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ザ・スコテッシュプレイ

ザ・スコテッシュプレイ

劇団五期会

ABCホール (大阪府)

2023/11/23 (木) ~ 2023/11/25 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

マクベス夫人が見事でした。
悪女とされる夫人が悲劇のヒロインにすら見えた。

3人の魔女に誘われし、弱き人間…
確かに決断したのは人だが…

夫人視点、面白かった。
良かった!

INDEPENDENT:23

INDEPENDENT:23

INDEPENDENT

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/11/23 (木) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初日20時の回観劇。

j)未彩紀:デッドリフト
101Kgからの…
ちょっと引く展開。
とても面白かった。

f)キサラカツユキ:サムライキサラ
霊魂侍キャラが愉し。
女中との??

h)西原希蓉美:歌向ける
2人を重ね、西原さんを活かした池山ユラリさんらしい優しいお話し。
歌も良かった。ただシンプルなフレーズの繰り返しの方が…

INDEPENDENT:23

INDEPENDENT:23

INDEPENDENT

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/11/23 (木) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初日18時の回観劇。

t1)清水咲歩:膨らむ○○
膨らむのは欲望?嫉妬?
幸せって何?
物悲しかった。

i)細田昌宏:泥棒初め
正直者の罰は…?
とっても落語でした。

b)江本真里子:テネレの木
砂漠で消息絶った飛行機乗りを探し、最も淋しい木へ。
高橋恵さんの本、こちらも物悲しい。

アンナ・カレーニナ

アンナ・カレーニナ

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2023/02/24 (金) ~ 2023/03/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

喜劇やミュージカルばかり見ている、おめでたい演劇ファンのわたくし、縁あって本格悲劇を鑑賞。悲劇って、こんなにも悲劇的なんだ! と、小学生のような感想を持ってしまいました。それは原作に対して。
舞台としては、実演鑑賞の醍醐味をたっぷり味合わせていただきました。

ネタバレBOX

音が怖い! 悲劇なんだから容赦ないんですけど、いやはや、びっくりしました。
冒頭と、終盤近く。

そのかたわら、はじのほうで若い佐々木奏音さんがお名前のとおり奏でるおもちゃのピアノとか、めまぐるしく変わる装置の動く音とか、なんといってもクラシックの奏者による生演奏とか、繊細かつ快い音もたっぷり。
めまぐるしく変わると申しましたが、これ、舞台に立っている俳優さんたちが、子役さんも含めてみんなで動かすんですよ。重いものも。いやー、働く働く。重厚で華麗なお衣装のまんま。
次は何をするんだろうと見とれてしまいました。
Free Flow Sensation!

Free Flow Sensation!

One Bill Bandit

中野スタジオあくとれ(東京都)

2023/12/09 (土) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今回もめちゃくちゃ楽しみました。

ネタバレBOX

いつものミュージカルシーンは、なんと新機軸に挑戦! 次から次へと出てくるアレに、腹筋が6つに割れるほど笑いました。

リシェさんがあんなにも女子力爆発の演技をされる方だったとは。笑い声も愛らしい仕草も、ワンビル歴の中でパーソナル・ベストではないでしょうか。
ネイサン、マイサンも別方向の女子力さく裂。美しければ美しいほどに不条理が深まるのが最高でした。

いつも可笑しい錦織さんは、ひたすら真面目な役柄。いじり回される姿はファン必見です。

全体に、話が通じそうな人も変な人も、途中から変になる人も、演技にまったく隙がなくて、観客をこの世界に(なんの世界だ?)つれてってくれました。

うああもっと書きたい。また来ます。
無駄な抵抗

無駄な抵抗

世田谷パブリックシアター

兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)

2023/12/09 (土) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/12/09 (土) 15:00

*

#34「闇の将軍」四部作

#34「闇の将軍」四部作

JACROW

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ネタバレ

ネタバレBOX

JACROW『闇の将軍・四部作』を観劇。

初見の劇団。

田中角栄の政治家時代の物語で、今作は三話目の『常闇、世を照らす』。
金脈問題、ロッキード事件などの問題で首相を辞任し、自民党を離党するが、闇将軍として裏の政界に君臨するのであった……。

田中角栄と田中派の面々が登場し、内幕が群像劇として展開されていく。
闇将軍が裏で政治を差配していくのが丁寧に描かれ、フィクションとノンフィクションの狭間を行ったり来たりしながら、時代の当事者になったような錯覚を覚えてしまい、のめり込んでしまう。俳優の演技合戦は手に汗を握り、目が離せない瞬間ばかりだ。ただ観客が期待しているのは魑魅魍魎が跋扈する政治の内幕なのだ。汚く、どす黒く、恐怖すら感じる何かを物語に期待しているのだが、清々しさすらを感じるビジネス、サクセス、ヒーロー物に見えてくる。更に各々が政治家の特徴を捕らえ、雰囲気作りをしているからか「再現ドラマかい?」とも思えてしまう。
その時代の出来事を見たいのではなく、作家がどのように田中角栄の実像を捉えたかを、嘘でも出鱈目でも妄想でも良いので創作して欲しかったのである。
観劇中に転位・21『子供の領分』を思い出したのは、自然の流れであろう…。
ブラック・フラッグ・ブルーズ

