最新の観てきた!クチコミ一覧

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近松心中物語

近松心中物語

シス・カンパニー

新国立劇場 中劇場(東京都)

2018/01/10 (水) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

なかなかに良かった

見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

ことのはbox

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/02/14 (水) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

満足度★★★★

前からタイトルはよく目にしていたこの舞台、観るのは今回が初めてでしたが、2時間半という上演時間は長く感じず、やはりよく出来た戯曲だなあと。個人的に興味があった杉坂役の廣瀬響乃もよかったし、女学生たちはみな好演。光島役のはるかぜちゃんも堂々としたものでした。他の方も書いてましたが、夜のシーンが美しく、印象に残りました。

ネタバレBOX

個人的には、「質実剛健」「温順貞淑」といった校訓の書の「字」がしょぼかったのが残念。「温順貞淑」の方は、中村先生がさんずいの跳ね等の形に苦言を呈すというシーンがあるにせよ、明治の学校に掲げられた書としては、いささか安っぽい出来に感じました(大人の押し付けだから?)。
サロメ

サロメ

TremendousCircus

シアターシャイン(東京都)

2018/02/10 (土) ~ 2018/02/12 (月)公演終了

満足度★★★★

サーカスとはよく名付けたもの。所狭しと現れる魑魅魍魎の人々。
エンターテインメント性の高い内容で、シックで煌びやかな衣装の数々は本格的なレベル。
少々残念あのは美術セット。衣装に比べると天地無用の開きがあるチープさ。
個性を彩る衣装がコスプレティックに写るのはもったいない処。
当て書なのか演出なのか、多くの登場人物が妙にマッチングし世界観に深みを与える。
ただ物語的には想いの広がりをコントロールしきれない感も見えが
全体的には楽しめるよい作品。
次回作にも期待。。。

ネタバレBOX

個人的には更に精神世界に踏み込んだ闇を見せて欲しかった。
狂気に咽ぶヘロデと、崩壊して逝くサロメの姿も一興かと。
柱の二人は勿論の事、舞台の世界観を牽引する力溢れる役者人も魅力。
バリトンボイスが隅々に響き渡るナラポート、中性的に要所をしめるカイアファ、
怪物的な躯体で凌駕するサルマキーなどなど特によかった。
惜しむらくは物語のキーマンである預言者ヨナカーンの台詞が聴きづらい。
『タバコの害について』ほか1篇

『タバコの害について』ほか1篇

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2018/02/13 (火) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

どう考えればいいんだろう。小道具がたくさん出てきて。それが講演っぽくない感じもあるんだけど、小道具がたくさん出てくると、それはそれで変化も出て、面白いのかも。

ネタバレBOX

ただ最初から屏風とかマネキンはやりすぎでは。最初から変化球すぎるような気がして。
チェーホフってシイタケが嫌いだったのですか?女は復讐したかったってことですかね?
君のそれはなんだ

君のそれはなんだ

オイスターズ

AI・HALL(兵庫県)

2018/02/09 (金) ~ 2018/02/10 (土)公演終了

満足度★★★★

観てから1週間ほど経過してますが「君のそれ」どころではなく「あれは何だったんだ!」と色々な考察が頭の中でぐるぐるまわってます。

観終わったあとの想像・妄想力の膨らみようがものすごくなります。
怖くもあり面白かったです。
これを観た方と語りたくなりますね。

ネタバレBOX

夜の山道を走るタクシー、そこへ大きな荷物を持った客が。
霊を乗せてしまった!と思い込み、おどおどするタクシーの運転手と淡々と話す客との会話が滑稽で面白かったけど、だんだん客側にも不審なところが…。
と話が進んでいくとミステリーのようなホラーのような不気味な空気に支配されていく感じがたまらなく良かったです。

終演後のセットの下からのライトが更に不気味な印象で目に焼き付いています。
サロメ

サロメ

TremendousCircus

シアターシャイン(東京都)

2018/02/10 (土) ~ 2018/02/12 (月)公演終了

満足度★★★

「サロメ」の話はごく短いが、今回の舞台はそれを大幅に改造、拡充したものでこの物語の精神を理解しようとしていた私の助けにはならなかった。しかし、あまりに妙な内容に調べてみる気になったのは幸いというべきか。

複雑な構成になった原因の一つは現代の様々な苦悩を表現しようという狙いにあり、そしてもう一つは若手の育成のために全員に見せ場を与えたことにある。これでは散漫になるのは当然である。

