最新の観てきた!クチコミ一覧

721-740件 / 185805件中
僕をみつけて

僕をみつけて

かわいいコンビニ店員 飯田さん

OFF OFFシアター(東京都)

2025/02/06 (木) ~ 2025/02/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

2/7観劇

時代絵巻AsH 其ノ拾八『蒼穹~そうきゅう~』

時代絵巻AsH 其ノ拾八『蒼穹~そうきゅう~』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/02/06 (木) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い、お薦め。
歴史における虚実の狭間、その埋もれた思いを巧みに掘り起こし演劇(舞台)という世界の中で紡いでいく。毎公演、販売するような豪華なパンフレットを配付してくれるが、その中に時代背景や史実そして相関図等が記されており、上演前にざっと読んでおくと更に分かり易い。勿論、公演を観るだけでも その面白さは分かる。

時代絵巻 AsHの公演は、脚本(物語)の面白さは言うまでもなく、音響・音楽、照明といった舞台技術が効果的・印象的なのが特長だろう。また本公演は、殺陣シーンの荒々しさ 躍動感の中に生き様のようなものが感じられた。美学とは また違った生命力のような荘厳さであろうか。

物語は奈良時代末期から平安時代にかけて、東北に住まう蝦夷たちの物語。その中心は、東北(日高見国)の阿弖流為と大和朝廷側の坂上田村麻呂の二人、その夫々の立場の違い 生き様そして苦悩を切々と紡ぐ。子役を使った出会いと邂逅が切ない。
(上演時間2時間20分 休憩なし) 

ネタバレBOX

舞台美術は、いつもの時代絵巻 AsH公演のような段差を設えているが、上手/下手に異なった造作、それが いつもに増して躍動感を感じさせる。上手に物見柵、下手に岩洞窟のようなもの。また中央は開き襖ではなく、御簾(みす)を用いており、それらしい情景が浮かび上がる。勿論 衣裳も朝廷側と蝦夷民ではまったく違ったものを着ている。

物語は、阿久路(アクロ)こと後の阿弖流為と呼ばれた男と後の坂上田村麻呂(幼少期)が出会ったところから始まる。この2人、結果的には戦うことになるが、何とか共存共栄出来ないか模索する。その苦悩の過程を 夫々の立場と境遇を相互に描くことにより、時代状況を浮き彫りにしていく。さらに帝(天皇家)や公家(藤原氏)といった大和朝廷側の複雑な思惑も絡めて興味を惹かせる。時代と人物の背景を複雑/重層的な観せ方によって、資料が少ないこの時代の出来事を舞台というフィクションとして巧みに描く。

見所は2つ。まず 主人公的な2人の心情を丁寧に描き、その思いとは裏腹に時代状況がそれを許さない といった抗えない運命が観る者の心を打つ。次に その物悲しい思いを抱きながら戦う、その殺陣シーンが見事。田村麻呂率いる朝廷と阿弖流為率いる日高見国の衣裳から、何となく権力対反権力 1960~70年代の学生運動を連想した。この権力は帝の新羅系か百済系、さらに藤原氏という同族内の権力抗争という、国家的・個人的といった広がりを持たせ、物語に深みをもたらす。

舞台美術、その音響・音楽、そして照明効果が素晴らしい。音響音楽は殺陣シーンを中心に流れ、その勇ましく鼓舞するような音。それは会話の場面では抑えられ、しっかり台詞を聞かせる。一方、照明は会話の場面や人物が立ち去った無人の光景に照らす。その無の空間に余韻と印象付けするような上手さ。さらに本公演では、日高見国の衣裳やメイクに個性を表し、ビジュアル的に観(魅)せるを意識している。
次回公演も楽しみにしております。
教育

教育

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2025/02/07 (金) ~ 2025/02/15 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