ブラック・フラッグ・ブルーズ

ミサキカク・秋月はる華共同プロデュース

小劇場 楽園(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

千秋楽公演を観劇
話は ふ~むキャラメルボックス初演は1997で再演が2004かな
{おっ’14にクリエイティブカンパニー時遊人さんもやってるな)
ですんで古さもあるかと思えたが
そんな事は無いファミリー向けのエンターテイメントで
日曜の午後に家族で見るのに適していそうな芝居に仕上がってました
小さめで柱のある劇場を左右に分けての中央部分を
柱を交えて上手に使って見せてましたわ
SF部分の期待はミリミリとはしてなかった分
コロコロコミックな感じの
少年少女向けSF漫画的で楽しめた110分の作品
チケットは無く開演前BGMは
微かに聞こえるNASAとかの管制室内音みたいでしたが
話の雰囲気考えると
フラッシュゴードンとか流したてたら受けたかも~♪

ネタバレBOX

オープニングダンスもあり古風な作りを感じたが
今だと逆に新しいかな~とか思えた
=宇宙船パイロットの選抜試験をダンス交えたプロローグにして
舞台セットの角部分にマックミラーで中に3D映像風に
頭脳船=ブレインシップ=の脳である主人公母が現れる仕組み
船設定とかは まんま「歌う船」でしたねー
骸枠のラブロマンスの部分もラストに持ってきたのは
成井さんも作品のコノ部分は外せなかったのかしらねぇ・・・
さすがSF各界に影響を与えた作品だわーとか思った

で お話はー共感できそうに無い
狂犬とかピラニアとか二つ名で呼ばれる
キャンキャン吠える系の主人公さんが
共に残ったパイロット候補生二人と共に
母が頭脳となった宇宙船で最後の第6次選抜試験を受け
船の中でミッションをしてると
漂流貨物船を見つけて生存者二名を救助するのだが
この船の目的である火星へと
=船と犯罪者を届ける=
海賊アシュラのモノと思われる飛行艇と
捉えられた海賊と思わしき容疑者と
それを捕えた海賊課の刑事が乗船しており
船内のキャプテンとコック~Drが
候補生3名と交える船中劇でした
まーやはりとういうかー救助した二名は
海賊で拿捕された飛行艇の船内にあるボイスレコーダーを
盗み出す目的で潜入し
頭脳船は居住区のシステム以外を奪われて
ドタバタとそのデータを巡っての争奪戦から
頭脳船の破壊活動に至るまでの騒動となるのでしたが
無事に一人の死者も出すこと無く
データも解析できアシュラの実態も判明して
頭脳船も破壊をまぬがれ大団円となるのでしたー
ほんに日曜ファミリー劇場な展開でした(^-^)

これー
ハードにSF詰めてって
いろいろと放り込んで煮詰めたら
出来の良い優良作になること間違いなしの話やわ~
とか思えたっす

うどんの喰い逃げで海賊と間違われて捕まってた子
=これ「敵は海賊」=と混ぜて
黒いツナギに赤系のベスト着せて金の首輪つけてアプロって
名乗らせて~捕まえた海賊課刑事も灰色系の繋ぎに
金の腕輪にゴツイ銃持たせたらベストだったろうに・・・
変えるのはそこだけでー
食い逃げ時のウドン小話に
たくさん注文したうどんを「ひとつでじゅぶんですよ」
とか台詞入れたらブレードランナーファンが喜ぶでしょうし
海賊台詞で笑いとるなら
「海賊」と言われて皆が注目すると
「海賊課」だ「対海賊課」!「刑事だ」というセリフ入れると
神林長平ファンが喜びましょう(^-^;)
ついでに船の行き先を火星ダイモス基地とかに変えるだけでも~♪

あと普通に危機管理として
救助した貨物船の乗員の武装は解除して
武器とかは船長預かりとかにしないと不自然だったー
現実での旅客機での搭乗でも刃物類でも預けるでしょう
まして海賊のでる太陽圏内航路でねぇ・・・・

ブレインシップでの母が時々娘のとこに
モニター以外のトコに出てくる設定なら
ロストユニバースのキャナルみたくするとか
下着漫画で有名な漫画家の
「トラブル急行」みたくエネルギー供給式の
頭脳体が扱える宇宙服をホロ映像でカモフラージュするとか
そーゆーミリミリとした設定つけて出して欲しかったなぁ
マップスのリプミラ達みたく
いっそ実体で出しても・・・設定ややこしくなるかー
未来騎士みたく付帯脳でも付けて
処理能力を増大させたとかゆう設定も良いなぁ・・・
あぁいろいろ出てくるわ~・・・
(^-^)良い設定の作品でした

