最新の観てきた!クチコミ一覧

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花と龍

花と龍

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2025/02/08 (土) ~ 2025/02/22 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

転球さんがめっちゃかっこいい。ストプレで3時間を超える上演時間なのに長さを感じさせない。そのうえ開演前には舞台上でリアル縁日が開催されていて、開演前の舞台上及び1階客席では飲み食い自由!見に行くとハレの日になること間違いなし。

デマゴギージャズ

デマゴギージャズ

MONO

ABCホール (大阪府)

2025/02/14 (金) ~ 2025/02/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

2プロットコメディ
安定感ある演出で、年齢層は高目だが、若い人にでも楽しめる内容
噛んだ?と思う場面も実は役者の旨さで、全てにいたるまで精密に出来上がっていたと思います
楽しめました!

コルバタ友池組 「画素数の低い愛」

コルバタ友池組 「画素数の低い愛」

コルバタ

シアターブラッツ(東京都)

2025/02/13 (木) ~ 2025/02/27 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初見の劇団さん。思ってた以上に素敵な良い芝居だったので,とても嬉しくなりました。主人公の子供でも言わないような言い訳?や父親への対応はどうかとも思いますが,それを取り巻く家族や周囲の人間の気持ちが理解でき,そしてヒロインがとても魅力的で,最終的に落ち着くところに落ち着き,温かい物語となっています。爆笑というものはないのですが,微笑ましい笑いもあり,安心して観ていられた観劇時間でした。

カリギュラ

カリギュラ

カリギュラ・ワークス

サブテレニアン(東京都)

2025/02/14 (金) ~ 2025/02/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い、お薦め。満席
未見の演目「カリギュラ」、本来であれば上演時間3時間位の作品らしいが、それを1時間35分に凝縮したという。事前に難しそうな戯曲だと分かっていたが、本公演は 分かり易さを目指し、創意工夫を凝らし新しい翻訳で挑んだとある。不条理劇は、今まで何作品か観てきたが、本作は その中でも重厚にして濃密 そして心に響く秀作。

説明にもある「どうしてカリギュラが月を手に入れたいのか」「その宣言が自分の名なのか」という根本的な疑問、それを漂流するような会話(言葉)から だんだんと浮かび上がらせる。自分の解釈が正しいのか否か、少なくとも その入り口までは導いてくれるような。そこから先は、観客の想像力・感性に委ねられるが、舞台という虚構にも関わらず 激しく心が揺さぶられる。そんな 力 のある公演。観応え十分。

自分なりの解釈では、不条理 対 不条理 その捉え方 考え方の違い。その相容れない溝に横たわる得体の知れないもの、それは本能なのか感情なのか、いずれにしても 理性を飲み込み良識や常識を殺してしまう怖さ。それは誰が誰をという対立のように見えて、実は…。そもそも良識や常識といった条理とは何ぞやという根本をも問う。

「月を欲する」「宣言が自分の名」の疑問以外に、「正邪」「孤独」「生死」等の命題というか意味を投げかけてくる。その議論が広く深く考えさせる。抽象的とも思える内容、その議論の積み重なりを象徴するかのような舞台セット。そして音響・音楽(上演前の重低音の曲 含め)そして照明が効果的で印象に残る。勿論、俳優陣の演技は確かでバランスも良い。
なお、自分の勝手な思いが1つあるのだが…。
(上演時間1時間35分 休憩なし) 2.17追記

ネタバレBOX

舞台美術は、上手/下手に紗幕があり 上手は劇中のカリギュラの個(寝)室、下手は原作者 カミュの書斎、タイプライターを打ち 独白。この自作を俯瞰するような場面が妙。中央奥にベンチ その両側に本を積み上げ、板(床)上にも至る所に本の山。これは法・秩序や常識を表しており、冒頭 カリギュラがそれを崩すことによって不条理の世界へ という象徴的な場面が印象的だ。
衣装は、大臣などは黒一色、カリギュラの側近は赤基調、当のカリギュラは内に黒、上着は赤という条理・不条理という二面性を表しているよう。

