最新の観てきた!クチコミ一覧

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愛鷹山の古狼と天狗

愛鷹山の古狼と天狗

office「未塾」

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2016/10/15 (土) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★

切ない…。こんなに悲しい出来事が本当に有ったのか…
映像と演劇のハーモニィが、絶妙!!殺戮シィーンも良く出来ていて、とても綺麗だったです!!子役も上手かった!!

棘/スキューバ

棘/スキューバ

不思議少年

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

おんなじです
女性の一生物二本立て。

ネタバレBOX

『棘』  普通の女性の、高校時代から50代で癌で死ぬまでを描いた話。(約75分)

内容は単調、そこらへんの子供に向かって自己啓発なんて言葉を使うかいなって思いました。女性の属性として大して美人ではないと理解していたので、高校の先輩が彼女と付き合った理由が虚栄心というのも意味が分かりませんでした。女性の泣き方とか、泣くときのしゃくりあげ方とか、とても上手いのですが、私上手いでしょう的なちょっとやり過ぎ感がありました。女性本人が浮気していたなんていう設定は、突拍子もないことを突然挿入したら面白いのではないかと思って挿入したとしか思えませんでした。

『スキューバ』   海が好きだった女性とその家族、子供を描いた話(20分)

子供への読み聞かせ本が、「イルカになりたかった少女」から「イルカになった少女」に、一世代進むところが素晴らしく、20分の短編で戦う演劇祭で賞を取ったというだけのことはありました。

ただ、二本続けて見ると、どちらも同じ傾向の作品で、創造力の限界を感じてしまいました。アフタートークの永井愛さんもそこのところへの厳しいツッコミはありませんでした。皆さん同じ悩みで苦しんでいるのでしょう。
ひずむ月【本日千秋楽!当日券若干あり】

ひずむ月【本日千秋楽!当日券若干あり】

劇26.25団

OFF・OFFシアター(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/17 (月)公演終了

満足度★★★★

みてきた
梢栄さんよかっったですね、だいぶ年齢上の設定でしょうに違和感なかったです。
チーズ丸さんは、主役やればよかったのに。

ゲシュタルト家の崩壊

ゲシュタルト家の崩壊

めがね堂

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

ミステリー
心理的なミステリー、楽しませていただきました! 主人公の気持ちが切ないなぁ……と。珠玉の作品ですね。

宇宙の人々

宇宙の人々

劇団925

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

めちゃめちゃ面白かったー♪
二本ともめちゃめちゃ面白かったです♪とにかくストーリーがよく出来ていて最後まで話に引き込まれます☆★2本とも登場人物のキャラクター設定がとても作り込まれていて、脇役不在の全員が主役のお芝居という印象でした♪一本目のそれぞれの能力が見所の中、地球人だけ無力ってのがリアルで、ニヤリとしちゃいました☆★大好きな劇団壱劇屋の西分綾香さん初め、魅力的な出演者さんの見応えある(^^ゞ【宇宙人ぷり】を堪能させて頂きました☆★

100人のタナカ!

100人のタナカ!

PocketSheepS

TACCS1179(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★

好みが
分かれる芝居だなぁと思った。
演者さん達はフルパワーで動き回り、大きな声で会話し楽しそうだったのだが、
箱が大きいといいのかもしれないが、少し大げさとも思える台詞と動きが私には合わなかった。

誰そ彼時

誰そ彼時

劇団イナダ組

生活支援型文化施設コンカリーニョ(北海道)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/15 (土)公演終了

満足度★★★★★

ウラの裏はオモテ
芝居見たい!ということで当日突撃で見てきました!
会場に入るとまず目に入る散らかった部屋。
いいですね。これだけで想像力が掻き立てられます。
あれ?でも、なんか遠いぞ。
その前に舞台がある。そして目につく階段。
コンカリの箱全体を利用した複雑な舞台に、これは芝居作るの難しそうだなあ…と。
この複雑な舞台構造をうまく利用して素敵な舞台を作っていました!

