
悪いけど芝居させてくだ祭
悪い芝居
浅草九劇(東京都)
2017/09/13 (水) ~ 2017/09/18 (月)公演終了
満足度★★★★
■『夢を見た後見てる夢』鑑賞/約60分■
ビギナーが手がけたとは思えない、巧妙にして洗練された脚本・演出に驚嘆。東さんは明らかに創作に向いている。手垢にまみれた夢モノも、工夫次第で面白くできるのだなぁ。

悪いけど芝居させてくだ祭
悪い芝居
浅草九劇(東京都)
2017/09/13 (水) ~ 2017/09/18 (月)公演終了
満足度★★★
■『それはそれとした』鑑賞/約70分■
所属俳優渡邊りょうが初めて手がけた作とあって、全体に間延びしている、主役の演技が一本調子と、あれこれ粗が目についた。これはおそらく、伝えたいことをスマートに伝えるための脚本力・演出力が備わっていないため。まだまだ勉強が必要と感じた。テーマは悪くない。

悪いけど芝居させてくだ祭
悪い芝居
浅草九劇(東京都)
2017/09/13 (水) ~ 2017/09/18 (月)公演終了
満足度★★★★
■『神様それではひどいなり』鑑賞/約65分■
屈折した人間ドラマで面白かったが、上演時間の短さが影響してか、やや見せ方が粗い。初演は何分くらいあったのだろう?

賊義賊 -Zokugizoku-
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/09/22 (金) ~ 2017/09/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
ルパン三世のような痛快なアクション殺陣芝居。
本当に楽しかった。
中村るみさんの表情がくるくる変わるのもとてもかわいくて楽しくて見てるこちらまで笑顔になりました。
KATUさんのラスボス感。身体能力、リズム感。悪者なのにかっこいいって見入ってしまう。壱劇屋のノンバーバルはもう絶対倒せないだろって思わせられるラスボス感がめっちゃ好きです。
竹村さんの描く世界、その中にいる竹村さんが大好きです。
ひとりひとり感想書くとものすごい量になるのでこの辺で(書けるんですけどw)来月も楽しみにしています。

Regulation'sHigh
BLACK JAM
萬劇場(東京都)
2017/09/20 (水) ~ 2017/09/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/09/24 (日) 16:30
価格4,000円
レギハイ3rd千穐楽観劇。
最前列で迫力ある舞台を堪能!!
出演者は男性キャストのみ。
熱い芝居を間近で観れて大満足(*^艸^*)
たくさん笑って、たくさん泣いて。
とても素敵な時間でした、ありがとうございました!!

エフェメラル・エレメンツ
ティーファクトリー
吉祥寺シアター(東京都)
2017/09/22 (金) ~ 2017/10/03 (火)公演終了
満足度★★★★
川村毅のスマッシュヒットである。80年代から鍛えられた小劇場魂。今だ老いず。
素材は使い古されたディック以来のアンドロイド物なのだが、この時期に見ると今の迫力がある。そこが演劇の怖ろしいところだ。
美術はクレジットがないから川村本人か。いつも川村の舞台は整理が行き届いていて、見ていて気持ちがいいが、今回も二百人足らずの小劇場の舞台に、廃炉の中から宇宙まで巧みな転換で見せていく。照明はベテランの原田保。音響が藤平美穂子で、いいスタッフを駆使するところなど、最近の若手の小劇場の及ぶところではない。さすが!!
堅い椅子で休憩はあるものの3時間は辛いが、飽きずに見てしまう。俳優も客演はあるものの、ベテラン新進でそれぞれの力を出している。
第三エロチカの80年代から、独自の演劇の世界にこだわってきた演劇人の作品に接すると、ある種の感動がある。MODEのカフカや、松本雄吉のジャンジャンオペラなど、唐や蜷川の大きな成功のもとに隠れた小さな宝石の輝きに触れたような懐かしさである。

METRO
劇団有馬九丁目
日本写真映像専門学校・実習棟1階ホール(大阪府)
2017/09/23 (土) ~ 2017/09/24 (日)公演終了
満足度★★★★
音響照明すごい豪華!
廃退した感じがすごかった。
カイジみたくずっと頭の中でザワザワSE響いてた。
疾走感溢れる物語でした。

ニコニコさんが泣いた日
演劇企画ハッピー圏外
コフレリオ 新宿シアター(東京都)
2017/09/20 (水) ~ 2017/09/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
ニコニコさんが泣いた日 拝見しました。
満足度の高い娯楽作品でした。笑いがあって、涙があって、最後に感動で席から立てませんでした。
動物がねぇ、まさかあのように描かれるとは(笑)
次回公演も観に行きたいです!ありがとうございました。

