最新の観てきた!クチコミ一覧

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最終回のそのあと

最終回のそのあと

獏天

Geki地下Liberty(東京都)

2016/11/02 (水) ~ 2016/11/09 (水)公演終了

満足度★★★

“初物”の・・・
“獏天”初のコメディということですが、着想が面白く物語の構成なども確りとしており、流石と思いましたね。

ただ、真面目に作りすぎているというか、キッチリとしているというか、
観ているこちらも笑うのも忘れて真剣に見入ってしまったような(笑)、そんな舞台でした。

また、女性陣の活躍に対して男性陣がちょっと弱いかなという感じも受けました。

パール食堂のマリア

パール食堂のマリア

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2016/11/01 (火) ~ 2016/11/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

お見事!
初演に続いての2度目の観劇。実に見事な人間ドラマで、ストーリー展開は知っていても、やはり胸を打つ。あー、また観たいなー。

エキストラ フォーエバー?

エキストラ フォーエバー?

劇団ヴァダー

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2016/11/04 (金) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

観ました!
VADA最後の本公演!
最後!?突然の事に動揺しつつの観劇。
しかも思い入れの強いエキストラフォーエバーの再演。
再演と言ってもかなり変わっていたので新しい芝居として楽しめました。
もちろん同じ役を演じられる役者さんがいらしたり
同じシーンが有ったり懐かしさもいっぱい。
久しぶりの加門さんも嬉しかったなあ。。。

ファウストの檻

ファウストの檻

BLACK★TIGHTS

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2016/11/03 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

良かった~。
娘と一緒に観に行けました。
発券済のチケットであるにもかかわらず、日時変更に
快く対応して下さったハシクミさんに感謝。
男性ばかりの芝居、プロジェクションマッピング無し、
歌も無し...今までのBTさんとは少々違う舞台でしたが素敵さは変わらず満足。
野村有志さんは色気が有ってゾクゾク。
和田雄太郎さんの殺陣は優雅で軽やか。
他にも色々と見どころ有り!とても楽しませていただきました。

治天ノ君【次回公演は来年5月!】

治天ノ君【次回公演は来年5月!】

劇団チョコレートケーキ

シアタートラム(東京都)

2016/10/27 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

椅子に主役をみた
やっと観られました。
簡素な舞台。演技、お芝居をとても丁寧に観られる。
普段なら絶対に眠くなる内容。それでも観続けられる事が出来るのは、台詞が流れているのではなく、心と思いみたいなものが流れているからだと思う。

ネタバレBOX

袖から入って来て、立ち位置につく時に最短距離を取らず、独特の流線的な動線を通るのがなぜだか素敵だった。
大正天皇のお話ではあるけれど
最後、主役はあの『椅子』なのだなと感じた。
演劇全般に価値を感じるものとして、最高評価をせずにはいられません。

素敵でした。
ご町内デュエル

ご町内デュエル

演劇集団イヌッコロ

サンモールスタジオ(東京都)

2016/10/27 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

パワーアップしたデュエル。
初日に拝見した時より進化してました。まさにパワーアップ!
この作品はネタバレ禁止なので、あまり煽りもつぶやけないのですが、展開が読めるのに同じ場所で笑ったり更にパワーアップが見えると千秋楽に向けての折り返しも本当に気になります。Wキャストのイヌッコロチームも気になるのですが観れないので、シザーブリッツチームを応援し続けようと思います!この作品は観た人ならばわかる、DVDにはならないので、是非劇場でこのデュエル(闘い)を目撃して欲しいと思います。

ネタバレBOX

座長の場面が主に強化されていました(笑)。客席の笑いも初日から格別に上がってきて、呼応されてのこともあると思います。ヤクザと気付かない場面と気付いてからの反応の差、それを知ってる人と知らない人との反応の差、最終的に何も知らないままの、高坂という全体の満ち引きが絶妙です。
最初は、稲葉と氏家のことを知らない内藤と山県が、更に安藤のことを知る時「あれ?前にも同じことが?」とそこで気付くという展開も、客席で観ていて突っ込みどころのある場面の数々も、物語のテンポや流れが本当に絶妙だからこそ、だと思います。主要キャストの影での芝居にも注目していて、
安藤がさおりにハチミツを勧める仕草やお花を渡す仕草等も注目です。
今日で折り返しですが本当にパワーアップしていて、千秋楽が今から楽しみです(笑)。完売回も増えているとのことなので、当日券情報をもっと公式で煽っても良いくらいだと思いました。
また、荒木さん、妃野さんのお二方はまめに感想を目にして下さっているようで、小さな感想でも何か届けることが出来ているんだなと嬉しかったです。
ご町内デュエル

