江古田駅をミナミへ
劇団二畳
FOYER ekoda(ホワイエ江古田)(東京都)
2023/10/27 (金) ~ 2023/11/03 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
B「深夜のラジオ」
まったくもって普通の姉妹の、普通の父娘の話。
だからこそ、普通に理解できるし、普通に暖かくなった。
D「事の顛末」
ファンタージーかと思いきや、結構えぐい現実。
この感覚好きだな。
未開の議場 2023
萩島商店街青年部
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2023/10/31 (火) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/11/03 (金) 18:00
やはり逆側が気になり、当日券でリピート。
向井さんのさりげない小声の台詞が聴けて面白かった。
外国籍の方がゲストのアフタートークでの話も、ストーリーを考える上で興味深く良かった。
未開の議場 2023
萩島商店街青年部
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2023/10/31 (火) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/11/03 (金) 13:00
登場人物それぞれが特徴的で面白かった。
ストーリーはフィクションだが、現実の生活として考えてしまう。
字幕タブレットを借りて観劇する機会を貰って、とても新鮮であったけど、やや手元が気になってしまう部分はあった。
エゴ・サーチ【Mura.画】
Mura.画
劇場MOMO(東京都)
2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
どういうわけか中盤までセリフがすっと頭に入ってこず、物語にちぐはぐした感じを受けていたが、終盤の展開で鴻上作品らしさを感じられぐっと面白くなった。
ここで、それまで頭に入ってこなかった(と思っていた)セリフたちが見事に回収されて行って腑に落ちた感じだった。
役者は皆熱演で素晴らしいと思ったが、ギャグや小芝居がどうにも作られた(もちろん作っているとは思うのだが)感と無理してやっているように感じてしまった。
『ぱんだのなきぼくろ』
ひみつまたたき
スタジオ空洞(東京都)
2023/11/02 (木) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
佐藤美輝さんは元アイドルと睨んだが違うようだ。ルックスが内田理央っぽく派手で目立つ。
さんなぎさんはお腹を出す衣装で異常に細い。この人モテるだろうな、という感じ。親近感と清潔感。整っているのに顔の印象がハッキリしないのも不思議。何か男が惹かれるものを全て持っている。
女性お笑いコンビ、『ハンテン』が解散するまでの数年間をダイジェストで。肝心のネタがイマイチ。台本を読み合わせているだけのように聞こえてつまらない。人を笑わせるということは本当に難しい。さんなぎさんはツッコミ向きじゃないんだろう。小山ごろーさんの方が良かったかも。とにかく観客を笑わせてくれないことにはこの世界に嵌まらない。
事務所のマネージャー役・小山ごろーさんは久本雅美系で何をしても受ける。凄腕。
元芸人の構成作家役・小鳥遊空(たかなしくう)氏はポイズンガールバンドの阿部っぽい。
上京してダンススクールで一緒になった二人。元ヤンのさんなぎさんと人見知りで孤独な佐藤美輝さん。デジャヴに拘る佐藤さんはさんなぎさんとお笑いコンビを組むことに。芸能事務所にスカウトされるも、ピンで天然キャラの佐藤さんだけがブレイク。暇なさんなぎさんは構成作家の仕事を手伝うように。佐藤さんはさんなぎさんが大好きで一緒に仕事をやりたいのだが、そうは行かない。
劇場裏の散歩者
劇団P・T企画
世界館(大阪府)
2023/11/03 (金) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
『Dancing☆Starプリキュア』The Stage
マーベラス
ステラボール(Stellar Ball)(東京都)
2023/10/28 (土) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/11/02 (木) 14:00
ダンスがたくさんある素敵なショウでした。パステルカラーの衣装がまぶしかった。
エゴ・サーチ【Mura.画】
Mura.画
劇場MOMO(東京都)
