最新の観てきた!クチコミ一覧

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青少年版 フランケンシュタイン 青田の影

青少年版 フランケンシュタイン 青田の影

芝居処 華ヨタ

劇場MOMO(東京都)

2025/12/03 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

初見の劇団さん。役者さんは皆さん頑張っているし,そもそもメアリ・シェリーのフランケンシュタインは何度も読んだ作品だし,たぶん家族をテーマにこのようなことを言いたいんだろうなと思いながら観劇していたのであるが…残念ながら自分的には物語に入り込めなかったなぁ。まぁ劇場の椅子が硬くて,最近ますます肉が落ちてしまったケツには痛くてたまらず,集中力が著しく欠けてしまったことも原因ではあるが,冒頭では主人公と話していた姉がいつの間にか母となり,しかも既に亡くなっていることが判明したり,場面の転換が唐突で,現実と物語の世界の境界が曖昧となったり,観劇後に振り返っても感動や思いが伝わることもなく,ただ芝居を観たというだけになってしまった。悪くはないんだが,満足するには至らない観劇時間でした。

役者の話芸 傑作選

役者の話芸 傑作選

東京ストーリーテラー

スペースBANRAI(東京都)

2025/12/05 (金) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/12/06 (土) 11:00

Bプログラム『枷(かせ)』『杉山さん』2作品の朗読劇を観劇。役者さんたち、音楽、照明、舞台演出、素晴らしかったです。異なるテイストのそれぞれの物語をどっぷりと味わうことができました。新宿1丁目に新たにオープンしたスペースBANRAI での2回目の観劇。初回とは別の席に座ってみましたが、どちらもとても見やすかったです。

役者の話芸 傑作選

役者の話芸 傑作選

東京ストーリーテラー

スペースBANRAI(東京都)

2025/12/05 (金) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/12/05 (金) 19:00

Aプログラム『便乗誘拐』『ジイジお願い』2作品の朗読劇を鑑賞。役者さんたちの朗読、照明、音楽、舞台演出、素晴らしかったです。テイストの異なるそれぞれの物語を没頭して味わえました。新宿1丁目に新たにできた スペースBANRAI こけら落とし初日初回公演を体感したことも思い出に残るひと時となりました。

クリスマスギャロップ (2025)

クリスマスギャロップ (2025)

三等フランソワーズ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2025/12/05 (金) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

グサってくる言葉が多かったけど、泣かせるねぇ。
人間、心残りはあまり無い方がいいなあ。
もう、皆さま可愛いすぎ。
そして、前田せつ子さま、ありがとう🤟

劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演

劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演

劇団鹿殺し

駅前劇場(東京都)

2025/11/30 (日) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

Shoulderpadsを見る予定でしたが、スケジュールが合わずにabnormalsを観劇。
劇場に入った途端響く音楽、舞台上で踊りまくる演者さん。なんだかすごい世界へ入ってしまったような・・・
お客も参加型なのでドキドキしていましたが(絡まれましたが)物凄く濃い1時間で楽しかったぁ。
出来れば他の回も見たかったなぁ。

君はともだち

君はともだち

SHOW-COMPANY

SPACE9(大阪府)

2025/12/05 (金) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

うーん🤔どうだろー
ミュージカルとしているが、ベースを宝塚とすると歌謡ショー的な…
安くチケット🎫を取れたけど、期待ハズレ感が…
ミュージカル感は皆無で自己満ではダメよと訴えていた割に…
最後にもってきたのは残念な結果に

ある日、僕らは夢の中で出会う

ある日、僕らは夢の中で出会う

S企画

高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)

2025/12/05 (金) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

高円寺K’sスタジオ10周年記念企画、無料公演。
上演は 高橋いさを氏の脚本、それを梶原航氏が演出したコメディ系メタフィクション。役者は4名、全員が刑事と誘拐犯の1人二役で描く。立場が変われば思考や意識が変わる、まるでオセロゲームのように白が黒へ 黒が白へ反転する。そもそも白と黒で どちらが表で裏なのか決まっていたのだろうか。自分は 何となく白=表、黒=裏という先入観に捉われていたような気がする(初手は決まっている)。