ネタバレBOX

早くに妻を亡くし、痴呆になった父と家を捨て、東京で女優をするねねこの物語。
いきなり叩きつけられる重いテーマに嫌な予感が…
その予感は的中し、ズブズブと深刻な状況に…。
妻が死ぬ前の幸せな状況でかけられた言葉が、妻が死んだあとの深刻な状況で繰り返しかけられることでどんどんずぶずぶと追い込まれていきます。
不幸のアリ地獄の中にどんどん引き込まれていく感じは爽快だが、心の片隅でハッピーエンドを期待する。というか、この芝居はハッピーであってほしい!
この作家のうまいところは、深刻な状況の中に「ちゃんと」ハッピーにする余白を残しておくことなんだなあ。
最後はほんのり心あったまる芝居に。そして繰り返される言葉。
幸せな状況ではかれた「言葉」が不幸になって、また幸せになる。同じ言葉なのに裏返すと不幸になり、また裏返すと幸せに。同じ言葉でこれほど心に響き方が違う芝居を見たことがなかった!
「月見ドロボー物語」

「月見ドロボー物語」

劇団暴創族

上野ストアハウス(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★

収束できたのだろうか【Aチーム】
和菓子店「遠月堂」を中心にしたドタバタ騒動物語。主人公は人物というよりは、店そのもののようだ。この店の家族、従業員、近所の人、そして店を訪れた人々の勘違い、思い違いの連鎖が面白おかしく描かれる。
劇団暴創族の謳い文句...2016年「秋」公演 ドタバタゴーストシチュエーションコメディ‼、その物語は収束できたのだろうか。
(上演時間1時間50分)

ネタバレBOX

当日パンフに主宰・大坪雅俊氏が「『お月見泥棒』とは実際に日本に存在する風習のひとつで 月の使いとされる子供たちが近所の家々を回り お菓子やお月見のお供え物を貰い歩く」と書いている。そのファンタジックな雰囲気は感じられつつも、やはり騒動という娯楽重視の観せ方だと思う。その物語に引き込む舞台セットは、上手側に店の家族(遠野家)宅、中央奥は向かいの美容院・沼部、客席側は遠月堂店内(和菓子ケース、テーブル・椅子、暖簾など)で、和風の雰囲気をしっかり漂わす。

梗概...今日は亡き妻の七回忌前日。二人姉妹のうち、長女は引篭もりでインターネットによるマンガ配信。この長女に霊能力(オカルト研究家)がある来訪者。一方妹は東京で仕事をしている。帰省する妹を自称婚約者が追いかけてくる。周囲は、この婚約者の相手(姉妹)の取り違え・勘違いなどてんやわんやの騒動が起きる。他方、和菓子店「遠月堂」 は大手百貨店が主催する和菓子展への出展を目指し忙しい。さらに妻が亡霊として現れ、霊能力者とシンクロし、異次元(幽霊・子役)の世界まで出現させて...。これがお月見泥棒というタイトルの掛け合わせのようだ。

登場人物の中で、この錯綜した騒動を説明できる人がいるのだろうか。
たしかに現実においても全ての状況を掴んでいることは稀で、ほとんどは自分の見聞きした範囲、または自分勝手な思い込みによる辻褄合わせで判断していることが多いかもしれない。

しかし、これは芝居...観客として騒動の一部始終を知っている以上、この騒動をどう収束していくのか、という過程が楽しみになる。本公演では、散らかった騒動(誤解など)を回収しきれず、月に持って行ったようだ。その余韻とも思えないラストが少し残念である。

次回公演を楽しみにしております。
ひずむ月【本日千秋楽!当日券若干あり】

ひずむ月【本日千秋楽!当日券若干あり】

劇26.25団

OFF・OFFシアター(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/17 (月)公演終了

満足度★★★★

地震学の先駆者
「関東大震災(1923)」の地震の前と後で、評価が大きく変わった学者...今村明恒東京帝国大学教授(博士)。 地震前は「ホラ吹き」と罵(ののし)られていたのが、地震後には「地震の神様」となった。

本公演は、地震やそれに連なる災害を描くというよりは、数奇な運命を辿った男の人生譚といった物語である。その家族や職場である東京帝国大学地震学教室の人物との交流を中心に展開していく。ほぼ年代順に進み、時々の風潮が織り込まれる。

タイトル「ひずむ月」...地震は地球上に起こる現象であるが、それは(歪む)月になぞらえて民衆の心(変わり)を投影しているような...。
(上演時間約2時間)

ネタバレBOX

公演やそれを取り上げた新聞記事等の中で、将来起こりうる関東地方での地震への対策を訴える。「ホラ吹きの今村」と中傷されるも、彼の警告は関東大震災によって現実のものとなる。その後、幅広い震災対策を呼びかける一方で、現在の「地震学会」設立に尽力する。本公演では、関東大震災までの辛苦の時代を中心に描き、地震に対する独自の視点と研究成果へ自信、その信念の強さを窺い知ることが出来る。