何だか不思議な作品。場面が進むにつれ難解というかうまく飲み込ませてくれなくなる印象。飲み込みやすい解決は与えられない。あのメイドの登場は何なのだろう。あえて「教育」とタイトル付けされているのも不思議。

裏町リバーサイドシアター

裏町リバーサイドシアター

早稲田大学演劇研究会

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2025/02/06 (木) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/02/07 (金) 13:00

100分。休憩なし。

映像都市

映像都市

“STRAYDOG”

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

はじまり方がとてもおもしろかったですね。

ネタバレBOX

古ぼけた映画館、撮影現場が目の前にあるような臨場感がありました。主人公の映画に対する情熱が、過去の回想を通すことによって、ひしひしと伝わってきました。また、かおりの女優として葛藤しながらも生きていく姿、心の揺れ動きは印象的でした。そして、映画監督が独特の貫禄があって全体がひきしまりました。個性あふれる登場人物により、映像都市の繰り広げる世界観に引き込まれましたね。
時代絵巻AsH 其ノ拾八『蒼穹~そうきゅう~』

時代絵巻AsH 其ノ拾八『蒼穹~そうきゅう~』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/02/06 (木) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

侵略を受ける日高見国の民のみならず、侵略する側である大和国の人間模様にもしっかりスポットを当て描かれている事
そして大和国の中にも良心ある者が少なくとも存在していたという事で物語にグッと深みが

守るべきものを命懸けで守ろうとした人達の生き様が切なく、それを取り巻く大きな勢力図が美意識高く描かれた時代絵巻
今回も小劇場の枠を完全に飛び越えた壮大さと美学に圧倒されました

映像都市

映像都市

“STRAYDOG”

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

映画監督、脚本家による、映画、映画関係者へのねじれたラブレター、讃歌みたいだった。

ネタバレBOX

3つのオムニバス・ストーリーが進んでいく。
やがてそれらは、パラレルワールドを交えた一人の人物の話に集約されていく。
おどる葉牡丹

おどる葉牡丹

JACROW

座・高円寺1(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/12 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

地方議員の妻たちの選挙戦を勝ち抜くバトルをちょっと変わったコメディ方式でまとめたJACROW/中村ノブアキの新作。素材が素材なので、国会議員、県会議員二人、そのしたに市会議員五人と新人候補。その妻たち9人の登場人物で選挙戦の一部始終を描いて地方の政治構造を笑っているドラマだ。最近は地方政治が何かと話題になるので、創ったのか。JACROWは実社会をネタに会社ものが多かったように思うだが、田中角栄一代記の大作が評判が良かったからか、これは政治ものである。
三枚の円盤を重ねた抽象舞台を囲むように五本の柱が立っている抽象舞台で、地方政治の仕組みが妻たちの会合を舞台に演じられる。あまり新しい情報はなく、聞いたような話とキャラ付けだが、一つの選挙が始まり終わるまでの話の展開が早くドラマもコント風なので、楽に見られる。主人公の新人候補の妻(福田真夕)が選挙を経験して、国会議員選挙に出馬しようとする落ちはなかなか面白いのだが、やはりドロドロの実態を思うと浅い。
選挙の内幕、これでいいのか社会ドラマ、風なところもある。最近の現実の事件を取り上げた社会派ドラマはこういう作りが多く、以前のようにそこに登場する人間にテーマを重ねて問題を深めていく、と言う昔風社会ドラマはさっぱり減ってきた。どこか、テレビの芸人が出るコメントドラマのような感じである。社会問題素材ドラマと言っても良いかもしれない。
社会問題は現実の複雑さを反映するから、結論が感動に結びつくドラマ作りは取材も大変だし、そう簡単には出来ないが少し軽すぎる。最近見た沖縄問題も、女性性交時同意問題も、職業高校差別問題(差別問題)も、いずれも人間ドラマとして一つの主張を強く持つところまで問題を追い詰めていない(あるいは流行としては追い詰めるのはダサい)ので問題列記ドラマになってしまう。これも一つ一つは笑ってみられるが、結局挿入歌で使われている中島みゆきの一曲に及ばない。「社会ドラマ」も難しいところに来た。それが今風かも知れないがそういう社会風潮のツケはもう払わされている。

