最新の観てきた!クチコミ一覧

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ねもはも

ねもはも

劇団5454

赤坂RED/THEATER(東京都)

2024/12/04 (水) ~ 2024/12/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

これは見事!現実と虚構が混沌とした感覚に唸らされましたね。一つ一つのセリフも実に巧い。

星降る教室

星降る教室

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2024/12/07 (土) ~ 2024/12/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

クリスマス公演の雰囲気十分なセットと衣装。いかにも青☆組らしい朗読劇で、大いに感銘を受けたのですが、いつもとはちょっと変わたテイストでしたね。聴覚のみのラジオドラマをアクションリーディングに置き換えたせいでしょうか。

病室

病室

劇団普通

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2024/12/06 (金) ~ 2024/12/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

『風景』から観始めたので、その前の『病室』もずっと気になっていた。だが『病室』から観始めていたらその後は観なかったかも知れない。体調のせいもあるのか前半目茶苦茶眠かった。そして長くだらだらしてキレがない。用松亮氏目線で切り取った人生模様に凝縮して編集すべき。要らないシーンが多過ぎる。(その要らない部分こそがこの劇団の武器なのだが、今回はそう思えなかった)。

テーマは『家族』。体を壊して死を見据えた時、自分には誰がいるのか?

ネタバレBOX

脳神経外科専門病院、入院病棟、四人部屋。古株でもう歩けず車椅子生活の農夫(用松亮氏)は癌も見付かっている。性格は開放的でズカズカと他人の会話に入っていく無神経な声の大きなおっさん。他の患者を「父ちゃん」と呼ぶ馴れ馴れしさ。だがその男の計算のない素のガサツさがこの重苦しい部屋を開放的な空間にしている。ずっと泣き続ける妻(石黒麻衣さん)、献身的な看護婦(石黒麻衣さん二役)。
渡辺裕也氏は元トラックの運転手で畑をやっている。暴力的で怒りっぽく東京に出た息子は音信不通、妻も滅多に来ない。たまに娘(上田遥さん)が顔を見せる。今は二度と人に怒らないように自分を戒めている。仏になるのだと。何とか立つことは出来る。担当の看護婦(青柳美希さん)。
新しく入院して来た武谷公雄氏、ゆっくり歩くことは出来るが言語障害に悩まされている。妻(松本みゆきさん)はお喋り、娘(上田遥さん二役)は東京から見舞いに来ている。子供の頃から強圧的に勉強を強要してきた息子(重岡漠〈ひろし〉氏)は仕事の休みの土日にしか顔を出さない。寂しいのだが素直に心を開けない武谷公雄氏。医師(浅井浩介氏)、リハビリを担当する理学療法士(重岡漠氏二役)。
その次の患者(浅井浩介氏二役)は結婚して家を出た娘(青柳美希さん二役)が子供二人を連れて帰省している。ここで仕事を見つけて実家で暮らしたいと泣く。理由は言わない。旦那のことは決して語りはしない。語らないことで多くを語ってみせる。ずっとその遣り取りをカッと目を見開き凝視していた用松亮氏。娘が帰った後に一言、「下着、忘れてったな」。ここで館内大受け。そもそも着替えの下着を娘が持って来る用事だった。

理学療法士(重岡漠氏)と看護婦(青柳美希さん)が付き合っているエピソードがあるが二人共何役も兼ねているので、どの役なのか混乱した。
象

SPAC・静岡県舞台芸術センター

静岡芸術劇場(静岡県)

2024/12/07 (土) ~ 2024/12/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/12/08 (日) 14:00

EMMAさん演出での 6人の手練れの俳優達での別役実。個人的には初めて観る別役の『象』で、この上演が個人的な『象』のベンチマークになる。

フラットに申せば、良き哉!

手練のSPAC俳優、SPACのスタッフ、舞台設備、東静岡芸術劇場の舞台を使っての上演、過ぎず、満ちていた。

舞台の高さを活かし、幅も殺すことなく小気味良かった。照明の色彩のトーンが良い。
牧山祐大/阿部一徳/吉植荘一郎/小長谷勝彦/榊原有美/渡辺敬彦の並びに何の文句が付けられますか。そこは演出のEMMAさん、ご苦労はお在りになったかと思いますが、ベテラン勢の手応えを楽しまれたのではないかと思う次第。

今日の舞台に現れていたのは傑出した結果だったと思います。

不条理劇として、重み/テーマを持つ作品ではあるけど、悲劇面だけでは無く、おかしみも在る訳で、今日の客席は総じて堅かったと思う。笑えるところで笑ってなかったのはもったいない(笑)。でもそこはその日の客席の違いなのはあるのだけど。

夫婦

夫婦

maars inc.