生の喜びは いつも死の怖れであり、死は忌み 生は尊い。その感情を出発点とすれば、カリギュラが愛した妻で 実の妹ドリジュラの死は受け止めがたい。カリギュラにとって人の死は不条理。死は突然やってきて人の幸せを奪う。その不安に苛まれることも不条理の感情、一方 この不確定 幻影を断ち切ることが出来るのは死しかないという矛盾。
人が死という絶望を超えて 永遠性を求めた時、カリギュラになる。理性が崩壊し そこには正義・秩序そして合理的な感情は無になる。死は必然、その不条理を受け入れ 生きている間だけでも条理を尽くす。その条理・不条理を併せ持っているのが 生きている人間、言い換えれば 自分自身の内にカリギュラがおり、絶えず自己対立や対決をしているのではないか。

「月を手に入れる 俺はカリギュラだ!」…天空にある月を掌握することで、自分が神になる。神が人間を創ったのなら、自分が神になって不条理=死を無くす。不可能を可能にするのである。そのためには、この世にある条理を壊す…皇帝(権力者)として勝手な法律を制定し、虐殺と理不尽な圧政を強いる。カリギュラの圧政に対する反乱、しかし、カリギュラ曰く「誰も自分を裁くことなど出来ない、それが出来るのは歴史だ」。

考えてみれば、神だって近親相姦をし、「ノアの箱舟」にある大洪水による殺戮、「バベルの塔」を破壊し人を殺傷し言語の複数化という事態を引き起こした。本作も神のそれに比べれば、自分の不条理など大したことはない。説明にある「自分がもつ権力を神と対比し、カリギュラ自身の『論理』を力づくで正当化」する。独自の論理を持ったカリギュラ、意味合いは少し違うが、そのラストは 滅びの美学を思わせる。そう思わせる演出・舞台技術が実に上手い。

自分の勝手な思い…本公演は、カリギュラの寵愛を受けている詩人だけが男優で、それ以外 カリギュラも含め全て女優で演じている。その演技力は確かだが、理屈ではなく本能的に想像する情景が…。それは 例えば カリギュラが女を犯す といった台詞が陰惨・淫靡といった生々しさを想起させない。これが男優の暴力的な言葉・行為だったら、もっと違った臨場感が…。
次回公演も楽しみにしております。
キャッツ・ザ・ライフ

キャッツ・ザ・ライフ

劇団ミックスドッグス

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/02/12 (水) ~ 2025/02/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

もう思い切り猫!
人生も猫生も色々大変よ!
あっという間に120分がたったから引き込まれた証拠~👍️

アルジャーノンに花束を

アルジャーノンに花束を

劇団まっコイ

表現者工房(大阪府)

2025/02/14 (金) ~ 2025/02/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ダイエル・キイス初めて知りました
とてもよかったです。
原作読みたくなりました

コルバタ友池組 「画素数の低い愛」

コルバタ友池組 「画素数の低い愛」

コルバタ

シアターブラッツ(東京都)

2025/02/13 (木) ~ 2025/02/27 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

人の温もりを感じる話でした。さわやかな前向きな気持ちになりました。

ネタバレBOX

解説をするナレータの人物が前半から心地よく語り掛けるのですが、正体が気になっていましたが、サボテンだったのですね、しっくりときました。思い出に悩み苦しむ村上家、声優たちの葛藤、夢を追いかける声優と漫画家、もりだくさんのドラマがあり、見どころ満載でした。最後の漫画家志望の書いたストーリには胸にこみあげるものがありました。
デマゴギージャズ

デマゴギージャズ

MONO

ABCホール (大阪府)

2025/02/14 (金) ~ 2025/02/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

土田英生は正統派演劇者である。個性的である。ユニークすぎます。面白い。独自のお話を築いている。ほかの劇団にはない地味目だが何より孤高路線を走っている。

これらが僕の土田論であります。なんといっても、今回、明治初期と現代とを血縁だけで辿るその見事さ。いやあ、感心いたしました。これぞ土田の魅力なんですね。こんな変な、不思議なことを考え、それを脚本にする作家は他にはおらんだろうと思います。すごいです。

関西の星である。また次作も早く見たいよ!

僕をみつけて

僕をみつけて

かわいいコンビニ店員 飯田さん

OFF OFFシアター(東京都)

2025/02/06 (木) ~ 2025/02/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/02/15 (土) 19:00

開演前から劇中で扱われる人狼のルールを説明する寸劇していて面白かったです。
様々な人間模様を楽しめました。

MISSION IN POSITIVE Heartful Special Attack コントLIVE2025 『バレンタインジャンボシリーズ』

MISSION IN POSITIVE Heartful Special Attack コントLIVE2025 『バレンタインジャンボシリーズ』

エンターテインメント風集団 秘密兵器

小劇場 楽園(東京都)

2025/02/14 (金) ~ 2025/02/16 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

odd bird!!

odd bird!!

