最新の観てきた!クチコミ一覧

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ミュージカル「ヘタリア~The Great World~」

ミュージカル「ヘタリア~The Great World~」

ミュージカル「ヘタリア」製作委員会

森ノ宮ピロティホール(大阪府)

2016/11/25 (金) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

ロックミュージカル
原作は知りません(汗)。
国がキャラクターのギャグテイストな漫画かと思うのですが、ところどころシリアスなシーンもあり。
最終的には、キャラクターたちがにこにこ仲良くしているだけで、世界平和を感じて何だかウルウル来てしまうという興味深い作品でした。

演出はロックミュージカルという感じで、演者に歌・ダンス・台詞のテクニックがあれば、もっとぐっと見応えのあるものになるんだろうなあと感じました。
”もしかして、演出家は自身が帝劇を目指している…?”と思ってしまうくらいでした。

天使も嘘をつく

天使も嘘をつく

燐光群

座・高円寺1(東京都)

2016/11/18 (金) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

花5つ星 タイゼツべし見る
 驚かされるのは圧倒的な情報量である。

ネタバレBOX

燐光群は今まで沖縄本島に関する作品はあったが、石垣、宮古、与那国などについての作品は無かったのだが、今作は島の名は変えてあるものの、最近1年余りの間にこれらの島々で繰り広げられてきた現地取材を通して書かれており、ほぼ、取材した通りの内容である。沖縄タイムス、琉球新報の二紙に対する誹謗中傷がネット上では見掛られるが、この二紙の報道の真実味を演劇の側から検証して見せた作品と言っても過言ではない。坂手氏のこの取材力と今まで日本の問題にキチンと向き合って来た姿勢が、証言者からこれだけ多くのもの・ことを引き出し得たということであろうし、被取材者たちの戦いのありようと真摯な姿が、この作品の内容の堅牢性を導き出していると言えよう。
 それに引き替え、防衛省や自衛隊上層部の在り方はどうだ!? 嘘と詭弁と力とプロパガンダで人間のみならず総ての生命の生存権を脅かす。而もその姿勢を恬として恥じることがない。当に下司!! 
 東シナ海問題は、田中角栄と周恩来の間で、この問題は様々な要素を抱えているので棚上げしよう、という政治的知恵によって長い間問題にならなかった。そこへ問題を起こしたのは、石原が始めた尖閣購入計画からである。その後、日本は国家として魚釣島、北小島、南小島を買い取った。中国にしてみれば、棚上げにしていたハズの尖閣諸島を含む東シナ海の問題を最初に破ったのは日本である、と看做すことは当然であろう。まして、与那国、石垣、宮古などへのレーダー建設等が着々と進められて、軍事基地化されている。国際法上、軍事施設の無い場所を攻撃することは犯罪である。然し、いざ戦争が始まったら、敵の目であるレーダーを最初に破壊することは、戦略・戦術上最も効果的であることは、戦争の常識だ。その最も最初に狙われるレーダー基地などの最新設備をこれらの島々に置くことによって、唯でさえ軍事施設の集中する沖縄に更なる負担を強いるとは何事か! 自衛隊が、こちらに目を向けたのは、米ソの冷戦が終結し、自衛隊の存続が危うくなった為ではないか? との説があるが、どうやらこの説が正鵠を射ているかも知れない。かつて警察がオウム真理教事件を利用して延命を図ったように。
 さて、こういう様々な動きから、見えてくるもの・こととは何か? 日米地位協定の内容からみれば、日本全土の沖縄化ではないのか? 最高の安全保障が、他国と仲良くすることにあるとすれば、軍備を増強することは、その真逆にあると言わねばなるまい。まして、国土の狭い我が「国」が世界一の強国になるなどあり得ない。現在世界最強を誇る米国でさえ、9.11で大きな被害を出した。力によっては何も解決しないと知るべきである。核戦略体制が、地球生命を人質にした戦略であることの意味する所をも当然意識的に見るべきであろう。
ラクリーメ・ロッセの読書会(6日昼追加公演)

ラクリーメ・ロッセの読書会(6日昼追加公演)

もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡

ラゾーナ川崎プラザソルなど(神奈川県)