テーマを増やすのは良いとして
・サロメとヨカナーンが昔からの恋人であったり、
・サロメが子供を産んだことがあったり
するようなサロメ物語の骨格を変えてしまうことはさほど有名でない物語に対してはいかがなものかと思う。またヘロデ達が殺されてもすぐに生き返るのはサブストーリーを繋ぎきれなかったのだろうか。

衣装については、私が最近AKB48の「ハロウィン・ナイト」のPVを繰り返し見ていたこともあって、自然に世界に入って行くことができた。統一感のある整ったものだった。

演技について少しだけ書くと、ヨカナーンのセリフ回しが預言者らしくて良かったのだが、独白が長いところでは集中力が切れるのか段々と素に戻ってしまっていた。それでは聴いている私も折角のファンタジーの世界から現実に引き戻されてしまう。サロメの踊りが無いことも残念だった。まあしかし、あの舞台の流れでどんな踊りをするのか、それができる人材がいるのかと問われれば誰でも答えに窮してしまうだろう。

ネタバレBOX

以下は私が調べたことの単なるメモです。
Wikipedia によると
サロメは実在の人物で新約聖書の記述は
・「サロメ (ヘロディアの娘)」の項に『マルコによる福音書』からの引用(900文字)などがある。
これを基にしたオスカー・ワイルドの戯曲については
・「サロメ (戯曲)」の項の「あらすじ」500文字で骨子は十分であり、原著を全部を読んでもすぐに終わる。

後者で王の名がエロドとあるのはワイルドは仏語で書いたのでそれを尊重して仏語の HÉRODE の読みを採用した(エロドよりエロドゥに近いかも)からである。
預言者の名がヨカナーン(Iokanaan)であるのはワイルドがヨハネのヘブライ語表記を選んだからである。イエスに洗礼を授けたので洗礼者ヨハネと呼ばれ、イエスの最初の弟子の一人である使徒ヨハネとは別人。

内容的な違いは前者では首を望むのは母であり首は母に渡され、後者では(母もそれを称賛しているが)サロメ自身が望み唇にキスをする。また後者では最後にサロメはヘロデによって殺される。史実ではその後も生きている。

*上記Wikipediaの他、オスカー・ワイルド著、平野啓一郎訳「サロメ」、光文社古典新訳文庫、の本文、注釈および田中裕介の解説を参考にした。
ステージⅡ

ステージⅡ

劇団K助

シアターサンモール(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

美咲役のお二人が素晴らしかった!

流れる

流れる

万本桜企画

千本桜ホール(東京都)

2015/11/18 (水) ~ 2015/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

この公演で小池さんを知りました。

ネタバレBOX

姉を主演にし、姉妹で頑張っている様子が素敵でした。
おたまじゃくし【15日より大阪公演開幕、チケット好評発売中!】

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劇団鹿殺し

ABCホール (大阪府)

2018/02/15 (木) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

鑑賞日2018/02/15 (木)

ぶっ飛んだヘビメタバンドをモチーフにしながら、深い家族愛を描いたお芝居でした。とても素晴らしかったです。
お値段が少々高いのが難点ですが、内容を考えれば納得です。

綿の味

綿の味

万本桜企画

千本桜ホール(東京都)

2016/06/21 (火) ~ 2016/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

再演して欲しいです。

np tempo(ナップテンポ)

np tempo(ナップテンポ)

!ll nut up fam

萬劇場(東京都)

2018/01/26 (金) ~ 2018/01/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

今回もイルナップらしい舞台で、何回も舞台に足を運んでよかったと思っている。
旗揚げ公演のanimoから観ているが、今作は2周年公演ということで、作品のレベルがどんどん上がっているように感じた。劇場はピンクで統一されて、たくさんデコレーションもあり、とても綺麗に飾りづけされていた。自分の幼少期を思い出させるようなキャラクターの設定で、なんだかとても親近感が湧いた。
アクションシーンもレベルの高いものに仕上がっていて、とても満足。今作はダンスシーンもあり、全員が楽しんでいる姿が印象的だった。面白いだけでなく、終盤にかけて感動する作品だった。
次作も3月にあるということで、期待。

おたまじゃくし【15日より大阪公演開幕、チケット好評発売中!】

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劇団鹿殺し

ABCホール (大阪府)

2018/02/15 (木) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/02/15 (木) 19:00