インディペンデントシアターOji(東京都)

2024/12/05 (木) ~ 2024/12/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/12/07 (土) 18:00

ハイバイでの2018年8月のシアターウエストでの公演を拝見しているが、まったく違う色彩を纏っていて、受け取ることも少し違った。抽象的だった岩井さんの演出/舞台美術のハイバイ版と違っていて、こちらも抽象的なのだけど、舞台のサイズ、客席との距離の違い、そう言ったことに加え、俳優の姿の見せ方の違いが大きいのかと感じた。ストレートに心に届く上演だった。

9人の演者の在り方に目を見張る。広いとは言えない王子小劇場を巧みに使う動線を活かし、映像を絡める演出と、インパクトを持つ色彩と意匠の舞台美術、動脈と静脈。トータルで素晴らしい上演だった。

夫婦として一緒に 40年程になるけど、カミさんのことは判ってないことの方が多い。お互い判り得ないのだ夫婦とは。こんなに近い存在なのに、それが人と言うものなのだと思う。

子供達に拳骨で手を出す大正生まれの父を見て育ち、そうはなるまいと思ってそうしてきた子育て。重ねながら見た。

線引き~死者に囲まれる夜~

線引き~死者に囲まれる夜~

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2024/11/14 (木) ~ 2024/11/21 (木)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

コロナ期以来の配信を有難く視聴した。「死に顔ピース」に通じる「死者」をめぐる家族の物語。通夜の日に亡くなった父(の魂)が、棺桶に足を入れるのを逡巡している。それを見る白髪の女(これは彼の母にも見えるが不明)、やがて先立った妙齢の女が和装で現れ、彼は最愛の妻との再会を喜ぶが、そこで死を自覚する(ちょっとコメディ風)。妻は旅館の女将であり彼は経営者であった。一方喪服の親族たちの間の会話で、旅館は3年間閉じていた事も。久々に旅館の一室に集まり、葬儀屋の男、息子三人、叔父とその息子、仲居だった女性の孫、長男の妻と娘、叔母たちにより家族のドラマが語られるのだが、そこらをうろつく父の姿がやがて息子らの目に見えるようになる(見えない人もいる)。家族問題の中心は巨額の借金。長男が叔父の勧めで最初は幾ばくかの負債の返済のため先物取引に手を出したがそれが雪だるま式に増えた事が窺える。が、長男は詳細を話さない。脚本上は主人公(観察者)に三男を据えているが、人も寝床に入った深夜、彼の前で次男は長男との絶縁を吐露する。また父(死者)が長男の妻に、遠慮なく離婚をしなさいと勧める。
劇終盤はその後日談、十数年後。三男は葬儀以来会っていなかった長男の危篤を、彼の娘から知らされる。妻は一切タッチしないらしく、自分が立ち回っているのだと言う。彼は考えた後この事を次男に伝える。皆に会いたいと病床で訴えているそうだ、きっと罵倒してほしいんだと思う・・当然のように固辞する次男。三男は彼に、自分は会って来ると言う。行って思いきり罵倒して来る、と。
不幸な帰結を迎えた家族とその人生を、死者を介在させながら描いている。古今東西描かれ尽くされて来た家族の不幸(と再生)のドラマの範疇に属し、特段珍しい事実もなく、現代風俗が盛り込まれた訳でもない物語を、死者の介入、巻き戻しやムーブといった演出を駆使しつつ見せた。

うみのかたわれ

うみのかたわれ

らむらどぅプロデュース

インディペンデントシアターOji(東京都)

2024/11/28 (木) ~ 2024/12/02 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/12/02 (月) 13:00

四組の双子それぞれのエピソードを併走して描き、次第に接点を見せてゆくのはパズルを解いてゆくが如し。そして、時間的前後関係を敢えて前後させたトリッキーな終わり方(と解釈したが合ってる?)が面白い。
しかし配役上ではなく物語的に四組のうち少なくとも一組は二卵性双生児だよね。
あと、何人か名前と顔が一致していない方がいらして終演後に当日パンフレットを見たが後の祭り……(爆)(申し訳ございません)
蛇足ながら四組の双子、いずれも一方はよく存じている方でありました。