劇団やぶさか

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2025/02/14 (金) ~ 2025/02/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初めて観る劇団さん。約100分の舞台でしたが、オープニングから惹き込まれる演出で、終盤の展開も予想外で最後まで楽しめました。
実在の人物をモチーフにした作品だけあって、当時の時代背景や思想が垣間見れ、メッセージ性も感じました。
ともすれば重くなりがちなテーマでしたが、笑えるシーンも多く、重くなり過ぎません。
ただ、登場人物が多くそれぞれの個性もしっかりと描かれてはいましたが、もう少し各人のエピソードを見たかった気もしました。

ネタバレBOX

前向きな終わり方で、未来につながる温かい物語でした。
CHAiroiPLIN FES 2025

CHAiroiPLIN FES 2025

CHAiroiPLIN

本多劇場(東京都)

2025/02/06 (木) ~ 2025/02/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/02/15 (土)

今回は全体的にあまりおもしろくなかった☆
ダンスシーンはとても良かった☆
次回作に期待☆

つばさ

つばさ

演劇企画 どうにもならない毎日に光を。

東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)

2025/02/14 (金) ~ 2025/02/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

本作品が二度目の観劇でしたが、良かったです。淡々とでも情緒豊かに爽やかに演じておられて良いですね。前回から、私の子供も大学生になり、なんとなく重ねながら拝見していました。心情よくとらえているお芝居だったと思います。また、数年後見たらどう感じるのか楽しみです

人ハ落目ノ ココロザシ

人ハ落目ノ ココロザシ

劇団1980

駅前劇場(東京都)

2025/02/12 (水) ~ 2025/02/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

面白かった。
別役実っぽいセンス。星新一の中編小説っぽい。真鍋博のイラストのような幾何学的な背景もセンス良い。

無料の身の上相談所、カウンセラー(神原弘之氏)、その助手(上野裕子さん)、受付(木之村達也氏)。ハシモトという相談者が訪れるらしいがなかなか来ない。来るのはすぐに「ゴメンナサイ」と謝罪する口数の多い老人(柴田義之氏)。話が噛み合わず酔っ払ってるのかと勘繰る程。そこに和服の女性(一谷真由美さん)が乱入して来る。
「順番を待って下さい」「私は急患よ!」
身の上相談の急患ってのは一体何なのか?老人はその話が聴きたくて順番を譲る。

次から次から一癖も二癖もあるモンスター相談者が襲い掛かってくる窮地。カウンセラーは無事彼等の悩み事を捌き、道を示してやれるのだろうか?

巨体のヤクザ役の寺中寿之氏が豪快。安田顕と富澤たけしを足したような。
その連れの女役、山田ひとみさんも強烈。『いつかギラギラする日』の荻野目慶子みたいなアバズレ。
MVPは柴田義之氏、文句なしに巧い。

次回はなんと東京芸術劇場シアターウエスト!劇団の勝負を懸ける気だ。どちらも是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

宗教批判を随所に忍ばせている。何も決断出来ない人達を代わりに誘導していくのが仕事。選択に正しいも間違いもない。

皆で声を合わせ誰かの発言を復唱して訊き返す流れが面白い。テンポとリズムが心地良い。もっと笑いにうねりがあれば尚良かった。
美しい日々

美しい日々

新国立劇場演劇研修所

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2025/02/11 (火) ~ 2025/02/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

松田正隆戯曲の謎。
多分、『月の岬』しか観ていない自分にとっては謎でしかない世界。『月の岬』は訳が分からないが気になって仕方がなかった。思わせ振りな作劇、暗に考察を要求している。答えのない謎掛け(マクガフィン)狙いの作風なのか?それとも答は厳然として在るのか?