2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしいストーリーが何人かの輝くような素晴らしい役者さん達によって演じられていました。
途中、てんこ盛りだなという感想を持ったものの最後はスッキリとしました。
江古田駅をミナミへ
劇団二畳
FOYER ekoda(ホワイエ江古田)(東京都)
2023/10/27 (金) ~ 2023/11/03 (金)公演終了
未踏
wonder×works
座・高円寺1(東京都)
2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/11/02 (木) 19:00
明治〜昭和の国語の歴史、アイヌ語研究の裏話が満載。日本で暮らすいろんな人間の使う言葉から我々のアイデンティティー形成の歴史を語った傑作。難しいことを話しているのに、笑いを交えて楽しく見ることができました。
エゴ・サーチ【Mura.画】
Mura.画
劇場MOMO(東京都)
2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
おもしろかったです。客席と舞台が至近距離ですごく迫力ありました。伏線回収型の話は面白いなーとあらためて思いました。満足の舞台でした^^
エゴ・サーチ【Mura.画】
Mura.画
劇場MOMO(東京都)
2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
バラバラに展開する物語は、ジグソーパズルのピースを組み立てていくような楽しみ、そしてラストに向かって怒涛のように収斂していく。ミステリー サスペンスの謎解きをするような面白さ。それがエゴ・サーチすることによって、自分であって自分ではないという影のような存在を知り 向き合う。そして 主人公 一色健治は、切なくも衝撃的な事実へ辿り着く。現世と来世、現在と過去、そして場所を自在に変化させるため、考えながら観ていると思考が追い付かないかもしれない。
知っているつもりの自分自身、それを ひとたび意識(検索)してみると思いも寄らなかった影の自分が現れる。謎めいた展開へグイグイ惹き込まれる。が、付かず離れずの存在ーー骨なしチキンが今一つ物語(主人公)に絡んでいないような…。今では社会生活に欠かせなくなったインターネット、その功罪として関連付けているのであろうか。何となく コミックリリーフとして表層的な可笑しさを担っただけの印象が強く 勿体ない。
(上演時間2時間 途中休憩なし) 【βチーム】
吉良屋敷
遊戯空間
シアターX(東京都)
2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
日本三大仇討の一つである忠臣蔵を 敵役である吉良家の視点でとらえた野心作、と思っていたが現代に警鐘を鳴らすような秀作。当日パンフに美術・上演台本・演出の篠本賢一氏が「江戸幕府百年、当時は、物価の高騰、生類憐みの令によるしめつけで庶民の鬱憤はたまっていた」と、そして劇中で 自分(吉良上野介)が討たれることが鬱憤晴らしになると いった旨の台詞がある。失政を別の関心へ逸らし、町民はそれに乗っていたずらに風評を流してしまう。それは 現代においても同様で、視点を変えれば価値観が180度変わるかもしれない。例えば、インターネットで真偽があやふやな情報が拡散され、それによって選択や判断が大きく変(影響)わる。江戸 元禄時代と違って情報過多の中で真を見極めることの難しさ。
篠本氏は故観世榮夫の下で能を学んでおり、本公演は随所にその様式美(ある意味 時代物のような)ものが観てとれ 時代劇にはマッチしていた。また 物語(展開)としては拍子木を鳴らし場面転換、時の経過といった分かり易さ。伝統演劇と現代演劇を融合したような斬新であり新鮮さを覚えた。そして舞台美術は簡素にして機能的といった優れもの。勿論 討ち入りの場面も観せるが、視点が吉良屋敷にあることから一律に<赤穂浪士>というだけで個々の名は記さず、感情移入もさせない。そして<語り>と独特の<殺陣>は、舞台に釘付けするほどの魅力がある。役者陣の卓越した演技によって、骨太でありながら繊細な公演になっている。
(上演時間1時間45分 途中休憩なし) 追記予定
ANJIN A NAVIGATOR OF LOVE 2023
GROUP THEATRE
浅草九劇(東京都)
2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
第二回浅草九劇賞特別賞受賞作。観劇日は満席。