物語は、刑事部に配属になった新人刑事の 実務研修のようなことから始まる。映画やTVの刑事ドラマに毒されているような新人、先輩曰く 実際の刑事は あんなにドタバタ動き回らない。事件が起きない日は、ただ ボーッとしているだけで 報告書なんか書かない と。そして警察用(隠)語にしても拳銃はチャカではなくビー玉と笑わせる。1人の人間が 既知の理想と未知の現実の間で翻弄され、諸々が曖昧になっていく不条理劇。

先入観、思い込みに潜む危うさが、刑事と誘拐犯との交渉(1人二役だから自分自身?)を通して浮かび上がる。最初と最後の台詞は同じ、何気なく使っている時候の挨拶(言葉)は無難のような。その無意識こそが最強にして最高の在りようだ。物語は面白いが、なぜか〈観劇〉ではなく〈観察〉している といった醒めた見方(意識)になった。
満足度は辛口の★3。
(上演時間1時間15分)

ネタバレBOX

中央にドア、その両横に回転する衝立壁が4枚。それはオセロのように裏表が黒と白になっており、場景に応じて変わる。中央にテーブルと黒電話。登場人物は4人で刑事の時は黒スーツ、誘拐犯の時は白っぽい続服(ツヅクフク)。黒と白は 衣裳にも拘りを見せる。

当日配付された案内によれば「刑事と誘拐犯という立場にいながら、どちらも『自分はホンモノの人間として生きている』と信じたい人たちの物語」とある。今の世の中、ホンモノとニセモノの区別が曖昧になりイメージが先行する風潮にある。そのイメージにどれだけ近いかが ホンモノへのメルクマールになっているのかもしれない。劇中にもあるが、「モナ・リザ」の複製が多く出回り 本物との区別が付かなくなり…といった場面がある。その絵画は唯一無二で、本物と偽物を峻別する必要があるが、例えば その人でなければ といった絶対的な存在は稀(芸術家や技能者など)。物語では”つくられた姿”が先に広まって、そのイメージに合わせて行動することへの可笑しさを描いているよう。

物語でも刑事の外見は、黒いスーツでそれなりのイメージ。そのイメージこそ世渡りでは大切。周りの視線が気になり、普通に あてはまらないと仲間外れにされてしまうのではないかと怯えて過ごす。それは子供から大人まで どの世代でも同じ。しかし何が「普通」かは曖昧、そこに自分らしさを見出せるか否かも大切。イメージがあっても 必ずしもそれが正解とは限らない。この作品は男優4人の物語らしいが、本公演では男優1人と女優3人、すでにイメージを壊しにかかっており、刑事と誘拐犯の電話口での対応も可笑しい。

この戯曲は1983年に書かれたそうだが、時代の変化は速く イメージも多様化している。TVなどのメディアはもちろん、SNSなどによって情報はアッという間に拡散され、その真偽が分からないまま拡大していく。物語は、自分がホンモノとして生き(信じ)ているかではなく、第三者にそう思わ(信じさ)せるかといった展開のようで、そこにイメージという虚像に内在している怖さを感じる。今 自分は刑事なのか犯人なのか錯綜、だから最後のシーンが活きてくる。演劇は、虚構の中で役者はホンモノらしく演じ 自分を表現するそうだが、この公演では、共感・没入感ではなく その外観を観察したといった印象だ。
次回公演も楽しみにしております。
こまりごと

こまりごと

NPO法人声物園

横浜市港北区民文化センターミズキーホール(神奈川県)

2025/12/07 (日) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

きみがすきな日と

きみがすきな日と

ゴジゲン

ザ・スズナリ(東京都)