第4回大阪短編学生演劇祭
大阪短編学生演劇祭
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2017/09/23 (土) ~ 2017/09/24 (日)公演終了
満足度★★★
今回は全く未知数な4劇団でしたが私の中では劇情ロマンスが一番、面白かった!
セリフや女優3人のキャラ設定など楽しめた^_^ タイトルはあまり関係なかったけど(^^; 役者さんが荒削りながらキャラを上手く演じていて笑いもいっぱい誘ってた♪

きゃんと、すたんどみー、なう。
青年団若手自主企画 伊藤企画
アトリエ春風舎(東京都)
2017/09/15 (金) ~ 2017/09/24 (日)公演終了
満足度★★★★
素舞台に近い使用法の多いアトリエ春風舎に、作り込まれたリアル美術が嬉しい。
畳の間から縁側、短い渡り廊下で奥の家屋とも続きになる。
縁側を降りた奥の下手は抜き板を縦に重ねた時代がかった塀。
畳の上の円卓に麦茶のポットとグラス、、やや斜めに傾いた日射が縁側を照らす。
開場時間(開演20分前)から既に奥側に二人の作業員が座り、部屋にはタオルを被って足を見せて横になる何物か。時折会話していた二人の声が、前説の後に大きくなり、上々の日常芝居の開幕。
余程時間が余っているのか、作業服の比較的若い男女の間にプライベートな時間が流れ始め、長い沈黙の中、見合う二人のキスの寸前に寝ていた某が奇声を上げて起き上る。(この絶妙なタイミングをどう図ったのか未だ不明。)
芝居は伏線と謎解きの構成もあるが、どちらかと言えば伏線抜きで強烈なキャラが登場して展開を見せるので、場当たり的、というか小説的?、ロードムービー的?予測できなさがある。そのためか、きちんと仕込んだ謎掛けの「解き」が今一つだったりもする。
その典型が序盤、男女の関係への想像を促して閉じる一言「元気出しなよ・・」という女の台詞。含蓄があるが、後の「謎解き」が待たれる「振り」にしては、中身はぼんやりしていた。・・男の傷心の源は震災時に帰宅困難者となった妻を自宅で出迎えた時に妻が発した咎めるような一言。・・二人は間もなく離婚し、その後妻は死に(死因には触れず)・・云々。
肩透かし気味なのだが、この「分からなさ」を大きな欠陥とは感じない。最初に張った伏線が意識に上らない程に、あれこれ強烈な刺激(謎掛け)がぶち込まれるからだ。「場当たり的」展開は他にも粗さを残したが、問題はその粗さより、話しがどのあたりに収斂して行くか、にある。
伊藤毅企画、前々作(第一作)以来の観劇は、第二作を飛ばして三作目。気まぐれ気分で観てみたら、障害者とその家族という設定が同じであった。
第一作の「アリはフリスクを食べない」では、軽度の障害を持ち作業所で働く兄と、婚約者の家族が出した条件に従って別居を決めてしまう弟、つまり家族内のやむ無き断絶が描かれる一方、彼に理解を示す女性スタッフが、彼との同居(結婚)を望んでいるらしい(が言い出せない)仄めかしの芝居をラストに置いていた。
今作も「障害者を抱える家族」問題が軸になる。
面白く観たが、この問題の視点から眺めると、物足りなさもある。またこれ(障害者)を扱う難しさを認識した舞台でもあった。

幻の国
劇団昴
Pit昴/サイスタジオ大山第1(東京都)
2017/09/12 (火) ~ 2017/09/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
劇団チョコレートケーキの評判を聞いてはいましたが、今回、まさか昴さんで観ることができるとは思ってもいませんでした。
久しぶりにどストレートにハードな作品を拝見できました。
当パンの用語解説を上演さ前に読んでいたので、元々は知らない言葉にも着いていくことができたと思います。
ベルリンの壁崩壊前後の東ドイツが舞台。
その時代を、あの瞬間をテレビや新聞で見ていたのを思い出します。
壁に日付が投影されるたびに、自分のその時を振り返り、こんな自分では選びようがない国で生きていた人々の暮らしをリアルに感じていました。
東ドイツのことをこれだけ真っ正面から書いたのが日本の方とは驚きです。

