
Woodcuttersー 伐採 ー
フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2016/10/21 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい精度
最終日に二度目の観劇。
最初に観た時は古典的と思った演出も、よくよく観ると極めて微妙なズラし(異化)が多用されている。表面的には普通に見えるのに、普通じゃない違和空間を生じさせ続けるマジックは、極めて高精度の演出設計にあったのかもしれない。特に、舞台外から舞台に発せられる主体が曖昧な「声」は本当に絶妙だった。
2度観ても飽きることはなく、より深く作品が問いかける意味を噛みしめることができた。
カーテンコールの時、ルパの言葉だと思うが、ポーランドの社会状況とそこでの表現の在り方について語られた。日に日に表現の自由が奪われている状況について。それを聞く俳優の一人は涙を流していた。なぜこの作品をルパが今上演するのかということが、切実に感じられた。そして、それは日本の社会状況を考えても他人事ではないとも思った。
素晴らしい舞台だった。

あゆみ
エクステ
神戸アートビレッジセンター(兵庫県)
2016/10/01 (土) ~ 2016/10/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
今回の「あゆみ」はとってもエンタメ
4度目?の「あゆみ」でしたが、また新しい「あゆみ」を観させて頂きました。
客席の外周も演技スペースにし、至るところ、あちこちで演技が展開していて、とっても面白い!
出演された役者さんもかなり個性的。
今回の「あゆみ」は笑いもふんだんにあって、とってもエンタメでした。
観る度に、違った「あゆみ」を拝見してます。

カステラ
NEUTRAL
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2016/09/30 (金) ~ 2016/10/02 (日)公演終了
満足度★★★★
社会から少しはみ出た人たちの微笑ましい会話劇
ごく普通の会社員の妻が失踪?
会社員は会社を休んで妻を探すことに…。
そこで会社に行っていれば会えない、昼間、街居る人たちと出会う。
とっても個性豊かな役者陣が集合する中、大沢さんと山田さんがしっかり主役を務められ、ベテランさんが笑いのツボを刺激。
社会から少しはみ出した、おかしな様々な人達の、とっても暖かく微笑ましい会話劇。
笑って、ジーンとしてキュンとなります。

棘/スキューバ
不思議少年
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★★★★
「棘」70分/「スキューバ」20分
後者は短編のコンペで賞を取った三人芝居、軽快な場面処理が湿っぽい「家族・感動モノ」をサラリ、ふんわりとレノアに仕上げていた(自分は好みでなかったが・・)。
前者が公演の本編に当たる、二人芝居。最期を迎えようとする老女(男が演じるので女性だとは後半で気づく)が、うら寂しげな声と共に薄暗がりの中に浮かび上り、向こうに対面しているらしい傷ついた「坊や」を呼び抱き寄せ、孤独の淋しさを隠し立てせず吐露するのを端緒に、女の告白が始まる。初めての男、その次の男・・・人生の節目での異性との出会いはいずれも「痛い」結末で、その折々の女の赤裸々な姿が、変顔をモノとしない女優の全力の演技(怪演)でかたどられていく。
男女二人は、性別を障害とせず絶えず役割を替え、現在と過去を往復する。告白された人生の時間、それをこれから歩もうとする「坊や」は今、その一歩(異性との遭遇)を踏み出そうとする・・そんなラストだったか。
薄靄に浮かび上る様が、荒涼たる被災地の亡霊のように見え、泣く「坊や」は親を亡くした子ども・・・熊本から来た劇団という前知識は、観る目に作用した。だが、被災しようがしまいが、描かれているような痛い人生は存在する。
敢えて震災に関連づける意図は作者にはなく、メーターを振り切りそうな女優の演技は逆に感傷を退けているようでもあった。

ミス・サイゴン
東宝
帝国劇場(東京都)
2016/10/15 (土) ~ 2016/11/23 (水)公演終了
満足度★★★★
やっぱりいいねー
ミス・サイゴン、すごく久しぶりの観劇。日本初演時に入絵加奈子がキム役だったのを観て以来だから、20年以上前か。今回は笹本玲奈。記憶が不確かですが、演出がえらく変わってますね。華やかで、スピーディーな展開に魅せられます。ヘリコプター登場シーンは相変わらす実にカタルシス!

