最新の観てきた!クチコミ一覧

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雑種 小夜の月

雑種 小夜の月

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2024/08/10 (土) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

2回目。
台風直撃土砂降りの東京、散々な目に遭った。
Life is dream. Life is but a dream.
人生は夢、人生は夢に過ぎないよ。

この作品は一つの楽曲のように作り込まれている。そのセンスを高評価。岡本喜八や深作欣二には秘密があった。それはフィルムを編集する際、ジャズのリズムで細かくカットを繋ぐこと。テンポと気持ちよく刻んだ繋ぎに観客はノっていく。挟み込まれるメロディー、リフレイン、快楽原則。それは曲の構造そのもの。だがセンスは歳と共に落ちていく。黒澤明も卓越した反射神経でカットを繋いで大衆を熱狂させたが、やはり衰えていった。アカデミー名誉賞を受賞した時の有名なスピーチ。「私にはまだ“映画”というものがよく解っていない。」大家の謙遜のように捉えられたが、実は晩年に語っている。「最近、ちょっと見えてきたんだよね。“映画”はカットとカットの間に垣間見える。」
“映画”というものを一瞬だけでも見せる為のカットの連なり。

この作品の演出は一つの曲を構成する為のもの。話自体は定番の人情物かも知れない。かつて山田洋次は大ヒット作となった『男はつらいよ』を会社からシリーズ化するよう要求されて悩んでいた。おんなじ話を再生産していくことに果たして意味があるのか?作る方にとってもキツい。高名な落語家に相談したところ、「私は古典落語をやる時は来ているお客さんがそれを初めて聴くものだと思ってやっています。何度やったものでも初めてそれに触れるお客さんはいる。その人の為に新作としてやるのです。」
そこで何かを掴んだ山田洋次は『男はつらいよ』を続けることにした。

ゲストは活動弁士の片岡一郎氏。サイレント映画こそ映画の構造の真髄を知る機会。何が伝わって何が伝わらないのか。
佐原囃子(千葉県香取市、佐原の大祭の祭囃子)を演奏する囃子方を下座連(げざれん)と呼ぶ。
福圓(ふくえん)美里さんはちょっと見た目が若すぎると思っていたが今回細かく観て納得。配役にも演出家の意志を感じた。
小口ふみかさんの漫画的に誇張した表現は見事。中野亜美さんと共にジェスチャーが秀逸。
川田希さんの気の強い古風な女の啖呵、極妻だ。

ネタバレBOX

「貫太郎、見てみろ。月が綺麗だぞ。まるで猫の鳴き声のように尖ってやがる。」

冒頭の長女がお爺ちゃんにするお願い事。きっと、「子供が欲しい」だったのだろう。お爺ちゃんは「まあ焦らずにその内な。」

認知症の母親(福圓美里さん)を施設に預ける蓮見のりこさん。車椅子に乗せられて去って行く母親の姿とスーパーでショッピングカートを押している自分の姿がだぶる。スーパーで流れる呑気なBGMによる対位法。

一回じゃ分からなかった仕掛けが随所に散りばめられている。成程。

どんなに必死に思い詰めても、その全ては手から零れ落ちていく。どうしたってとどめ置けないこの虚しさ。生きて在ることの無意味さ。多分昔の人は死んだ人間がまだここにいることにしてその虚しさを回避しようとした。死んでいなくなった訳じゃない。今もあのときのまんま、その辺でニヤニヤ見ている。死んだからって消えて無くなる訳じゃない。生きていたとき以上に優しく世界を許してくれている。そうとでもしておかないことにはやり切れなかった。

子猫のときから可愛がっていた野良猫がいて、凄く優しい子だった。夜のグラウンド横の自販機の前で独り飲んでいる時なんかいつの間にか現われて脚に身体を擦り付けてきて何度もびっくりした。自分が寂しそうにみえたのか?老猫になって車に撥ねられて亡くなってしまったそうだ。何か何処からか自分を眺めているような気がする不思議な猫。その猫のことをずっと想い出していた。

※南極ゴジラの人気女優が観に来てた。
※千葉の方言が音として耳触りが良い。
※舞台を近くで感じさせる為の両面客席。
雑種 小夜の月

雑種 小夜の月

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2024/08/10 (土) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

こころあたたまる物語でした。

ネタバレBOX

シンプルなのに現実味に感じる舞台はとてもよかったです。それぞれの話がどうつながるのか、はじめは難しく感じましたが、徐々に話がつながっていくのは、観ていてぐいぐいと引き込まれます。そして、過去の回想と現実がいい具合に交差して、人の温もりをひしひしと感じました。
ゴシック

ゴシック

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2024/08/14 (水) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

いつもとうってかわった作風。
そう横溝正史的な。
それとかつてのホラー系のサウンドノベルっぽくもあり。

白か、黒か。

白か、黒か。

エンターテインメント風集団 秘密兵器

「劇」小劇場(東京都)