時分自間旅行
TAIYO MAGIC FILM
赤坂RED/THEATER(東京都)
2017/09/22 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/09/25 (月)
個人的に大好きな劇団の一つTAIYO MAGIC FILMさん。一度観ただけでは100%理解するのが困難なくらい、非常に複雑で奥が深い天才的な脚本に毎回驚かされています。今回は6組のカップルが登場する恋物語。様々なシュチュエーションで登場する6つのショートストーリーが、最後に1つのストーリーとして紐付く瞬間は圧巻であり、この緻密に計算されたストーリー展開はTAIYO MAGIC FILMさんの真骨頂だと思います。舞台セットも細部までよく創り込まれており、小道具に少し変化を加えるだけで全く別の空間を創り上げていたのもお見事でした。「時分自間旅行」というタイトルからもセンスの高さを伺える名作。思わず唸ってしまうような仕掛けが多い見応えのある1時間50分でした。劇中歌の選曲もオリジナル曲も蝶ネクタイを付けた正装で迎えてくれる会場スタッフさんも全てが◎。

『ZigZag 〜人生怪盗ノ話〜』
劇団コスモル
OFF・OFFシアター(東京都)
2017/09/21 (木) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

魔法の鏡、とその中身
the pillow talk
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2017/09/22 (金) ~ 2017/09/25 (月)公演終了
AV女優のお話と言うより、もうけるためにAV女優に仕立てたい男たちのお話と言う感じでした。アナウンサーになりたいなら各放送局をうければいいんじゃないの?っていうんではだめなんでしょうか?今時の就職事情はわかりませんが。ラストの鏡はどうしても使いたかったのでしょうが、労力と効果の比は?
監督役の人がずっと収録している映像がおもしろかったですが、座席によっては見えなかったのでは?

愚か者。たがらもの
獏天
Geki地下Liberty(東京都)
2017/09/22 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/09/25 (月) 17:00
いや〜、マジで面白い!話はもちろのことスピード感、アクション、それで一人一人の登場人物がこれまた曲者ばかりで。探偵もののテレビドラマ見てる感じがしました。楽しさ満点!次作もぜひ観たいです!

PTA
ホチキス
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2017/08/17 (木) ~ 2017/08/21 (月)公演終了
米山さんのホンらしい、どうしても、ほんわかとしてしまう空気。どんなに面白くっても、どんなに下ネタでも、何故か「じん」としてしまう。
「ホチキス」という空間がきちんとあるんだなと。
今回はとある小学校のある会議のお話。
参加してる人々(保護者や教員など)次第に「ホンネ」を語りだす
「学校」という一個のコミニティにおける「ルール」は、ある意味、どの場面にも当てはまる。
「良かれ」と思い、様々な「ルール」を設けていく事が結果としてどうなのか。
観ながら、ふと、自分の身の回りを思う。「ルール」は必要だが、果たして「ルール」に縛られてしまうのは幸せなのかな?と観ながら、そんな事を考えてしまった。
事の発端は、自転車事故によって亡くなった教員の事から
子ども達が事故の危険性を理解し、更に事故を防ぐための自転車免許をルールとして作ろうといった
既に、ほぼ採決など取らなくてもほぼほぼ、決まるような流れだった・・・・ハズ。
しかし、徐々にルールの細かなチェックに始まり、最終的には
賛成派VS反対派になってのメンドクサイ会議になり始めていた。
そう、メンドクサイのだ。
いちいと、予定調和で決まった事案をひっくり返す労力なんて、日常ではメンドクサイ。
だから、人はイエスマンになった方が「ハナシ」は進む。
今作、第三舞台の大高洋夫さんがご出演。イエスマンとして、中間管理職となった教頭先生がある意味日本らしい象徴のような役柄だったかなと。
最終的には、亡くなった教師の事故死の真相が分かるまでとなり、本来、何が
子供たちの心を掴み、尚且つ、どういった行動をするのが良いのか。
その答えが段々と引き出されていった。
最後、ポストの場面は暖かい色の照明がまるで、天国と学校を繋げているような感じで、涙が出てしまった。

