最新の観てきた!クチコミ一覧

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人間になりたがったミミズと、

人間になりたがったミミズと、

劇団うぬぼれ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/10/24 (金) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いやー、すごいものを観てしまった…というのが感想です。この作品、観る人によって星5つから星マイナス5つまでになるのではないでしょうか。正直、観始めてすぐ「うわ…なんかの罰ゲームに当たっちゃったかな… 歌もアレだしダンスもアレだし… 完全に素人の舞台だな…」と思いました。そしてしばらくして「うわっ…厨二病的な作品か… 観てられないな…」と思いました。が、2時間10分ほどしてからまったく私の評価変わりました。これはもしかしたら傑作どころか名作なんじゃないか…となりました。そのぐらい最後の20分ぐらいで見る人によっては印象が変わります。最後には歌が下手なのも演技がイマイチなのもすべて好意的に思えてしまいました。ある意味最低な舞台ですけど最高な舞台で、誰にもすすめられないけど一部の人には強烈に勧めたくなる作品でした。ちょっと私のなかで舞台に対する考え方が変わってしまった作品でした。

キュクロプス ─貧民街の怪物(東京公演)

キュクロプス ─貧民街の怪物(東京公演)

清流劇場

駅前劇場(東京都)

2025/10/23 (木) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

2500年前のギリシャ劇を昭和の武庫川河川敷に置き換えて、ということに興味を惹かれ観劇しました。お芝居の前に劇の背景となる小噺が演出家よりなされ、ギリシャ劇と武庫川劇がどう関係していくかのヒントがあったため、ギリシャと武庫川河川敷に同時に思いを馳せながら観劇できた気がします。
先般の朝ドラ「あんぱん」では、逆転しない正義という言葉が重要なキーワードでしたが、今日のお芝居でも正義とは相対的なものであり、かつ善と悪だって相対的なものだと感じる次第。
ギリシャと武庫川河川敷のはなしに共通点があるのは、結局人間なんて変わっていないということ。現代でもおんなじことは繰り返される、だからこそ自分でそれをどう受け止めかつ受け流さなければいけないかが大切なんだろうと気づかされたお芝居でした。
アフタートークもあり、ホワイエではとても控えめに役者さんがいてちょっとおしゃべりしたりと観客と舞台がとても近い時間だったのも印象に残りました~

人間になりたがったミミズと、

人間になりたがったミミズと、

劇団うぬぼれ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/10/24 (金) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

色んな意味で驚きました。ミュージカルにしなくても良かったような気もします。長く感じました。

カメレオン探偵

カメレオン探偵

人となり

アトリエファンファーレ東新宿(東京都)

2025/10/24 (金) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

 板上は下手奥コーナーにバーカウンタ。丸椅子3脚、中央に円のセンターを色分けしたマークのついた扉、扉の直ぐ左手に貸鉢に植えられた植栽。上手には蓄音機。出捌けは上手側壁部の袖から。

ネタバレBOX

 オープニング早々、吉本1年目というお笑いコンビが登場するが、寒い。余りにも寒い。芸の理想は夢と現の狭間で夢想空間を現出せしめることだと理解している自分にとって、これ以上の寒さは信じられないレベルの「表現」であった。
 タイトルのカメレオン探偵も一種のSFであるが、内容は乏しく感じられた。残念である。全体の構成も良いとは感じられず、脚本も甘い。役者陣の演技はまずまず。開演後照明は昏め。尺は90分程。
恋愛漫画~鳳凰篇~

恋愛漫画~鳳凰篇~

ライオン・パーマ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/10/22 (水) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

個性豊かな 登場人物たちが繰り広げる
群像劇ともとれるかなー
四度目の再演である
話を作るという主題で
作家や本屋 編集などを交えて
その派生した物語等もを
作中に散りばめた作品である
各エピソードの繋に
もうちょい工夫が欲しかったかなー
とも感じたが
全体的に楽しめた笑える作品

ネタバレBOX

ハンター チャンスウメコが
次々と 派生していく様は
自分的にはツボだった
たまたまロミオとサム・ゲタン

たまたまロミオとサム・ゲタン

市民劇場TAMA

多摩市立関戸公民館・ヴィータホール(東京都)