2025/11/26 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

同世代かちょい上くらいに当たる劇団さんなので学生時代はよく見ていました。久しぶりに折り込みで見かけて10何年ぶりに観劇。

もはやうろ覚えではありますが、昔からこんな感じのわちゃわちゃしたコメディだったなぁと懐かしく思いました。色々思いがあるようですが、コメディとして楽しめました。

舞台、セット自体も外の明かりもすごいきれいですね。あの窓が良いです。

ネタバレBOX

ちょい残念なのは何で皆が琴美をそんなに大事にしてるのかよくわからないところ。普通、人形劇サークル?的な集まりに入ったばっかりの新人が、本人なりの理由はあろうと人を突き落としたら即縁を切らないだろうか。琴美への愛着を基礎付けるような部分が見当たらず、引っかかってしまいました。琴美も逆によくここにいられるなぁと。最初から精神的な病を抱えてるのを知っていてそれを承知で引き受けた、とか濃密な人間関係があればわかるのですが、、、
発表せよ!大本営!

発表せよ!大本営!

アガリスクエンターテイメント

シアターサンモール(東京都)

2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/08/16 (土)

よかったです。好みの題材です。劇場の天井が高いのをよく生かしたセットを文字通り縦横無尽に動きまくる役者のみなさん、好きです。観に行く前は定期的に配信されるYouTubeも欠かさず見て、ずっと楽しみにしてました! 公演終了後にもYouTubeあるともっとよかったかもー! 実際の公演を観劇し終えてからも、しばらくその公演のことを考えていたいので、何かコンテンツがあるとありがたい!

役者の話芸 傑作選

役者の話芸 傑作選

東京ストーリーテラー

スペースBANRAI(東京都)

2025/12/05 (金) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/12/07 (日)

池袋から新宿に劇場が移り、そのオープン記念公演にお邪魔。
地下にある素敵な空間での朗読劇だった。
サスペンスの「枷(かせ)」とハートウォーミングな「杉山さん」の
2本立てであったが、正直朗読と音楽だけで、ここまで魅せられる
ものなのかと驚いた。特に2本目の「杉山さん」は涙なしに聴けない。
読み手の声での演技や表情、ストーリーも良かったと思う。
【Bプログラム】鑑賞

「ONDO♨️」

「ONDO♨️」

劇団PIS★TOL

萬劇場(東京都)

2025/12/03 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2025/12/03 (水) 19:00

価格5,000円

初日を観劇
人情もの。人の幸せってわからないものである

籠鳥ーCAGOTORIー

籠鳥ーCAGOTORIー

ショーGEKI

小劇場B1(東京都)

2025/12/03 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

これは見事なミュージカル。ラブコメなんだけど、ちょいちょいシニカルでリアルなところがイイですね。楽曲もダンスもノリノリで、2時間大いに楽しめました。

ロカビリーに恋をして

ロカビリーに恋をして

タマかけるモノ

ザ・ポケット(東京都)

2025/12/04 (木) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

く~たまらん。ぐっとくるノスタルジックな人情ドラマですね。こういう展開には実に弱い。見事です。

季節

季節

劇団普通

シアタートラム(東京都)

2025/12/05 (金) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「いいでしょうよ」
「ないでしょうよ」
「そうでしょうよ」

結構居眠りが出るかなと思ったが皆きっちり観ていた。シアタートラムの客層は意識が高い。2003年、晴れのM-1の舞台でエロ漫才「さっちゃんと虫とり」をぶっ込んだ千鳥のように、劇団の大きなチャンスとも言える今公演に何の気負いもなく通常運転は流石。(名のある役者を入れた位?)いよいよ安川まりさんと用松亮氏が舞台に登場すると観客の期待がぐんと高まる。

ある秋の日、茨城県の田舎町、野間口徹氏の家に法事なのか親族が集まっている。毎年の恒例らしい。野間口氏は部屋が暑く感じて網戸にしたが、妻の金谷真由美さんは蚊が入ってくると抗議。そんな日常風景の切り取りからスタート。

川島潤哉氏一家の作り笑いのような表情。安川まりさんと細井じゅん氏は終始引きつった顔で親類連中と接する。皆、関係のある他人でしかない。何とかやり過ごさないと。中島亜梨沙さんが美人すぎる。

韓国映画っぽく感じるのは何でなのか?親族の繋がりが濃いからか?

