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墓掘り人と無駄骨

墓掘り人と無駄骨

MCR

ザ・スズナリ(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/09 (木) 19:00

みんな言ってることは噛み合わなかったりするのに、何を伝えたいか、よく分かった(笑)

確かにそうだよ。

ネタバレBOX

子どもではなく、猫を貰うとして考えてみたけど…自分も、もし独身のまま猫🐱を飼うなら、成猫になっても誰か面倒見てくれそうな高そうな猫を飼いたいけど、結婚して、まぁ、20年位は大丈夫そうだなぁ、ってなったら、一番ブサイクな捨て猫😼を貰ってきたいと思うよ。

もし、それで二人とも何かで死んでしまったりしたら、その猫に申し訳ないなぁ…(;´∀`)…って思うけど、誰かに餌を貰って太っていたら、ダイエットするよりそのままでいて欲しいって内心思うと思うよ。

ネタバレになるかは分からないけど。

でも、みんな勘違いしてるけど、幸せとか言うのは、人に羨まれる美女と結婚することでも、高価な調度品、猫に囲まれる事でもないってことだし、そう言うのに囚われる人は憐れだなぁ…😉
墓掘り人と無駄骨

墓掘り人と無駄骨

MCR

ザ・スズナリ(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/09 (木) 19:00

みんな言ってることは噛み合わなかったりするのに、何を伝えたいか、よく分かった(笑)

確かにそうだよ。

ネタバレBOX

みんな言ってることは噛み合わなかったりするのに、何を伝えたいか、よく分かった(笑)

確かにそうだよ。

自分も、もし独身のまま猫🐱を飼うなら、成猫になっても誰か面倒見てくれそうな高そうな猫を飼いたいけど、結婚して、まぁ、20年位は大丈夫そうだなぁ、ってなったら、一番ブサイクな捨て猫😼を貰ってきたいと思うよ。

もし、それで二人とも何かで死んでしまったりしたら、その猫に申し訳ないなぁ…(;´∀`)…って思うけど、誰かに餌を貰って太っていたら、ダイエットするよりそのままでいて欲しいって内心思うと思うよ。

ネタバレになるかは分からないけど。

でも、みんな勘違いしてるけど、幸せとか言うのは、人に羨まれる美女と結婚することでも、高価な調度品、猫に囲まれる事でもないってことだし、そう言うのに囚われる人は憐れだ😉
『50ans,j’yvais!(サンコントン ジヴェ!)50歳の私が20代の彼と結婚する方法』

『50ans,j’yvais!(サンコントン ジヴェ!)50歳の私が20代の彼と結婚する方法』

Sky Theater PROJECT

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/11/07 (火) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★

タイトルから想像していたお話とはちょっと違いましたが、面白かったです。
スピード感ある展開と個性豊かな登場人物に終始笑わせられ、あっという間の90分でした。
“久喜愛(大学生)”と“橋口百恵(食事係)”のキャラと台詞がツボに嵌りました(笑)。

鼻

文学座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2017/10/21 (土) ~ 2017/10/30 (月)公演終了