桜の園

桜の園

シス・カンパニー

世田谷パブリックシアター(東京都)

2024/12/08 (日) ~ 2024/12/27 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/12/09 (月) 13:00

ケラのチェーホフ作品の第4弾・最終。とても分かりやすいチェーホフで面白い。84分(15分休み)78分。
 同戯曲はいろいろと観てるが、本作は非常に分かりやすい。役のキャラクターを際立たせる演出で、それぞれの役の持つ意味が分かりやすく作られる。特にロパーヒンの視点を軸にしている感じがあって、彼だけが現実を見ている印象がある。他の役は、現在の視点から言えば「おバカ」という感じだが、その意味で「喜劇」とチェーホフは呼んだのではないか、と思わせてくれる。役者陣は皆熱演だが、ロパーヒンを演じた荒川良々が特にいい。大転換する舞台美術や、照明も巧みだが、特に第二幕の後半の照明が美しい。

 コネクト・ライフ

コネクト・ライフ

ぱすてるからっと

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2024/12/04 (水) ~ 2024/12/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

後藤郁さん出演の星チームを観劇。
ぱすてるからっとさんの舞台に出演されるのは2本目。そもそも出演が意外でしたが、2本目はさらに意外でした。もちろんありがたいことです。

後藤さんはやさしすぎると言ってもいいくらい、穏やかな声をお持ちです。今回はシャーロックホームズ役ということで、男の役は難しいだろうな、と思ってました。序盤で「私は最先端の女なのよ」とセリフに入っていたのは良かったです。男だと思って見る必要はない、という分かりやすさがありがたかったです。

ぱすてるからっとさんはいつもダンスシーンがあります。いつもながら激しいダンス、素晴らしかったです。初日は終演後にその撮影会もあり。自分はカメラに疎いのでスマホで撮るだけではありますが、ありがたいですね。

ネタバレBOX

ツバメが言う「ジュネーブ発の特別列車を経由して船に向かう」の意味が分かりませんでした。ジュネーブはスイスです。イギリスから行くにはそもそも船で渡る必要があります。こちらの頭の中は「???」です。

ホームズとワトソンが列車で移動しているときの会話も「???」でした。「港で大陸への船を待つ間に追いつかれる」と言って、やり過ごすために降りた駅が「ストラスブール」。大陸の都市です。「いったいどこにいるの?イギリスにストラスブールがあるの?」と大混乱です。

答え合わせ。

列車移動のあたりはシャーロックホームズの「最後の事件」から借用したもの。では「最後の事件」ではどうなっていたかというと。ホームズはカンタベリーでモリアーティ教授をやり過ごす。その後ニューヘイブンから船で大陸に渡り、ブリュッセルを経由してストラスブールへ、という流れ。

借用する際に誤解したのでしょうね。「最後の事件」のくだんの部分を読んでみたのですが、かなり分かりにくかったです。誤解しても仕方ないかも知れません。しかしジュネーブとストラスブールが大陸なのは調べればすぐ分かることなので、そこは残念に思います。
ダイオゥライ!

ダイオゥライ!

NICO×frogs produce #関西の役者が踊ってみた

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2024/12/06 (金) ~ 2024/12/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

テンポの不思議な物語って印象かもしれない
ここまでの #ニコフロ さんの作品ともかなり違うなって感覚やったりした
全員がほぼずっと舞台の上
そしてダンス多めの世界って感じは変わらないんだけど、雰囲気が違うなって印象の今回の作品
どこか暖かくてって感じは相変わらずなんですけどね
そしてダンスのレベルはやはり高いなって思わせてくれるんですよ
このテンポの変化を平気な顔でこなすテクは凄い
#植松ゆき さんらしいなって思わせてくれる振付いっぱい
そしてほんといい動き
そんな中でも光る存在なのが #彩月ユウ さんやったりする
変則な動きしてるんですけどね
#平田莉渚 さんもそんなに中心って感じでは無いんですがいい存在感
#畠山薫 さんもいいキャラを作られてた印象です
気になった存在が #紗子 さんかな
なかなかにいい表情といい動きをされてたんですよね
#林里栄 さんは相変わらずのダイナミックな動きが目を引く
相変わらずいいのが #中村るみ さん
やはりこの人は演技も魅力的
そして #成瀬遥 さんの存在感がやはりいいんです
自然な演技がやはり魅力的