おどる葉牡丹

おどる葉牡丹

JACROW

座・高円寺1(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/12 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/02/07 (金) 14:00

座席1階

今回は、政治家の妻たちの物語。男性俳優は1人もおらず、9人全員が女性で、それぞれ国会議員や県議、市議の妻(立候補予定も含む)という役柄だ。このような切り口での舞台はなかなかなく、期待して座・高円寺へ出かけた。

まず、座・高円寺の客席を円形舞台を囲むようにして配置したところがおもしろい。なくなってしまった青山円形劇場を思い出すが、あの劇場のような完全な円ではない。ステージの下に照明を配置するなど、これまでのJACROWとは異なる趣だ。
異なると言えば、全員女性という舞台も推測だが初めてなのではないか。冒頭の滝行の場面は、中村ノブアキ自身が「当選祈願のため行ったと取材で聞いて驚愕した」と言うように、結構強烈なオープニングだ。
物語は、市役所を辞めて次の市議選に出ると夫が言い出した妻が猛反対するところから始まる。しかし、義母や義理の姉と話すうちにとりあえずは先輩議員の妻に話を聞いてみようと、県議の妻を訪ねる。だんだんその気も芽生えてきて、ええぃとばかりに夫を支えることを決意する。
選挙戦では「内助の功」がよく言われる。特に保守系陣営では夫婦が二人三脚で遊説や演説をすることは珍しくなく、今作でも自民党を揶揄した「民自党」からの出馬ということで、県議の妻が選挙に臨む姿勢・心構えなどを指南する場面が出てくる。
また、国会議員、県議、市議という縦社会の構造がその妻にも及んでいることが、この物語の柱となっている。民自党議員の妻の会合がこうしたヒエラルヒーの場として描かれていて、このあたりもよく取材されているなと思った。
政治家は、選挙に落ちればただの人、しかも無職になってしまう危険もある。物語の終盤では、現実の政治のように裏金問題の逆風を受け、明暗が描かれている。最近問題になっているSNSでの炎上とかも取り上げられていて、なるほど身近なストーリーとして受け入れられる。

政治家の妻たちを描く物語だが、一部はその夫、すなわち議員を男性俳優を用いて登場させてもよかったのではないか。特に冒頭の市役所を辞職して市議選に出るという夫は、夫婦として重要な会話が展開されるのだから、俳優をあててもよかったと思う。トークバトルはJACOWの得意分野。男性俳優がいたら面白いだろうな、と感じた場面はほかにもあった。最初から全員女性と決めていたのかもしれないが、少しもったいない気もした。

家庭教師マミヤ

家庭教師マミヤ

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/02/07 (金) 14:00

ライオンパーマはお芝居のテンポが良くていつも楽しませてもらってます。
ひとつひとつピースがはまっていくような展開で今回も存分に楽しめました。
登場人物同士の絡みがいちいち絶妙で役者さんたちのセリフのタイミングが完璧なことで冒頭から世界観に一気に引き込まれます。
上演時間は長いですがこれまた絶妙なタイミングで休憩に入り、後半も最後まで集中が切れることなく鑑賞できました。
次回作も楽しみにしております。

時代絵巻AsH 其ノ拾八『蒼穹~そうきゅう~』

時代絵巻AsH 其ノ拾八『蒼穹~そうきゅう~』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/02/06 (木) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

史実にフィクションを加える手法、今回も大成功。
感動的でした。

ネタバレBOX

最高権威かつ最高権力者である天皇もまた差別される存在であることまで描いたのはとても意欲的だなあ、と感心しました。

大和側の兵士の鎧兜姿が、まるで機動隊のように見えました。
意図してのことか否かは判断できないけど、芯を食った表現になっちゃつたかも。
映像都市

映像都市

“STRAYDOG”

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/02/07 (金) 14:00

映画好きには、共感する舞台です。脚本が素晴らしかったです!

