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俺が妹(30)を好きになるはずがない

俺が妹(30)を好きになるはずがない

ソテツトンネル

新宿眼科画廊(東京都)

2016/03/19 (土) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★

俺の妹
無機質で真っ白な舞台でリズミカルに展開するショートストーリー。
狭小空間を逆手に袖を上手く使って、
場面と時間が交差する演出はとてもよかった。
ラノベやアニメで不動の人気を得る
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のオマージュ?
のように、
他人には判らない兄と妹の関係は、言い得て妙なタイトルに現れていた。
肩ひじ張らずに気楽に味わえる、まさにライトノベルの様な舞台。
次回作も待ち遠しい。



ネタバレBOX

一種の謎解き的に5年の時差が暴かれ、なるほど!とうなずく
やたら美術やセットもない無機質な舞台空間に
全ての役者さんと観客が包みこまれ物語に引き込まれる。
不思議で心地よい舞台だった。
カムアウト

カムアウト

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2016/03/19 (土) ~ 2016/03/31 (木)公演終了

満足度★★★★★

27年間 日本人は何をしていたのか?
 初演は1989年。

ネタバレBOX

天安門事件、1986年4月26日のチェルノブイリがン発事故で決定的ダメージを受けていたソ連は、1989年アフガニスタンからも撤退せざるを得なかった。ソ連崩壊への序曲後半部である。冷戦終結、ハンガリーでも鉄のカーテン崩壊、ポーランドで連帯圧勝、ベルリンの壁撤去、チャウシェスク政権など東欧政権崩壊を受け、世界が激変した時であった。日本ばかりが、いつものようにどんより・もっさりしていた。自分は頗る苛立っていたのを思い出す。その意味で日本の在り様は本質的に当時と全く変わっていない。薄墨で記された初演時と現在の間にある両矢印は、現在2016年と1989年が本質的に全然変わっていないという事実をアイロニカルに表現していると見た。
因みに1989年の日本では、女子高生監禁・コンクリート詰め殺人事件が起こっており、この事件に関与していた人間(少女レイプに加担など)・この事件を知っていた人間の総数は100人にも上るとの裁判記録がある。LGBT(レズ、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)を扱ってはいるが、相変わらず陰湿極まりない下司社会・日本の鵺社会が今作の隠れたテーマである。自分はそう観た。
舞台は、レズビアンたちが共同生活を送るコミュニティー、坂手氏自身が実際に取材をして書き下ろした作品である。女性が他者に向ける愛の形は、深くて狭い。レズであろうとヘテロであろうと変わりない。変わるのは、世間的常識を正しいと信じる者が取る態度である。自分達と同じヘテロに対して多くのヘテロは違和感も感じないし、警戒心も恐怖心も抱かない。然し、異質の愛の形は、自分達と何かが同じであるかも知れず、異なるのかも知れない。何れにせよ正体の分からぬものは、薄気味悪く排除の対象となる。この単純な構図に加わる人間の感情や世間体が結果的に差別化を生み、歪んだ想像力が最後の仕上げをする。鵺社会で、このように出来上がった一般大衆の思い込みが、自らの思考と存在を賭けて人生を選び取った者に対してどのような仕打ちを返すかは、自らの生を自分で選び取った誰しもの知る所である。知らないとすれば、それは自身が自分の生を自分で選び取っていないことの証拠である。
麻雀ブラボー!!

麻雀ブラボー!!

劇団さかあがり

シアターシャイン(東京都)