おかわり
やはりおかわりすると見え方が変わるんですが、この作品ってその感じがさらに激しい気がする
見てる方の気持ちもあるんだろうけど作品のテイスト?
演じる側の経験ってのもあるのかもやけど映る世界が変わった印象
気のせいかもやけどセリフ変わってるとこもあった?かなり細かくですけどね
作品的にそんな大きな変化は本番になってからは難しい
しかし間違いなく進化してた気がしたんですよ
こういう感覚を楽しむのもおかわりの楽しみ
下手と上手でも雰囲気が変わるのも事実かもしれないですけどね
これは好みもあるかもしれないが今日の席から見える景色は素敵やった
目まぐるしくポジションは入れ替わるんだけど、基本的にはこの人はここって感じも多いのは事実かな
この人数になると移動を乱すと大変だがこの美しさ見事
#植松ゆき さんの人柄が作品全体の空気感になってる
そんな作品のベースは #竹村晋太朗 さんの言葉ってやはりいい
今回いったんラストの #松田康平 さんのキレのあるブレイクやはり見事
#勝賀瀬彩莉 さんの存在感もほんと大切
いいアクセント
#紗子 さんは今回ほんと目が行く存在でした
#彩月ユウ さんほんといい動きされてるんですよね
色んなところのキーマン
#中村るみ さんの演技もほんと好きなんですよね
この人ならではの空気感やはりいい
そして #成瀬遥 さんがほんといい存在感なんですよね
幸せな一生に素敵な仲間
その先も見たくなるそんなキャラやったんですよね
このステのアフターイベントは #ニコフロニカナウ
明後日の12/10(火)から幕が上がる #メガネニカナウ7 のメンバーとのゲーム対決
あいうえお作文であってますかね?
迷走した回答を一気に流れを変えた感じの #三原悠里 さんの一文だった印象

ワールド オブ リバティ

ワールド オブ リバティ

RTC project

ABCホール (大阪府)

2024/12/07 (土) ~ 2024/12/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

王道編
あらすじや事前のストーリーに関することを全く入れないで見に行くスタイルなのでちゃんとはわかってないんですが三部作の集大成やったんだろうか?
なるほどってなったのも事実
今週片方しか観に行けなくて #悪逆編 は観られないんですが、ひとつだけしか観られなかったら #王道編 で正解だった?
これはここまでの作品を見ていて、尚且つ今回も両方とも見られた人にしかわからないかもしれないですね
個人的には色々とスッキリした部分もあったので正解やったかな
とは言え時間軸が今ひとつ覚えきれてなくて、このキャラって前の時のこの人?みたいな感じは残ったかもしれない
前向きで一途な感じが良かったのが #北村綾香 さん
このキャラがあるからこそ広がる世界って感じがあったかも
相変わらず #吉田恭平 さんがいい雰囲気を纏われてた印象ですね
#水野桜花 さんがボーイッシュな感じのいいキャラを作られてた
遠かったので表情あまり見られなかったのは残念
#白石朔太朗 さんほんと器用ですね
気がつかないレベルの別人やったかもしれない
#兵頭加奈 さんがなかなかに熱い演技をされてた印象
衣装も似合っていい存在感を作り出されてた

あの日にかえりたい・・・

あの日にかえりたい・・・

劇塾!S.W.S

魅殺陣屋スタジオ(大阪府)

2024/11/29 (金) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

蒼チーム
ここのところ何気によく来てる気がする #魅殺陣屋スタジオ さん
なかなかに広い場所を確保されてる感じで見やすくはあるんです
客席はそれほど多くは確保できないですが
まあ、同じ場所そしてスタジオとは言え違う団体さんやったりはするんですけどね
ストーリーはふたりの女性の人生を振り返る感じで進む
そのふたりの女性は女優に夢を見て東京へ
そこで演じた舞台を現在の孫がやるってことでその舞台との劇中劇で進む
このあたりの流れは綺麗やなって感じの物語やったりするんですよね
まあ、どっちが現実かは分かりにくくなるし、わざとそんな感じに演出してるかなって印象
そこも含めて楽しめる作品になってた気がするこの舞台
ラストも色んなことを思わせる感じかな
気になったのは歌をガッツリ歌われてた辻中梓さん
フルコーラスとは思わなかったけど、演技もなかなかにいい表情されてた
そして #よしゆき さんはやっとちゃんと演技が見られた感じ
色んな役をこなされててびっくりするほどの変化を見せられてた