役者達はこの作家の世界に入ることに憧れを感じているようだ。この世界に一度溶け込んでみたいと。安川まりさんと用松亮氏は当然のようにそこに居る。喜劇になるギリギリ境目を皆慎重に歩く。話がなかなか前に進まない。枝葉末節が本筋に。プロの脚本家や小説家は衝撃を受けるかも知れない。笠原和夫なんか怒り出すかも。

是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

安川まりさんが作家の分身、魂なんだな。彼女の心情が核になっている作品の方が心に残る。今回で観るのは6本目だが『風景』と『秘密』の感覚が自分に残っている。

①長兄&長兄妻 登場しない。川島潤哉氏の家で面倒を見て貰っている。

①⑴用松亮氏 結婚していない。

①⑵川島潤哉氏
妻、中島亜梨沙さん
①⑵①安川まりさん 東京で働いている。
①⑵②細井じゅん氏 東京の大学に無理に行かされて就職。父親を恨んでいる。左肘の内側に血が滲んでいる。

②次兄 野間口徹氏 子供がいない。
    妻、金谷真由美さん 蚊に刺されやすい。

③末弟(篤志) 登場しない。趣味のカメラに凝って一族の集まりに顔を出さなくなった。
③⑴(聡志) 岩瀬亮氏 東京の大学に行きたかったが父親に行かせて貰えなかった。
祈りの大地

祈りの大地

劇団民藝

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2025/11/27 (木) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

SNSでネトウヨに目覚めてしまった娘が、リベラルに回帰するまでの物語、といえなくもない。並行しながら関東大震災を巡って殺す側と殺される側を丹念に描いた。

星降る教室

星降る教室

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2025/11/22 (土) ~ 2025/12/01 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/11/26 (水) 15:00

どこか宮沢賢治を想起させる(ってかそもそも開場中に「星めぐりの歌」も流れるし)ファンタジックな物語、昨年の朗読劇版を観ていたので「そこはそういう動きになるのか」的な面白さが加わり楽しさ倍増、的な。(きのこたちの衣装は何やら妖しげ?(笑))
特に印象的だったのは雪子とうさぎの対面場面で、舞台上では正対していながら雪子は俯き気味でうさぎが上を向くことで両者の大きさの対比を見せること。演劇表現ってこれだよね♪
ところでラジオドラマ→朗読劇→舞台演劇としてきた本作、次はミュージカルか?(半分真顔)
なお、序盤の電車内の検札場面で雪子が示した乗車券を見た車掌が「これは三次空間の方からお持もちになったのですか」と言うのではないか?と思ってしまったのはσ(^-^) だけではあるまい(笑)。

籠鳥ーCAGOTORIー

籠鳥ーCAGOTORIー

ショーGEKI

小劇場B1(東京都)

2025/12/03 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

(笑えた度)4.4(今感)4.4(完成度)5.5(平均)5

これまたお久しぶりのショーGEKI。脊髄反射で笑えた度5にしたくなりますが、12月効果もあり、余裕で平均5ですので、ここは抑えて、と。

小劇場エンタメの王道、ラブコメミュージカル。

B1の片側の客席のさらに半分近くを潰して雛壇のオケピ。ギター、ベース、キーボードの豪華生演奏付。

ネタバレBOX

今回はミュージカル。
語り尽くせないほど魅力があるジャンルですが、小劇場でのミュージカルは楽曲制作、生バンド、稽古環境、音響関係のコスト、装置衣装、役者の力量不足など諸々の大きな問題があって、なかなか大変なジャンルであることも確かなので、正面から取り組んでおられる姿勢にとても感銘を受けます。

Mナンバーは10曲ですが、オープニングテーマの王道リフレインが多く、楽曲密度は濃いめ。
メロディも洗練されていて、オリジナルの完成度は高いです。
役者とミュージシャンとの掛け合いもあり、楽しませてもらえます。
一方ダンスはかなり軽めな印象の仕上がりで、振りはクール。