金持ち配信企業が設定とか凝って映像化とかしないかなぁ
でも実写の「カーボーイビバップ」みたいにさせるのは嫌だなー

衣装は母さんは別にーでしたが
他の方々
SF風にと頑張ったんでしょうが
普通にツナギとかKCとかドクターフォームみたいんで
よかったんじゃーとかも思えた
海賊さんも黒ツナギーとかでね
光るネックレス状の端末設定は解りやすかった

小さめの劇場だから仕方無かったが
柱付近の方が見易くて
壁に沿った側はチトだったなぁ

加速装置は懐かしの~ですね
奥歯のスイッチではないようでした
頭脳船補助の宇宙服で
加速装置と互角の格闘出来るという話は良かった
ここはハードSFなら
スーツ内に人を入れる必要性とか
人体が壊れないレベルの運用用のOSの調整とかね
そして~加速と言えば~
仮面ライダーネタ入れるとこでしょう(^-^;)
ほれカブトと555の加速ネタをー
再現シーンで海賊さんには
「クロックアップ」と言わせてから動いて
対決シーンでは相手に「アクセル」と言わせるんです
それにしても殺陣は頑張ってたなぁと感心

あー宇宙船の機関部の空気圧調整だけで爆破は・・・
無理ないっすか
機関部制御装置の無効化とかにした方が・・
ついでに声だけでも機関長とか出したら
スタトレファンが喜ぶ?かも
「慈善家-フィランスロピスト」「屠殺人 ブッチャー」

「慈善家-フィランスロピスト」「屠殺人 ブッチャー」

名取事務所

「劇」小劇場(東京都)

2023/11/17 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

名取事務所のチラシは毎度定番のデザインとなり、自分はと言えば公演に足を運ぶ頻度も増えた。今回の二本立ても期待大で両作品拝見した。
「慈善家」は新作、「ブッチャー」は再々演(今回初の生田みゆき演出、これも期待大であった)だがどちらも初と思っていたら「ブッチャー」は再演を観ていた(初演を「見逃した!」思いが強く観た事を忘れていた。開演して気づいた)。
いずれも秀作。空間は一つで複数場面の兼用はなく、時間は時系列で進む。局所を描写したドラマから世界で起きている出来事(負の連鎖)を想起させる。「ブッチャー」は架空の国が設定されており、少なくとも大戦後の時代タームである事は分るが、残党狩りという事ではナチスを想像させるし、国内で起きた民族間対立という事ではルワンダ紛争、捕虜・囚人への非人道的処遇という点ではアブグレイブ刑務所を始め世界中にあった(ある)だろう専制下での政治犯の処遇を連想させる。伏せられた事実が一つ一つ明らかになるミステリー要素、深夜の警察署(?)内という密室サスペンス要素など戯曲が持つ面白さと同時に、それを高々と越えて来る圧倒的なメッセージ性(とそれを証明するための様々な身体的いたぶり)に息が詰まりそうになる。(終演後高山氏に寄って来た知人らしい女子学生(位の年齢)が「(すごい)面白かった」と漏らしていた。)
「慈善家」は大資本を牛耳る者、そのステークホルダーと、当事者を登場させて生き馬の目を抜く現場のリアルを描きながら、「金による支配」のテーマを伝える。理念の希求と財政基盤の葛藤、支配欲求からの上昇志向、それらを巡る本音と建前とプライドと正義へのこだわりが錯綜する。まずこちらを観て圧倒され、もう一方を観て(二度目の観劇だったが)更に打ちのめされた。