ミックスジャム

ミックスジャム

劇団「劇団」

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2024/11/28 (木) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

なかなかに新しい感じの試みなので来てるお客さんの雰囲気もかなり違う印象ではあった
その分前説なんかも力を入れてたけど、会話禁止も言った方がいいかも

#創作集団コム さんは #オプシオ
字幕を読みながら生の舞台ってのは初めてなんですが、慣れてないからなかなかに読むのが大変
読まないとストーリーが入って来ないけど演技も見たくなる
そして表情もってなるとさらに忙しくなる

#ゲキゲキ さんは #ご馳走様が聞こえない
不思議な立ち上がりを見せる作品
それもそのはず飲み会らしい会話から
そのシチュエーションは飲んで無いとって思ったら思考を読まれたかのごとく見事にそこを崩してくる流れがいいなって印象
かなり物語の変化が多い作品なんだが、全く無理が無い
そしてここでラストかなって思ったところからのさらなる変化がまたいい流れを
相変わらず #藤井愛希子 さん良かったが今日は久しぶりの2人の東京女優
#植木歩生子 さんは彼女らしい印象のキャラやった気がする
やはりこんな感じハマる
そして #水本名海子 さんはあまり見たことのないポジション
中心に近いんだがはずれてる難しい役
やはり演技が進化してた印象

『にしむくさむらい』『場所と思い出』

『にしむくさむらい』『場所と思い出』

Pカンパニー

西池袋・スタジオP(東京都)

2024/12/04 (水) ~ 2024/12/11 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/12/09 (月) 14:00

座席1階

私にとってPカンパニーの別役シリーズを見ないという選択肢はない。今日はもう一本の「にしむくさむらい」を見た。これもかなりシュールで、深刻な社会問題を皮肉たっぷりに切り取った秀作だと思う。

舞台設定はやはり、裸電球付きの電柱に木製ベンチ。入ってきたのは小型のリヤカーを引いた女性だ。電柱脇にリヤカーを止めると、中から布団などを取りだし、重そうな石のようなものを電柱をてこにした縄にくくりつけた。ホームレスがこの布団で寝たら、縄を開放して石を落下させる(そうして殺す)のだという。通りがかった男性にその作業を手伝わせる場面からスタートする。
この女性は、夫と共に家を追い出されて住むところがないらしい。ただ、通りがかったこの男性も、妻と乳飲み子がいるのに家賃滞納の問題を抱えていることが分かる。この2組の夫婦によって展開される会話が、本作の不条理劇の核心である。
本人たちも家を追い出されようとしているというのに、その夫婦がホームレスを殺す仕掛けを作っているという不条理。ホームレスは忌み嫌われるから世の中にいなくてもいいという発想であるとすれば、自分たちも抹殺されるべき存在ということになる。
現在の小劇場を席巻している比較的若手の小劇団の人たちが書く会話劇には一歩譲るとしても、会話そのもので笑わせる要素がそこかしこにある。次はどのような展開になるのか、ドキドキする。80分の上演時間は非常に濃厚だ。
ラストシーンは、この演劇を象徴するような究極的にシュールな場面。これが世の中なのだろうか。思索の糸が絡まってくると、もう別役ワールドにはまっている。これが別役作品を見ないわけにはいかない理由なのかも。

墓場のオサムと機嫌のいい幽霊2

墓場のオサムと機嫌のいい幽霊2

突劇金魚

扇町ミュージアムキューブ・CUBE01(大阪府)

2024/11/28 (木) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

まくらがえし組
やはりこの物語って切なくなりますね
しかしそれだけではなく色んな思いが湧き上がるそんな作品
悲しみもありながらも美しさもあるほんと不思議な世界観やったりする
自分勝手に生きるのではなく思う人のことを大切にするんだけど狂った歯車は戻らないなのかも
辰己維吹 さんがなかなかに目を引く演技をされてた印象
難しい役を魅力的ないいキャラを作られてた印象
#安部洋花 さんやはりいいですね
感情の変化ほんといいなって感じ
当然のごとく #山田蟲男 さんがほんと見事な存在感
やはりいいですね
圧倒的な存在感やったのが #佐々木ヤス子 さん
ほんとこの人の演技は気持ちを持っていかれる印象
今回のキャラもほんと見事で目が離せなくなる
そして #田中良子 さんがまた違った魅力的なキャラを作られてた印象
悲しさの中に優しさ、そして狂気が入り乱れる魅力的な存在感