penalty killing
風琴工房
穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース(愛知県)
2017/07/29 (土) ~ 2017/07/30 (日)公演終了
7/19マチネ観劇
スポーツはまったく興味が無い。
応援する団体も無い。
でも、この芝居はそんな人もきっと、最後は月光アイスブレーカーズを応援したくなる。
2時間15分の中に熱い彼らの気持ちがずどんと胸に残る。
再演と言う事だが、前回を観ていないため
実際どうだろうか?
専門用語とか出ても、ルールも分からないし、
そもそも、スポーツ興味ないし・・。
劇中の様々な登場人物の対比が面白い。
特に新人3名とベテランの描き方が良かった。
鼓舞する彼らの根底にある「自分の為」に、「チームの為」に、そして、実際のモデルになってるチームの背景にある「チームを応援する多くのサポーターの人たち」の為に。
応援する人たちとのエピソードを語る場面で、泣きそうになった。
ただ、熱いだけではなく、アイスホッケーというスポーツを通じての人との物語だった。
ロビーから未来チックな通路で客席にむかい、劇場内に入った時、一瞬、足が止まった。
「あれ?劇場じゃない・・・、アイスリンク?かっっこいい」
上からみる光景は特にそう感じる。
良い舞台は、第一印象が良いのだ。
劇中の音楽や、照明、特に電飾の効果は本物のリンクに居る様な錯覚に陥る。
激しい試合の描写は、ダンサブルに表現されていてリズムを足で取りたくなる。
小島 悠平役のクロムモリブデンの森下 亮さん。
クールな感じかと思いきや、熱い、そして、ヒーローの様な人にも
プロの世界での厳しさを体験している。
穏やかに微笑んでるけど、視線が鋭く、ぴしっと空気を変える。
瀬川英一役の岡野康弘さん。劇中で唄を歌われるシーンがあって、「おおお」となる。
この方も、色んな役柄を演じる方だが、今作は黙っていれば優勝チーム
から、移籍してきた経歴で、他からみたら、「なんで?」となるのだが、このチームだからこその充実感を感じさせる演技だった。
劇中、スティックを手に取り、踊るとある場面でスティックにキスをしたような仕草があった気がした。ミーハーな発言だとは思うのだが、きゅんとなってしまった。
織田 寅雄役の犬と串の板倉武志さん。何回か、犬と串で観劇しているが今回は板倉さんらしいというか、物凄くアテガキのような役柄と板倉さんがしっくりきていたように感じた。
大きな体と反比例したメンタルという、設定。そこからのどう成長していくのか、劇中母のような気持ちで見つめてしまった。
ファルコンズのメンバーも、ベンチにいる時(舞台上からはけているとき)
でも、かなり、細かい芝居をしていた。
(上手だったので、よく見えた)
そして、ダンスの場面は流石です。
本当に、一緒にリズムを刻んで乗りたかった。
ただ、五十嵐 結也さんが目の前にいらっしゃると、つい褌姿がオーバーラップしてしまうというトラップが・・・。
今作は、「スポーツ」=「根性」という鉄の法則を
0%にも100%にもしない。
「熱い」想いは受け取るんだが、「暑苦しい」とはならず、
押し付けがましい「すぽこん物」では無い。
なんという形容が一番適してるのだろうか。
スポーツやアイスホッケーに興味ある・なし、
知識ある・なし、
俳優を知っている・知らない
そんなのは関係なく観るとワクワクして、ドキドキして、楽しくて
ほろりとして・・・。
人と人の繋がりや、頑張りっていいなと思うような舞台だった。
あとは、色んな葛藤を皆が抱えて、そこは年齢の層で色々ちがうんだなっていう演出も面白かった。