ネタバレBOX

「屠殺人ブッチャー」とはその者に付けられたニックネーム。巨大な肉を吊るすフックを囚人に対して用いるためそう呼ばれた。アキレス腱を切るのが、この道具の目的だ。激痛と、移動のためには這うしかない身体状況を与える。
彼は捕まらなかった最後の犯罪人で、かつての階位を示す印章と軍服に身を包んだ彼(高山春夫)が運び込まれた警察署に、若い弁護士(西尾友樹)が呼ばれる。彼は警官から事情を聞き、その老いた軍人の首には屠殺用フックが掛けられていて、フックの先に名刺が付いていた。その名刺の名前の当人が呼ばれた訳だった。異国語を話す軍人のため、やがて女性の通訳が現れるが、彼女はこの軍人を巡る弁護士との問答の中で、軍人と彼の関係を明らかにし、次に彼女の正体が明かされ、そこは密室となる。ここからが息の詰まる修羅場である。
この劇のテーマを当たり障りない言葉で言うなら、「法では裁けない罪を個人が法を犯して裁くことの是非」となるだろうか。だが劇が炙り出すのは「法で裁けない、裁かれない罪」とは何かだ。世界は慈悲に満ちた空間でも合理的なシステムでもなく、何らかの復讐が為される事の方が必然と感じられる事がある。この作品では、個人が受けた被害に対する個人的な復讐が要求されるが、その背後に他の多くの被害者(非対称な関係を背景とした)の存在が見えている。
ガザ地区、ヨルダン川西岸地区の人々が日々被って来た緩慢な非人道的扱いや攻撃を、その蓄積を、それ故に閉ざされた未来を、僅かながらの情報の中からも想像していた身(私)には、ハマスの攻撃は、後の事など考えておれぬ止むに止まれぬ挙であると同時に、誰か分かってくれこっちを見てくれと叫ぶSOSにも見える。自然の発露とさえ。そうとしか見えないのだ。
誰も公正に(この場合はイスラエルを)裁かないのなら一体法とは何か、という問題は日本も対岸の火事ではない。止むに止まれぬ挙が、ある法に違反しているとして、その前段に不公正な事実はなかったのかを遡及する想像力を持てるのか否かは、司法を含めて常に問われる。過去の何処か別の国の話でなく、今を突く話としてビシビシと見えない掌が叩いて来る。
作者は、肉親の「処刑」に立ち会わされた男にこう言わせる。「私は(復讐を)しない」「(貴方が想定している人間たちと違って)私は、しない」。
生田みゆき演出はこの台詞を殆ど囁くような小さな声で言わせていた。
このドラマの強調さるべきは「放置された加害/被害」の存在、と私は受け止めた故、復讐の連鎖を誰が止めるかのテーマは関連するとは言えまた別の立論となる。
彼は今為された復讐の起こる根源を理解したからこそ、「自分は復讐をしない」と言えた。テーマはそこに戻って来る。イスラエルが自分らが如何に酷い態度をパレスチナに対して取っていたかを理解するには、一人一人監禁して思い知らせるしかないのかも知れないが現実には不可能だ。それが出来るのが演劇であり、そして観客が受け止めるもの。
たわごと

たわごと

穂の国とよはし芸術劇場PLAT【指定管理者:(公財)豊橋文化振興財団】

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

最初何が起きているか不明な時間が過ぎて行ったが終ってみれば桑原裕子らしい再生の物語。役者も活きている。地方劇場から発信と言うと可児市芸術劇場(毎年秀作を出している)、時折北九州芸術劇場が、「芸術監督(作り手)絡みでない」プロデュース舞台を送り出してくれる。今作の企画者である穂の国とよはし芸術劇場は桑原女史が芸術監督で、就任以前からの縁があったよう。「たわごと」は今回上京し、お目にかかる事ができた。
しっとりと時が刻まれる瞬間が時折訪れる。リアルの時間、それを揺さぶるミラクルの時間。演劇という時間に浸る快感がある。

#34「闇の将軍」四部作

#34「闇の将軍」四部作

JACROW

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

第3話『常闇、世を照らす』
2020年初演。
政界叙事詩として完成されたジャンル。こんなやり方があったとは。脚本に唸らされる。
昭和49年(1974年)から平成5年(1993年)まで。
ロッキード事件には余り触れない。失脚した田中角栄が何とか時期を待って返り咲く雌伏の時代。観客は彼が返り咲くことはないことを知っている。しかし舞台上の角栄はずっとそれを信じて待ち続ける。決してこんな所で終わってなるものか!「天命」という言葉を何度も何度も繰り返す角栄。彼はそれだけを頼りにしぶとく生き延びる。
内閣総辞職、逮捕、自民党離党、それでも自民党最大派閥「田中派」の支配者として君臨。「影の総理」、「闇将軍」と呼ばれ党内人事を掌握。

盟友・大平正芳役、内田健介氏が素晴らしい。「なあ昔、俺達が夢見た日本になったのかなあ。」
山東昭子に福田真夕さん、菅野貴夫氏と踊る健康体操。
秘書を3役演じ分ける青木友哉氏。
辻眞佐に江口逢さん。
田中眞紀子に川田希さん。声を似せる。
小沢一郎に菊池豪氏。なんか意外な配役。
金丸信に岡本篤氏!役者が揃った!
竹下登(今里真氏)がキーマン。

竹下登の十八番、『ズンドコ節』。
講和の条約 吉田で暮れて
日ソ協定 鳩山さんで
今じゃ角さんで列島改造
10年たったら竹下さん

角栄側からの視点で政界を見るとこんなふうに見えていたんだなあ。いろんな出来事に合点がいった。
竹下登、金丸信、小沢一郎による「創政会」旗揚げによるクーデター。(後の「経世会」)。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

辻眞佐の登場。辻和子の娘は早逝しているので、「この娘は誰か?」と思って観ていた。二人の息子を置き換えたのか?と。時代とズレたファッションといい、角栄と決して同席しない事で辻和子の妄想の娘だったことに気付く。こういうアイディアが効いている。