2024/08/10 (土) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最後のショー、めちゃくちゃジャニーズに愛を感じる演出でしたw 暑気払いにちょうどいい舞台でした。内容的には年末の浮かれた気分のときに見るのがベストかと^^ 楽しい時間をすごさせていただきました。

白か、黒か。

白か、黒か。

エンターテインメント風集団 秘密兵器

「劇」小劇場(東京都)

2024/08/10 (土) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

繊細さとくだらなさ、情熱と冷静がごった煮になった、お祭りみたいな舞台!!
最前列で鑑賞しました。大迫力!!!!!
イケオジ、美女、芸達者を一度に浴びることが出来ました。
ショートストーリーで笑ってロングストーリーでしみじみ。そしてラストの余興はもうフェス!!
暑さも嵐も吹き飛ばす!秘密兵器30th記念公演『白か、黒か。』
暑さにやられてる貴方、是非!!

ネタバレBOX

個人的には小原さんがツボです。
ロングストーリーで、胸をはだけてる小原さんを、是非目撃していただきたい。
ゴシック

ゴシック

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2024/08/14 (水) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

台風の中での観劇。ラスト姥捨て。母vs娘。本家vs分家。横溝正史的な世界観ね。

雑種 小夜の月

雑種 小夜の月

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2024/08/10 (土) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

お団子屋さんの朝の作業の歌がすごく細かくてどのように作られていくのかが分かりやすかった。
お盆に彼岸と此岸の話が良く合っていて本当にほっこりさせてもらいました。

舞台「新選組! 幕末維新伝~誠の戦友~」

舞台「新選組! 幕末維新伝~誠の戦友~」

株式会社FPアドバンス

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2024/08/15 (木) ~ 2024/08/17 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても良かったです!
それぞれの信じる正義を熱く描いた舞台で、観応えがありました。
友情や忠誠心、自身の役割、裏切り等、色々な要素が詰まっていて、目が釘付けでした。
役者さん達の身体能力が高く、殺陣やアクションも素晴らしかったです。
機会があれば、ショーも観てみたいと思いました。
大満足でした!

完全新版VSR 牡丹灯籠~全段通し

完全新版VSR 牡丹灯籠~全段通し

朗読パンダ

あうるすぽっと(東京都)

2024/08/10 (土) ~ 2024/08/12 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「日本一わかりやすい牡丹灯籠」確かにストーリーの流れが良かったし、キャストの演じる声も板の上にはっきり乗った活きた声だった。時々起こるアドリブめいたセリフも客席を沸かせていた。私個人の好みとしては、情景背景は有りでも、劇画がかった絵は必要ないのでは?と思わないでもない。必要ないくらいしっかり声が演じていたのでしないかと思うのだが。

ゴシック

ゴシック

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2024/08/14 (水) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い、お薦め。
冒頭から 物語へ集中させる雰囲気作りや関心を高める工夫、見応え十分。明治時代の長野県、そこの旧家を舞台にした悍ましい伝承物語。当日パンフに家系図が記載されており、登場する人間関係(立場)を明確にしている。時代背景と土地柄、そして本家・分家という家(家長)制度を絡め、人間の欲望 その深淵を描いている。

「姥捨て」する迄を前半、「御山入り」で自分の欲望と向き合うことを後半とすれば、その展開と観せ方も秀逸。隠された事実、それを解き明かすように七曲り先の六道(りくどう)、人々の欲望が剝き出しになって浮き上がる。各人の欲望に応じてテンポよく場面転換し、欲望の鏡合わせのような存在が繭(吉水雪乃サン)、その妖しい演技が印象的だ。
ちなみに舞台壁、前半と後半とで荒い岩肌から洞窟の中といった変化をみせ それが鈍く妖しく輝いているようだが、これにも伏線が仕込まれており巧い。

物語には、この家系とは別の人物を登場させ、人間の欲望とは この旧家に限ったことではない、そんな闇の広さと深さを鋭く抉っている。獣のような 出で立ちで、今まで「御山入り」した人々の魂の声が聞こえていた鍵屋の又やん(祥野獣一サン)、一方 実直な奉公人風の銭屋の照やん(山村鉄平サン)、後々の変化も含め この2人の存在が妙。
(上演時間1時間50分 休憩なし) 

ネタバレBOX

舞台美術は、劇場入口とは反対の奥に鳥居、その前に岩が2つ。この劇場の特徴である柱には しめ縄と紙垂。前半は崖岩を思わせるような幕。上演前には水が滴り落ちるような音が不気味。物語は御厨家4代に亘る姨捨て、その儀式に隠された因習を おどろおどろしく描く。観客は見巧者ばかりではなく、直截・表層的に見て感じることが大切。その意味で この世界観の好き嫌いはあるだろうが、丁寧な公演にしていると思う。