初めての鹿殺しさん。人気劇団さんである事に納得!とにかくパワフル!元気もらえた。面白かったし楽しかったしホロリときたし好き。また行きたいと思った。

FUN HOME ファン・ホーム ある家族の悲喜劇

FUN HOME ファン・ホーム ある家族の悲喜劇

東宝

シアタークリエ(東京都)

2018/02/07 (水) ~ 2018/02/26 (月)公演終了

満足度★★★★

先週観た「マタ・ハリ」(corichでの登録なし)では全曲どれも声を張りビブラートを盛大にかけて終わるものだった。拍手の強制感はあるものの世界観と合っていて悪くはない。それに対して、こちらの「FUN HOME」の曲は無理な盛り上げを仕掛けてこないすっきり系の趣である。もちろんそれは物語の内容に沿ったものであり、観客も最初は曲ごとに拍手をしていたが途中から静かに聞き入るべきだと悟ったようである。

内容は完璧主義の父と反発しながらも大好きな娘のお話。父はゲイで娘はレズビアン。父の自殺で物語は終わる。一昔前なら陰鬱に重くするところを父の死でさえも淡々と、どこか爽やかに描いている。穏やかな感動がじわじわと染み入ってくるのが私には新鮮だった。

ネタバレBOX

子役も含めて皆さん、個々に歌がうまいのは当然であるが声が重なるところではバラバラで調和しない。最初の父と娘の合唱で感じた違和感は最後まで続いた。子供合唱団のように綺麗になるのも(ここでは)困るがもう少し揃える努力があっても良いのではないかと思った。もしかすると「個々人が自立してそれぞれの道を生きる」ということを表した演出なのかとも考えてしまったが、まさかね。
私信/来信、ユートピア

私信/来信、ユートピア

青色遊船まもなく出航

シアター風姿花伝(東京都)

2018/02/09 (金) ~ 2018/02/12 (月)公演終了

満足度★★★★

作者の強い想いが全面に浮かび上がる観念的で脳内迷宮のような作品。
一つ一つのシーンが優しく心地よい台詞に包まれ積み重ねられるが、
時折、現れる記憶の痛みが切ない。

ネタバレBOX

大切な人を失いオカマの道を選んだユキが、
家出した少女アコとの関係から、そのトラウマ的な記憶の傷を埋めてゆく。
孤独なようで、周囲をしっかりと見ているポップで和み的なアユミの存在が大きく響いた。
跡 2018

跡 2018

世田谷シルク

BUKATSUDO (横浜市西区みなとみらい2-2-1 ランドマークプラザ B1F)(神奈川県)

2018/02/13 (火) ~ 2018/02/15 (木)公演終了

満足度★★★★

 殆ど科白のない舞台公演だ。

ネタバレBOX

科白はオープニングで東女人物がポリフォニックに己に起きた事柄を語るシーンのみである。その後は、終演までの総ての時間、影絵、身体パフォーマンス、音響効果、照明で綴られる。科白が無いから、当然、複雑な事象を表現することは端からできない。このような形式を選んだのは、字幕を読む煩瑣な事象を避ける為だと言うが、創作者たちは、最終的に演劇を選んでいるのかパフォーマンスを選びたいのかに関わる選択なので己の実存を掛けて先ずはやること、目指す方向を今の内に決めておいた方が良い。言うまでもなく創作の世界は才能の弱肉強食の世界である。今更言うまでもないこのようなことを俎上に載せざるを得ないのは、表現の可能性を自ら狭めているように思うからである。
 演劇関係で多くの実験をやった人の中で一般人の間で寺山 修司ほど著名になった人は、この数十年で彼一人だろう。彼は、基本を演劇と映画に置いていたように思う。そしてその可能性を引き出し得た人だったからこそ、これだけ知られており、ファンも多いのだろう。作品も古典的手法を駆使したものから、シュールレアリスティックな手法を用いた物、常識外れの発想によって既成概念を震撼させたものなど強いインパクトを与えるものが多かったが、その根底には、ロートレアモンを彷彿とさせるようなラディカルな情念が蜷局を巻いていると感じさせ、見る者を誑かす計算と醒めた目が働いていた。それが、彼をして人間性の内に潜むダークなもの・ことを表現に高める契機を与えたのであろう。
 然しながら、今作の作家にはそのような深みを予め感じない。このような立ち位置からでは、センスの良さで勝負する他あるまい。あとは、子供のイマジネイションを刺激し共に楽しむ世界であろう。作品を拝見すると、当初の予想が一切外れなかった点が気に掛かった。海外とのコラボを容易にする側面がある反面、以上のような懸念を払拭できるだけのスタンスを確保するなり、何をどのように目指して表現してゆくのかを若いうちに考えておくことも有益であろう。初めて行った会場の作りは建築としても一時流行った配管などが露出し、天井裏丸見えの様式で、このような作品にはお似合いのスペースだったし、色調ベースが白で統一される中、椅子と机ばかりが塗料を塗らない生の味を活かしたものであり、衣装も一部ナマハゲをアレンジしたような古層が飛び出すなど面白いのだが、これらの要素総てが各々抽象的であり、観客の理性に訴えても感情や情念の深い所には作用しない。おまけに脚本そのものが、総ての要素を集約させ、カオティックになった世界から本質を取り出すような作業を一切目指していないので、後々残るものが無い。今後長く創作活動を続けるのであれば、こういった事柄にもコミットしておかなければ、世界に一時出ても残ってゆけない懸念が残る。
沈黙の音