一番の作品の肝になるのは竹下登の内面に渦巻く業。若き日、実父に肉体関係を迫られて懊悩する新婚の妻を酷くなじった竹下。「お前がつけこまれる隙を見せているからだ!」と。妻は帰宅してすぐ首を吊って自殺。それから竹下は全ての負の感情に蓋をして生きることとなる。内面に溜まった鬱屈したタールが吐き出す場所を求めて煮えたぎっている。
金丸信から「何故、総理を目指すのか?」と訊かれて竹下登はこう答える。「俺の内面の業を昇華し表現する為だ」と。一気に竹下登が魅力的な男に見える名シーン。

今ではロッキード事件とは、キッシンジャー大統領補佐官の陰謀だったと言われている。日中国交正常化、第四次中東戦争における親イスラエルから親アラブへの転換(キッシンジャーはユダヤ系)、日ソ首脳会談における北方領土返還交渉。田中角栄のやる事なす事が気に食わなかったのだ。
Free Flow Sensation!

Free Flow Sensation!

One Bill Bandit

中野スタジオあくとれ(東京都)

2023/12/09 (土) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

コメディタッチの作品、楽しい時間でした。

劇団壱 CE A WEEK

劇団壱 CE A WEEK

壱劇屋

萬劇場(東京都)

2023/05/15 (月) ~ 2023/05/15 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

これ、結構本気なんですが、自分の好みだと、今年やった壱劇屋東京支部(これは、ほんとにド素人参加OKのWS公演ですが)の作品のなかで、ピカルーンの次に好きでした。
個人的に、ワードレス芝居のほうが好きってのもあるんですけどね。
今年のワードレス芝居はこれだけだし、オリジナルの新作だし。
演者自体を個々でみて、減点法でアラを探せば、いくらでも見つけられるんだろうけど。
全体の芝居をちゃんと俯瞰でみたら、チケット代をちゃんと取ってても、この公演に及んでない舞台はいくらでもある。
物語性も良かったし、演者さんたちの熱から伝わってくる色んな感情が確かにありました。
今年、観に行って良かったと思ってる公演の一つです。

ブラック・フラッグ・ブルーズ

ブラック・フラッグ・ブルーズ

ミサキカク・秋月はる華共同プロデュース

小劇場 楽園(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/12/10 (日) 17:00

キャラメル作品色々観てるが本作は初見。初演時はTEAM発砲B•ZINと組んでたなんて懐かしい。
やっぱりキャラメル作品はわかりやすいしほろっとするし良いね。柱の使い方もなかなか。面白かった。

ガラリ

ガラリ

表現集団 式日

麻布区民センターホール(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2023/12/10 (日) 16:30

価格3,500円

千穐楽を観劇。蒼木鞠子さんの大御所感が良かった。
お芝居の内容としては色々思うところはある

ネタバレBOX

あの本は一体、何だったのか。
そして、はたして「ガラリ」と変わったのか。
記憶

記憶

劇団The Timeless Letter

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/02/18 (土) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

team想
なかなかの人数で紡ぐ世界はかなり不思議な物語
記憶 ってワードで色々と思い浮かべるものもあるんだが、思い出、そして絆みたいなものもあるのかもしれない
◯◯灯って感じが強いかもしれないんですけどね
そんな色んなものとタイトルみたいなものを考えてしまうような物語ではあったりする
それは魅力的なストーリー展開
ステージの使い方が結構個性的やったりもするかな
それはある意味ではキャストによっては固定された位置やったりするかもしれない
個人的にはこれはいい面と悪い面がある気もするんですよね
観たいキャストが見え難い位置だと絶望的って感じがあるのも事実かもしれない
とは言えそれぞれのキャストがいい感じに見られる構成にはなってる気がする
このあたりは上手いかな
そしてキャラの雰囲気も良かった印象
やはり杉崎おと さんの少しお姉さんぽい感じ良かったんですよね
少しお姉さんって感じなんだが、そこに弱さみたいなのが加わって
くめはるか さんの思春期の娘さんって感じも良かったんですよね
懐いてたころから父との接し方が難しくなる感じ良かった
そして佐々木英美 さんが今まで見た感じとは違った雰囲気の役
そしてある意味では素に近いそんな印象の役やったりしたかもしれないんですよね

team記
この物語はなかなかに大きなどんでん返しがある感じのストーリー
だからダブルチームだからそこのところの楽しみはリピートした時の感覚かもしれない
と言っても当然のごとくリピートとは違ってキャストが違うので、それぞれのパートが全く違う雰囲気
立ち位置も違うからつながり方も変化する
そしてセリフないところでの動きとかも違うから前の動きと後ろの動きで作り出す空気感も違うんですよ
このあたりもほんといい
キャラ自体の性格みたいなものもほんと違うなって印象
やはりこのあたりは作り込む段階でのそれぞれの役者さんの本から受け取ったものの違いやったりしますよね
それもほんと面白いし、実は性格逆?ってぐらいの変化がある人もいたりするんですよね
これは両方見ないと
大千穐楽は号泣してる人がほんと多かった印象
鳴り止みそうになったところから、息を吹き返した感じのダブルコールやった印象
この作品ほんと愛されてるなって感じやったかもしれないですね
お客さんの入りもかなりって感じやったのは座組がやはり素晴らしかったかな
吉田恭平 さんが雰囲気違ってて、途中でそう言えばって感じで一致したぐらいの変化
暗闇であの散らかし凄いかもw
やはり良かったのが愛恵 さん
ほんとこの女優さんは見るたびに全く違う空気感をまとってびっくりさせられる
今回セリフのないところもいいが熱い演技