三浦按針が故郷・家族、そして命をも捨てる覚悟で大航海を経て日本に漂着、その経緯をナレーションで説明するところから物語は始まる。勿論 コロナ禍という閉塞・混沌とした現代においての道しるべとして準えている。内容的には重苦しいものであるが、描き方は逆に多くの笑いを誘いながら元気づけるよう。端的に言えば、今を生きる人々の心を優しく描いた 希望への物語と言えよう。
説明にもあるが、舞台は大分県臼杵市の港町の海鮮居酒屋「魚屋按針」、そこで働く個性豊かな人々との ぶつかり合いを通して生きる希望を見出す。逆境や絶望の淵で、それぞれが生きるための模索や選択する姿を丁寧に描き、人と人の関わりが生きる希望へ繋がることを示唆する。厳しい現実から目を逸らさず、立ち向かう勇気こそが<生きる>ことと訴えているようだ。
全編 方言(臼杵弁)で紡がれるが、けっして一地方の出来事ではなく、日本の至るところで見聞きすること。東京の大学に通っていた小松翔太はコロナ禍によって就職先の内定を取り消され、アルバイトも解雇、学費も家賃の支払いも ままならず…。行き場のない翔太の苛立ちと鬱屈した気持を変える転機、それが故郷であり父 義一が経営する店での数日間の出来事として描く。良いとか悪いとかではなく、いろいろな意味で説得力に溢れた力作。
(上演時間2時間 途中休憩なし)
エゴ・サーチ【Mura.画】
Mura.画
劇場MOMO(東京都)
2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
小劇場の良さですね!「埼玉のウッディ」なんてギャグも紀伊国屋ホールでは届かない人の方が多いのでは?役者さんの表情の動きもはっきり見えて、そのせいもあってか、より心に染みました。
それにしてもあんなに舞台と近いのは久しぶりでした。
逃げろ!芥川
文学座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2023/10/27 (金) ~ 2023/11/04 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
東京から下関(乗り継いで長崎)までの芥川龍之介(若松泰弘)と菊池寛(瀬戸口郁)の二人旅。当時の2等はロングシートだったそうで、舞台セットは長ーいベンチシート。どんな道中が始まるかと思っていると…。
大きく4つの場面がおきる。起承転結と言おうか。最初は友人でありライバルである二人の掛け合い。スペイン風邪の流行中で、菊池寛がマスクを外そうとしないなど、当時と今と重なる状況もある。田山花袋、志賀直哉などが芥川龍之介の「奇抜さ」や「拵えもの」を批判した、同時代評に、いちいちやり返したり。菊池が芥川を嫌な男に書いた「無名作家の日記」がきいている。
「気をつけないと噂に尾鰭がついて、足まで生えてきて勝手に歩いていく」と、気の利いたセリフもある。
続いて、突然女たちが車中に現れる。まずは「俸教人の死」で焼け死ぬロレンゾ。さらに「地獄変」で焼き殺される絵師の娘。そして「藪の中」の国司の妻だが、これはまだ芥川が書く前で本人もわからない。登場人物たちが「どうしてこんな酷い死に方をさせるんですか」「私が死んだのは誰のせいですか」と作者をなじる。急に活気付いてきて、本作で一番弾けた場面だった。
そして転になるのが、この女たちが頭巾を抜いだりして、芥川と関係のあったリアルな女性たちに変わるところ。そうして、芥川の憂鬱な「晩年」へと話はうつっていく。
「河童」「或る阿呆の一生」など晩年の自嘲的作品が、次第に行き詰まっていく芥川を示す。「死にたがっていらっしゃるんだそうですね」「いえ、生きることに飽きただけです」など、若い時に読んだはずだが忘れている。今聞くとドキリとした。
作家の評伝劇で、現実と虚構が入り混じる趣向など、井上ひさしを思わせる。最後に、芥川の人生から現代へのメッセージが立ち上がれば、いうことなかったのだが、そこが残念。芥川龍之介を熱心に読んだのは大学生の頃と、国語教師として勤めていた頃だった。いろいろ思い出すことも多いし、知らなかったことも多かった。
エゴ・サーチ【Mura.画】
Mura.画
劇場MOMO(東京都)
2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
エゴ・サーチ【Mura.画】
Mura.画
劇場MOMO(東京都)
2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
吉良屋敷
遊戯空間
シアターX(東京都)
2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
未踏
wonder×works
座・高円寺1(東京都)
2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了