2016/03/20 (日) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★

シナリオライター勉強が足りない
 先ず尺が長い。この内容なら25分から30分短くして充分対応できる。

ネタバレBOX

オープニングでコンピュータサイエンス部と文芸部が対峙する姿を示すシーンでもポーズの決め方、単純にグループに分かれて互いを敵対者として指し示すだけの仕草では何のインパクトも齎さない。自分達の目指す演劇の方向性も良く分かっていないようだ。演劇は、先ず第一に論理である。中盤、仙人の登場辺りから面白くなるが、それまでは凝縮し、敵対関係をはっきり際立たせること、対抗戦に出る女子2人のプロフィール紹介をキチンと織り交ぜること、文芸部部員も同様。
 麻雀にもあまり詳しくなさそうだ。中盤以降漸くキチンと雀士らしい発想が出てくる箇所があるものの、チー、ポンが前面に出過ぎるだけで、麻雀の格が落ちる。但し、安い手で早く上がるというのは、無論、麻雀で勝つための鉄則ではあるが。これ一本で勝てるほど麻雀は甘いゲームではない。また、プロ雀士の手法中、常道である積み込みが出てこないのも不自然である。セイガク麻雀でも、トップクラスの雀士ともなれば、麻雀の手練れの面前で「これから積み込みをやるぞ」と宣言してから積み込みをやっても、見ている側がどうやって積み込んだのか、積み込んだパイを何故正確に覚えていられるのか? が皆目分からない程の腕前を持つ。もう少し雀士の研究をすべきだろう。
 また、文芸部の体質がまるで応援団のような気質で描かれていたが、無頼派にしても、本質は優しさなのであって体制・風習・世間的価値如きに阿る輩とは一線を画していることは肝に念じておくべきであろう。
俺が妹(30)を好きになるはずがない

俺が妹(30)を好きになるはずがない

ソテツトンネル

新宿眼科画廊(東京都)

2016/03/19 (土) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★

兄妹愛
こんな兄と妹が近くにいたら、絶対イラッとすると思う。
お兄さんの彼女がかわいそうでした。

ドアを開ければいつも

ドアを開ければいつも

演劇ユニット「みそじん」

atelier.TORIYOU 東京都中央区築地3-7-2 2F tel:03-3541-6004(東京都)

2016/02/27 (土) ~ 2016/03/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

何度観ても面白い
筋書きは大きくはかわらないけれど、キャストが代わることで印象が全然違う…というのは、この公演を語るときによく言われることですが、今回自分もそれを強く実感しました。

笑いなしでは見られない、涙なしでは見られない、それは3回経験しても、まったく変わらずでした。

すばらしいストーリーにすばらしいキャスト、そしてそれを支える助手の方たち(自分が行った開催では過去の出演者の方が受付をされていました)に支えられ、このすばらしいステージが行われているんだなぁ…と、お伺いするたびに感じます。本当に面白かったです。

『ドアを開ければいつも』自体は今回の公演でおしまい…ということですが、次回のみそじんにまた期待しています!

通天閣ブルース

通天閣ブルース

劇団そとばこまち

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2016/03/18 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★

しっかりとしたお芝居
『解釈はお客様におまかせ』的なものが苦手な自分としては、"問題提起"というか伝えたいことがはっきりしていてモヤモヤの残らないお芝居。
個人的にはこういうのが好きですね。
面白かった。
また機会があれば観てみたい劇団です。

ただ、途中入場や途中トイレで観劇妨害があったので☆マイナス1にします。

家庭内失踪

家庭内失踪

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2016/03/11 (金) ~ 2016/03/23 (水)公演終了

満足度★★★

日常の軋み
違和感というか、漂う居心地の悪さはさすがです。風間杜夫さんは凄い人でした(間が絶妙)小泉今日子さんはそこに存在しているだけで雰囲気勝ちですね。

通天閣ブルース

通天閣ブルース

劇団そとばこまち

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2016/03/18 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

大阪のテイスト漂う良き作品
終始小気味よいテンポで軽快に進んでいくストーリー。
とても重い題材なのにも関わらず、散りばめられた笑いどころのおかげか後味の悪さは感じられませんでした。
笑いあり涙あり、驚いて納得して、と、常に楽しめる作品で、見所満載の内容の濃い作品でした。
関西ならではの小ネタも、安心と信頼の笑いを提供してくれます。
役者陣の熱演と、心にまっすぐ訴えかけるストーリーにただただ圧倒。
観劇することができて、本当に嬉しいです。

しんじゃうおへや

しんじゃうおへや

yhs

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/03/12 (土) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

何度でも観たくなる。
脚本、演出、役者の熱量が凄まじく、圧倒された。作品として完成されているが、次に観たときはどこが変わっているのか、前に観たときと自分の感じ方がどうなるのかを期待させる。

人は、人が定めた罪を裁くことは出来るが、人を裁くことは出来ない。現代社会において罪とされることを論じ、決め、実行するだけである。どんな罪を犯したとしても、死ぬその日まで人は人以外にはなれない。そんな当たり前だがとても大切なことをこの作品は改めて教えてくれた。また観てみたい。