三文オペラ

三文オペラ

兵庫県立ピッコロ劇団

兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)

2023/02/17 (金) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

稼働部分の多い感じのセットは場面転換ごとに複雑に組み合わせながら変化していく感じ
たぶん基本的には建築現場とかで使われる足場
それを上手く使われてるなって印象
そして繰り広げられるのはひとりのかなり自分勝手なんだけど、カリスマ性を持った男の物語
結末は普通とは…
曲がかなり印象的でこの世界を作り上げてる印象
オペラって言うからにはって感じなんですが、やはり基本は歌で紡がれていく感じの世界ではあるんですよね
ちなみにランタイムは95分+休憩(15分)+50分の160分ってなかなかの長い作品
とは言え見出すとやはり世界に入るのでそこまで長くは感じない
そのあたりは場面展開、物語のテンポなんかもいい感じに作られてるのも大きい
そしてエピソード的な感じもいいなって印象かな
しかしこの主人公って普通に考えると極悪人のただの女好きやったりもするんですよね
そんな存在がある意味ではひとつの国を揺るがすような存在にって感じではあるんですよね
それは巻き込まれていく人々が国に大きな影響がある人やったり、多くの人を巻き込んでいくから
そんな話の中やはりいい演技されてるのが木下菜穂子 さんやったりする
やはりこの人が作る空気感は見事なんですよね
そしてあれはアコーディオン?って演奏もされてたのが宮﨑佳恋 さん
途中バイオリンとコラボ
役も手下の時点でびっくりやったんですが、振り幅凄い

三文姉妹

三文姉妹

T-works

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

少し不思議な感じに始まる三人姉妹の物語
慌ただしく荷造りをする様で、何気に片付けより、昔話や、遊びに興じる
このあたりの行動も少し不思議ではあるんだが、仲の良さが伝わってくる感じではあるんですよね
ほんとその感じが楽しそうな3人って雰囲気
そして思い出の品が出てきて一瞬雰囲気が変わる感じもいいんだが、その時の動きがほんといいんですよね
そしてそこだけに集中させてくれない演出も巧み
ほんとこの序盤が上手いなって印象なんですよね
そしてそれはこれから繰り広げられる物語のちょっぴりの序章でしかない感じかな
当然3人芝居ではあるので、それぞれのセリフであったり、メインの時間が存在はするんだが、そんなことを忘れてストーリーに引き込まれてみてた感じ
ある程度は予想される展開ではあるんだが、いい感じに裏切ってくれる感じでもあるんですよね
時間を完全に忘れて引き込まれる世界
緩急の感じもほんと上手くて、いい感じにイベントがってのは演出の上手さですかね
そして?やはりこの3人の女優のポテンシャルが高い
相変わらずいい空気感を作り出してたのが是常祐美 さん
お姉ちゃんって感じに終始振る舞っているんだが、その実本心的には…って感じもほんといい
そしてはじめましてかもしれないのが原田樹里 さん
キャラメルは見てるから他でって可能性はあるが、雰囲気全く違う感じの可愛いさと美しさのバランスって感じ良かった
やはり丹下真寿美 さんが作る空気感は凄いですね
今回の役もほんと引き込まれる演技やった印象
やはりいいですね

ぱくっと! 2023(パフォーミングアーツ&コンテンポラリーシアター大阪 2023)

ぱくっと! 2023(パフォーミングアーツ&コンテンポラリーシアター大阪 2023)

大阪市立芸術創造館

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/02/04 (土) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ぱくっと!2023 Bブロック を観劇

劇団在りが欲しフィクシオン・デイ・ドリーム
不思議な雰囲気の作品はバスタブが印象的に使われてた気がする
この存在感が何気に大きかった気がする
作品の根底にある絶望って感じと2人のやりとりがシュールかな

雨と靴とララバイ
こちらも何気に不思議な雰囲気を持った作品やった印象
小道具の使い方も独特な感じで、靴から滴る水滴すら演出に入れてた感じなんですよね
なかなかに個性的な世界観やった印象の作品やったかな