時代絵巻AsH 其ノ拾八『蒼穹~そうきゅう~』

時代絵巻AsH 其ノ拾八『蒼穹~そうきゅう~』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/02/06 (木) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

良かったです。

『パラレルワールドより愛をこめて』 『パラレルワールドでも恋におちて』

『パラレルワールドより愛をこめて』 『パラレルワールドでも恋におちて』

ザ・プレイボーイズ

シアター711(東京都)

2025/02/02 (日) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/02/07 (金) 13:00

『…愛…』も観劇。こちらは本格的パラレルワールド物。笑いで始まるが、切なく展開して、なんだか「いい話」で終わる。面白い。63分。
 売れない芸人のバラン(村田和明)の前に、パラレルワールドで売れてる本人(鈴木浩文)が現われ、違いはどこで起こったのか、を探る、真当なパラレルワールドストーリー。回想すると、最初は笑える話なのだけれど、途中からちょっとシンドイ展開になり、切ないけれど「いい話」で終わる。『…恋…』とはちょっとテイストが違うが、両方観ると、それらの関連が分かる。とても巧く考えられている脚本と、役者陣の好演で素敵な舞台になっている。熊野ふみがいい仕事をしている。愛⇒恋の順序を推奨。

おばぁとラッパのサンマ裁判

おばぁとラッパのサンマ裁判

トム・プロジェクト

紀伊國屋ホール(東京都)

2025/02/03 (月) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/02/06 (木)

サンマ裁判 聞いたことがありませんでした。
アフタートークもあり、トム・プロジェクトと日澤&古川コンビの想いを聞くことが出来て「なるほど!」とうなずきました。
柴田理恵さんが「おばぁ」にぴったりで笑って、しかも応援したくなりました。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・バルコニー!!

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・バルコニー!!

爍綽と

浅草九劇(東京都)

2025/01/29 (水) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/01/31 (金)

面白かった。ラストに「なるほど!」があり
その間のお祭り騒ぎが可笑しくって、たくさん笑いました。
からの、
手と手をつなぐシーンがとても綺麗で素敵でした。

Yes Means Yes

Yes Means Yes

serial number(風琴工房改め)

ザ・スズナリ(東京都)

2025/01/10 (金) ~ 2025/01/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/01/14 (火)

日本における性教育の低さから生まれるトラウマなど考えさせられた。
しかし、あの教師は許せないよ。酷い!
女性の立場から、主役の目線から、ハラハラしながら観ていました。

映像都市

映像都市

“STRAYDOG”

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

成程・・・鄭義信の初期作には「千年の孤独」「人魚伝説」「愛しのメディア」と魅惑的タイトルが多かったが本作もその一つ。幕が開くと、、鄭戯曲に欠かせぬアイテムがきっちり揃い踏みである。それらは清新で衒いなく、若き作家の衝動を素直に伝えて来る。自分的には胸キュンである。
鄭氏が新宿梁山泊を離れる最後の作品となった「青き美しきアジア」以前の上記作品は未見であったので念願叶って嬉しい。
StTRAYDOGなる劇団のノリも百聞は一見に如かず、興味深く拝見した。
難点を先に言えば、役者の演技を超えて来る音楽(抒情的な曲のチョイスか音量のせいか)が、「そこは役者の身体を通してドラマを感じたい」という瞬間があった。主だった役には劇団的に中堅と思しい演者を配するも「若い」範疇〔私の目には)で全体的に若く、微かに生硬さを残す。主宰がこの演目を彼らに課する心根が(勝手な想像だが)思われる。
奇しくも同氏による間もなく上演の「キネマの大地」が恐らく映画の撮影所が舞台の芝居だろうので、楽しみ。