ネタバレBOX

矢田部の家族を殺して自殺した犯人が三塚なのかと思った。三塚がストーカー殺人だったのかと。死刑と自殺では死因も違うが、パラレルワールド的な要素もあるのかと思わせる展開が面白かった。

矢田部の正論は現代社会の良識そのもの。間違ってはいないが、正論だけで話が片付くほど単純ではない。矢田部のやりたいようにさせる小栗課長も、最初は矢田部みたいな若者だったのかもしれない。様々な経験をした小栗課長のような寛容さで正論は包み込まれ、現代社会は成り立っている。

三塚は物語の最後に自分が死んだことに気付く。罪の意識に苛まれ苦しみ続ける日々が終わった。彼は救われたのだ。だが彼のような狂気は誰の心にでも眠っている。誰もが加害者になり得る。この作品はその警鐘を鳴らしているのかもしれない。
家庭内失踪

家庭内失踪

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2016/03/11 (金) ~ 2016/03/23 (水)公演終了

満足度★★★

キョンキョンはどうしてもキョンキョンで、美しかったり、なまめかしかったり。
倦怠期を迎えた夫婦の物語。
風間氏とキョンキョンの色々訳あり(誰にでもある) の夫婦像。
幼稚な感想ですが、キョンキョンが倦怠夫婦の性生活を演じるなんて!びっくり!
キョンキョンはどうしてもキョンキョンで、美しかったり、なまめかしかったり、
単なる熟年の妻には見えない魅力が出てしまうのは、戯曲の想定の範囲内なのだろうか
とても気になる。

岩松さんの戯曲は、それぞれの事情を、語られるセリフの中から推測していく
しかなかったり、微妙に会話が食い違っていたり、だれの発言が正しいのか
わかりにくかったりと、わかりやすくするための脚本ではなく、
普通の生活から出た言葉が書かれているのが面白い。

本作では、実際に舞台上に登場しない人物(2名)を想像させられるのが、
いかにも岩松氏のホンという感じです。
加えて、岩松氏演じる、失踪男の滑稽さも面白くもあり、
これらの人物には、非常に苛立ちを覚えてしまう。
これも岩松さんの世界に自然と浸ってしまった結果かもしれない。
そうなってしまうのが、普通の人々、普通の生活というものか。

アストライアー

アストライアー

ぱすてるからっと

千本桜ホール(東京都)

2016/03/18 (金) ~ 2016/03/20 (日)公演終了

満足度★★★

進化に期待
〔RED班〕観劇。
「とある場所で、生死の境目に在る魂たちの物語り」という、数多くの劇団が取り上げる題材ですが、
本作品は、コメディ色を前面に出し、ライトタッチで“善と悪”というテーマを描いていた。

シナリオに少々強引(無理)なところがあるように感じたものの、
独特な振り付けのダンスを取り入れたエンターテイメント性は魅力的で、この後の進化に期待したい。

OOPARTS Vol.3「HAUNTED HOUSE」

OOPARTS Vol.3「HAUNTED HOUSE」

CREATIVE OFFICE CUE

サンシャイン劇場(東京都)

2016/02/12 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

ザ・エンターテイメント
『水曜どうでしょう』を見ているかどうかで、大きく評価が変わってしまうのは致し方無いのかなー。
だって、多くの観客は、ミスターこと鈴井貴之さんを、ヒゲこと藤村忠寿Dを、リーダーこと森崎さんを目的に足を運んでいるでしょ?と。何の前情報も無ければ、現役のTV局勤務のディレクターが役者を演ってるのか分からないと思うし。。。

OOPARTSの公演は、毎回舞台装置が凝っているそうだけど、今回の舞台装置は、アスレチックコースになんかにある格子状ロープ=網々(あみあみ)でしたね。ほんと、シルクドソレイユかよ、という感じで、あれは演者さんたち足にきたと思う。

キャラメルボックスで拝見している多田さん、贅沢貧乏「ヘイセイ・アパートメント」で拝見した田島ゆみかさん、しっかり存在感を出していたのは嬉しかった。下手すると、鈴井さん・藤村さん・森崎さん・いっけいさんに食われてしまうからね。

賢者ナータン Nathan der Weise

賢者ナータン Nathan der Weise

清流劇場

AI・HALL(兵庫県)