御厨家の女 まゆをその娘 絹が姨捨てに付き添うところから始まる。60歳になったら御山入りする定めになっているが、まゆ はまだ若々しい。その美貌ゆえに生への未練があるのでは と陰口を言われた。そして娘の絹も御山入りの年齢を迎えるが…。当主の結吉には亡き妻との間に2人の娘 紬と繭がいる。そして後妻に染を娶り、その連れ子。結吉の姉で分家となった糸とその子。多くが血縁関係という閉じられた世界。いや この地域そのものが排他的だ。

絹の御山入り、そこに同行した繭の純真というか特別な存在(力)によって、御厨家の人々の欲望が浮き彫りになっていく。例えば 紬は妹の繭が疎ましい、分家では本家への蟠りと我が子を本家の跡取りへ といった思惑を抱いている。血縁・地縁という閉鎖的な環境下における欲望は陰湿で後々まで祟る。代々の御山入りした多くの屍、その光景が見えなくても その凄惨さが感じられるような迫力。

前半は御厨家の周辺、そして今起こっている出来事を点描している。後半は岩肌の幕を取り、洞窟内を思わせるような鈍い輝きの岩。前半 その鉱物に係る会話があり、物語ー姥捨て では自分の大切なものを捨てないと神になったご先祖様に会えない。繭にとって大切なものの象徴としての鉱物。先にも記したが、夫々が抱いている欲望の鏡合わせとしての存在が繭。御山入りする当人と同行する者は白装束、しかし六道での繭は赤着物で修羅の形相。その観せる演出と鬼気迫る演技が圧巻だ。

御山入りした者が里に戻ってこないように嫁殺しという毒を盛る。そこに絡む 村人の鍵屋の又やんの獣のような荒々しさ図々しさ。一方 銭屋の照やんは実直そうだが、実は金を貰いお山の管理をしている。因習に相応しく口承という台詞まで飛び出し、なぜ記録が無いのか等という詮索をさせない。そもそもが理屈に合う噺ではなく、因習という得体の知れない といった醍醐味を味わわせてくれる。
その怪しい雰囲気(全体的に暗い空間)は、裸電球や鳥居に吊るされている提灯の点滅、狂気と化した白い着物と赤い着物というビジュアルの対比、そして おどろおどろした音楽が実に効果的だ。
次回公演も楽しみにしております。
ゴシック

ゴシック

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2024/08/14 (水) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

風雷紡はこのところ連合赤軍ものばかり観ていたので新鮮だったが、「社会派的視点」は時代を変えても「ゴシック」になってもゆるぎない
不要なものとは?
社会にとって、コミュニティにとって、「家」にとって・・・
一昨年の演劇ユニット鵺的の『バロック』のオマージュだという風雷紡版「姨捨て」だが、「姨」よりもハンディを負った娘繭(吉水)と旧弊を背負った「名家」の滅びに主眼があるように思われた
「六道」での「謎解き」のプロットも上手かった
あの扱いにくい楽園の空間が実にうまく使われていた
基本的に役者動線は対角線、通常の入り口まで使われる
途中「壁」が変化するとそこを出たり入ったり(「六道」の輪廻転生)
中に入るとまず目につくのはステージの奥に設置された大きな鳥居(先日の「小夜の月」の意味も明るい鳥居とは正反対)、そこに下がる提灯、そして壁が不気味
何と言っても提灯の点滅を含め暗めの絶妙な照明がその様を倍加させていた
相変わらず祥野獣一の存在感は凄かった
出てくるだけですごい迫力
吉水雪乃の変化も素晴らしかった

妻の感覚

妻の感覚

公益社団法人日本劇団協議会

東演パラータ(東京都)

2024/08/12 (月) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

韓国作家の作品には優れたものが少なくなく、近年触れるチャンスが多くなって喜ばしいが、本作品も凄い。独創的・幻想的でやや不条理な展開の不思議な物語に観ていて引き込まれる。俳優たちの動きも独特の演出で興味深い。実力派の俳優を揃えた万全の公演と思える。

かわいいチャージ’24

かわいいチャージ’24

人間嫌い

シアター711(東京都)

2024/07/24 (水) ~ 2024/07/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/07/26 (金) 14:00

メイドカフェを舞台にその従業員と関係者による「かわいい論」または「かわいいに関する哲学」。
肯定的な見方、懐疑的な見方のほかにビジネスとして割り切った見方など様々で観客それぞれ共感/感情移入する人物が異なりそう。その「客観的/多角的な描き方」が見事で演を重ねていることに納得。

夏の夜の夢

夏の夜の夢

劇団山の手事情社

山の手事情社アトリエ(東京都)