満足度★★★★

2015年別役実フェスティバルの発起人にして別役作品未演出、昴で初演出した鵜山仁が、今度は実家である文学座でじっくり取り組んだ舞台、と言えるのだろう。
今や老優江守徹、間を取り持たせるかのように渡辺徹、主要な役に栗田桃子、得丸伸二を配して一定の成果をあげていた。
一方で別役作品を上演してきた劇団の伝統(具体的には俳優の「立ち方」)があり、一方で鵜山仁の演出家としての主張がある。
鵜山氏の主張とは、私の見方では、劇的カタルシスだ。演劇における特別な瞬間を求めて、今もしこしこと演劇を続けている・・的なコメントがパンフにあったのも、その感想を補強するものだ。「感動する別役実」・・初めての体験だ。
もちろん、他の作品にもある種の感動はあるのだが、考えたいのは今回の「感動」の種類について。
『鼻』ではシラノ・ド・ベルジュラックの舞台に立った「将軍」の過去が、種明かしのように露呈した終盤、彼は朗々とシラノの台詞を詠ずる。その舞台を今そこに観るという形で、感動の瞬間がその場に立ち上る按配である。
だが、かつて文学座でもシラノを演じた江守徹という俳優を舞台上に配して、ノスタルジーの仕掛けを周到に準備している事は演出意図による。江守徹がシラノの台詞を発する時だけ、栗田演じる女がそばに居て、微かな声でプロンプを入れていた(別の時にはそうしなかった)のも、演出意図だろう。お芝居の台詞だから老人に女が台詞を教えてやる、という設定でも芝居(本体)は成り立つ訳であり、それだけでなく、江守のリアルな身体とあいまってある種の哀愁が漂い、感動さえ沸き起こす。そこへ、これは終演後に知ったが、女の母(だと信じている女)が実はかつてシラノの相手役をやった女性で、病院内の離れた棟からその役の台詞を言うのが響いてくるその声が『鼻』初演で演じた杉村春子のものである事も、演出意図である。

鵜山仁がこの別役テキストを、ノスタルジーという共鳴装置に変じて何を打ち出そうとしたのか、と考えてみるとよく判らないが、ノスタルジー=感動だからそれでよいのかも知れない。ただ、懐古趣味に終わって良しとされるのはやはり文学座という、層の厚い演劇界の累年トップランナーならでは、なのかも知れない。

名探偵とナン

名探偵とナン

カラスカ

d-倉庫(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★

事件が起こり、探偵が出動し、最後に事件は解決するという点では探偵ものなのですが、前説でも言っていたようにまずはコメディなのです。大掛かりで感心するような笑いはありませんが小ネタがどんどん出てくるのでどんどん笑ってみるのが吉でしょう。

コメディとはいえ、提示された謎はすべて回収されます。しかし、観客は誰も推理なんかせず笑っているだけなので、へえそうだったのかとは思いつつも上の空です。と書くと否定的なようですがそれはそれで快適なのです。主宰も「難しいことは考えずに楽しんで、笑っていただけたら幸いであります」と書いているのでこれはこれで良いのでしょう。

二階建てのセットの上と下が同時間であったり、現在と過去であったり、照明の具合も変化して、なかなかテンポよく話は進んで行きます。この劇団はチームワークを重視しているようで声の調子も揃っていますし、自分だけが目立とうとする役者さんもいませんでした。2回目で息も合い、セリフの噛みもほとんどなく安心して楽しませてもらいました。もっとも、裏返せば「尖った」とか「意外な」とかいうものには欠けている感じはしました、

中間のダンスも中々良いものでした。贅沢を言えばタイミングも踊り方ももう少し揃って欲しかったし、フィナーレでもう一度観ることができればもっと幸せでした。

ネタバレBOX

主宰のお言葉には反しますがストーリーを真面目に考えたときの欠点として以下を挙げておきます。
1.登場人物が同世代の男女ばかりで人数も多く区別が付きません。犯人はこいつだと言われても誰その人?となってしまいます。
2.「組織」云々が複雑ですし、いつどこで誰が犯人にそういう罠を仕掛け始めたのか途中にヒントがないとアンフェアです。
3.昔の事件と現在の事件が後半で一気に説明され解決されるので謎を謎として頭の中に保有し熟成させる時間が足りません。事件が多すぎるのかもしれません。
くるみ割り人形

くるみ割り人形

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2017/10/28 (土) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★