沈黙の音

演劇企画アクタージュ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2018/02/15 (木) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

 初めに、タイトルに含まれる矛盾に興味を惹かれた。

ネタバレBOX

作品の内容を拝見してこの矛盾に合点がいった。実際、埴輪雄高ではないが”不合理故にわれ信ずという態度は、表現することを職業としない人々が犯すことの多いミスや、表現する者に於いても拘りが強すぎて本人が矛盾に気付かず表現してしまうこともあろうし、現実自体が矛盾に満ち満ちているから、それをそのまま形にしてしまうと、正確ゆえに矛盾するという事態が起こる。このように矛盾は、真を求める者にとっては題材の宝庫なのである。今作は、先ずこの点に着目して入っていることからして、力のある作品である。
 初日が終わったばかりなので、サスペンスの内容について余り細かいことはここでは記さないが、二転三転どころではなく容疑が次々に湧き、その一々が追及される構造になっているので緊迫感が途切れず楽しめる。
 尺も80分程度で良く纏まっている他、ラストに掛かる歌がSound of silenceでタイトルと呼応している点も洒落ている。
葵上~源氏物語より~

葵上~源氏物語より~

演劇ユニット 金の蜥蜴

ブディストホール(東京都)

2018/02/14 (水) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

 年一度の公演を続ける金の蜥蜴の本年度公演だ。生の和楽器演奏が入り、舞台を盛り上げてくれるが衣装も豪華である。演劇用の特別仕立てのものもあるが、形は正絹の十二単である。目方もかなりのものだ。ものの本によるとあの時代、女御、更衣らの着ていた十二単の重さは十四、五キロあったという。当然のことながらそんな重い着物を着て何時も姿勢を正して居た訳ではなく、プライベートな時間には寝そべったりしていることが普通だったという。

ネタバレBOX


 何れにせよ、今とは相当異なる意識を持った時代であったことも事実である。出掛ける時に方位を気にしてみたり、もののけを恐れたりなどという感覚は現代人には殆どあるまい。どだい闇の消された時代に生きている我々にとって深い闇の体験を持つ者は極めて少なかろうし。夜の闇の中、山歩きをした経験を持つ者などほぼ絶無だろうから。
だが、今作を観る者は、このような闇が例え貴族という上流階級にも日常であったことに思いを馳せなければならない。ま、一般教養として源氏物語を読んでいるのは当たり前のことだから、内容をくだくだしく説明することはしない。今作でも葵上と六条御息所の関係及び源氏が真に心を惹かれていた実母桐壷に生き写しの藤壺との関係については、原作通りキチンと押さえられているし、賀茂の祭りでの牛車の事件なども上手に表現されているばかりではない。生霊となって葵を恨み夜毎現れて苛んでいたものの、殺すには至らなかったものが、呪い殺すに至る決定的経緯がこの事件だから、極めてドラスティックに描かれている。このくだりで能の手法と身体的挙措が用いられているのは無論偶然ではない。能で用いられる音響も含め、ワキ、シテ、ツレなどの役割や、その描く世界があの世とこの世の対比であることや、物狂いの世界であることと密接に関連しているのだ。
 無論、式部の描いた源氏物語の本質、即ち人間存在の不如意と女性・男性の本質、人として在ることの寄る辺なさ故の哀しみと孤独、そして恋に身を焦がす業の深さと己の業の深さを断じようとする人としての意識の葛藤を、極めて端的にそして煌びやかに表現している。場面、場面に応じて演奏される篠笛の音、鼓の音や発声の素晴らしさも劇にのめり込ませてくれる。
見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