すねこすり組
やはりこの物語ってほんとに切なくなる
不条理なことがいっぱいなんですが、偏見やそちら側からとそうとしか見えなくなるのも理解できたりもする
そしてもしかしたら誤解が解けるのでは?ってのもありながらも精神的なダメージかもと
色んなものを積み重ねながらラストはやはりさらに引き込まれる
1番理解してほしい人にも言葉が曲がって伝わる
何をやっても裏目に、途中の楽しそうなシーンがさらにラストへの切なさを増す感じがほんと見事なストーリー展開
そこを上手く作り出してるのが #山田蟲男 さんですね
ほんと上手いしいい表情
幼さがかなりいい感じに今回の役にハマってたのが #こんのさき さんですね
この感じはなかなかのはまり役やった印象
#かさね咲 さんがなかなかに今回は熱い感じと冷静な感じの両極端なキャラ
#小笠原愛子 さんはひ弱なサラリーマンって感じがなかなか
#西村こころ さんがなかなかに自分に素直すぎる感じが見事
これ以上は犠牲になりたく無いって気持ちがいっぱいで少し歪んだ感じが良かった
声の出し方が普段に近いな今回って思ったのが #氏師出雲 さん
この感じで舞台にってのを逆にあまり見ないかなと思った
いいキャラでした

『WASH~限りなくwishに近い発音で~』

『WASH~限りなくwishに近い発音で~』

ウチポケっと.Inc

イカロスの森(兵庫県)

2024/11/22 (金) ~ 2024/11/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

トイレメイカーの物語は少しSFっぽい要素が加わって広がる世界
少し大胆にも見える色っぽい感じも加わったコメディって感じでもあるかな
少し設定の年代がわかりにくくはあるけど、現在に見えるけど全く別の世界って方が納得感かも
人間関係がなかなかにいい感じで楽しませてもらえた作品って感じではある
お客さんも満員は場所を考えても凄いことかもって思いながら
このステが今のところ1番人気やったみたいですが、ここから伸びる可能性は十分にあるかも
ちなみにラストのインパクトは驚愕と言ってもいいかも
そこは見てのお楽しみってことで
結構インパクトのあるシーンの多い舞台
なかなかに魅力的な女優さんも多い舞台
初めて見させてもらいましたが #レイチェル さんがなかなかにいいキャラを作られてた
完全にツンデレって感じですがいい表情されてた
お声がけできなかったのが残念
#高田楽 さんてここの所属やったんですね
今回のキャラがなかなか荒々しくてそれも良かった
ギャップっぽい感じもいいなって感じ
ダンスもいけますね
そして #ベル さんがいいキャラをされてますね
話し方も動きも惹きつけられるものがありますね
やはりこの人のダンスも魅力的です

INDEPENDENT:24

INDEPENDENT:24

INDEPENDENT

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2024/11/21 (木) ~ 2024/11/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

INDEPENDENT:24の11/21(木)を観劇
今年の最強の一人芝居フェスがいよいよ開幕
木金だと3本の一人芝居を1日2ステ、2日で4ステの12本の作品を見る感じになるんですよね
トライアルを両方とも見るのに1番効率がいいのがこの見方ではあるんですが、少し開演が早かったりするんですよね

貨幣
トライアルで勝ち残った作品の1本がこれですね
独特な雰囲気はレトロな空気感を作り出してるからですね
紙幣の目線で描き出した世界ってのも独特ではありますね
いい表情もありながら進んでいく個性的な空気感の作品の印象

コレカラノブルーズ
始まった瞬間から少し反則な印象もあったかもしれないw
微妙なラインを突いた作品は野村さんらしい気がした家族、そして仲間の物語だったかな
殿村さんの大暴れって感じもありながら、らしい作品にって感じ

ふれるものみな
ストーリー自体は伝わってくるんだけど、なかなかに方言の多さがそれを邪魔する感じもしたのは個人的には自分だけだったんだろうか?
雰囲気も物語もいいんだけど情報量がその世界に浸るのを拒絶する感じも
なかなかに深い感じ

新・舞鶴純情伝
表情の良さが印象的
ダンスを多めにエンタメ性が際立つ作品だった印象
最初のY字バランス?で体幹の高さを物語ってたかな
いい表情と動きの良さが印象的な作品
他の感じも見たくなる女優さんやったのは間違いない
ダンサーさんかな?