『みんなしねばいいのに』
うさぎストライプ
アトリエ春風舎(東京都)
2016/10/23 (日) ~ 2016/11/05 (土)公演終了

2016 音楽劇「赤毛のアン」
DGC/NGO 国連クラシックライブ協会
東京国際フォーラム ホールC(東京都)
2016/10/21 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★
元祖サクセスストーリー
「華やかなミュージカル」とはいえ帝劇のそれとは違って、かなり気楽に楽しめる雰囲気。
「赤毛のアン」のストーリーに沿って歌唱を沢山盛り込んだ流れで、繊細な心理表現は難しいにしろ2時間半強は、あれよあれよと終わってしまった感じでした。
お約束である、マシンガントークのアン、最初は嫌味ったらしいマリラ、気のいいマシュウの掛け合いは面白おかしく、子役の芸達者ぶりには感心します。
5時に夢中、黒船特派員のガウがリードをとったアンコールショーは隠し玉だったかのように弾けて華やか。 クライマックスにふさわしいラストでした。

有栖川家の密やかな愉しみ
楽劇座
THEATER Rrose Sélavy (東京都)
2016/10/21 (金) ~ 2016/10/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
この世界観、好きだわ〜。
3人のコンビネーションが良かった!!齋藤さんはセリフ回しがさらに上手になってて聞き入っちゃいました!五條さんは安定のちび子ちゃん役で今日もかわいかったな(o^^o) 随所随所の決めポーズに悩殺されておりました。。準劇団員に昇格した大西さんもまた新しい役で別の一面を見せてくれました!私もおこたに足を入れて、3人の会話に入りたかった〜!!!

Shoe Cage
電動夏子安置システム
OFF・OFFシアター(東京都)
2016/10/20 (木) ~ 2016/10/24 (月)公演終了
満足度★★★★
約120分
監視社会が不可避的に抱え込む、恐ろしくも滑稽なパラドックスの数々を連作短編形式でショーケース的に魅せてくれて楽しめました。
とはいえ、同傾向のネタがやや多すぎた気も。

咲けぬ椿は落ちずに腐る
牡丹茶房
ザムザ阿佐谷(東京都)
2016/10/19 (水) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★
魅せられました
コンプレックスが狂気に走る。優しさは支配と表裏一体。閉じた世界で起きた救いのない猟奇的な話。その潔さがいい。

フェス
ゆうめい
スタジオ空洞(東京都)
2016/10/19 (水) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しめました
猟奇的でエグいのかなーと思っていましたが、結構真っ当で笑える話なんですね。ちょっと拍子抜けしましたが、楽しめました。映像の使い方がうまい。

遠い国から来た、良き日
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★
いつもとは違うが・・・
さすがはワンツーワークス!若いとはいえしっかりとした芝居をする出演者を揃えた。中学生らしい明るさと他愛のなさ、そして純粋さがしっかりと感じられた。
ラストはポタッポタッと勝手に涙が零れ落ちた。子供に強いる者達の身勝手さと、それを命じられた子供の恐怖と辛さに母心は涙した。戦争ものといえば、大抵が過去の記憶、忘れてはいけないものが殆どだが、現在進行形の危険がすぐ隣にあることを日本人は自覚しなくてはならない。平和ボケしたオバサンも最近はそれを感じる時勢となってきた。ちなみに転校生がどんな環境にあるのか?それがまったくわからないのが、スッキリしない引っ掛かりとなった。

遠い国から来た、良き日
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★
重い・・・
これまでに観たワンツーワークスの芝居の中では一番重い。解決策など思いつかない困難な問題だけに、やるせなくて、キツイです。若手の役者さん達の熱演に拍手。多くの人達に観てもらいたい。