ことのはbox

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/02/14 (水) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2018/02/14 (水)

初日(2時間25分)を拝見。

ネタバレBOX

他の方もおっしゃっているように、永らく公演名だけはあちこちで目にしていた、永井愛さんの名作、私にとっての有名戯曲のメンター・ことのはboxさんの舞台で初めて観ることができる♪とワクワクしながらの初日でした。

観終わっての感想。
井上真央さん主演のNHK朝ドラ『おひさま』の女学校篇を思い出しました(同じ「女子師範学校」とはいえ、本作の明治とは違い昭和初期でしたけど)。
自由にのびのびと生きていきたい・愛していきたい!という人間本来の望みと、社会の規範・当時の倫理観との軋轢…さすがにNHKでやらない(やれない?)学内ストライキの顛末を通して描かれる青春像は、終演後も、ヒロインの光島延ぶや杉坂初江だけでなく、他の生徒さん達から新庄先生や安達先生に至るまで、まだ若い登場人物たちの「その後の人生」に、ついつい思いを馳せてしまいがちに…。
良い演劇体験をさせて頂きました。感謝です。

役者陣。
ヒロイン・光島延ぶ役の春名風花さん。ハマり役です。その聡明な表情と真っ直ぐな声をもって、これまで拝見してきた幾つかの舞台の中でも、ズバ抜けた出来だと思いました。
もう一人のヒロイン、杉坂初江役の廣瀬響乃さん。
何度も舞台を拝見しているので、演技力のある方だというのは承知していましたが、今回、春名風花さんという、ある意味、強烈な個性の相手役を得て、持ち味である、おおらかでスケールの大きな芸風がフルに発揮出来たのではないでしょうか?
舞台上での姿が、これまでになく活き活きとして見えました。
それから…ことのはboxさんの舞台、御縁があってか、第2回の『家を出た』から今宵の『見よ、飛行機の高く飛べるを』まで全ての公演を拝見しているお陰で、三村伸子さん、新田えみさん等、顔と名前が一致する役者さんが増えて来ましたが、今回は、役柄と雰囲気がとてもよくマッチしていた、槇野レオナさんがとりわけ印象に残りました。

最後に、自分の記録用に配役を記しておきます。
光島延ぶ…春名風花さん
杉坂初江…廣瀬響乃さん
大槻マツ(しっかり者)…工藤杏子さん
山森ちか…槇野レオナさん
木暮婦美さん(恋に恋する乙女)…篠田美沙子さん
梅津仰子…宮島はるかさん
石塚セキさん…関谷彩美さん
北川操(最後、身内と光島達との板挟みで苦悩)…石塚咲妃さん
新庄先生(愛すべき「優柔不断」)…岡田コセさん
安達先生(このヒトの視点からのアナザストーリーも観てみたい)…新田えみさん
菅沼先生(規範を重んじるも、安達先生を理解)…木村望子さん(好演!)
中村先生(話好き)…加藤大騎さん(好演!)
青田先生(太鼓持ち)…大久保洋太郎さん
難波校長(生徒に硬軟双方で迫る「権威」の象徴)…長野耕士さん
板谷わと(寮の賄いさん)…三村伸子さん
板谷順吉(わとの息子、元・飾り職人、社会主義に傾倒)…兒島利弥さん
私信/来信、ユートピア

私信/来信、ユートピア

青色遊船まもなく出航

シアター風姿花伝(東京都)

2018/02/09 (金) ~ 2018/02/12 (月)公演終了

満足度★★★★

人は心のどこかで、人生をやり直せるなら……という気持ちがあるのかもしれない。
もしその気持ちが強ければ強いほど、かなり響く内容なんじゃないかな、と思う。
例え救われないとしても、それでも「そこ」を目指して生きていくんだよね。人は哀しい。でも、それでいいんだ……そんなことを終演後に感じた。柄にもなく。
星は、今回も4つ。5つ目は、敢えてつけないようにしております(笑)。

ある日、ぼくらは夢の中で出会う

ある日、ぼくらは夢の中で出会う

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/02/15 (木) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/02/15 (木)

のっけから、夢とも現実ともつかない不思議な4人の世界が、それを形に表した様な不安定な舞台の上で展開される。主人公の新人刑事は今風の若者だけど、他の先輩達は果たして何者?物語は少々難解に感じられた。
主人公を、6Cのベテラン3人が息もピッタリにイジリ倒したり、本公演では決してありえないであろうコスチュームを着用したり、番外公演ならではの楽しさがあった。

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