ご町内デュエル

演劇集団イヌッコロ

サンモールスタジオ(東京都)

2016/10/27 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

新星デュエル、面白いです!
シザーブリッツVer.の初日を拝見しました。2年前に拝見した時と同じ場所で笑ってしまいました。キャスティングが一新されており、新しい「ご町内デュエル」という形で新鮮な気持ちで観れました。芝居の中の芝居、ハラハラドキドキしながらも笑ってしまう中で、行動力や強い意志や、そういった想いの強さが身に染みました。イヌッコロさんのシットコムは本当に面白いので、初めての方にもオススメしたい作品です。

ネタバレBOX

内藤役の渡辺隼斗さんご出演で観に行きました。山県さんのコンビのバランスがとても良かったです。「現代っ子」という雰囲気が凄くよくわかりましたし、その反面「本気で芝居」に至る切り替えが凄くカッコ良かったです。アクションや殺陣の所作も綺麗で、間近で見れて本当に迫力満点でした。初演では今回イヌッコロチームの安藤役の佐野大樹さんを観ていたのですが、鷲尾さんのワイルドさと、妹への甘さのギャップ、隠れようとしてのイヌヤマンをかぶってのドタバタの展開が本当に面白かったです。このスムーズな流れがベタでもあり、それがまたリアリティを感じました。その場では不敏な役になってしまった稲葉さんが本当に印象的でした。「わたくしーいなばと、申しますー以後、お見知りおきを」の笑顔とか
座長との対戦で自我が崩壊してしまう場面とか、本当に凄かったです。
女性陣も声が通っており、全体的に聞き易くて良かったです。華奢で小柄なイメージのさおたんがすごく大きく強く見えました。展開が読めずに強気に出る妹のさおりのバランスも良かったです。
鉄人

鉄人

ThE 2VS2

OFF OFFシアター(東京都)

2016/10/27 (木) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★

観てきた!
いろいろと凄かった(笑)
『大事件』は私の観劇史上最もお下劣な作品でした(褒め言葉)

『サッカー』と『ファンファーレと熱狂』が好みです。

あいつをクビにするか

あいつをクビにするか

ぽこぽこクラブ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/10/26 (水) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

観てきた!
狂気的で猟奇的。B級ホラー好きにはたまらない作品です。
笑いからホラーの流れは中島らも氏のB級ホラー作品を彷彿とします。
私はかなり好みです。

内容的にR12とかR15とかにした方が良かったのかもしれません。
近くにいた女性はとあるシーンで気分が悪くなったようで途中退席していました。

舞台全体を覆うプチプチが非情に良いですね。
見えそうで見えない感じがとても効果的。

演技ではメイ役の磯部さんが印象に残りました。
同級生2人に裏切られて本性がバレた瞬間の目が素晴らしく良かった。


気になったのは…

ネタバレBOX

メイが実は母親に愛されたかった、というのは布石が一切無かったので唐突すぎてもの凄く違和感がありました。
実はそれすらも演技で嘘だった、とかなら理解できます。


強請っていた教師の死体が発見されたニュースで母親殺しの真犯人はなんとなく予想が付きました。
その辺の伏線の張り方が上手いなと思いました。
かもめ

かもめ

東京芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2016/10/29 (土) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

満足度★★★

観てきた!
原作の戯曲にほぼ忠実な内容になっていたと思います。
素舞台に近い状態で舞台転換は無く、全4幕で1つのセットを使っていました。
状況を抽象的に表現する演出の数々が面白かったです。

満島ひかりさんの演技が観てみたくて観に行ったのですが、
残念なことに2階席だとセリフがもの凄く聞き取りづらく、いまいち集中できませんでした。
ケチらずに1階席にすべきでした。。。
とはいえ、1~3幕と、4幕でのニーナの演じ分けはさすがだなと思いました。

1幕2幕が80分、途中15分休憩で3幕4幕が85分の計3時間。

フィーリアル

フィーリアル

発条ロールシアター

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/11/03 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い
マキ役の小林レイさんのボケっぷりがとてもキュートでした。
馬鹿馬鹿しさの中にも切ないシーンもあり楽しめました。
台詞を噛んでも勢いで畳み掛ける詐欺師と元刑事の掛け合いもストレス無く観ることが出来ました。

蓮池温泉 極楽ランド

蓮池温泉 極楽ランド

仏団観音びらき

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2016/11/02 (水) ~ 2016/11/03 (木)公演終了