2016/11/25 (金) ~ 2016/12/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

面白かったー☆
6人が6人凄く良い配役で魅せられました。シリアスに入り込んで観ていると…その分の大きな反動の面白さ。笑った〜!!頷かせ方も笑わせ方も抜群です!!面白かった!!2回目も観る予定を入れてありますが、また観たいと観てより思いました。2回目は、また違った目線でも観れると思うので楽しみです。楽しい時間をありがとうございました。

はたらくおとこ

はたらくおとこ

阿佐ヶ谷スパイダース

キャナルシティ劇場(福岡県)

2016/11/23 (水) ~ 2016/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★

笑っていたら、ドーン!
笑いと、リアルと、衝撃と。ブラックな内容ながら、展開やテンポがよい演出になっていました。

鬼斬-the Powerful Performance-

鬼斬-the Powerful Performance-

LIVEDOG

シアターサンモール(東京都)

2016/11/23 (水) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鬼斬
「ド派手に行くぜ!」とうたっている通りの派手なアクション・殺陣が見ものでした!応援している高木さんは今回は博士と言う役どころのため殺陣こそないものの、階段落ちならぬ坂道転げ落ちシーンがあってハラハラしてしまいました。ただ、登場人物が多いので、みなさんの顔と名前が一致しないまま終わってしまい、終演後ロビーに出て来た方々は化粧を落とし衣装も着替えていたので誰が誰やら・・・(笑)

ネタバレBOX

殺陣は良かったのですが、舞台後方で使っている映像がイマイチでした。特にご隠居とか言う悪玉と、ラスボスみたいなトゲトゲのやつは全然魅力的でありません。ゲーム世代には気にならないのかなと思いました。
ミュージカル★マーダー・バラッド

ミュージカル★マーダー・バラッド

ホリプロ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2016/11/11 (金) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

甘さもある小劇場ミュージカル
ハコが銀河なので大型ミュー-ジカルか、と言うとさにあらず、キャバレーショーの趣もある。話は単純な三角関係で、いい加減と言えばいい加減だが、現在のアメリカ(日本も近いが)の女上位の手前勝手さがよく出ているし、韓国で受けたのはあそこでは子供を抱えて家庭で悶々としている女性が多いからだろう。日本では、銀河のいい椅子で歌上手の四人のミュージカル役者を楽しめる。歌だけのミュージカルと言うと、筋売りに無理があったりして、あまり成功しない(レミゼは成功例)ものだか、これは話は単純のので、ソングは面倒な歌詞もなく、曲もさして難しくなく、皆気持ちよさそうに歌っている。ソロはもちろんだが、合わせて歌うところもうまい。中身はどうでもいい。これだけ面倒なtころを抜いてしまうと、当然時間はみぢかくなって、実尺は80分.こんなものを季節もののすぺっしゃる(たとえばクリスマス特番)で見せてくれる粋な劇場はないかしらん。セットはないしバンドも出演者も4人、リサイタル形式でもできる。活きに感じてやる人はいそうに思うが。パルコのラブレターは名企画だがこれだけやると飽きたよ。

今だけが 戻らない

今だけが 戻らない

企画演劇集団ボクラ団義

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2016/11/16 (水) ~ 2016/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

魅了される舞台。
1度だけの観劇予定でしたが、もっと機会を作っておけばよかったと後悔しました。前方や後方と座席が選ぶことが出来る仕組みもとても良かったです。
観劇日は最前列だったので、セットが高い位置にあり見切れを心配しましたが映像もほぼ死角なしでした。あのセットの間近での熱気を凄く感じました。こういった題材は面白いと言ってしまうと良くないのかもしれませんが、巡っていく過去と今に必死でついて行きながらも、片隅で「ハラハラ」「わくわく」が納まりませんでした。音楽も凄く良くてCDを購入しなかったことも後悔しております(笑)。特に椎名亜音さんの雰囲気が良かったです。最後のあの場面はゾクッとしました。沖野さんのさわやかな面と苦悩に歪んだ表情もすごく印象的でした。目当ての高田淳さんは立ち姿、姿勢、仕草がとても凛としていて、またふとした表情も瞬きをしない場面もあり、本当に目が離せませんでした。最後の「今だけが戻らない」のセリフとあの場面はグッとくるものがありました。