2025/10/18 (土) ~ 2025/10/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

楽しんで芝居をしている感は伝わるが
今ひとつな雰囲気があり
あまり話に没入 できなかったなぁと
作品内容は説明通りで
基本素舞台に小道具を配した
いつも通りの舞台美術 であった
全席自由

ネタバレBOX

賑やかしの阿佐ヶ谷姉妹風の
スタイリスト二人組によって拡散されまくった解散公演情報は止められずに
お人好しな劇団は急遽
脚本家の未完成話を上演する事にして
時間が無く上演しながら続きを書かせて
ギリギリでロミオとジュリエットの
コメディ 作品を何とか上演しきるのでした
=怪盗サムゲタンがジュリエットを
攫うという内容で
ハッピーエンドに終わらせる話でした
で結末は
脚本家の娘が
大好きな 劇団を終わらせたくなくて
メールを勝手に送ったのでした
薄々わかっているメンバーもいて
解散したくない気持ちを公演に託して
結局劇団は続くという結末に
落ち着くのでした




パレード

パレード

舞台「パレード」製作委員会

シアターH(東京都)

2025/10/24 (金) ~ 2025/11/01 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

伊藤理々杏の演技が光る!

初日観劇。
原作は『国宝』の吉田修一氏。ストーリーは折り紙付きの面白さで全く飽きさせない。
演出も私好みで、舞台ならではの魅力が詰まっており、観劇後の良いもの観せてもらった感、充実感が大きかった。

役者さんもそれぞれ素晴らしく、まさに役本人かそこに居る、そんな感覚で観る事ができた。
なかでも伊藤理々杏は好演だった。
近年、舞台・ミュージカル・朗読劇などで積み重ねてきたものを、確実に実力として蓄え、発揮していると思う。

口コミでどんどん良さが広まっていく、ぞんな良作だと思う。
観劇が初めて・初心者にもお薦め。

KCL

KCL

演劇集団プラチナネクスト

ザ・ポケット(東京都)

2025/10/24 (金) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/24 (金) 18:30

医療ドラマ。サスペンス?要素もあり。でもなにより「死」について終末医療を問う舞台でした。演じるのがプラチナネクストということもあり、重く、でも身近に感じられました。

ネタバレBOX

終末期の患者の声が聞こえたのか?看護する家族の葛藤もよくわかる。
わがことなかれ

わがことなかれ

海ねこ症候群

シアター711(東京都)

2025/10/22 (水) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/22 (水) 19:00

Aチーム観劇。
ヒリヒリしながらも温かく見守ることができました。若いっていいねぇ。などと自分、歳を取ったなぁと感慨深く。彼女たちのさらに20年後もみてみたいなぁ。今後が気になる劇団です。

イヴ・プリマ・パンドラ〜幻想都市の魔女〜

イヴ・プリマ・パンドラ〜幻想都市の魔女〜

ヅカ★ガール

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2025/10/22 (水) ~ 2025/11/10 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/24 (金) 19:00

初見のユニット。月組を観劇。世界観芝居だが「怪盗」に焦点を当てて、楽しめる舞台だった。(4分押し)125分。
 2019年に初演した作品だそうだが、「黒蜥蜴」「怪人二十面相」へのオマージュとして書かれたこともあり、壮大な展開で興味深く観ることができる。独特の世界観で描かれた都市に現われる怪盗と探偵の物語だが、貴族がいる一方で遺伝子捜査をしているなど、微妙な違和感が逆に楽しい。登場人物が多いが描き分けもできていて、最後まで楽しく観た。推しの岡本麻妃呂は少女探偵団の一人という役でダンスも演技も魅せてくれて満足。

恋愛漫画~鳳凰篇~

恋愛漫画~鳳凰篇~

ライオン・パーマ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/10/22 (水) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ジェットコースターのようにめまぐるしく変わる舞台。それがとてもテンポ良く心地良い。笑えて泣けて皆愛おしい。必見です。これぞライオンパーマ!
恋愛漫画、続けてほしい。