やじうま
なかなかにおもしろいところに焦点を当てた感じの物語
ネットの炎上をその切り口でくるかって感じではある
ラストもなかなか
個性的な雰囲気は好き嫌いが分かれる感じの演技かもしれない
このあたりが難しいところではあるんですよね

フラれ女子の流儀
始まった瞬間にエミィ賞再び?ってなったものの、それは最初の一瞬
今日の会場で笑いをとるのはさすがって気がした
少し謎が残る感じは青木さんにしては珍しいなって気もした
なかなかに見応えのあるストーリー展開の作品でした

INDEPENDENT:24の11/22(金)を観劇
昨日に続き今日も一人芝居を6本
結果的に昨日と合わせて6時間ってなるんですよ
しかもなかなかに濃厚な作品ばかりなので疲労があるようで楽しめるって素敵な時間
ちなみに始まる前と間にあるDJタイムもいいんですよ
ビール復活してくれたら最高なんですけど

満塁デストロイ
かなり熱い物語は不思議な展開から始まっていく
かなり特殊な設定で上りつめた感じの甲子園
そこは不思議な世界の入口
でも熱い青春ものでもあるんですよね
その後はどうなる?も気になる感じの展開ではあったんですよ

夜に歌う
なかなかに壮絶な世界観って印象の作品
ストーリーはかなり闇なんだけど、対照的な明るい表情と見事なダンスが、その闇の深さをさらに照らし出すかのよう
やはり表情の良さ動きの見事さがこの世界を見事に作り出している
カステラ無かった…

廻る
事務所の一室のような部屋
そこで繰り広げられるのは生まれ変わりを手に入れられるのかのサバイバル
不思議なテイストに仏教まで広がる世界観の大きさ
そこにつながっていくのかって驚きもある作品やった
ギャップが凄い

とつきとか
明るさいっぱい幼さ全開って感じのキャラが最初から印象的
ストーリーもなんだけど、このキャラを見ていたくなる
そこは安住の地なのか、はたまた…
ラストはジェットコースターって感じかも
ほわほわした優しいお話しって印象だったかな

セレクション20-24
いい破壊力のコメディ詰合せって感じの作品
ちゃんと数えてなかったんですが5本立てやったのかなって後から気がつくタイトル
今回笑い中心が少なめなので空気感が笑いになってないが、あそこから笑いを生み出すのはいい作品の証拠

ケンジとトシ
見てるうち、あっそういうことやったんやってなった
知ってる?人には初めからわかってることなのかもしれないんですけどね
ほんといい空気感を作り出されるし、切替わりも見事すぎる
これなかなかできる芸当やないって思う見事な演技

オムニバスやろう

オムニバスやろう

うましかやろう

布施PEベース(大阪府)

2024/11/02 (土) ~ 2024/11/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

A/CとB/Dの組合せでそれぞれ4ステずつ上演される舞台
コメディ色が強い感じですが、この組合せはコメディと少し気持ちを揺さぶられる感じの作品になってたかも
ある意味でいい振り幅いっぱい

A #アフター5
基本的には剣と魔法の世界
ファンタジーと言うかRPGと言うかドラ⭕️エの世界って感じにブラック企業を重ねるてそっちに振るのねって感じの作品やったかな
着眼点がなかなかに面白いなって感じやったんですよね
酒場の看板娘って感じがなかなかに魅力的やったのが #北村綾香 さん
ここに惚れる魔王って構図も面白い
そしてわかりやすい優しさにハマる #くめはるか さんの王女もなかなかにいいキャラになってた印象なんですよ

C #デュランタ
こちらは青春ものの三角関係?
軽くLGBTって要素も入れながらも文化祭のお祭り騒ぎもって色んなファクターが入ってた印象
少し陰がある感じのクールなモテ男って感じやったのが #白石朔太朗 さん
なかなかにいい空気感を作られてたんですよね
しかしそんな三角関係の中心は°RUM(#どらむちゃん)さんやったんですよ
花を持っていくところの表情とかほんと良かった
振り幅が舞台ごとに凄すぎ