ネタバレBOX

1人が2人若しくは3人を演じているような感覚にもなりました。真実はどこか、過去と現在を行き来するタイムトラベルと、その経緯、そして菊の花の意味。まさかの5年前10年前、その前からの輪廻のような繋がりが解けた瞬間、今世紀最悪と言われた犯人役の吉田さんであり、高田さんの怪演が本当に印象的でした。
そして回る舞台(盆と呼ぶそうです)。思った以上のスピードでその中を行き来したり動いて回る役者陣が本当に怪我もなく無事に千秋楽を迎えられて安心しました。セットの杭に躓く人も多く、また距離も近かったのでそういう意味でハラハラしたりもしてしまいました。そんな臨場感もありつつ。
幕間の映像の物語もパンフに少し載っていましたが、関係性がすごく興味深かったです。ネタバレを防ぐために、事前物販のパンフへの諸注意、幕間と終演後の補足チラシの配布で、終演後もこの世界を髣髴することが出来ました。最後、皆で笑いあう中で、現実は何人かしか生きていない、その「今」の場面が本当に切なかったです。
エチュードの場面も、すっかり久遠と同じように騙されてしまいました。勝利を確信しながら騙された久遠の表情が怖くもあり印象的でした。
vol.18<DADDY WHO?>

vol.18<DADDY WHO?>

天才劇団バカバッカ

サンモールスタジオ(東京都)

2016/11/16 (水) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

破壊力底なし
最初はコメディということでストーリーを追いながら見るような感じでしたがいつの間にか大爆笑していました。若い人をターゲットにした笑いならば一番面白い劇団じゃないかと思います。何よりも役者さんがアドリブに笑いを耐えているのかよくわかんないとこが絶妙でした。

ダーウィンの城

ダーウィンの城

桜美林大学パフォーミングアーツプログラム<OPAP>

PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)

2016/11/20 (日) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

ハンパない閉塞感
胸糞悪い系としては今年のナンバーワンかもしれません。
作品を見終わって帰る際には、私も会場の建物の監視カメラの多さに気づいて愕然。「昔は良かった」に逃げてない点には好感が持てた。

第17回公演 『モラルハザード』 第18回公演 『Ctrl+z ダイアリー』

第17回公演 『モラルハザード』 第18回公演 『Ctrl+z ダイアリー』

劇団天然ポリエステル

キーノートシアター(東京都)

2016/11/24 (木) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

これは!
今回の天然ポリエステルさんの二本立て公演のうち片方の公演「Ctrl+Zダイアリー」と書いて、リトライダイアリーと読みます。
もう一本とは全く毛色が違う話なんですが、絶句です。完全にやられました。
久しぶりにこれは伝説として語り継がれるんじゃないかという公演にぶち当たりましたよ!

「この世界の片隅に」でも、なかなかすごい演出だなあと感心する事はあっても涙ボロボロにはならない非情でスレたワタクシですが、この作品には完璧に打ちのめされました。涙で前が見えません。・゜・(ノД`)・゜・。
多分、絵空事の感動のツボポイントが普通の人と完全にズレているようです(^_^;)
ただ、そういうヒネクレ者は若干ながら一定数居て、この劇団の作演出はそういう尋常じゃない人のツボをつくのに長けた天才なのではなかろうか、という気がしています。

簡単に言ってしまうと、イジメに屈しない強い意志を持った聡明な女の子と、頑張ってるけどまるでダメ男くんの精神が成長していく話。
って言うスタイルですが、映画で話題になった「聲の形」の登場人物の女の子、植野さんを素直にして川井さんを合体させて超賢くしたような女の子、もしくはマンガ「宇宙兄弟」のビンセント・ボールドを若い聡明な女の子にしたような屈強な精神に完全にノックアウトされてしまいます。

上演時間は約90分と、話はコンパクトめですが荒唐無稽な芝居らしいわざとそれないでしょwっていう筋を織り交ぜながら、一気に畳み掛けてきます。
この話を見ていて、高校の時超変人だったあのクラスの同級生の子もこういう感じだったんだろうなとか、年齢ではなくて、精神世界って構築されている人はされてるし、年寄りになっても全く構成できていない人もいるものなのかもなあとシミジミ思ったり。