3日午後、新国立劇場で上演されたチャイコフスキーのバレエ『くるみ割り人形』を観てきた。この日のクララ役は、お気に入りの米沢唯。相手役くるみ割り人形(王子)はワディム・ムンタギロフ。蝶は池田理沙子。出演者多数のため。その他の配役は省略させていただく。
新国立劇場での本作は、イーグリング版による上演。夢の中のクララ以外は子役が務めるというのも。夢では18歳ではあるが、実際は12歳という想定に忠実に基づいた演出といえるだろう。そんな子役のクララの可愛さもさることながら、夢の中の米沢のクララの踊りもまた格別。分かりやすい内容と、親しみ深い音楽で、休憩を含む2時間30分という上演時間は、非常に短く感じられた。
クララ役の米沢、くるみ割り人形他全3役掛け持ちのムンタギロウフのダンスは息も合って抜きん出ていたが、他にもなかなか良いダンスを見せてくれたダンサーが多数。最大のお気に入り・本島美和のアラビアの踊りの振り付けがおとなしめで、せっかくの本島の持ち味が出し切れていなかったのが残念であった。

HOTSKY『ときのものさしー帰郷ー』

HOTSKY『ときのものさしー帰郷ー』

HOTSKY

シアターシャイン(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★

すこし重たい雰囲気ではじまりますが、私たちが考えなければならない大切なことを気づかせてくれるように感じました。

ネタバレBOX

現実的で、胸が締め付けられましたが、最後はなぜか心が和らいだ気がします。すごく考えさせられる内容でした。母の気持ち、子どもの気持ち、みなのそれぞれの気持ち、そして、目を背けたい気持ち、背けてはいけないと思う気持ち、どれも理解できるだけに考えさせられるのです。
伊藤えん魔プロデュース「イカロス戦記」

伊藤えん魔プロデュース「イカロス戦記」

ファントマ

近鉄アート館(大阪府)

2017/11/03 (金) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★

初伊藤えん魔プロデュース作品を観劇。
ダークファンタジーと聞いていたので
ドロドロしているのかと思いきや
とても素敵なファンタジーでした。
何故、人類が誕生したのか。。。
子供の頃に、純粋に思ったことのある
疑問を小難しくなく表現されていて
笑いあり、終盤は自然と
大粒の涙が溢れてました。
子供から大人まで楽しめる
エンタメ溢れる作品でした。

走れタカシ~僕が福島まで走った理由〜

走れタカシ~僕が福島まで走った理由〜

MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)

極楽麦酒本舗(山形県)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/09 (木)公演終了

満足度★★★★★

短距離男道ミサイルさんの作品は初めて拝見しました。
『東北の文豪作品を自身に重ね舞台化』。彼らの実体験(と思われる)をとても上手く活かした脚本で、笑いもたくさんあるけれど、それだけではない、彼らの言葉が、単なるセリフではない心からの叫びが、胸を打ちました。
観劇直後の熱い気持ちが、どうにもうまく言葉にできないのがもどかしいですが。全身全霊を演劇にかける彼らの姿は、とても眩しく感じました。今後も応援していきたい劇団さんです。

サスライ7 パート1起ーサイカイー“ちょっとだけ改訂版”

サスライ7 パート1起ーサイカイー“ちょっとだけ改訂版”

東京アンテナコンテナ

南大塚ホール(東京都)

2017/11/01 (水) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★

王道のロングコント。絶妙なテンポと間が心地よい。
笑いのつぼを突くイジリーさんのボケも良いが、下平さんのツッコミが鮮烈で的確。
イケメンの役者さんをも面白くする絶妙なツッコミに心が溶ける。
昭和の香りがするも心地よい笑いに感動。

『青いポスト』/『崩れる』

『青いポスト』/『崩れる』

アマヤドリ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/11/04 (土) ~ 2017/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

『崩れる』
アマヤドリさんを初観劇。劇場設定に自由度の高い花まる・・王子小劇場をどのように使うのか?
まずはシンプルながら立体感のある美術と照明に惹かれる。
やっぱり男の友情を壊すのは女の問題か…と、妙に納得。
シチュエーションや台詞の一つ一つに自分の記憶が照らし合わされ心が痛いこともしばしば
作者自身の体験も加味されているのだろうか?
女性たちはこの物語をどのように見ているのか?やっぱり男って馬鹿なのね。なのか?
何度も何度もすれすれギリギリをかすめるように飛び交う台詞が心に刺さる。
持ち悪いけど心地よい不思議な空間を体感できた。 面白い。