1997年の戯曲なのだがそれにしても随分古い設定。当時観たとしても70年代のドラマ風、山田太一や「神田川」の世界。ある種のパロディーとして観てしまう。(元々は高校教師の設定だったが今回は変えているのか?会話の内容から大学院に在籍しながら予備校講師をしているのかと思った)。

第一幕の舞台は古い共同アパート。風呂は勿論なく、トイレも流しも共用。隣室の男が置き忘れた果物ナイフをこれ幸いと使ってしまうような。

主演の風邪をこじらせている先生、横田昂己(こうき)氏は中迫剛っぽい。結婚を前にして悩み苦しむ。
ストーカーのように付きまとう教え子、萬家(よろずや)江美さんは平成バンギャファッション、何故かガンズTシャツ。
結婚を目前とした婚約者、高岡志帆さん。
親友でもある同僚、篁(たかむら)勇哉氏の買ってきた林檎。
もう一人の同僚の中村音心(そうる)氏。大野智っぽい。

その隣の部屋では働かない兄が妹に金をねだっている。
石井瞭一氏は若き伊藤克信風の世間に敗残した弱者。
その妹、水商売の飯田梨夏子さんは色っぽくて気になる。
浮世離れした恋人、齋藤大雅氏には何故か見覚えがあった。

ボロアパートの二階、二つの部屋で起きる諍い。どうしたらいいか自分では本当に分からなくなって、人を殺めてしまう。答が暴力にしか見出だせなかった。

自分的には篁勇哉氏と飯田梨夏子さんがMVP。
篁勇哉氏は名助演。昔の友人に似ていて好感。お人好しの優しい奴。いろんな役が出来そうなので使い勝手が良く引く手あまたになりそう。

驚くべきは第二幕。一体、これは何の話なのか?
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

働かない駄目兄(石井瞭一氏)と体を売らされる妹(飯田梨夏子さん)のエピソードはベタすぎてコントのよう。『Dolls』のような展開。これは狙いなのか?

第二幕は熊本県宇城市の弟(中村音心氏)の家。弟は熊本の家に養子になって育ち今では市役所務め。子供のいない若夫婦の家に仕事を辞めて世話になる主人公。日がな一日、釣りをして時間を潰す。厭世的な日々。

第一幕の役者達が別役で登場する。これは戯曲の指定なのか?意図的な配役なのか?(逆のキャラをわざと演じさせる)。

特別出演的な椎名和浩氏を除いて、二役を兼ねない者。
主人公、横田昂己氏。
親友の篁勇哉氏。
妹の恋人を滅多刺しにする石井瞭一氏。
そのショックで気が狂う飯田梨夏子さん。
熊本の苦い過去を背負う女、石川愛友(あゆ)さん。
この五人、理由がありそう。

旧暦8月1日(現在の8月下旬〜9月頃を推移)に八代海に見られる蜃気楼現象、不知火。海の上に灯る幾つもの炎。一年の内、数日の深夜だけにしか見る機会は訪れない。
石川愛友さんはそれを見た。願いが叶うとの言い伝え。ただ自分の欲望が叶うのではなく、本人にさえ気が付かなかった本当に根源的に望んでいた願いが叶うのだ。その成就が怖いと言う。自身の圧し殺していた欲望が明るみになることが。

不知火に向かって歩く主人公のラストに入水自殺をイメージする人も多いだろう。だがそんなホンではない。不知火に自分さえも気付かなかった自身の本当の願いを照らされた男の歩く背姿だ。名前を棄て過去を棄て、この世界と身一つで向かい合いたいとの覚悟。執筆当時の時期的にオウム真理教信者の心境を重ねる。全ての俗世間から脱してただ“生きる”のだ。
勿論そんな戯れ言が結実する呑気な世界ではない。何にも出来ずに叩きのめされ思い知るだろう。自分は甘かった、と。現実の生活の日々で全てが置き換えられていく。自分なんてものはそもそも初めから何処にもなかった。何にもなかった。

そこでやっと思い当たる。演劇研修所長・宮田慶子さんがこの戯曲を修了公演に選ぶのは実に3度目。生徒に告げるべきはこのラストにあったのだろう。不知火を見た者は己の宿業と向かい合わないといけない。お前達は見た。粛々と歩め。「犀(さい)の角のようにただ独り歩め」

SION「からかうなよ」

醜いのは当たり前さ
綺麗なものなんて何処にある?
いつだって最高の報いにですら
最低の恩返しもできねえ
女子らのまつり2025

女子らのまつり2025

知らない星

ブルースクエア四谷(東京都)

2025/02/14 (金) ~ 2025/02/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/02/14 (金) 19:30