あのときの約束を守って変わらないままずっとトンガッて20年間生きてきた彼女が再開を果たしたラストシーンは、役者さんがまだその実年齢には達していないからなのか、ちょっとあっさりしていて物足らなく感じることもあるけれど、ダメ男くんだった彼が明確なリアクションをできないまま暗転になる演出ってのはなかなかやるな!と感心したり。

悪役も、生身の人間が容赦なく徹底的にあの非道を演じきるのはだいぶ難しいところだと思いますが、まさに絵に描いたようなというのがふさわしい極悪非道っぷり。影響されて改心したりなんていう生っちょろさがないのが素敵でした。

天才気質の人というのはそれなりに見かけますが、最初に天ポリさんを見せてもらってから、現在までの間に職人として職業脚本家として荒波に揉まれ、すごい苦労をしてきていると見受けられる高原フヒトさんは、ストーリーのテリング技法をしっかり自分の物として身に着けてセンスと技巧が高いレベルで融合してきているように感じます。

もうね、そのままアニメ化できるぐらいの完成度だと思いましたよ。
時間捻出して、日曜日もう一回見に行こうかな?こんな気持ちになったのは久々です。
絵空事ジャンキーでも十分な刺激を受けられる、伝説に残る素敵な作品でした(^^)

あの芝居すごかったよ!と終わってから語られるより、日曜日までやってますから、是非この目で見てみましょうよ。ワタクシが言ってることが納得できた人は、おめでとうございます!まともな人が住む世界から完全に外れたところに棲息する素敵な人認定です(笑)

ベッドトークバトルS

ベッドトークバトルS

ショーGEKI

小劇場B1(東京都)

2016/11/19 (土) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

苦悩するベッド
初めてでも、若者でもない人たち(一部草食系若者がいましたが)のベッドでのあれやこれや。どれもその後が気になります(笑)。できたら全部見たかった。

ラクリーメ・ロッセの読書会(6日昼追加公演)

ラクリーメ・ロッセの読書会(6日昼追加公演)

もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡

ラゾーナ川崎プラザソルなど(神奈川県)

2016/11/25 (金) ~ 2016/12/06 (火)公演終了

満足度★★★★

舞台も試みも面白い!
レパートリーシステム、レパートリーシアターって知らなかったので、とても面白い試みだなぁと。
レパートリーをもっておいて、何処でもいつでも気軽に上質の芝居を!ってことのようです。
良い脚本と俳優さんが必須ですね。
6人の登場人物が各々なかなか曲者で、話し合うなかで状況や気持ちが二転三転してって目が離せなかった。
問答無用で笑っちゃうシーンが多く(特に田中さんと青木さん、笑いをかっさらっていました)ストーリー自体は知っていたのですが、いやー、そんなの関係ない面白さでした。
アルコール飲みつつ観劇ってのも、私はお酒が好きな方なので楽しめました。
ただお酒の臭いが苦手な人もいるでしょうから、バーやカフェじゃなく、普段は飲食禁止の劇場でアルコールオッケーにするなら、先に告知しておいた方がいいのかも、とも思いました。

ネタバレBOX

班長はもう田中さん以外は無理では…と、レパートリーシステムに不安を覚えるくらい、印象的でした!
几帳面と端整と変態をミックスしたいい案配でした。(誉めてます)
ちょっと変わり者のイタイ人、水川を演じた青木さんは、キレキレで可愛い動きを盛り込んでまして、汗やらなにやら大放出なので、浴びたい方は前列をおすすめします。
仁、淳のにてない双子は、初日からシンクロ率100%で、弟君の口上もっときいていたかった。
ずっと本を読んでる近藤役の和木さんは何となく色気を醸し出す役者さんだなと。美雪が追い続ける説得力を感じた。最後の表情は必見。
美雪の清水さんは、夢幻で拝見したときは、冷たく美しく触れたら切れそうな薄紙の鋭さでしたが、うって変わって感情的な役どころ。あの、嗚咽は声かけられない…って感じ。情念感じました。
ざっと感想です。

vol.18<DADDY WHO?>

vol.18<DADDY WHO?>

天才劇団バカバッカ

サンモールスタジオ(東京都)

