
砂に浮かぶ町
空宙空地
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2016/01/29 (金) ~ 2016/01/31 (日)公演終了
満足度★★★
空宙空地「砂に浮かぶ町」、フィリップ・K・ディック的な、別位相が同居する幻想作品。設定や話は分かるが、舞台演出の面(照明の切り分け、演技の規準、ネーミングの統一感、楽屋オチ的笑い等)で分かりにくい…。美術は最低限でよかったのでは。幻想文学にうるさい観客の意見です。

隣のきのこちゃん3~マルナゲドン~
トキメディアワークス
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/12/28 (水) ~ 2017/01/05 (木)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/01/03 (火)
価格4,000円
体調不良の中見に行ったのですが、笑いは偉大です。明日からちょっと頑張れそうです。

3人芝居クリスマスケース
劇団「劇団」
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2016/12/23 (金) ~ 2016/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
初めて見たゲキゲキ 観た事のある役者さんが ぽつぽつと。クリスマスに奇跡の物語、12の出来事 最期に同じ時間に重なる奇跡 家族と子供 約束 意識に量子がついて形になった それはピグリフ サンタ 愛 ピグリフは人の心が想い合って重なった時に生まれる だからどこにでもある どこにでもない。 お父さん 寝てしまった 待ってて 必ず起きるから。重なる奇跡は、偶然か、やっぱりクリスマスにはこんな芝居を観たい。 とても面白かった。

ピノッキオ/ふたごの星
座・高円寺
座・高円寺1(東京都)
2016/09/03 (土) ~ 2016/10/03 (月)公演終了
約1時間5分。何もない空間を多数の幕で場面転換。さすがのテレーサ・ルドヴィコ演出で子供たちを怖がらせて飽きさせない。7人の俳優が次々に着替えて登場。籠型の面もいい。個人的には前作「旅と…」の方が好みかも(恋とHさが足りない)。幼児には早過ぎたか怖がる泣き声が止まない(可愛い!)。

BENT ベント
パルコ・プロデュース
世田谷パブリックシアター(東京都)
2016/07/09 (土) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

埒もなく汚れなく
オフィスコットーネ
シアター711(東京都)
2016/06/01 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
亡くなった劇作家・大竹野正典さんの人生を描く瀬戸山美咲さんの新作。約2時間10分。事実が基のフィクションで、演劇活動と会社勤めの両立生活がリアル。身勝手な夫と依存する妻のバトルが苛烈で面白い。本格的な登山にハマるのに納得。山登りは美しい。
アングラ風の演出で(ネタバレ)役が登場して爆笑。大竹野役の西尾友樹さんの演技がとにかく素晴らしい。感覚、思考、行動がはっきりクッキリしてる。緻密だがその計算は見せない。

The Wonderful Parade
to R mansion
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/06/22 (水) ~ 2016/06/26 (日)公演終了
1時間。超楽しいワンダフルなショー!観客歓迎ムードも大道芸もさすが。フィリップ・ジャンティ・カンパニーの「闇」のテクニックとの相性も良いですね。開幕前に前売り完売していました。

母と惑星について、および自転する女たちの記録
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2016/07/07 (木) ~ 2016/07/31 (日)公演終了
達者な女優さんばかり。斉藤由貴さんのダメ母ぶりが良い。ごく身近な家族のドラマと並行して海を越える心の旅ができた。同じ蓬莱竜太&栗山民也タッグ作の「まほろば」と共通する感覚も。

赤鬼
genten
多摩美術大学 上野毛キャンパス 鏡の間(東京都)
2016/07/02 (土) ~ 2016/07/23 (土)公演終了
多摩美で野田秀樹作、田中圭介演出「赤鬼」。充実のトーク込みで2時間10分。セリフの意味を心身に落とし込めていて好感。学生が企画運営して演出が講師だから授業のようでもあり。これが授業なら素敵。無料カンパ制でカンパ箱にはお札いっぱい。

残花―1945 さくら隊 園井恵子―
特定非営利活動法人 いわてアートサポートセンター
座・高円寺1(東京都)
2016/06/01 (水) ~ 2016/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
詩森ろばさんの新作です。ご縁あって5/31、18時開演のゲネプロを拝見。
広島に向かった移動演劇隊の話。俳優が明るく弾けるほどに怒りと悲しみが増幅。丸山定夫、三好十郎…戦時下の演劇の熱に触れ涙。

パーマ屋スミレ
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2016/05/17 (火) ~ 2016/06/05 (日)公演終了
「パーマ屋スミレ」再演。語り部の酒向芳さんの観客との有機的な関わり方が方向を決めた気がする。過去と現在を同時に観る感覚で考え続けた。鄭義信三部作の中で一番冷静に鑑賞したかも。具象美術や事実を語る言葉が雄弁。スミレ(南果歩)の決意と行動から学ぶ。優しい言葉を使いたい。

8月の家族たち August:Osage County
Bunkamura/キューブ
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2016/05/07 (土) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
上演時間は約3時間15分(途中15分休憩を2回挟む)。ピュリッツァー賞戯曲部門や、トニー賞最優秀作品賞を含む4部門を受賞したブラックコメディー。登場人物の置かれた状況はとても悲惨だけれど、あまりに愚かな様子が滑稽で、クスっと吹きだしたり、ワハハと笑えるように作られているのです。真面目さ、深刻さに沈みこまないように、それでいて、ネタを連発させ過ぎてしらけないように、バランスよく組み立てられていると思いました。