ネタバレBOX

秀逸な美術で世界観をサポートしているよう。
場面転換は完全暗転でなくキャットウォーク上からの照明が射す。格子状の床板の影が混濁とした世界を橋渡しするようでかっこいい。
ひとつだけ残念こと。針谷さんが語るシーンはすべて上手側で下手向きに熱弁する。
上手の座席からは針谷さんの表情が読み取れないことがほとんどでした。
ショウテン★ガイ VS 暗黒流通王

ショウテン★ガイ VS 暗黒流通王

ギンギラ太陽's

ももちパレス(福岡県)

2017/11/02 (木) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★

福岡でも、地元にしかわからないかなあという内容と、サザエさんです。
キャラはなじめました。

テネシーウィリアムズ短編集 vol.2

テネシーウィリアムズ短編集 vol.2

有機事務所 / 劇団有機座

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2017/11/02 (木) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★

初めて拝見するテネシーウィリアムズの世界。
世界観や当時の時代背景、文化風習が判らず少々もたついたものの、
演じる役者さんの情熱と一つ一つの台詞から伺われる登場人物の心内が楽しかった。
自分としては「あるマドンナの肖像」と「バーサよりよろしく」に惹かれた。
男性目線なのだろうが女性の持つ打たれ強さと思いの強さを感じられる。

ネタバレBOX

全体的に女優さんの気迫と熱い演技が目をひき、男性陣のキャラクターが薄まってしまった感じ。
聞き取れない台詞は残念でならない。
青の鳥 レテの森

青の鳥 レテの森

ハグハグ共和国

萬劇場(東京都)

2017/11/01 (水) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

エンターテインメント性あふれる楽しい舞台。
華麗なオープニングあけに異様な世界が広がりはじめる。
積み重ねられる謎と不思議が、後半一気呵成に押しよせ、
深い霧が晴れるように点と線がつながると、さらに天地がひっくり返る。
そんなジェットコースターのようなファンタジーストーリーに魅了される。
多少のほころびとご都合的なところがあるものの、
それを凌駕する面白さに心躍る。
久々にDVDを予約してみた。

ネタバレBOX

花道を作り客席をも巻き込むステージングも面白い。
あわせてオープニングの映像投射もよいのだが、席によっては何も判らず見えない。
見切れは当たり前の設定なのか少々疑問。
衣装がしっかりしていて役どころの意味合いや方向性をサポートして判りやすい。
出役がが多いとなおさら。
ひとつだけ残念なことは、意を決してDVDを申し込みに行ったものの
みなさん御なじみ客さんのご対応に忙しそうで・・
やっとお気づきいたものの「2000円です」しか会話がないのもさびしいところ
一見さんにもチョットやさしくしてください。
雷鳴とアンゼリカ

雷鳴とアンゼリカ

劇団うさぎ112kg

テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)

2017/11/03 (金) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★

大林監督の映画のようなノスタルジックな感じの舞台でした!

オペラ『ルサルカ』

オペラ『ルサルカ』

日生劇場

日生劇場(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

宮城聰演出のオペラ「ルサルカ」素晴らしかった!海中をイメージした日生劇場の壁が舞台上にも続き、舞台と客席の垣根をなくす趣向。劇場に起こる魔術(奇跡)を見せた。
歌手とオケがこれでもかと愛を謳い上げる一幕で早くも涙腺決壊。不実な愛を熱く激しく盛り上げる二幕は対照的で、音楽の暴力性も表現。
水の精ルサルカが月なら彼女が愛した人間の紳士は太陽。人間界は鹿鳴館のようで、権威とそれによる排斥も描く。
森と湖が重なる三幕は(日生)劇場だからこそ現れる青の異世界。失うことでしか得られない愛に引き裂かれる。
ソリストが皆良い。イェジババ(清水華澄)は演技も上手い。アンサンブルもコーラスも効果的。
2メートル先にオケ、指揮者という席で、「フルート可愛い!オーボエ素敵!指揮者カッコ良すぎ!!」等と(笑)、奏者のオーラとともに音楽の恵みを堪能。物語からは「人魚姫」「夕鶴」を連想した。