2016/11/16 (水) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い! 【木村昴バージョン】
父の通夜に集まった人々、単なる知り合いではなさそう。そもそも面識もなく、これから一波乱起きそうな雰囲気が漂っている。父は亡くなっているから登場しないが、ここにいる人たちの話を通して生前の人柄なりが明らかになって行く。その不思議な半生の悲喜交交(こもごも)が観る人の心を温かくする。
(上演時間2時間 途中休憩1分程)

ネタバレBOX

生前を回想するようなシチュエーションは、演劇に限らず映画(例えば「生きる」黒澤明 監督など)でもあり、珍しくはない。その多くが回想シーンを実際描き視覚化させているが、この公演では携帯電話による通話やメールといった手段を利用し、外部と交信することによってリアルタイムに思い出を掘り起こしてくる。それゆえ、時間の経過は現在を刻んでおり、物語の展開が分かりやすい。そしてテンポも軽快で観ていて心地よい。

舞台セットは、リビングルームといったところ。中央に白ソファー、その後方にガラス窓がある。上手側には外に通じるドアやダンボール箱、下手側には括り付けの棚が2つ並ぶ。そこには本、小箱など色々な雑貨のようなものが収納されている。後々この小物が重要な役割を持つ。

当初、亡父には遺産がありその相続で揉めるのか、といった定番のような始まり方である。また部屋にいるのは全員兄弟姉妹の関係にあることが、段々と明らかになっていく。何故こんなに子供が多いのか、父が職業を転々とする、血(血液型が不一致)のつながらないなどのミステリアスさが物語を牽引する。その謎が明らかになる過程を通して、登場しない父の人物像の輪郭が見えてくる。父は”ゲイ”...集まっている子供たちは、それぞれの母の連れ子である。その母が父と結婚(援助的意味合いが強い)したことで親子の縁ができた。それぞれの家庭事情(前夫の暴力・経済的困窮など)を承知で...いわば人助けというオチである。

役者は、登場人物のキャラクターを作り上げ、物語がうまく漂流するかのような演技が素晴らしく、全体のバランスも良かった。公演は、同じ脚本だが演出の違いで上演時間が120分(木村昴バージョン)と90分(白倉裕二バージョン)の2つを上演している。この長さが異なった物語をそれぞれのキャストがシャッフルしたバージョンもあった。この変形バージョンも観てみたかった。

次回公演も楽しみにしております。
荒野ではない

荒野ではない

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2016/11/23 (水) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

社会と個人を描く
「青鞜」...今から約100年前に女性だけによる文芸誌が創刊された。そこに著された主張は現代にも通じる課題・問題でもある。それだけに、プロパガンダと受け取られそうであるが、当時の社会情勢・状況の中に巧く溶け込ませていた。
(上演時間1時間35分)

ネタバレBOX

「青鞜」の発刊は検閲とのたたかい、断続的に発禁処分になるなど、今にしてみれば理不尽な行いを受けたようだが、それに黙る(発表しない)ことによる危惧を訴える。公演は、当時の「情勢・状況」と雑誌に関わった「人物描写」の両方の視座から観せている。その意味で「骨太」でありながら「繊細」な感じもする。そこがこの公演の魅力のように思う。

舞台セットは、和室に座卓、その向こうに障子というシンプルなもの。座卓の鳥籠は女性の比喩か。青鞜の発行悪化から寺の一部を借り事務所代わりにしている。脚本は史実と虚構を綯い交ぜにすることで物語に厚みを持たせたようだ。その社会状況という史実に青鞜代表の平塚らいてうと、彼女を取り巻く人々の生き活きとした社会活動、その群像劇は観応えがあった。同時に彼女の”女性”という生身の人間臭さ、その断片が垣間見えるところに情感を覚える。

さらに公演では、女性の問題に止まらず、反戦・平和、(部落民)差別など、一種普遍的なテーマを取り上げており、現代に通じるところがある。ここに100年前の文芸誌を取り上げ、彼女を突き動かした時代背景と現代を重ね合わせ描き出したところが興味深い。特に女性の地位向上に関して、世界経済フォーラムが毎年、世界男女平等ランキングの結果を発表(統計手法の正否は別)しており、日本は100位前後であり、まだまだ改善が必要だと...。

物語は らいてうが映画「智恵子抄」を観て、帰宅したところから始まる。この冒頭シーンが秀逸である。電灯が点かず、月明かりの中で観てきた映画の感想...「あんなに美人ではなかった」と呟く。このモノクロの中に佇む構図は静謐といった感じである。
ちなみに記録映画「元始、女性は太陽であった 平塚らいてうの生涯」(羽田澄子監督)として彼女自身が取り上げられたものがある。