ネタバレBOX

ラスト、感動しました。そうだったのか!鳳凰美し過ぎる。素晴らしく収束して、満足感でいっぱいになる。
脚本もキャストもひとつになって、あの熱量。
女性達の美しさにうっとり。
ひとつひとつの場面が笑える。京王線ウケました!笑いのテンポがツボ!笑わせるのは大変だけど嫌味なく上品で好感度大。
天堂さんのキラリと光った涙はしっかり受け止めました。ありがとうございました。おつかれさま。
残る回も頑張ってください。
三文オペラ

三文オペラ

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2025/10/04 (土) ~ 2025/10/07 (火)公演終了

実演鑑賞

このプログラムもシアターX主催、例の井田邦明氏演出の音楽系舞台。
三文オペラをオペラで観たのは初めて。女性も男性も高音の野太い声を音程差極大のビブラートで出すと、この作品の興趣が殺がれるような・・恐らく中盤以降、太い声で歌う場面が増えたのか、繰り返し耳にしていて許容量を超えたので耳について聞えて来たのか・・こう申すとオペラ歌手(の声で歌える方)の方には申しわけないが、先に知っていた演目であった事もあり、声質と作品のマッチングに若干ではあるが違和を感じた所である。
だがクルト・ヴァイルの曲は名曲揃いで、既にガーシュインが居たが前世紀前半のドイツでも先進的な楽曲として聴かれたのでは、と思ったりした。現代はもっと複雑な和声と旋律の絡み方のある楽曲があり、ふと林光を思い出したりした(その先駆としてあったのでは、と)。
そうか音楽畑の人々にとっても「三文オペラ」は取り組むべき範疇の作品なのだな。
しかしブレヒトという人は人間の一筋縄で行かなさを軽妙な台詞と意外な展開(人物の行動)で描いてみせる。主人公である女垂らしのメッキー、彼と対峙することとなる物乞いを牛耳って金儲けしているピーチャム、メッキーに借りがあり敬愛している警視総監のブラウン、メッキーの新妻ポーリー(ピーチャムの娘)、結婚の約束をしていた別の女、彼が出入りする娼館に居るかつてのメッキーの恋人ジェニー。それぞれの独特な行動により、メッキーは追い詰められて行く。
娼婦ジェニーはメッキーを警察に二度も「売る」のだが、その感情は明かさず、行動だけを観客は見せられる。しかし人生を最大限「遊んでいる」(勝負している)感のあるジェニーの女としての振り切れ方は、メッキーに極上のカタストロフ(破滅)を与えているようにも見えるし、それぞれ流の法外(法は二の次)に生きる人物たちの躍動が、世相を皮肉り笑っている。そこにこの作品の底知れない魅力がある事を再認識。

妄想コピー / river

妄想コピー / river

演劇プロデュース『螺旋階段』

国府津海岸BLEND PARK(神奈川県)

2025/10/24 (金) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったです。

せっかくの海のそばの会場だったのに、お天気が悪くて海を楽しめなかったのは残念です。ずっと浜に押し寄せる波の音が聞こえて良かったですが、あの屋根では豪雨だったらどんな音が聞こえたのだろうと思いました。

ネタバレBOX

river どんな罪なんだろう?始まりがドタバタだったので、その流れで何か突拍子もない罪なのでは?と期待していたのでしたが、割とありふれた罪(と言ってはいけないのだろうけど)でした。親が子どもを嫌いなわけがないというのは常套句で、何を根拠にと思ってしまうのでした。
妄想コピー うーん、何を持ってしてコピーと言っているのだろう。フィクションと書いてあったらフィクションと言ってしまえばすむのでは?と思いつつも設定を丸っと受けとめて見ていればとても面白いです。宇宙人まで登場して笑えました。妄想以外の何ものでもない?オチが分かりませんでした。私の理解力が足りない?
人間になりたがったミミズと、

人間になりたがったミミズと、

劇団うぬぼれ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/10/24 (金) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

荒唐無稽な話でした。ダンスと歌が上手くなかったです。私はあまり楽しめませんでした。
しかし下ネタが出てくるので、下ネタが好きな方には楽しめるかもです。

【班女】【卒塔婆小町】

【班女】【卒塔婆小町】

アルプス乙女ユニオンズ

スタジオ365(長野県)

2025/10/11 (土) ~ 2025/10/12 (日)公演終了

実演鑑賞

三島由紀夫の近代能楽集から二本。ワタシは恥ずかしながら未見でした。65分。元はスナックという感じの飲み屋街にできた劇場・スタジオ365。

https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/10/post-b0eced.html

当番の娘

当番の娘

劇団匂組

「劇」小劇場(東京都)