本作元々は(チネチッタ)というのがタイトルに付いていて、フェリーニが良く描く撮影現場の狂騒が本作にもあって面白い。そして演劇ならではのドラマ上の仕掛けが映画というテーマと重なる。映画への、人生へのオマージュとなる。

ごはんが炊けるまで(仮)

ごはんが炊けるまで(仮)

演劇企画アクタージュ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/01/30 (木) ~ 2025/02/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

湯のみチーム観劇。和室のセットが見事ですね。かなりややこしい家族の在り方の話。毒親やヤングケアラーなどの問題も含めて、色々と考えさせられるシリアスな側面と笑いが巧みにブレンドされていました。

おどる葉牡丹

おどる葉牡丹

JACROW

座・高円寺1(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/12 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

古代の円形劇場のようなステージをL字型で囲む客席に座・高円寺1をレイアウト。滝行に臨む議員の“家内”達が真白な行衣姿に竹の遍路杖を頼りにゆっくりと岩肌を進む。何という寒さ。肌を刺す冷気。真冬だというのにこれから滝を浴びる⁉口ずさむのは般若心経。いつしか歌になる。

仕事を辞めてきた旦那が突然来年の市議会議員選挙に出馬すると言い出す。は?全く理解不能。子供のない家庭、愛猫との日々。部長昇進が内定している妻。男社会でよくぞここまで耐え抜いた。それがいきなりの旦那の人生設計変更には付き合い切れない。正気?受かると思う?何がしたいの?
狂った人生の展開に絶叫する主人公は福田真夕さん。

地元の区の顔役である与党の県議会議員幹事長の妻(宮越麻里杏さん)を紹介して貰い話を伺うことに。区の現職の市議会議員の妻(堤千穂さん、廣川真菜美さん)。
隣の区の顔役である県議会議員の妻(井口恭子さん)、隣の区の市議会議員の妻(駒塚由衣さん、井口睦惠さん、橘麦さん)。
そしてその親睦会を束ねる地元の衆議院議員、法務副大臣の妻(みやなおこさん)。毎月集まって交友を深めている。

出馬するならば地元商店街会長の花屋(井口恭子さん二役)が後援してくれると言う。

皆の話を聴いていくうちに旦那の出馬に前向きになっていく主人公。裏方である女の戦いの面白さ。大学時代チアリーディング部で培った応援魂に火が点く。

伊丹十三や滝田洋二郎系の社会派コメディー。男を一切登場させない作劇。
裏金問題で逆風が吹き荒れる与党、女達の選挙運動はとどまる所を知らない。

ネタバレBOX

失敗作だと思う。作家は女性モノが向いていないのでは。無理してる感じが最後までした。男性ならグロテスクに誇張して笑えるキャラにカリカチュアライズ出来るネタなのだが、女性となると気を遣ってしまうのだろう。TRASHMASTERSでこのネタをやればとんでもない着地点にまで辿り着きそう。

自民党の後ろ盾があってこそのド素人の立候補の決意。当初から何某かの関係性が見えないことには旦那の目算が不鮮明。ただの自分試し?男を出さないことに拘ったせいでリアリティーを犠牲にしてしまっている。

女優の名前が出て来ず、堤千穂さんしか判らなかった。後半、みやなおこさんにやっと気付く。TRASHMASTERSの怪演ばかり観て来たので驚く。凄く常識のあるまともな役だった。終わってから宮越麻里杏さんが出演していたと知る。この人は毎回尻尾を掴ませない。

選択的夫婦別姓制度まで踏み込むネタだったと思う。何でこれを導入すべきなのか、絶対にすべきではないのか、日本人の家族観の核を突く問題。男女観の根底を流れる無意識の川、ジェンダーロール、ジェンダーバイアスの正体。劇団印象なんかが得意そうなジャンル。

このページのQRコードです。

拡大