物語は、今村明恒が東京帝国大学地震学教室に勤務(無給)しているところから始まる。その後は、彼の家庭と職場、外部での公演とその新聞記事により騒動が交錯するように描かれる。この時代、金銭的に苦労したことにより子供を亡くしている。子(特に長男を通して)への愛情、接し方も明治男の気骨を思わせる。

また、今村の長男・武雄と朝鮮飴売りのアンさんの交流は、関東大震災時に流布された朝鮮人行動に結びつける伏線であることは明らかである。今村教授の職場内での不遇、家庭内の不幸、夫々への苛立ちも垣間見え、けっして聖人君子のような人物でなかったことも描き出す。そこに人間味=この芝居の魅力が表れていると思う。

役者陣の演技力は確かでバランスも良い。その演技をさらに効果的に演出しているのが、舞台セット・衣装(和服)である。上手側に段差のある舞台を設け、今村家や街路に見立てる。舞台中央は職場、そこに机が置かれている。また可動する背もたれの高い椅子、見ようによっては衝立をいくつか用意し、玄関戸、汽車内の座席。その簡易な道具によって見る面白さが加わる。

本公演まで名前さえ知らなかった男の半生...関東大震災以降、阪神淡路大震災、東日本大震災など幾度となく地震災害の痛みを受けている。今村教授の教訓は生かされていたのであろうか。冒頭や中盤でのダンスシーンが、災害対策への啓蒙と大正時代の遊興の対比(皮肉)として描かれているような気がして…。

次回公演を楽しみにしております。
カタロゴス-「数」についての短編集-【5454次回公演は11月後半!!】

カタロゴス-「数」についての短編集-【5454次回公演は11月後半!!】

劇団5454

劇場MOMO(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★

「数」がどれほどあるのか?
観劇三昧という演劇オンデマンドでの鑑賞。6月に見た「洗」とはちがい、「数」ってどんなんだろうという4つの短編と、ラストの表現さで構成されており、結構面白さもあった、93分でした。

アイドルくの一忍法帖 ー風魔四姉妹の逆襲ー

アイドルくの一忍法帖 ー風魔四姉妹の逆襲ー

劇団「神保町界隈」

テアトルBONBON(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度

正直酷かったです。
長年様々なお芝居を観ていますが、近年稀に見るレベルで酷かったです。
お芝居としての見せ場が殆ど無いし、役者が練られるどころかそれぞれの役になりきってすらいない。アドリブ劇の方がマシ。
あまりにまとまりがなさすぎてキャラもブレてる。舞台監督や演出は何やってんの?って感じ。役者さんが可哀想すぎます。
音響も照明もタイミングがおかしい。
役者さんの中にも力関係か個性なのか「ああこの人好き勝手してるんだな」って丸わかりの女性が居たり。無駄な下ネタと客いじりも不快極まりなかった。
よく公演できたなと思います。

サクラサクコロ2016

サクラサクコロ2016

TAIYO MAGIC FILM

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/10/01 (土) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

今回も
大切な人を想う気持ちの大切に気付かされる物語。
心がぎゅっとなるそして暖かくなる物語でした。
次回作も映画も楽しみにしています。

時喰【東京・大阪共に満員御礼!ありがとうございました】

時喰【東京・大阪共に満員御礼!ありがとうございました】

劇団5454

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

興味深いテーマ、楽しめました
時間、時の流れを分かりやすくかつ観る人によって多様な解釈ができるとても面白い内容でした。是非また大阪に来てください ^^

HON GURE

HON GURE

劇団くりびつてんぎょう

ウッディシアター中目黒(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

つか的ヤクザもの
舞台装置は無く、黒幕を貼っただけの素舞台で30人近くのキャストが動き回るのはなかなかの迫力。全編通して力みなぎる演技を続けた役者さん達、お疲れになったと思います。主役の木崎氏は、いかにも主役といった感じで良かったです。和田氏の的確なツッコミも良いテンポを生み出していました。
始めのうちはコメディなのかシリアスなのか、どんな方向性を持った芝居なのかよくわかりませんでしたが、徐々に「あ、これは、つかこうへいを演っているのか」と合点がいきました。惜しいのは、つか作品と違って抑圧された者たちの悔しさや情念があまり表現されていなかったこと。勢いだけで押すのではなく、そのあたりが考慮されればもっと良かったです。