満足度★★★★★

心が痛い…?
子供の頃を含めれば、誰だって一度は「華やかな」夢を持ったと思うんですけど、大抵の人はそれを諦めて結構普通な人生を送っている。
最近はその「普通」が難しい社会だけど、普通でさえ難しい中で夢を諦めず行動し続ける人たちの現実。

題材はエンターテイナーだけど、他の業界でも当て嵌まるだろうなぁ…、というか当て嵌まったな、と思いながら見てました。

重たい内容に、若干ならざる下品なネタを塗してライトに仕上げている、と見せかけて全然ライトじゃない。

2時間オーバーなんだけど、あっという間に終わる感じで、「え?もう終わり?」と思った後に2時間超えたと言われて本当に驚きました。
テンポが良いからですね。

仏団さんの舞台観るのはまだ3回目(2作品目)なんですけど、緩急が絶妙なのと、あとお客様との距離感が凄い。
自己満足に浸りがちな界隈で、自らの主張とお客様を楽しませたいという意志が凄い絶妙なんですよね。本当に色々と絶妙。

しこたま笑って、しこたま泣けて、仏団さんの作品は本当に最後泣き笑いになるなぁ、なんて思いました。

東京公演お待ちしてます。

ネタバレBOX

本筋?である新興宗教のネタを、一心寺の箱でやる強心臓と、それを許す一心寺の懐の深さを感じつつ、真の本筋?である「夢を追う地獄」、それはまさに演じている皆さんの周りもしくは皆さん自身の話だろうに、と思うと本当に変な汗が出ます。
目からも出ますが普通に全身から変な汗が出ます。

ゲネ観てて(とあるご縁で観させていただきました)、この辺の小ネタって通じるのかな?なんて思ったところも流石は大阪の通なお客様、全部通じてました。流石!
東京のお客さんは多分笑わないんだろうな、でも心の中では爆笑していて、アンケートには「とても面白かったです!」とか書くんだろうなぁ、とか思ったネタたくさん。太秦とかメンスとか。

気になったのは、ゲネも本番も最初の最初だけ、「ピューロ」が「ピエロ」に聞こえたところ。あれはわざとなのか違うのか。もちろん格好が格好なのだからピューロだと思って観てましたが(ピューロ地元だし)、え?ピエロ?と何度か思いました。
『ミネルヴァの梟』

『ミネルヴァの梟』

劇団畝傍座

専修大学生田キャンパス 野外音楽堂仮設テント(神奈川県)

2016/11/04 (金) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度

「美人税」・・・・
世にも奇妙な物語でありましたなぁ・・と

いまひとつ
状況や場所の説明とかが不足気味で
後半からラストにかけては
さらに それが加速したような感あり・・

登場人物のはじけっぷりとか
メイクとか
つくりとかは結構楽しめたが

あんまし理解が追いつかなかったと
強く思えた70分の作品

ラスト付近での
「おやすみフクロウ」という台詞は
同名タイトルの漫画を連想する漫画脳・・・(^_^;)

一輪の書

一輪の書

みやしろ演劇パーティ/平原演劇祭プロデュース

天狗湯(西荻)(東京都)

2016/11/05 (土) ~ 2016/11/05 (土)公演終了

満足度★★★★

三段ブースターロケットのように
アングラ演劇の骨法・文法に沿った展開。岡本かの子『河明かり』。待ち受ける人間ならぬ人間。三段ブースターロケットのように異世界に徐々に突き進む。洗い場への窓が異世界への扉。水滴の音。最後は中世日本の戦乱期へ。ピストルでご破算。何事も無い様に復活。なかなかの傑作。一輪は埼玉の崖の百合の花。

パール食堂のマリア

パール食堂のマリア

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2016/11/01 (火) ~ 2016/11/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

いいもんを観た!
再演だとそうですが、初回も見たかった。4回も不覚を取ってしまいました。
今回も、そこは吉田小夏さんの世界。ビー玉をひっくり返したようなキラキラした色彩感や、舞台ならではの独特の演出。2つのシーンが同時進行で重なり、当たり前のように展開する。
食堂でテーブルを囲む場面は、瀬戸山美咲さんの「彼らの敵」の喫茶店のシーンと裏表のようで、ひとりニヤニヤしてました。

震えた声はそこに落ちて

震えた声はそこに落ちて

劇団時間制作

劇場MOMO(東京都)

2016/11/02 (水) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

深い
ダブルキャストのBチームを観劇しました。考えさせられる要素が多く、とても深いと思いました。犯罪による、被害者自身と周りの人達の苦しみ、加害者自身と周りの人達の苦しみ・・何とも言えない気持ちになりました。一つの犯罪が、どれだけ沢山の人を苦しめるのか・・?胸が痛くなりました。ストーリーの重みと役者さん達の熱演で、どんどん惹き込まれ目が離せませんでした。そしてラストは、切なくて泣きそうになりました。素晴らしい舞台でした!