2025/10/22 (水) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

満蒙開拓団の悲劇の話。

ネタバレBOX

ベテラン俳優さんの演技がとても印象に残った。体を張って妹を守ったところや当番となった仲間を励まし、絶望的な運命をあきらめずに日本に帰ってきたところ。日本に帰って受けた差別や偏見。彼女らのすごみはまさに鬼気迫っていた。
30万人の開拓団のうち9万人が犠牲になり、そのうち1万が集団自決と言われている。改めて満蒙開拓団での彼女らの悲劇を現代の観客に追体験させてくれた。そして、現代の温かみのある祭りのシーンは、曲がりなりにも幸せな老後を迎えている彼女らの姿にホッとした気分だった。
ちょっと意外だったのは、役者さん達がはけずに舞台上で着替えや準備をしていたところ。また、直接話に関係ないが舞台に出てない役者さんが演技に微妙に反応するのも興味深く見ることができた。
デンジャラス・ドア

デンジャラス・ドア

劇団アンパサンド

ザ・スズナリ(東京都)

2025/10/23 (木) ~ 2025/10/29 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なにも言う事なき。もうれつに面白すぎる。

私を探さないで

私を探さないで

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2025/10/11 (土) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いままで何度も騙された岩松了作品である。タイトルで「わたしを探さないで」なんで宣戦布告されるとますます観客は作者の術中にはまってしまう。わたしって、だれ?
 舞台は瀬戸なお海岸にある、小さな映画館が中心になるような小さな街。そこで高校まで育った男女4人とかつてはそこで国語の教師を務めいまは作家(小泉今日子)が再会する。そのきっかけは主人公(勝地涼)が結婚する事になり実家に報告すべく帰郷したからだ。
だが、卒業後十年近くたちそれぞれの環境も変わっている。主人公は、かつて、気になっていた少女がいたのだが、彼女は突然失踪してしまっていた。今回の帰郷で彼女(河合優美)のその後を確かめたい。街で見掛けたような気がしているが、誰に問いただすせる訳にもいかない。
小さな瀬戸内海の小さな町という環境の中で、十年前の青春前期と、現在の青春後期の間にそれぞれに出会い経験したドラマがじわじわ解っていく展開が、謎めいた青春物になっている。誰にもある秘められた、しかし明かされたくない物語は岩松了の本領発揮の世界で、(結構飽きる部分もあるのだが)、観客はその世界に吸い込まれていく。暑い日が多くて閉校した今年は、初めての十月末の突然寒い日だったが、本多劇場満席である。観客は三,四十才代の女性が軸だが、幅広い。2時間。休憩なし。
河合優美も小泉今日子も出ている場面は少ないが、勝地涼の視点の中に点在して、物語を引っ張っていく。例によって物語の回収の手順で見せていく所もあり、戯曲を読めば巧みに回収されているに違いないが、見ているうちに忘れてしまうところもある。肝心の少女の失踪の真実もその一つだが、それが青春というものと、作者が言っているようにも思える。かつて、映画館がはねるときに待ち伏せをした話とか、同窓生のかつての教師を囲む朗読会とか、生徒と教師がお互いに握っている青春期の個人のささやかな秘密とか、見ている方が辻褄合うように記憶していないことがこのドラマの主題なのかもしれない。
いずれ戯曲で確かめてみればいい話であるが、そういう芝居を岩松了はずっと書いてきた。まぁチェホフもそうだと言われればそうかもしれないし、演劇の面白さだとも言えるかもしれない。


わがことなかれ

わがことなかれ

海ねこ症候群

シアター711(東京都)

2025/10/22 (水) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/24 (金) 19:00

Bキャスト。115分。休憩なし。

ムーンライト

ムーンライト

劇団友歩堂

下馬出しホール(長野県)

2025/10/11 (土) ~ 2025/10/12 (日)公演終了

実演鑑賞

まつもと演劇連合会の芝居塾の卒業生による今年旗揚げの劇団。大阪の劇団・三等フランソワーズの作品(未見)を45分。下馬出しホール。

https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/10/post-bd4458.html

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