三等フランソワーズさっちゃん とひとの気も知らないで の2作品
2作品ともに流石って思わせる、ほんと見事な完成度って思った感じ
さっちゃん
この作品は前にも見てるんですが、そうそうこんな展開やったんやって驚かされる作品
前半の心地のいい笑いいっぱいからの急激な雰囲気のシフトチェンジに度肝を抜かれるって印象の作品ですね
この作品ほんと3人の女優人がそれぞれ見事なんですよね
美香本響 さんの前半の威圧感の高い感じからの後半の動揺して自分を失う感じ
全咲愛 さんの年相応では無い子どもっぽい感じからの威圧感
そして木山梨菜 さんのだめ親っぽい感じからの芯を持った強い女
ほんと良かったです
ひとの気も知らないで
こちらも緩急が素晴らしいなって思わされる作品やった印象
3人で話す前半からの兄妹2人の会話、そして未来の旦那が戻ってきての雰囲気の変化が見事すぎるって思わせてくれる作品
倉増哲州 さんのあまり難しいことは考えない…考えられないキャラがあってこそなのかもしれない
そして中川浩六 さんのこの感じもほんとハマるんだよなって印象
そして全てを知りながらもって感じの #澤井里依 さんが見事すぎるって印象なんですよね

劇団CLOUD9 タイムカプセル
少し昭和って雰囲気がただよう雰囲気の作品
そんな感じで描き出されるのは昔の思い出のタイムカプセルの記憶
ラストはなるほどって感じやけど2択にも、妻なのかと思いながらも親って選択肢も

サカナ注意報 浮上
なかなかに美しく幻想的な世界って印象かもしれない
音と光が印象的な感じの作品やったのかも
少し不思議な物語ではあったりするが、彼女は現実としてはそこには存在してなかったんだろうか?って思ったり
色んな感じ方ができる作品やったのかもしれないなって気がするそんな作品やったかも
この不思議な感覚の作品でいい雰囲気を作られてたのが森下愛梨 さん
少しふわっとした空気感がなかなかにこの作品を盛り上げてた印象だったんですよね
ジンベイザメもいいアクセントかな

evkkMAORY 皮膚と心
レトロ感って感じが似合うんやないかなって思ったのがこの作品
明治、大正ってあたりの雰囲気なんやないかな
そんな作品を盛り上げるのは独特な演出やった気がする
それは個性的な傘に照明って組合せ
この薄明かりの中で繰り広げられる演技はさらに美しさや、妖艶さを格段に上げてた印象
そしてその雰囲気で魅力的な空気感を作り出されてたのが大下真緖里 さん
あのトランクに乗るのって簡単そうで凄いバランス
ほんといい表情されるなって演技が見事やったかな

三俣婦人会 庭には2羽ニワトリがいる
ここまでの作品とは全く違う雰囲気やったのがこの作品
ドタバタのようでかなり計算された作品って印象やったんですよね
何も考えずに楽しむのもいい

プリセット つ
コメディと言うよりコントって印象の作品やったかもしれない
そのあたりの切り分けって難しいところはあったりする印象ではあるんですけどね
作る側のイメージとかもあるのかもしれないんですけどね
どうなんでしょう?

羅針図 Compass
これは見るものを選びそうな作品だなって印象
設定的には地下?迷宮って感じを探索するイメージ
淡いランタンの灯りを基本に紡がれていく
宝を見つけると音が重なり増していくあたりが美しい
この演出の感じは京都の演出さん?ってなったのはかなり個人的な感覚かもしれない
薄明かりと強目の明かり、そして音で作り出す幻想的な世界かな
薄明かりの中の石川信子 さんの雰囲気、微かな表情が印象的やったんですよね
動きも優雅でこの作品をさらにって感じ

トランスパンダ キラキラヒカル
今日1番ガッツリとって感じやった作品
妄想と現実が入り乱れる感じのなかなかに見応えのある物語
同時に回想、それもこの人とこの人のって感じに展開されていくのはなかなかに珍しい演出やったかもしれない
しかしその感じがまた良かったりする印象
竜崎だいち さんは2週連続の本番
主役の女優さんなんてお名前だろう?
表情良かったんですよね

Micro To Macroさんは 真夜中を飛ぶ
始まり方から一気にこの世界に引き込まれる印象の作品
やはりミクマク さんは曲が魅力的なんですよね
そして今回の曲の感じもかなり好み
小山栄華 さんのテンション高いキャラと #泥谷将 さんの渋めのキャラのバランスいい
チンピラも良かったですがw
やはり石井テル子 さんの歌声って魅力的
マイナンバーが頭から…
そしてむらたちあき さんの歌声もいいですね
今回の雰囲気ほんといいんですよね