ヴェローナ物語
しんゆりシアター
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)
2016/04/26 (火) ~ 2016/05/03 (火)公演終了
約2時間50分休10分込み。シェイクスピアの有名戯曲とミュージカルの名曲を組み合わせたドタバタ恋愛コメディ。恋がもつれバカ炸裂して凄く面白かった!作・演出の横山由和さんが20代の頃に書いたそうで、出会えた幸運に感謝。私が音楽座ミュージカルで好きなのは人間の素直さが(日常の)奇跡を起こすところ。それを思い出した。熊本地震の義援金募集あり。明日千秋楽は完売。川崎市の5年連続企画の最終年 。

嗚呼いま、だから愛。
モダンスイマーズ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2016/04/22 (金) ~ 2016/05/03 (火)公演終了
“セックスレス”より、顔の美醜への執着、嫉妬と恨みの連鎖が自分的にはツボ。主役・語り部の川上友里さんがすごく魅力的。3000円はやっぱり破格。

フォーカード
劇団青年座
紀伊國屋ホール(東京都)
2016/04/15 (金) ~ 2016/04/24 (日)公演終了
鈴木聡脚本、宮田慶子演出の新作。元役者の男女4人が約20年振りに結集。平成の時事ネタ、演劇人の自虐ネタを大量投下する、古き良き昭和風コン・ゲーム。大笑いして懐かしむ中に、常に苦味が残る。約2時間の娯楽芝居。 どんでん返しはふんだん。映画「スティング」を知る観客はどれ程いるだろう。海外古典ネタに笑った。喫茶店の具象美術に老若男女の出演者が揃う。紀伊國屋ホールで“ザ・新劇”の姿を目にし、演劇集団の今についても考えた。

浮標(ぶい)
葛河思潮社
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2016/08/04 (木) ~ 2016/08/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
『浮標』は1940年に書かれた三好十郎さん(1958年没)の戯曲です。上演時間が4時間(休憩2回込み)という大作を、5年間に3度も上演。
主人公である画家の五郎は病床の美緒に、万葉の歌をよく読み聞かせます。戯曲が書かれた約75年前と、2016年の現在、そして約1300年前が同時に重なって存在する重層性は、演劇ならではの特別な体験です。時空を超えるアトラクションと言ってもいいと思います。
今回は若い俳優の健康的な肉体と、彼らが持つ長い未来の時間が、戦争と死というほぼ正反対のものと、見事に対比されていました。命、つまり生きるということを、全方位から描く傑作です。

木の上の軍隊
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2016/11/10 (木) ~ 2016/11/27 (日)公演終了
約1時間50分。戦争中に大木の上で暮らした兵士たちの2年間を描く三人芝居(+ヴィオラ生演奏の有働皆美)。前半は上官(山西惇)と新兵(松下洸平)のテンポよい会話に笑わされ、終盤は涙がしぼり出された。上官は本土(日本)、新兵は沖縄を象徴していると言っていい。劇作家の蓬莱竜太さんは絶望を知った上で、それでも生きる人間の現実を描いてくださっていると思う。やはりすごい戯曲。心情や状況の変化を克明に表す照明が素晴らしい。再演で追加された沖縄の歌(普天間かおり)があまりに効果的。そして劇場中に響く、あの音に戦慄する。沖縄出身の普天間かおりさん、そのご親戚、そして沖縄タイムズの記者さんも「沖縄の気持ちそのもの」「あまりにタイムリー」と。いや、初演のもっと昔からタイムリーなのかも。
劇中のセリフに「ぐちゃぐちゃ」という言葉があります。観客も「ぐちゃぐちゃ」になるような体験ができると思います。

クレシダ
シーエイティプロデュース
シアタートラム(東京都)
2016/09/04 (日) ~ 2016/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
約2時間半、休憩15分込み。面白かった…!英国演劇史を踏まえた、演劇ならではの色とりどりの手法に唸る。82歳の平幹二朗さんの技、優しさに触れ、円熟の型から心を受け取って、畏れと感謝の念がわく。一人の俳優の人生…人間の営みの尊さ、儚さを噛みしめる。シェイクスピア劇の引用が楽しい。元気で陽気なアンサンブルも巧み。浅利陽介さんと橋本淳さんの場面がセクシー。

煩悩がやってくる
かのうとおっさん
HEP HALL(大阪府)
2016/11/18 (金) ~ 2016/11/20 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しみにして観に行かせてもらいました。
煩悩がテーマということで、どうまとめていくのかな、仏教?哲学?などと事前に妄想を膨らませながら。
まあ、結果はxx(ネタバレbox参照)な訳でしたが。。。
ある意味、かのうさんらしい力技でした。
他の方もおっしゃるように、物語に論理的な筋を求めるではなく、雰囲気(を楽しむドタバタっとした疾走感やほわっと咲いたようなおかしさなど)ものでした。
っと、否定するようなことを言いながらも、好きです、この作品。
ネタ多く、演出に意図された笑いがふんだんにあるのでそれを見つけて笑うのも!
また、次回作品も観に行きたいと思います。

ミス・チーフ!
崖淵五次元
ピッコロシアター 中ホール(兵庫県)
2016/12/24 (土) ~ 2016/12/25 (日)公演終了
満足度★★★
ばからしくて ばからしくて くだらなくて くだらなくて おかしくて おかしくて 招待状をそれぞれが贈る 重ねると物語が観えてきて。若さを振り返って 10年目のパーティ これからどんな芝居を作っていくのかとても楽しみ。