2024/07/27 (土) ~ 2024/08/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

以前一度訪れたと思っていた住宅街のど真ん中のアトリエではなかった。池上通りに面した建物だが「音」環境は悪くなく、この劇団の舞台仕様として劇場内部も悪くない。よく見ると若手公演とあり、観劇前に少々視る構えを変えたのだったが、山の手事情社特有のエネルギー量の表出のある演技が小気味よく展開し、前のめりになった。
逆に、突出した表現力というのかキャラ提示のある中で、「一般的な演技」に留まる俳優がいて、どこかの研究生公演などではよく頑張ってる部類だろうが、この劇団ではその先に磨かれた陶器のような独自の「色」を表出する事がその向こうの目指すべき到達点として設定されているのだろうか、それともたまたま剛力な役者が集まったのか、キャラが役に嵌まったのか・・。言いたいのはその「よくやってる」はずのオーソドックスな演技者が目立ってしまったという奇妙な現象のこと。
もう一つ厳しい論評をすれば(これほど楽しんだにも関わらず・・)、後半が特にであったが、序奏から中盤までは戯曲へのある批評的なスタンスが(恐らくは演技メソッドと身体表現、演出面からの)見られたのに対し、後半のある時間はストーリー説明のみの時間になっていた気がした。戯曲を超えられていないというか、捻じ伏せきれてないというか・・かなり高いハードル設定になってるとは思うのだが、正直な感じ方であった。

(余談だが会場整理に立っていたやや年輩の役者、最近どこかで見たと思ったら唐ゼミ「少女仮面」で目にしていた。チラシを見直すと確かに所属も書かれていた。まあそんだけの話。)

舞台「新選組! 幕末維新伝~誠の戦友~」

舞台「新選組! 幕末維新伝~誠の戦友~」

株式会社FPアドバンス

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2024/08/15 (木) ~ 2024/08/17 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

素晴らしかったです。公演前、廊下で待っていたらドレスアップした女性ばかり。完全にアウェーでしたが理由わかりました。キャストがみんなチョーイケメン^^ ホストクラブのショーにきてしまったか…と思ったほど。で、舞台ですが、ほんとすばらしかったです。太刀がすごかったです。あと、音効さんがすばらしい仕事をされてましたね。ストーリーもすばらしくほんと文句なしの舞台でした。

スクールバス

スクールバス

ホチキス

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2024/08/15 (木) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

三谷幸喜作品が好きな人は確実にハマる作品
近未来のバスに同乗している様な時間共有感、空間共有感があって楽しい
バスが走り出したら止められない映画「スピード」の緊張感にも似ているけれど、こちらは停車あり、何なら下車もありという緩さがあって、そういうところも絶妙に可笑しい
名怪女優の小玉久仁子さんは毎回作品の肝になる配役が多いけれど、今回のキャラクターも新機軸で笑いを誘いまくり
主演の雷太さんを筆頭にオモシロの中心になっている登場人物が多いものだからもうたまりません
舞台初日「あー可笑しかった!」の証に会場いっぱいの拍手がもう鳴り止まないのでした

ゴシック

ゴシック

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2024/08/14 (水) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

時空を超えた非日常に入り浸った体験でした。
舞台は長野県で100年ぐらい昔の設定なのですが、登場人物ごとの感情の動きや個性がよく伝わってきました。
光や音の使い方もきれいで、途中全く時間を気にすることなく一気に観れる作品。

フィクショナル香港IBM

フィクショナル香港IBM

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2024/05/01 (水) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ネタバレしてから楽しみが倍増する作品…なので2回、3回観ても飽きるどころか、また観たくなる作品です。
私は舞台を10回観ましたが、まだ観たりないです(笑

今宵、銀河の片隅で

今宵、銀河の片隅で

妻と秋刀魚

TCC試写室(東京都)

2024/02/17 (土) ~ 2024/02/23 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

試写室での上映会の前に、舞台版を観劇しており、念願の上演会でしたので再び観れる事ができ嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

ゴシック

ゴシック

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2024/08/14 (水) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/08/14 (水) 19:00

おどろおどろしい物語だが、興味深く観た。104分。
 明治期、長野の山村の旧家での「姥捨て」を描いて、面白い物語になっていた。オープニングから重々しく始まり、若い世代のさまざまを描き、親の世代の葛藤へと展開して、「御山入り」のクライマックス、と、ある意味分かりやすく展開され、非常に面白く観た。鵺的『バロック』へのオマージュと謳っているが、そう思わなくても理解できる。近年は、実際の事件を扱って好評だった同劇団だが、以前はこの種の伝奇的物語もやっていたなぁ、と思い出した。役者陣も好演だが、「妖し」の気分をしっかり背負った祥野が目立つ。前半と後半で違った演技を見せる吉水雪乃も凄くて、長い髪が美しく印象的なシーンがあるので、見逃す勿れ。

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