登場人物は9人であるが、それぞれのキャラクターと立場・役割をしっかり表現しており物語の世界に浸れた。公演は叙情的な台詞回しが多く、難しいと思うが、見事に演じきっており観応え十分であった。

次回公演を楽しみにしております。
ベッドトークバトルS

ベッドトークバトルS

ショーGEKI

小劇場B1(東京都)

2016/11/19 (土) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

初めてのベッド
初体験もしくは初めての相手とベッドを共にするとき、多少なりとも「あれっ思っていたのと違う!」とか「なぜ、このタイミングでこんな事が!」というのは結構なあるあるだと思う。 
そこを なし崩しにできない人達の肥大した自意識と、性欲のせめぎ合いが面白い。 
開演前に「笑ったら変態だと思われるから笑わない。なんて考えないでください」とアドバイス的前説が。素直に女性の笑い声が多くて、そこがまた面白い。 
舞台はダイレクトにそのものですが下品な感じはあまりしなかったので、そこんとこ心配されている方も大丈夫だと思います。

ゆっくり回る菊池

ゆっくり回る菊池

僕たちが好きだった川村紗也

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/11/22 (火) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

-
90分。いろいろ出てくる人たちだこと。飽きません。

ザ・タイムマシーンズ【全日程終了しました。ご来場誠に有難う御座いました!!!!】

ザ・タイムマシーンズ【全日程終了しました。ご来場誠に有難う御座いました!!!!】

THE TRICKTOPS

劇場MOMO(東京都)

2016/11/23 (水) ~ 2016/11/29 (火)公演終了

満足度★★★★★

タイムマシン???
さて、これをタイムマシンというかどうかは意見が分かれるところだと思いますが、実現可能性がありそうなものをタイムマシンっぽく扱うことで話が真実味を帯びてきて、荒唐無稽なSFではなく、研究現場の暗部とうまく絡めることができたということで、設定の勝利で、いい作品になってました。2時間の舞台ですが、場面の切り替えが多すぎたせいでちょっと冗長かなという気はしましたが、細かく場面を切り替えないと話が進まないからしょうがないかな。

ゆっくり回る菊池

ゆっくり回る菊池

僕たちが好きだった川村紗也

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/11/22 (火) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

良かった☆
いや~ おもしろかった!
幸田尚子さんの怪演が最高に良かったです!!

ネタバレBOX

クロムの作品よりはストーリーがしっかりしてたと思います。 個人的には このくらい わかりやすい話のほうが好きです。 なぜか みんな関西弁。セットは 和室。中央に畳、その両側と一段低い手前が板張りになっている。色は焦げ茶で いかにも古い民家。奥に 高さ1メールくらいの家具。その上を歩く場面も。 川村さんは ある姉妹の妹役なのだが、発作をおこすと指先から銃弾をぶっぱなすという ありえない設定。 このシーンは4、5回あるのだが、 かなりカッコいい☆ 銃声の音響と照明で すごい迫力!
幸田さんは着物姿で登場。 髪型は 黒柳徹子のよう。 見るからに怪しい雰囲気を放っている。 そして その表情、話し口調、体の動き、 まさに自由自在といった感じで、圧倒的な存在感! 他のキャストの方々も それぞれ 良いキャラを演じていて 90分あっという間でした。 お腹満腹です☆☆
王妃の肖像

王妃の肖像

有職文様

吹田市文化会館 メイシアター・小ホール(大阪府)

2016/11/22 (火) ~ 2016/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★

素敵な世界観でした。
最初、古典のような話言葉が気になっていたのですが、どんどん話が進むにつれて言葉を自然と感じられ、話の中に入り込むことができました。
とても充実した2時間でした。

王妃の肖像

王妃の肖像

有職文様

吹田市文化会館 メイシアター・小ホール(大阪府)

2016/11/22 (火) ~ 2016/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★

素敵な世界観でした。
最初、古典のような話言葉が気になっていたのですが、どんどん話が進むにつれて言葉を自然と感じられ、話の中に入り込むことができました。
とても充実した2時間でした。

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