みごとな女

みごとな女

SPIRAL MOON

サブテレニアン(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日観劇、ほぼ満席でこの劇団「SPIRAL MOON」の人気のほどがうかがい知れる。いつも使用している下北沢の劇場が改修中ということ、そして「板橋ビューネ演劇祭」に参加するため、本劇場サブテレニアンを利用している。
演劇祭は、古典的なもの、上演時間が1時間以内という条件があるようだ。
物語は、しっとり落ち着いた雰囲気があるもの。脚本は森本薫(1912年~1946年)で、彼が22歳頃の作品。執筆は昭和10年頃、物語に登場する青年は森本自身のようでもあり、そう思いながら観るといっそう興味深く観ることができる。
(上演時間1時間)

ネタバレBOX

比較的狭い劇場であるが、それでもセットはいつも通り丁寧に作り込んでいる。和室の縁側、そこに籐の椅子、障子を少し開けると、衣桁に着物を掛けてある。外に面して昔懐かしい歪みガラス(手延べ板硝子)の戸が建てられている。下手側には別室または玄関に通じる廊下がある。

物語は、ある初夏の昼下がりから夕方までの半日…ゆっくり流れる時間の中で坦々と交わされる話。着物姿の母・娘が穏やかに話す様子が和室の情景に合っている。娘・あさ子(原口理沙サン)は、当時嫁入り前の女性としては、手妻のような裁縫などは苦手、どちらかと言えば科学的なことに興味があるらしい。会話の端々に理化学研究所(就職希望をしていたらしい)の名前が出てくる。そんな娘の行く末を心配する母・真紀(秋葉舞滝子サン)が結婚相手を探して…。

その日の午後、母の思惑である縁談相手の医師・弘(小野坂貴之サン)が訪問してくる。親しくしている年下の大学生・収(功刀達哉サン)がたまたま来宅しており、あさ子を巡り思いを言い出す。森本自身を投影していると思われる収。いつまでも変わらぬ関係にいると思っていた”あさ子”、その彼女に特別な感情を持っていることに気づかされた狼狽とも思えるものは…。それぞれの立場で話す男2人。その訥々とした話し方と姿、時々現れる母の凜とした姿、娘の無邪気とも思える姿、そして出番こそ少ないが女中(色鳥トヲカ サン)の楚々とした姿、登場人物はわずか5人だがそれぞれ違う姿。登場人物の静かな佇まいが、セットに溶け込み昭和10年頃の情景を醸し出している。

母親の娘を思う深慮であろうか、男2人を敢えて引き合わせる。そこに潜ませた”親”の魂胆が垣間見える。人の心の襞(ひだ)に優しく、時に意地悪に触れるような感じである。人の揺れる心、その変化する気持を日が暮れる情景に重なる演出は見事。序々に夕日が傾くような照明効果が印象的で余韻が残る。
印象と言えば、秋葉さんの演技。特に眼で観(魅)せる表情はまさに”明眸”で素晴らしい。それこそ”みごとな女”ではないか。

次回公演を楽しみにしております。
ミュージカル「魔界王子 devils and realist」 the Second spirit

ミュージカル「魔界王子 devils and realist」 the Second spirit

CLIE

新宿FACE(東京都)

2017/11/04 (土) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

少々わちゃわちゃし過ぎで、聞こえない部分もあったが、久しぶりに2.5次元で“面白かった”ではなく“大満足!”。2.5次元系のミュージカルの場合、歌はねぇ・・・という場合が少なくないが、しっかりミュージカル畑の方たちもいて、聞き応えのある歌が多かった。また、以前から他の舞台で、ちよっと気になっていた出演者たちの演技の面白さも楽しめた。特に山中健太君、ここまで凄い芝居を魅せてくれるのかとワクワクさせられた。演出も観客を楽しませる作り出し、衣装も目に嬉しいものが多い。続編、絶対観たいです!