ネタバレBOX

内輪ネタは、その劇団をよく知らない観客にとっては理解しづらいです(私もそうです)。ギャグネタのしつこさも、ある程度に抑えないと観ているほうは疲れてしまいます。
るつぼ

るつぼ

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

狂喜
少女たちの集団催眠的な言動が周囲の大人たちを巻き込んで、異常な世界をつくりだしていきます。冒頭の儀式の焚き火など、コクーンの舞台装置は多彩だなあと。

ネタバレBOX

簡単に言えば、マサチューセッツでの魔女裁判のお話。
黒木華さんの狂気もなかなか。(集中しているとイライラとしてしまいます)
少女たちの振り付けは黒田育世さん、野田地図にみるあんな感じです。
溝端さん演じる牧師の信じていたものがゆらいでいく、どうしょうもなさが、共感。
露出狂

露出狂

パルコ・プロデュース

Zeppブルーシアター六本木(東京都)

2016/09/30 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★

テンション高い!
カラオケボックスでの情事は笑える。
それがチームワークに影響してくるとは。

ネタバレBOX

装置は、サッカーコート半分とサッカーゴールをかなりの傾斜にしています。フィールド内は選手が、外は男性マネージャーが位置してセリフがでていきます。
背面は、かなりの数の照明がとうたいを使って配置されていまして、使用時はかなり眩しい。
アフタートークの中屋敷さん、いつものピンクパンサーではないぬいぐるみを抱えてました。
幽霊

幽霊

シーエイティプロデュース

紀伊國屋ホール(東京都)

2016/09/29 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★

戯曲を一読してのぞみました。
舞台は屋敷の応接間。通路で話すとエコーがかかります。そして、壁がスクリーンになる布素材になっていました。息子が、亡父の放蕩ぶりと似た行動を行い、幽霊と。近親相姦や脳腫瘍などの病気の話など徐々に重みが増す、全三幕です。

ネタバレBOX

2年前、ホリプロの幽霊を観た時に、内容がわかりにくかったのもあって、直前に戯曲を一読してのぞみました。
二幕四場が終了したところで休憩に。休憩が終わってからは少々リプレイしてありました。いいシーンではあります。
ミュージカル バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜

ミュージカル バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜

梅田芸術劇場

赤坂ACTシアター(東京都)

2016/09/30 (金) ~ 2016/10/12 (水)公演終了

満足度★★★

壁のこちら側の話。
ゲーム、映画とは違ったオリジナル。装置と映像もよかったし、アンサンブルの避難住民とアンデットの早変り、歌もよかったです。美術は、表は白ベース、裏は青ベースのアコーディオン的な何枚かの壁が、スクリーンになったり、柱になったり、いろんな顔をみせます。 上下の花道も幅が2倍でアクティングエリアで使ってます。

ネタバレBOX

音楽や歌で引き寄せられて静かになるという設定はマクロスかっ!とつっこみを入れて、血清がクジラの血を使うのもなんともまあでしたが、2.5次元ミュージカル的な仕上がりではなくて安心しました。
HON GURE

HON GURE

劇団くりびつてんぎょう

ウッディシアター中目黒(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★

勢い任せ、内輪向け。
ちゃんと台詞を語っている役者の方が少なく、主演の方は怒鳴ってばかりで何を言っているのか聞き取れない。他の役者の方は、普通に聞き取れない。
テンポは良いが、何を伝えたいのか、どのシーンに魅力を持たせたいのか不透明。
ヤクザの作り方が全体的に甘いと感じた。
座席、狭すぎ。他人の前を通れない。奥の方の席には後からでは入れたものではない。
この内容では、この料金は取れないと思う。

ネタバレBOX

迎えに来た子分との会話のシーンから、「あ、まるで会話になってないな」と分かる出来。一時間半の尺でもキツかった。
まず一言一言台詞をお客様に伝える所をキチッとやって欲しかった。
笑えないのに長々やっているギャグも辛かった。
存在感もあり、台詞を聞く気になれたのは、銃を発砲するもバットで弾き返されるアニキ、ミニスカートで綺麗な姐さん、奥さんを間違って拐われる三下ヤクザさん。この3人だけです。
北村想名作戯曲リーディング