じゃぷナー観 Japnakanさんは 雨後の空のアト
かなり不思議な感じの物語は知識あるともっと楽しめたのかもしれないなって感じですかね

劇団イタカダラ変わった空気感を作られる座組やなって印象
これはコントって感じなのかもしれませんね
少し強調しすぎてオチが前半で…って感じはあったかもしれない

カラ/フルさんは ぶらんこのキィキィする音
精神的な部分を上手く表現されてた印象の作品やった気がする
それはブランコであったり雨音であったりって感じかな
そして役者が作る空気感が見事やなって印象
橋本浩明 さんがなんとも言えない感じの葛藤する男をって感じなんですがこれがなかなか
そしてそこにからんでいく要小飴 さんがいいんですよね
落ち着いてるようで、私が落ち着かないとって感じがなかなかに見応えあったかなって気がしたかな

白いたんぽぽ さんは ひももも
個性的で不思議なんやけど魅力的な世界って印象
かなり心の闇みたいなものご見え隠れする作品ではあるんですけどね
とは言え目に飛び込んでくるものが斬新って感じ
役者さんの演技自体もなかなかに引き込まれるものがあって、他はどんな感じの作品をされるのか気になった感じ
主役の紐にって感じの女優さんがなかなかにいい表情されてたんですよ
とは言え他もかなりいい雰囲気で盛り上げられてた作品やった印象ではあるかな

うさぎの喘ギ さんは 睡眠のパフォーマンス
これはどう判断したらいいのかなってなったかもしれない
ほんとはどうしたかったんだろう?
何を作って上演ってかたちをって思ったんだろう?って感じやったかも
わかる人には?

街の劇 さんは 凝縮へんりぃ八世
かなり長いお話をわかりやすく、しかも薄まらない感じにここまでギュッと1本の作品にしてるのは見事としか言えない
そして楽器を使ってさらにその世界を膨らませる
前の作品を考えての冒頭のパフォーマンスから見事なんですよね
そこで一気に空気を変える
そしてこの世界にもっていくのは見事すぎるのはやはりポテンシャルの高さですね
そして本編はさらに盛り上げ方が上手くてびっくりするほどいい作品見たなって印象

にほひ さんは 海へゆく花筏
この作品かなり色んなものを想像させる
それは直接的な感じなのにどこかボヤッと表現されてる
そのボヤッとは悪い意味ではなく見るものの感性にゆだねるかの様な印象やったんですよね
なかなかにそんな感じもいいなって思わせてくれた作品
そして雨音の使い方が独特やなって印象やったかな
塗木愛 さんの表情とかも良かったんですよ
秘めた感情って感じも
そして最初から引き込まれたのが香川由依 さんの空気感
そして魅力的な表情やったかも

THE GO AND MO'Sさんは 黒川の煙
今日の構成は漫談、講談、コント、体操でしたかね
ほんと毎回多彩な構成でって印象なんですよね
そして異質な感じの体操って?最初なりますよね
そして始まってみると劇団太陽族 さんの森本研典 さんもご出演って感じ
THE GO AND MO'Sさんって意外に結構見させていただいてる感じなんですが他のご出演者さんがってのは初めて見たんですよね
そして個人的には今回が一番暴れっぷりがおとなしかった印象w
なかなかに正統派スタイルでって…体操も少しおとなしめやった気さえするかもw

ノラ さんは 澄
なかなかに幻想的な空気感の作品やった印象
くじら、あなた、わたしてワードが耳に残るそんな印象の作品やったかな
かなり抽象的に描かれた作品なので、どこまで作り手の思いを理解できてたかは微妙かもしれない
恋することに裏切られた、そして自分の居場所がって感じかな
静かな感じなのに体力勝負
運動量半端ないし距離感もかなり難しい
そして照明がほんと幻想的な美しさを作ってました

最果て近辺

最果て近辺

room404

スペースコラリオン(大阪府)

2023/02/03 (金) ~ 2023/02/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

なかなかに重たくも感じるが、それだけではないって印象の作品
始まって少しすると若干の違和感
でも物語が進んで行くとこの違和感がある意味では演出、そしてわざと作り出されたものだってことを知るのだが…
大きくはふたつの異なった世界で進んで行く物語
当然のごとくそれが触れ合って溶け合っていくんだが、全く異なるふたつの世界
このあたりの全く違う雰囲気がこの物語を魅力的にしてた印象
そしてそれ自体がある意味では虚構やったのかもしれないんですよね
しかも両方ともにって感じなのかもしれない
なかなかに深いなって感じかもしれないなって設定ではあったりするんですよね
なかなかに面白い
しかしほんとおもしろいのは、最初に書いたが間違いなく、誰が見ても思う感じの違和感なのかもしれないんですよね
そしてそれが意外な感じに解き明かされて行く感じがなかなかに良かったりした印象やったかな
ありそうでない感じの展開やったかもしれないなって感じかもしれない
なかなか難しい役をいい雰囲気でされてた印象なのが石崎紗耶 さん
写真撮らせてもらったら良かった…
そしてもうひとりが結構意外な感じの役を今回されてた髙野亜実 さん
ここまで見させていただいてた感じとは全く違う雰囲気が良かったなって印象
こんな感じも似合いますね

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