『アラビアの夜』&『メイド・イン・ジャパン』

『アラビアの夜』&『メイド・イン・ジャパン』

エイチエムピー・シアターカンパニー(一般社団法人HMP)

ウイングフィールド(大阪府)

2024/10/31 (木) ~ 2024/11/05 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

なかなかに難しいお話しやった気がするのはふたつの世界観が入り乱れながらも、その境界線がぼんやりしてる
これは元からそんな描き方をされてる印象の作品だからなんでしょうね
不思議な感覚かも
ベースとしては海外なんだけど今に近い時代
そしてアラビアンナイトの世界って感じなんだろうか?
あまり詳しくは無いけどそれっぽい感覚
そんな全く違う世界観の融合は難しく感じてしまうかもしれない
ホラー的な要素もありながらも結果的には呪いかな
こうかな?そう言うことかもを色々と想像させる作品やなって印象
役者さんの熱量もほんと高い
タイミングが合わずご挨拶できなかったが #安部洋花 さんがなかなかに魅力的な演技をされてた印象
ほんと体力が必要そうなんだけどほんといい表情されてた
設定は最初からほぼ最後まで全裸に近いって感じなのが #アンドヨ美穂 さん
衣装はそんな事ないですがそのあたりの表現がなるほどって感じ
今回の役ってほんと難しいほぼ記憶がない状態からの環境の目まぐるしい変化
そのあたりを見事に演じられてた印象

夢の旋律

夢の旋律

劇団空組

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2024/11/02 (土) ~ 2024/11/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

少し不思議なんだけど心温まる感じの物語はダンスいっぱい、歌もいっぱいの魅力的な物語
そして人もいっぱいって感じ
この大所帯がほんと魅力的なコンビネーションを生み出す感じ
大きくは3つの異なる物語
そんな関係が無さそうな物語がふたり?3人の存在で融合する感じ
このあたりの物語の流れがほんといい
そしてそれぞれの物語もきっちり仕上がってていいんですよね
そんな関係の中にダンスをメインにするチームもって感じ
全体的にもダンスレベルが高いのにそのさらに上って凄い
やはりいいのが #空山知永 さんの歌声
オープニングの生歌は感動的な良さ
あそこで一気にこの世界観へ
物語の中心には #卯津羅亜希 さんがいい存在感を見せてる
立ち振る舞いがほんといいんですよね
そして #細野江美 さんの存在がまた良かった
そして振付もこの人やはり才能の塊
#岡田由紀 さんの存在もほんと魅力的
ダンスのキレも良くパワフル
#植松ゆき さんの力強い演技はパワフルすぎ?w
お帰りなさいって感じが #高野舞 さん
今回は演技もダンスもって感じなのが #amane さん
やはりこの人動きいい
#福永愛 さんの雰囲気も魅力的
ダンスもいいんですよね

おかわり
空組さんの本公演のラストはランタイムが読めない
それは他では見られないほどのアドリブが入るんですよね
最初にこれを知った時の驚きは凄かった団体さんではあるんですが、これが中毒性がほんと高いんですよね
なので大千穐楽とそれ以外に1回は行くってのが個人的な #空組 さんの本公演のルーティンって感じになってたりする
通常のステージのクオリティも高いんですが、大千穐楽ならではの良さがあったりするんですよね
他では絶対に楽しめないそんな特別なステージではあるんですよね
もしもネックがあるとしたらそれは終演時間が読めないってこと、そして別の回を見ておかないと純粋なストーリー展開がわからなくなるかもって点🤣
一度体験するとわかる、特別な空気感ではある
そして今回1番驚いたのはたぶんご本人も思わなかった #青木道弘 さんへの無茶ブリw
しかし流石って感じに独特な空気感を作られてたんですよね
このあたりは見事としか
とは言えこんな事ができるのは #空山知永 さんの人望があってこそ
そんな大暴れの上を行ってた印象なのが #細野江美 さんやったかもしれない
ほんといい降り切り方をされてた印象なんですよね
ほんと今回嬉しかったのは久しぶりに #高野舞 さんの笑顔が見られた事も大きかった
そしてそこまでは出番が多くないんですが #福永愛 さんの魅力的なキャラが見られた事
そして大千穐楽はセンターポジションやったのでキレのある #amane さんのダンスが見やすかった
もうそれで満足

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