北村想名作戯曲リーディング

流山児★事務所

Space早稲田(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/15 (土)公演終了

満足度★★★★

リーディングの愉楽
何年か前の山元清多特集リーディングの一つを見たときの多くの発見・・作品「海賊」の世界、俳優、「リーディングがこれほど沸騰する舞台になるのか・・・」という、この(まぐれかもしれない)遭遇を思わず期待したのは、今回の北村想特集4作品の一つにあの「海賊」の座組み(演出=東京ミルクホールの佐野バビ市=演出、黒テント片岡哲也その他)の賑やかな面々の名を見たからで。それ以外の演目・座組も気になりつつ、幸いお目当てのBチーム「DUCK SOAP」が観れた。
小アフタートークでの流山児祥・演出佐野氏のやりとりから北村想という作家の背景、演劇界での位置、人となりが知れて興味深い。
作品は演出による大きな加筆によりメタシアター(入れ子構造)化され、お笑いが勝っていたが、俳優が目一杯やっている舞台を作っている。「そう言えば台本持ってやってたっけ?」という位に動き回る印象。1演目をたった2ステージでは役者も淋しい事だろう・・と、「存分に楽しんだ」観客=私は勝手に想像する。

ネタバレBOX

そんな楽しげなステージ上ではあったが、入れ子の中身=北村戯曲の芝居 を終えて、ある会社の演劇サークルの面々に戻った所で(=素の役者に近い)、部長=進行役がいきなり「大喜利」をやると言い出す。
 ところで「DUCK SOAP」の物語、と言おうか何と言おうか、どんなお話か。ませた小学生の二人組やヤクザっぽい親分子分のとぼけた会話や、何やかやが登場し、確か中心には(擬似?)家族の物語が展開していたように思うのだが、殆ど思い出せない。理不尽な感情に埋もれそうになる瞬間や、理不尽さを逆手にとって飄々とした周辺の人々の風情だけが断片的に記憶に散らばっている(ような気がする)。笑いに走って「中身」が散漫になったせいもあるにはあるだろうが、私は大真面目にテキストを朗読されるよりは作者の筆の「角度」に近い角度を捉えた演出だったのでは・・と思った。いやそう思っておこう、、何しろ楽しい舞台だったから・・という訳。
で、このタイトル、正確には、「DUCK SOAP 家鴨石鹸あるいはセリフを覚えたあと役者は何をするかという問いをめぐる土曜日の黄昏と夜と夜中」という。
 「台詞を覚えたあと、役者は何をするか」が、大喜利のお題である。
 ただこの問いは、演劇の現場で実際にどうするか、という方法の問いであると同時に、台詞を覚えて役の役割をこなす、という俳優の「作為」(仕事)がそこにある全てではなく、役者という人間が既に見えているのであり、さてその人間である所の俳優は何をする者ぞ、というもう一つの問いが含まれている、とみえる。(そしてまさかその問いに「俳優をやってます」とは答えられまい)

この哲学的な問いを、大喜利のお題にした時点で、「哲学的」は霧散してしまうが、私はお遊びモードをそこに無理くり持って来たからと言って、作者を冒涜してもおらず、むしろ挑戦的であったかも知れない。問いを問いのままにせず、役者個人のひねり出した回答が卑近なものだったとすれば、それは想念と現実の落差であり、だからダメなのではなく現実とはそうしたものなのだ、と知るべきであったりする、そういう事ではないだろうか。。

という事で、大喜利は俳優にとっちゃ手に汗の時間に違いないが、その後の展開は ・・まず進行役(お笑いの人)が例を見せてコケる。その後、二人がアドリブで(自分で考えた回答を)答え、その後もう一人、二人の勇気を称えつつ、思い切り外した回答でコケた。
 (もっともここで言うコケた傷は勲章である。遊びが許される程度には舞台で楽しませたので。)
 惜しかったのは、場が引きのモードになっていて、ああいったものは空気であり、誰も座布団を投げる気持ちでは恐らくなかった、にもかかわらず、司会は役者からの「何やらせんだ」攻撃と会場の静けさに生汗をかいていたか、大喜利は早々に「ラストに繋げる展開」へバトンを渡してしまった。
 ・・・その事が惜しかった。とこれしきを言うために長々と書いてしまった。
今一度俳優達に拍手。

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