治天ノ君【次回公演は来年5月!】

治天ノ君【次回公演は来年5月!】

劇団チョコレートケーキ

シアタートラム(東京都)

2016/10/27 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

人のお話
大正天皇の伝記ものとして一見ドキュメントドラマ、歴史ドラマの様相を呈しているが良質な(絶対的)フィクション劇。皇室という特異な設定の中で一人の人としてのあり方、早すぎた改革者としての孤独、さらには歴史の妙と政治、親との関係、と様々な問いが詰まっている。英国でもエリザベス女王の生涯を扱った映画が人気を博しているのをよく見るが、それに共通するように宿命を背負った特別な人間の中に、観ている観客の人生と重なる部分を巧みに見つけ出し描き出した「人のお話」。さらに実在した歴史上の人をモデルにしていることにより、その先の歴史を知ってしまっている我々だからこそ味わえる面白さも加味される。今日のホットトピックでもある天皇制、天皇の立場(「人」であること)についても考える機会を与えてくれる。

Rock'n will~石の意志~

Rock'n will~石の意志~

super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船

ブディストホール(東京都)

2016/11/02 (水) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

爽快!
清水サマ、新城サマ、そして金村サマ……いつも、めちゃくちゃカッコいい!もちろん他のキャストの皆様もカッコいい!「快賊船」のステージは、剣舞を観ているかのような華やぎと爽快感がありますね。ストーリーにも冒頭から引き込まれました。

バカシティ

バカシティ

ブルドッキングヘッドロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/11/02 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

たそがれ編 ちょっとシリアスなコメディ
岡山さんをストーリーテラーに迎えて、公園の広場をモチーフにした舞台装置にした、作品ながらも、前半は笑えるコメディとおもいぎや、クライマックスのシリアスさも喜安さんの凄い演出だなあとよかった、110分でした。

フィーリアル

フィーリアル

発条ロールシアター

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/11/03 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★

心情の(泥棒)日記
説明文から、くだらない出来事(犯罪ではある)に必死な男の悶々を描いた性春物語かと思っていたが、作中には文学・哲学的な言葉(せりふ)が溢れている。
心の彷徨という観念的なものを、即物的なパンティ...その下着泥棒という気を引く内容にしている。しかし、その狙いが十分繋がるところまで伝えきれていないところが勿体無い。

公演の中には、多くのパロディ台詞が散りばめられ可笑しさを覚える。当日パンフには、「特に目新しいこともなく、とりたてて懐かしいこともない、信念もない、根性もないけれど、ただ目の前にあるものに向かっていくような」とあったが、謙遜であろう。

(上演時間1時間35分)

ネタバレBOX

舞台はいくつかのブース毎に紗幕で覆われている。場面展開に応じて照明によって役者(陰影)を映し出す。そこは、高層マンションの一室であり、スポーツジムである。

一見不可解な展開で混乱しそうになるが、主人公にフォーカスしてみると面白可笑しさが伝わって観えてくる。男の心情を通して運命的なもの、その抗いきれない哀れと、表層として描かれるパンティ泥棒という行為にみる歓び、その哀歓を共にするような人生。

また、元刑事と詐欺師の男2人は、普通の暮らしというよりは地べたを這いずり回るような生き方。1人は、警察という強固(規律の厳しい)な組織を退職する。もう1人は人を騙す生き方に内心不安であろうが拘束されることはない。その両者に共通するのが「自由」という言葉...その台詞に引用されたのが、サルトルの「自由と存在」の”自由という刑に処される”である。人によって捉え方が異なる抽象なこと。
それを江戸時代の腰巻泥棒と現代の下着泥棒の追・逃を人物配置の逆転で宿命・関連付ける。その場面になぜか、森鴎外の「高瀬舟」の引用。さらに、西条八十の詩「帽子」...母さん、僕のあの帽子、どうしたんでしょうねえ...などの有名句を引用している。

現実と非現実の混沌とした世界観、宿命に翻弄される人間の哀歓。また下着泥棒の生真面目さ、元警官と詐欺師のいい加減さという人物対比も面白いが...。その描き方がもう少し分かり易ければ好かった。

最後に、チラシに「発条ロールシアターが送る、21世紀の『泥棒日記』!」とあった。この件、映画:ゴダール作品を思う。他人の映像、他人の音響、他人の言葉によって活気し引用やパロディーの手法を多用している。それゆえ「(映画)泥棒日記」と言われていたようだが、それでも評価があるのだから...。

次回公演を楽しみにしております。

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