

wits

シアターX(東京都)

2016/01/15 (金) ~ 2016/01/16 (土)公演終了

満足度★★★★

アゴラ劇場で
チョウソンハさんと池田有希子さんという魅力的な二人による芝居。いや、これは漫談芝居だな。客をいじりながら、互いにボケたりツッコミを入れたりしながら「マクベス」を語るという試み。実験芝居。二人が何役も演じるのだけれど、そればかりか役を入れ替えたりするから面白い。もう、オトコもオンナも関係なし。そのテンポの良さに引き込まれる。池田さんが「ダフダフ」言ってて可愛い。ソンハさんのギター弾き語りにビックリ。百戦錬磨の二人のガチンコ。そこに隠れキャスト登場。門番の佐藤友さん。あんなに観劇中に笑ったの初めてだ。笑いすぎて頬が筋肉痛。最高。友さんに一目ぼれ。

三人でシェイクスピア

三人でシェイクスピア

劇団鳥獣戯画

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/02/02 (火) ~ 2016/02/03 (水)公演終了

満足度★★★

シェークスピア祭り
これは、シェークスピア・ライブ・エンターテイメント・ショー。劇団鳥獣戯画の石丸有里子さんによる舞台後の説明では、空いている小劇場を断続的に押さえてこの演目の公演を続けている、とか。チラシにも「跳び跳びロングラン14年目!」とある。

私の興味は、シェークスピア37戯曲をたった3人でどうやって全部上演するのか、というところにあった。実は、そういう切り口で会場に出向くと「何だこれ」、ということになるので、この際、頭を真っ白にして最初から笑いに行くぞ、と会場に行った方がいい。なにせこの舞台は、全編ギャグのてんこ盛りなのだから。

私が帰り際、石丸さんに「もっと上演時間を長くしてもいいから37戯曲をばっちり取り扱ったらどうでしょう」と言うと、「それはちょっとつまらないかもしれませんよ」と彼女は言った。なるほど、自分で言ってみて、確かに彼女の言うとおりかな、とも思った。
でもやっぱり、しっかり取り上げたのがロミオとジュリエットとハムレットだけではちょっと寂しい。劇団鳥獣戯画がやれば、おもいっきり笑えるシェークスピア戯曲はほかにもまだ、ありますから。せっかくのロングランなので、まだ、別の戯曲を取り上げて笑わせるライブ・エンタテイメントを期待したい。

ネタバレBOX

観客参加型なのである。
特に、休憩後の第二幕は、赤星昇一郎さんらにひっぱられて観客が舞台に上がり、ハムレットのせりふを叫ぶ。これが本当におもしろかった。

拍手やおひねりもしっかりあって「今日のお客さんはのりがいいな」と赤星さんは喜んでいたが、私の席の後ろのお客さんは、まさかこの人、サクラなのでは、と勘ぐりたくなるくらい、全編を通して大声で笑っていた。とてもうるさいです(泣)
舞台はせっかくおもしろいので、ちゃんとおもしろいところだけで笑ってくれないとしらけます(笑)
えのもとぐりむ作品集 第10部 ソウサイノチチル

えのもとぐりむ作品集 第10部 ソウサイノチチル

株式会社Legs&Loins

Geki地下Liberty(東京都)

2016/01/19 (火) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

初日
前情報を入れずに観劇。シチュエーションコメディなのかな? これまでに観た作品とのギャップに少々困惑。ナンセンスの連続だということだけでなく、やや物語にも演技にもゴツゴツしたところが見える。回を重ねて練られるだろう。滑らかになっていくはず。あのハコに、あれほどのキャストは寿司詰め状態になる。窮屈そうだった。暗転中に階段から足を踏み外した方は大丈夫だったかなぁ?

夫婦

夫婦

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/01/24 (日) ~ 2016/02/04 (木)公演終了

満足度★★★★

当日券の列にビックリポン!
開場前に劇場に着き、一列に並ばせられた人を見てビックリ!慌てて、チケットを見直す…アレ?指定席じゃなかったけ?何と当日券を求めてのお客の列だったのだ!
「ハイバイ」の公演は何回目だろうか?
岩井秀人と言う人間にとても魅力を感じる!
今回の作品は、感動と言うより、私の体験が目前でタイムスリップしているような錯覚を覚えた。
夫婦って、親子って、不思議です。憎しみと愛は紙一重と言うけれど…。
父を肺癌でなくして、母を2年前になくし、今、孤独の中さ迷ってる私に取って、とても痛い作品でした。
晩年、父に何故やさしくできなかったのだろうか?と自問自答しながら…生きています。
これが、親子の絆何だろうか?

