三人でシェイクスピア 公演情報 劇団鳥獣戯画「三人でシェイクスピア」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    シェークスピア祭り
    これは、シェークスピア・ライブ・エンターテイメント・ショー。劇団鳥獣戯画の石丸有里子さんによる舞台後の説明では、空いている小劇場を断続的に押さえてこの演目の公演を続けている、とか。チラシにも「跳び跳びロングラン14年目!」とある。

    私の興味は、シェークスピア37戯曲をたった3人でどうやって全部上演するのか、というところにあった。実は、そういう切り口で会場に出向くと「何だこれ」、ということになるので、この際、頭を真っ白にして最初から笑いに行くぞ、と会場に行った方がいい。なにせこの舞台は、全編ギャグのてんこ盛りなのだから。

    私が帰り際、石丸さんに「もっと上演時間を長くしてもいいから37戯曲をばっちり取り扱ったらどうでしょう」と言うと、「それはちょっとつまらないかもしれませんよ」と彼女は言った。なるほど、自分で言ってみて、確かに彼女の言うとおりかな、とも思った。
    でもやっぱり、しっかり取り上げたのがロミオとジュリエットとハムレットだけではちょっと寂しい。劇団鳥獣戯画がやれば、おもいっきり笑えるシェークスピア戯曲はほかにもまだ、ありますから。せっかくのロングランなので、まだ、別の戯曲を取り上げて笑わせるライブ・エンタテイメントを期待したい。

    ネタバレBOX

    観客参加型なのである。
    特に、休憩後の第二幕は、赤星昇一郎さんらにひっぱられて観客が舞台に上がり、ハムレットのせりふを叫ぶ。これが本当におもしろかった。

    拍手やおひねりもしっかりあって「今日のお客さんはのりがいいな」と赤星さんは喜んでいたが、私の席の後ろのお客さんは、まさかこの人、サクラなのでは、と勘ぐりたくなるくらい、全編を通して大声で笑っていた。とてもうるさいです(泣)
    舞台はせっかくおもしろいので、ちゃんとおもしろいところだけで笑ってくれないとしらけます(笑)

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    2016/02/03 12:36

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