ヘッドセットマイクをつけたメインのキャストの女性陣の歌唱力は安定していて安心感があります。
楽曲構成も緩急あって心地よい。
終盤、ラブストーリー王道のバラードナンバー、男女デュエットのハモリが綺麗に成立していて、全体のクオリティを高めています。特に、松島さんのロングトーンは全編通して綺麗で、とても耳馴染みが良かったです。

男性陣は、、、自分の声で歌えない設定にはしてありましたが、やはり口パクの部分は物足りない、、、、
いつの時代も、男性キャストで歌とダンスと演技と全部出来る人は、稀ですよね、これは致し方ない。
演技がとても良かったので、問題は全然ないです。

また、楽曲ありきではなく、あくまで芝居メインな基本に忠実に、物語はしっかりしたラインに沿って展開し、見応えも十分なもの。

鳥たちの愛の物語なので、登場人物は鳥籠の中の鳥の設定ですが、その語り口は、現代の若者の恋愛事情として見ても少しも違和感がないほどの普遍性を持っています。
令和ロマンの眼鏡のほうww、、、なるほど。

「幸せのゴールは色々だけど、始まりはなんでもいいのよ」(うろ覚えです、失礼!)

一見、意味ありげなセリフですが、ナンセンス好きなワタクシはここで吹き出してしまいました。こういう、恋愛讃歌全振りのセリフにも聞こえるし、よく考えると、、、なセリフをよく思いつくなあ、と感心。

「100万回出会っても いつだって一期一会 それが私の恋」
(M8 星が見えない空の向こうに 作詞:羽広克成)

決めるところはしっかり決めてきます。
そして、フィナーレは華やかに盛り上がって、あっという間の100分でした。
ロカビリーに恋をして

ロカビリーに恋をして

タマかけるモノ

ザ・ポケット(東京都)

2025/12/04 (木) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 秀逸、観るべし! 華5つ☆

ネタバレBOX

 物語は1958年2月8日から1週間に亘って開催された第1回日劇ウェスタンカーニバルの大成功を支え“金の卵”と呼ばれて東京や大阪等大都市に集団就職(1951年頃から始まったとされる)した中学校卒で高度経済成長を支えたティーンエイジャーが成長し所帯を持って子育てもしていた多摩ニュータウンの1974年当時の庶民史とその46年後の2020年の在り様をロカビリーへの愛を繋ぎとして紡がれている。
 板は、奥の下手から上手迄延びる踊り場を設え、その下手手前観客席側に生バンドスペース、バンドスペース上手に踊り場よりやや高いデベソを設ける。デベソの上手に踊り場へ上がる階段。踊り場は、多摩ニュータウン内の一室にもなれば、生演奏に乗って踊られるダンススペース等にも変容。デベソは、歌手やロカビリー奏者らが登壇するステージになったりもする。シンプルだが合理的な創りだ。
 以上のような設定で庶民の生活史の喜怒哀楽が実に巧みに紡がれてゆくが、歌や踊りも上手く物語に溶け込みつつ物語に情感を注ぎ込む。
 演じられる庶民たちのぬくもりのある実に人間的な実生活に追いかぶさるように歌われる曲の歌詞は、健康的な心に裏打ちされ未だ協調や共同が成立し得た最後の時空間として析出され、昨今の日本のヒステリックで狂気と自己防衛のみに依拠する時代の闇を寒さを浮かび上がらせる。
PANDORA’s BOX〜迷いの杜の玉手箱〜

PANDORA’s BOX〜迷いの杜の玉手箱〜

MIX UP カンパニー

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/12/05 (金) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

浦島太郎を題材にしたファンタジーでしたが、面白かったです。
明るい雰囲気の中、ちょっと謎めいていて、惹き込まれました。
役者さん達の一生懸命さも伝わってきて、観た後は、ほっこりした気持ちになりました。
前向きになれる良い舞台でした。

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