『50ans,j’yvais!(サンコントン ジヴェ!)50歳の私が20代の彼と結婚する方法』

『50ans,j’yvais!(サンコントン ジヴェ!)50歳の私が20代の彼と結婚する方法』

Sky Theater PROJECT

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/11/07 (火) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★

笑い笑いの連続であるが、それは卓越したセンスの良さが、観客の笑いのツボを押さえて放さないからだろう。喜劇で重要なシチュエーション…それを誤解、勘違い、思い込みなどを上手く構成し笑気(場面ごとに違う微笑・小笑・爆笑など)の坩堝である。見せ場は、もちろん年に差がある男女が”愛”を武器にして世間体という障害をいかにして乗り越えるかというところ。それは「婚活」だけではなく「就活」など、何らかの活動を絡め、人の機智が感じられる秀作。
(上演時間1時間30分)

ネタバレBOX

舞台セットは、ある地方大学の女子寮ラウンジ。中央に丸テーブル・椅子、上手側には冷蔵庫、食堂に通じる廊下。中央奥に飾タンス、伝言ボード、下手側にも丸テーブルと椅子、二階へ上がる階段がある。壁には「男性は部屋に入れない 泊めない 侵入させない~寮監」と書かれた注意書が貼られている。室内は全体的に明るく物語の雰囲気そのものである。

物語は、佃範子(たきざわちえ象サン)は今年で50歳。ある女子大の教務課に四半世紀以上勤務している。その大半を女子寮の管理人として過ごし、出会いが少なく、今まで独身を通してきた。その彼女にプロポ-ズした男性・土井昴士(森山光治良サン)が現れた。それもかなり年下の28歳である。ある土曜日、昴士が女子寮に来てプロポーズの返事を急かせるのだが…。実は範子は一つウソをついており、その事で悩んでいた。それが原因で右往左往のドタバタが…。

本筋以外に「就活」に関する勘違い、早とちりなど脇筋自体の面白さがあるが、それを本筋に絡めて錯綜した展開にしており観客サービスに怠りがない。
物語全体の構成と展開、そのタイミングが絶妙で笑いが絶えない。また観せるポイントでは寸止めポーズ、その姿にスポットライト、鼓の音など効果的な演出が見事。

範子が「一生独り身も覚悟しないとか」という思いを抱いた瞬間、幸運が廻ってきた。そのチャンスを逃すまいとする姿、50歳女性の可愛らしさ、チャーミングな仕草が愛らしい。

年齢からすると、健康、老後の生活資金など様々な心配が頭をよぎるが、それを保険という商品で端的に表すところが上手い。何かにつけて副業の保険勧誘を行う寮の食事係のおばちゃん40歳・橋口百恵(つめぎさとみサン)が、この芝居のキーウーマンのようにも思える。
夢見心地の50歳女、ときどき現実味を突きつける40歳女、その対比と絶妙な掛け合いが面白さを倍加させる。もちろん、この女性2人以外の登場人物もキャラを立ち上げ、それぞれの役割の面白さを観せてくれた。

次回公演も楽しみにしております。
墓掘り人と無駄骨

墓掘り人と無駄骨

MCR

ザ・スズナリ(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/13 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/11/08 (水) 19:30

 MCRの作品には、少し壊れた人と真当な人が混在していて、それが醸し出す不思議な感触が魅力である。本作も、そういった男女の出会いと、一方で、全く違った展開の話が交互に流れ、途中で繋がりは何となく分かるのだけれど、どう収束させるのか、興味深く観た。珍しく(と言ったら、櫻井は怒るだろうか?)ハッピーエンドと言ってもよさそうな終わり方になっていたのは、やや意外だった。ただし、セリフのキレは相変わらずだし、伊達香苗の暴力的な肉体の見せ方とか、楽しめる100分だった。

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