2016/03/10 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても良く作り込まれた名作『賢者ナータン』
イスラム教、ユダヤ教、キリスト教。
この三つの宗教を三人兄弟に例えるナータンのお話は素晴らしく、人類皆がこのように成れないのか…、と思うばかりです。

生演奏、劇中カメラ、歌などの演出も面白く、とっても楽しませて頂きました。

追伸、フライヤーに記載されていましたが、

「私たちはナータンのような人物を『素晴らしい』と理解しながらも、戦争を止めない。
………
私たちはナータンを素晴らしい人物だと『理解している』ことで、安心してはいないだろうか?
私たちは『賢者』ではない。まずはそこから始めたい。」

正にその通りだと思いました。

終わりなきコウカイ

終わりなきコウカイ

劇団星めぐり

ナンジャーレ(愛知県)

2016/03/20 (日) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★

久しぶりに演劇を観て満足
前情報をほとんど得ずに劇場へ足を運び、劇団員の若さにまず驚きました。
そして手作り感満載のパンフレットなど、熱意と一生懸命さが伝わってきて、とても好感が持てました。
内容の感想はネタバレに書きますが、今回、本作品を観れてとても良かったです。
課題がまったくないわけではないとは思いますが、これからも応援していきたいと思います。

ネタバレBOX

いわゆる“ループもの”です。
観劇の後、家へ帰り、自室の机の上にパンフレットを置き、題名をもう一度見直したときに、物語の結末と題名の意味がわかりました。
印象に残ったシーンとしては、結末は当然ですが、3人が星空の下で三日月を船に見立てたお話をするところです。
何もない背景に、本当に月と満天の星空が見えるようでした。
通天閣ブルース

通天閣ブルース

劇団そとばこまち

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2016/03/18 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

とてもよかったです!
社会的に、とても重い話を、時には笑いを入れつつも、真剣に考えさせられた公演でした。特に南園さんの演技を通して、その痛さを感じる事が出来ました。
それでも最後は希望が見えてよかったです。
初演のDVDを購入したので、またじっくり観たいと思います。
劇団の皆様、お疲れ様でした!そして素敵な公演を、ありがとうございました!!

地点『スポーツ劇』

地点『スポーツ劇』

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2016/03/11 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★

今日
結果的にですが、単調な感じが拭えず。
およよ、最終日でコレかい? と残念。

『眠れる森の美女』 プロローグと全3幕

『眠れる森の美女』 プロローグと全3幕

日本バレエ協会

東京文化会館 大ホール(東京都)

2016/03/19 (土) ~ 2016/03/20 (日)公演終了

満足度★★★★

新国立劇場バレエ団の実力。
新国立劇場バレエ団のダンサーさんたちが、主要キャストのほとんどを踊る日を選びました。雄大&絢子ペアの格調高い、優雅な存在感は圧倒的でしたし、やはり新国立劇場バレエ団のダンサーさんたちはすごいです。
普段新国立劇場バレエ団の公演を観ていて、当たり前に思っているコールドの方たちのすごさがここでしみじみと感じました。
主要キャストは☆5つです。

アンジョルラス

アンジョルラス

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2016/03/16 (水) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★

スタイリッシュ!
いや~視覚的にも内容的にも凄く魅せるステージですね。こんなスタイリッシュなレヴォリューションがあるのかな。マシンガンのようなセリフの洪水も全共闘風(?)で、わかったようなわからんようなところが実にいい。

Stay of Execution

Stay of Execution

メガバックスコレクション

錦糸町SIM STUDIO 4F C-studio(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★

祝活動再開
作り込まれたセットと練られた脚本で信頼のメガバックスコレクション。久々と言う事で不安でしたが、やはり満足できる内容でした。
独特の世界観は踏襲していましたが、震災後の渋谷が出てくると言う事で、何時もよりで刺さりましたね。

ネタバレBOX

新メンバーと言う事で、役者陣には、まだ演技の温度差があるかなあと感じました。次回以降に期待します。
スパイ大迷惑

スパイ大迷惑

ホチキス

劇場MOMO(東京都)

2016/03/17 (木) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

千秋楽
初日から全8公演観劇
最後のシーンに向けて、色々な場面がつながっていく。
最後のシーンは圧巻である。
そして、皆、お芝居、舞台を愛している役者さんたちの舞台である。

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