チーム世界を観劇。ユニットとしては初見だが、出演者ほかは過去にも観てる。結構ツライ台詞が飛び交うが、最後はいい話で終わる。(9分押し)79分。
 2017年初演の作品を再演。とあるレストランでは若い店員が上司にパワハラされているが、そのレストランで女子会をする4人。大学に入ってバンドを組んでたメンバーが久々に集まり、それぞれの状況を話すが…、の物語。うえのやまさおりは古くから知っているし、助川演出は観てるし、村上弦は期待の若手だし、ということで観に行ったのだが、予想以上に重い話題を、ある意味軽く扱って、最後はいい話にしている。ちょっとシンドイ場面もあるけど、最後は落ち着くんだろうなと予想できて、安心して観ていられる。店員役に伊佐美南が印象的。

蘭獄姉妹の異様な妄想

蘭獄姉妹の異様な妄想

悦楽歌謡シアター

遊空間がざびぃ(東京都)

2025/02/12 (水) ~ 2025/02/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

(笑えた度)3(今感)3(完成度)3

横尾忠則の流れを汲むオーセンティックなアングラ風宣伝美術に誘われてお邪魔しました。
中身もしっかり正統派アングラでしたね。看板に偽り無しです。

(ネタバレ追記します)

ネタバレBOX

このジャンルはうっかり変なことをいうと怒られそうなので、あまり言葉は重ねませんが、フットライトで下から煽る系の全体的に濃ゆい演出はツボでした。私的には、悦楽歌謡シアターというネーミングから立ち上がってくるエログロナンセンス歌劇的なものをイメージしていたのですが、エロなし(?)、グロ少々、ナンセンス多め、歌劇少なめで、若干不完全燃焼でした。世界観は大好きなので次作に期待です。
香水でハモリが上手く成立していて、生ピアノとマッチして聴き心地がとてもよかったです。

(ナンセンスの魂の叫びは、このジャンルにいる人みんなが通る道。大丈夫です、意味はいりません。客席にいた人が、そうそうと、みんなうなずいていた、そんな気がしました。)
MISSION IN POSITIVE Heartful Special Attack コントLIVE2025 『バレンタインジャンボシリーズ』

MISSION IN POSITIVE Heartful Special Attack コントLIVE2025 『バレンタインジャンボシリーズ』

エンターテインメント風集団 秘密兵器

小劇場 楽園(東京都)

2025/02/14 (金) ~ 2025/02/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/02/14 (金) 19:30

価格5,000円

うん、おもしろかった。
シンプルにメンバーさんと雅さんで、このスタイルもいいですね
もろもろグダグダ感は否めませんが、、、
新人さんはアレがキャラなのかキャラが定まっていないのかはとして、染まってイケるといいですね
おじさんがおじさんたちと美しき雅さんからパワーをもらえる稀有な劇団

ネタバレBOX

あぁ、サラダせんべい買い忘れた
アンナの銀河

アンナの銀河

演劇集団nohup

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/01/22 (水) ~ 2025/01/27 (月)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2025/01/22 (水) 19:30

読むのが難しい劇団名、「ノーハップ」と読むらしい。PC用語のようだが…。
上演時間85分。
やや高く組まれたステージに座面が六角形の低い椅子。登場人物がそれらの椅子を持って出ハケすることで、場面が変わる形をとっている。

(以下、ネタバレBOXにて…)

ネタバレBOX

はるかに高度な文明を持つエモクレス星人に征服された地球。エモクレス星人は人間を何人ずつかを捉えて研究施設に送り込んでいた。アンナの父親はそれを逃れるため、宇宙の果ての小惑星にある古いシェルターに一家で移住する。やがて父の親友アックスの一家(ゴライ家)も呼び寄せ、さらに子供たちの教師としてゲオル老人も加わる。
このシェルターでの永い永い年月の生活がこの作品の内容となるのだが、代わり映えのしないシェルター内の日常だけで飽きさせずに観せる力がある。
そして年月が経ち、皆が疫病で死滅した後で一人ぼっちになったアンナは日記を書きながら生活を続ける。
そんな平穏な日常だったが、ラストでこのシェルターの秘密が明かされるものの、アンナはそれを知る術もない…。