不完全な己たち

不完全な己たち

gojunko

スタジオ空洞(東京都)

2016/01/20 (水) ~ 2016/01/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

寂しい嫉妬
大好きなとみやまあゆみさんを観にスタジオ空洞へ。開演から暫く背中の演技。まさかの設定に度肝を抜かれた。自分の容姿や人生に充分満足している人は、この世にどれくらいいるのだろうか。別の人生を手に入れたくなることもあるはず。チクチクした。●俳優は、いくつもの人生を生きて、それを見せてくれる。映画もいいけど、目の前で生きてみせてくれる舞台は、その浸透力が格段に違う。人は皆、影響しあって生きている。自分の存在が大切な人の負担になっていると知ったら、どんな気持ちになるのか?ゾッとする。●自分に非が無い問題で揶揄される憤りはいかばかりか。それを放出しない彼女の心は、どれほど焼かれただろう。彼女が一瞬だけ牙を剥いた相手は認知症が始まった叔母。ところが、逆襲を受ける。意識的な悪意の存在に背筋が凍った。●肉親だって、気の合う合わないはある。しかし、それに触れてはいけないという暗黙の了解が家族にはあるはず。きれいごとではない怨みや妬みがこぼれ出す。でも、一番破壊力があるのは憐れみ。それが家族に致命的な傷を与える。誰もが自分は大丈夫だと信じている。●小瀧万梨子さんが今作も飛び道具。存在感が半端なく、その破壊力は絶大。契約恋人の美しさにはウットリだ。猫耳カチューシャがあんなに可愛らしく見えるなんて奇跡だ。それを外して、あの役にすーっと下の子が生まれる時は、意識して上の子を可愛がってあげな」と言う。大好きなママを取られた上の子の妬みは純粋なだけに破壊力が高い。愛ママから生まれたミチルが愛に満たされなかったという不幸。奇形の金魚にまで嫉妬したあげくの…報い。呪い。その代わりに…チェンジする彼女に脱帽。小さなアレの演奏も味わい深かった。●下の子が生まれる時は、意識して上の子を可愛がってあげな」と言う。大好きなママを取られた上の子の妬みは純粋なだけに破壊力が高い。愛ママから生まれたミチルが愛に満たされなかったという不幸。奇形の金魚にまで嫉妬したあげくの…報い。呪い。その代わりに…手に入れたママの優しさ。代償に背負った個性。空っぽの金魚鉢は、偽りの家族。見て見ぬフリに疲弊する。最初の脱落者はお父さん。男って情けない。誰もが持つだろう、受け継ぎたくない親のDNA、渡したくない自分のDNA。逃れられないDNAの恐怖のスパイラル。●遺伝子検査による堕胎の是非。もし問題が見つかったら…の倫理観論議も終わりなきスパイラル。それも見て見ぬフリができるのか。マナミちゃんは生まれていなかったとしたら…。本当の家族が子どもだけだと言うなら、配偶者は違うと言うなら…夫婦の在り方が問われた。●』⑨「深爪が痛い」「オナラが出そう」「あっ…」マナミちゃんのような女の子。あのつぶらな瞳は天使だ。彼女がいるのは星の世界。捨てられたネギも離婚届も星の世界へ。みぞぐちあすみさんが穢れのなさは神の領域だ。彼女は、全ての人物の心情を見せてくれる。雄弁だ。●女の子は幻のように消える。彼女の表情が物語のナビゲーター。見つめる瞳が豊かに語る。ミチルが愛される手段として身に付けたアレを指して尋ねる。「それ、まだ要る?」それは、ミチルに、本当の人生を生きるよう促すものだ。舞い降りた天使だった。●ミチルはオープニングの背中語りで、ソレを握っていた。何度も握っていた。その手で、天使に促されながら明るい未来を、本当の人生を、本当の家族を、本当の愛を、手に入れてくれることを願う。「あれ〜?」の向こうに光が差していると信じている。

書く女

書く女

ニ兎社

世田谷パブリックシアター(東京都)

2016/01/21 (木) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしいね
参りました。楽し愛しの素晴らしい舞台だった。永井愛さんの描く人物のなんと愛らしいことか。頭にくる人物が一人もいない清々しさ。そこに政治や社会の愚かしさはあっても、目の前の人物に憎しみがない。帰りの足取りが軽い。いい作品だ。舞台で、あんなに美しい雪を観たことないな。●同じ人物を描きながら、井上ひさし氏とこんなにも違うとは。どちらが良い悪いではない。どちらも素晴らしい作品。●木野花さんはバケモノだ。素晴らしすぎる。可愛らしさで突き抜けている。「万歳三唱」で声をちょっぴり裏返す中に、その愚かしさを忍ばせる。貧しい市民の象徴。明るく賑やかです愛に溢れた妹を、くるくると表情を変え、可愛さ満点に朝倉あきさんが好演。●特筆すべきは長尾純子さん。作品に、豪快な立ち居振る舞いと物言いでアクセントを付けた。柔らかな空気を一変させる最高のスパイス。大きな劇場に合わせた彼女のオーバーアクションがジャストフィット。彼女の力量が正当に評価され、今作で日の目をみると確信している。●黒木華さんの纏う柔らかな空気が、作品を万人に愛されるものにしている。ポーズを取りながら筆を執る姿が愛くるしい。モノローグや高笑いにぎこちなさが見える部分もあるけれど、台詞と視線の交換が美しい。批評家斎藤との対決を楽しむ姿に、戦う相手がいればこその成長を実感する。●日なたで遊ぶか、日陰で生きるか…自分が生徒指導の基盤としていることを台詞で聞き、ゾクゾクした。ラストで、我が故郷の「伊勢崎銘仙」を欲する一葉家族に、さらに親しみが湧いた。自分の中にも郷土愛があることを発見できて、かなり嬉しい。ブラボー、永井愛!

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