愛鷹山の古狼と天狗
office「未塾」
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2016/10/15 (土) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
太刀筋をかわす、続いて切り付ける。
戦う武人 時代背景 愛する男を追いかける女 闘い 殺陣の場面がとても綺麗 太刀筋をかわす、続いて切り付ける、 負ける時の事を思った平八郎はその時に武人では無くなった、観ていてわくわくする 愛する男に天狗の太刀を伝えるために天狗の技を身に着けた、そして愛する男に伝え斬られた、武人としてではなく女として生きた、女の想い。 綺麗な殺陣 動き 天狗と故老の戦い『秘曲 笑傲江湖』の戦いの場面を思い出した。 よくできた物語 面白かった。
どのように観ても面白いお芝居。

Shoe Cage
電動夏子安置システム
OFF・OFFシアター(東京都)
2016/10/20 (木) ~ 2016/10/24 (月)公演終了
満足度★★★★
笑いに取り残されるな!
架空の監視社会をそこに置かれた人々の様々な笑いによって徹底的に風刺する。しかし見えてる人と見えてない人、しゃべる相手と聞こえている人を見分け、集中して会話を追っていかないと笑いに取り残される。これが2時間続くとさすがに疲れた。

いつかの夏は
シバイシマイ
カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
人は皆 なるかもしれない
物語に詰め込まれた心の動き、素晴らしい作品でした。片彩眞璃さんの品のある老女の演技が、抜群に上手い、驚きました。
従妹の男女 男は同一性障害 彼氏ができた。 女は想っていた 歪んだ原因は、素直になれない二人の関係。
同じ事件じゃないが加害者の男と被害者家族の祖母 男は深々と頭を下げる お久しぶりです あれから5年 祖母は生きてます。 ようやく来ることができました。 二人は救われたように見えた、物語に詰め込まれた心の動き。
人は皆どこで間違えるかもしれない。
人は皆どこでマイノリティになるかもしれない。
この芝居 数年後に再演を観たい、その時に、自分はどう受け止めるのか自分の心を確認をしたい。

刺毛-シモウ-
はぶ談戯
テアトルBONBON(東京都)
2016/10/19 (水) ~ 2016/10/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
好きですね
いつもどおり病んでる世界観でいいですね。
ところどころ笑いもありつつ駆け抜ける感じで2時間あっという間でした。

狂犬百景(2016)
MU
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2016/10/01 (土) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★
「狂犬百景」を見下ろす
初演と構成は同じですがが色々変えてる部分もあり
かなり違う感覚で拝見できました。
地続きの臨場感から、見下ろすように狂喜と滑稽さを
冷ややかに観察しているよう感覚だから
怖さよりも、面白さの雰囲気が強くて見易いです。
そこは、ハセガワさん特有の台詞の賜物です。
次は5月ですか、どこか中劇場とか大劇場で
企画投げればいいのに、プチ公演期待かな?

ハコイリ
ハコボレ
ウイングフィールド(大阪府)
2016/10/15 (土) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★★★★
友情 妬み 嘘 舞台の幕が開けました。
若い役者によく感じる事なんですが、前半台詞が入ってこなかった、が、後半とても面白く観れた。 友情 妬み 嘘 とても面白い芝居、次回公演が楽しみ。
舞台は、段ボールが積まれて引っ越してきた時のように。 劇場を箱ということがある こうして舞台に立っていた 客席から拍手を送った。 勝者 敗者 卒業 贈る言葉 雨音・・・。 とうとうこの日がやってきました。 ハコにただ一人ではありませんでした 舞台の幕が開けました。 0回公演 ハコイリ

大きな虹のあとで~不動四兄弟~
VOATアクターズスタジオ
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2015/08/28 (金) ~ 2015/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★
バランスが良かった
見ていて飽きさせないバランスがいい感じでした。又照明が派手さの無いだけに当り方、タイミングが(自分的には)良くていちいち心の中で喜んでました。