アンナの母親エリゼを演じた土鍋ゆうかにすっかり魅せられてしまった。アンナが日記をつけていると「日記読んじゃう星人~」と言いながらピョコピョコ近づいてくる時の可愛らしさと、ゴライ家のアックスに自ら不倫を仕掛けていく大胆さが目を奪う。彼女が在籍しているというだけで、この劇団のファンになってしまいそうだ(笑)。

ただ、地球連邦の大統領が小泉進次郎というのは正直ゾッとしないなあ(笑)。石破よりはマシかもしれないが…
教育

教育

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2025/02/07 (金) ~ 2025/02/15 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

田中千禾夫はとりつきにくい作家だ。見た作品で覚えているのは子供の頃見た「おふくろ」と義理で見た「マリアの首」の二作くらいで、後期の前衛的な作品は、台詞や、と書がそれぞれ役になっているシバイとか、将棋の駒というのもあったかなぁ、亡くなった後に確か全集も出ていると思うが、そういう作品は忘却の彼方である。「教育」も題名からしてその手の普通人には難しい作品かと思って出かけたが、それはとんだ先走りの失礼で、さすが、一時代を築いた劇作家のいい作品だった。パンフによると、田中千禾夫は戦後、俳優座の劇作家の軸になって、千田是也とともに劇団を支えたとされていて、「教育」は昭和29年の作品。今取り壊そうかと言われている現在の俳優座劇場ビルが出来る前に同じ場所にあった元の俳優座劇場の爲に、と書かれた作品である。以前のこの劇場は初めて俳優座も劇場が持てたのでいろいろ面白い企画があって、劇場が建った後は毎週日曜の夜にやる「日曜劇場」という企画があった。そこでは小品の短編から喜劇などいろいろ見た、と言っても六十年も前の一夜だから殆ど覚えていない。三島雅夫が主演した作品があって、いつも映画で見る敵役の俳優が難しい役をこなしていてびっくりした。六本木交差点を縦横に走っていた都電で淋しい辻の(信じないだろうけど、夜になると足音も聞こえそうなホントに寂しい通りだった)昔話のだが、旧劇場から今の劇場へ行く間に学生から社会人になった年代の者にすれば。まさにこの作品が捧げられた劇場は「教育」になったのだった。公演は満席で最後のⅢ席の一つに滑り込んだ。これもご縁である・

ネタバレBOX

田中千禾夫は若い家から演劇作家の第一人者のようになったが、もともと、偏屈人だからヘン話は沢山ある。鴻上の作風を嫌って生前は鴻上の岸田賞にいつも反対して、長く岸田賞を何度も候補になりながら受賞しなかった有名な話があるが、聞けば、そうだろうな、だろうな、と思ってしまう。「教育」は堅苦しいタイトルだが、女が女になっていく(と書いただけでセクハラになりそうなご時世だが、ここはそう書くしかない)過程を父親という男性、社会で出会う男性との交渉から描いた作品である。場面設定がまるでイプセンか?と言うようなヨーロッパの金持ちの家に設定してあり役名も西欧風、それに漢字の当て字をしていたりしてスタイリッシュである。登場人物は月に一度、島から金を届けに来るだけの老地主の父親(加藤佳男)とその妻(瑞木和加子)、娘に椎名慧都。娘が、勤めている病院の医師(野々村貴之)、それに女中(稀乃)の五人。夫婦の間は冷めていてお互い勝手に生きていて、それにも飽き果てている。この環境で父の男は娘が実子かどうか分からぬがどうする?と娘を教育し、病院の先生は男はどうかね?と、娘のレゾンデートル(田中センセイに習って、ちょっとフランス語を使ってみた)を問う。この時代の新劇の本はこういう風に西欧の戯曲を勉強したんだな、とよくわかる作品である。とにかく、どちらかというと今となればつまらない内容なのに、台詞の組み方などはさすが!さーすが!で今時こんな台詞が書ける人はいないだろう、と思う。俳優陣も台詞に付いていくのに苦労しているがそこはここも俳優座、さーすが!だが、そんなに堅くなるシバイでもないよ、という感じでもある。で、女中役の稀乃が一番得をしている。
田中千禾夫は真面目な顔をして結構エッチだったと言うことはどこかで読んだことがあるし、妻の田中澄江に「夫の始末」という家庭内暴露されたこともあり、名誉毀損にもならないと思うが、なかなか奥の深い昭和の劇作家だったと思う。

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