純惑ノ詩―じゅんわくのうた―
野生児童
小劇場B1(東京都)
2017/08/23 (水) ~ 2017/08/27 (日)公演終了
「死」だけが永遠に愛する人を愛する証となるのだろうか。
観ながら、そう感じ、悲しい想いが湧き上がる。
ただ、「恋しい、恋しい、貴方が恋しい・・・」
そう、お岩様は遠い昔に想いを伊右衛門に抱き続けた。
そして、2017年。
やはり「恋しい・・・」その想いがぶつかり、壊れ、崩れ落ち、辛い。
舞台は現代・下町なのだろうか。
夏の夜を彩る花火は、192年前も恋人たちを照らしていたのだろうか。
今年は奇しくも他公演でも、同じ「東海道四谷怪談」を観た。
お岩様の皮膚がただれて、醜い姿になっていく描写が今回も、涙が出てしまった。
怖いのではなく、気持ち悪いのではなく
「彼女」の気持ちが痛く、伝わってくる。その感情が伝わる事によって
「私」も悲しく、絶望的な気持ちになり、涙が出てしまう。
今作は様々な「想い」が入り組み、「想う」が故の悲しい物語だった。
田宮伊佐雄役:齋藤陽介さんの一途な「想い」も、三津谷石珂役:有田杏子さんのすべてを包み込むような「想い」も、みんなが自分の愛おしいと思う相手の事を考えて、「良かれ」と思ってる。
それは、ごく自然な事で、当たり前かもしれない。
でも、そこに「死」がひとつの解決策となるのは
本当の「愛」なのだろうかと。
人によっては、そう定義する人もいるかもしれない。
でも、「死」は続くものではないと私は思っている。
「死」は「無」になってしまう。
純粋にその人だけを想う事が罪なのか。
観ていると、切なさよりも悲しさが私は大きかった。
純粋に人を好きになると言う事はある意味、怖い事なのかもしれない。
いつも、明るい役柄でお逢いすることが多い齋藤陽介さんが今作はとても、鋭い
狂気すら感じる演技で怖くも有ったが、「愛」を感じた。
もう少し、こう、感じた事、書きたいのだが上手く「単語」に出来ない。
あの時間は花火みたいに一瞬の閃光の中の出来事だったんじゃないかって。
幻のような、何というか・・・・。
でも、悲しい気持ちになる物語は一瞬で消えてしまった方が良いのかもしれない。
人は、「生きて」こそ、大切な人と有限の時間を過ごすことが平凡だけど幸せじゃないかと。
虚構の劇団の木村美月さんも出演。
可愛らしい役柄であった。
今回お二人気になった方がいた。
伊藤槇子役:荻窪えきさんX-QUEST所属
不勉強で初見なのだが、かなり、劇中の空気を混ぜ込んで中和する役柄で大変素敵だった。
拓悦役:オザワミツグさん劇団居酒屋ベースボール所属
中盤からきっと、そうなんだろうなと思っていたが、あの感情のぶつけ方や、立ち位置はかなり、良かった。
あの中にあって、一番、ある意味均整の取れた役柄だったように思える。

きゃんと、すたんどみー、なう。
青年団若手自主企画 伊藤企画
アトリエ春風舎(東京都)
2017/09/15 (金) ~ 2017/09/24 (日)公演終了
一日の流れだとは思うのだが、とてつもなく長い時間が流れていて、その中で色んな事が起こった・・・筈。
そして、何故か違和感の感じる笑いが起こる芝居だった。
それは自分の保守的な考え方からなのか、それとも、自分の中の差別的な考え方からなのか・・。
例えば、知的障害者の動作などで笑いが起こる。
「笑う所?」と私は感じる。
でも、「笑う」という動作を制御する本来の私の概念は何だろうか?
例えば、その動作を健常者がわざとコメディーのようにやるのなら
笑ってもよい
障害者だから、笑ってはいけない
その境界線を自分が引っ張っているからなのだと思う。
「○○だから・・・」という葛藤は劇中でもワードとして出てくる。
私も、その線引きをすることによって差別をしているのだろうか。
劇中の3姉妹の姉は知的障害者。美談を語る必要は勿論無い。
第三者の気持ちと、身内の気持ちと、当事者の気持ち。
どこに心を置く事が出来るか劇中で「結婚」に関しての様々な葛藤は、当然起こり得る現実的な話である。
ただ、何か、違和感があった。
それを具体的に言葉に出来なくてもどかしいのだが、そのもやもやした感じで良かったのかもしれない綺麗ごとで、話が終わってしまうのなら24時間TVで良いのかもしれない。
ただ、きっと、こんな風に人は関わり合って、どこか、寂しい想いを溜め込んで、でも、毎日を生きてるのかなと思った。
そこには境界線はない。
色々考える種があった、芝居だった。

Regulation'sHigh
BLACK JAM
萬劇場(東京都)
2017/09/20 (水) ~ 2017/09/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/09/21 (木)
初見のBLACK JAMさん。客席の座席数を削って組まれた非常に大きなステージ。その大きなステージを使っての迫力のある演出に圧倒されました。男性の役者さんだけで創られていたこの作品は、個人的には今年観劇した全ての作品の中でも上位五本指に入るくらい、良い意味で暑苦しさ且つ繊細さを感じる素晴らしい作品でした。教育のあり方を時代の変化とともに問いかけるメッセージ性の強い秀作。最初は体罰反対派側でしたが、ストーリーが進むにつれて最後は体罰教師がカッコ良く映りました。やはり生徒への愛情が大事。これは何事にも当てはまるかもしれません。役者さんの演技力も高く、全員がハマり役だと感じました。タイムスリップした先の時代背景などもよく研究され創られていたと思います。特に印象に残った何人かの役者さんは是非他の役も観てみたいです。