
花と龍
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)
2025/02/08 (土) ~ 2025/02/22 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/02/09 (日) 14:00
価格8,800円
実験的な舞台だったんだと思う。自分はなんとか焼きそば1つとビールを1本買えたが、売り切れで買えなかった人も多そうだった。
舞台上で買い物をし、飲食し、あるいは自分の席で飲食しながら舞台を観ようとする。まるで「闇市」だなと思った。ある種のうしろめたさと活気。
しかしながら、ひろびろとした桟敷席はともかく、通常の1階の座席で焼きそばとビールを飲むのは隣の人にとても気が引けた。音がどうしてもしてしまう。
観客、地域のお店、役者の境目が「闇市」的な雰囲気の中で不思議に混ざり合い、ある種の活気として認識され、それが上演内容のイメージともマッチして独特の世界を形成することには確かに成功していたが、やっぱりどこかに中途半端なところがあった。現代劇場でできる限界なのだろう。

六道追分(ろくどうおいわけ)~第六期~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/06/25 (水) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
龍チームを観劇しました。
第三期を観て内容は分かっていましたが、役者さんが違うので、違った雰囲気があり新鮮でした。
ストーリーは現代要素や笑いを交え観易く、ダンスや衣裳も華やかで目が離せませんでした。
ラストは残酷ですが、悲しくて美しくて涙腺が緩みました。
他のキャストでも観たくなる舞台だと思います。素敵な舞台でした!

晩節荒らし
らんぶる
新宿シアタートップス(東京都)
2025/07/02 (水) ~ 2025/07/09 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
二人のベテラン個性派男優が一人多役で次々と目まぐるしく役を変えて演じ分けていくところが見所で、ストーリーはそのために作られていてとっちらかっているし、役が多すぎてどれが誰なのかわからなくなるきらいがあるのは否めない。あくまでこの男優二人のプレイを楽しむための芝居と思えば良い。

六道追分(ろくどうおいわけ)~第六期~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/06/25 (水) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
倉田瑠夏さんさん出演。
28日(土)マチネの龍チームを観劇。
同じ演目で期ごとに演者さんを変えるロングラン公演。5月頭の時点で第1期、第2期と上演していることは知っていました。倉田さんの出演が発表されたとき、第6期まであるとはすごいなあと思ったところ、なんと第8期まであるとか。すごいですね。
パンフレットの巻末に、他の演目との相関図が。「旅シリーズ」として6演目が関係あるようです。正月に観劇した「冥途遊山」とも少しだけ関係があるようですね。自分は聞き逃したようですが台本によると、序盤のセリフに冥途遊山の登場人物の名前が出ていたようです。
三吉 役は剣チームの寺田遥平さんでした。龍チームの笹尾ヒロトさんがもともとこの日に仕事が入っていたことによる、予定通りのシフトだったようです。貴重な回になりましたね。

グッジョブ
や印企画
シアター711(東京都)
2025/07/01 (火) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
勢いがあって面白かったです。おっさん、全員神さまかい!と一人でツッコミ入れてました^^ いやー、それにしても、紅一点の神さま、きれいですね。まさに女神でした。見た目の美しさと口の悪さにギャップ萌えしましたw 舞台のタイトルがグッドジョブですがグッドゴッドが裏タイトルでもありますね。ブラックな職場がホワイトな職場になっていく流れもすごくよかったです。いごこちよかったです^^

滝沢家の内乱
加藤健一事務所
かめありリリオホール(東京都)
2025/07/01 (火) ~ 2025/07/04 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/07/03 (木) 14:00
座席1階
南総里見八犬伝を著した滝沢馬琴一家の物語。カトケン事務所で4演目となる舞台だが、自分は初めて拝見する。今作は、加藤健一自らが演出した。出演は滝沢馬琴を演じる加藤健一と、馬琴の息子の嫁・お路を演じる加藤忍の二人だけ。「師弟関係」と称される二人の息がぴったり合った演技の細部が見どころだ。
名作を書いた著名戯作者だが、生活は苦しい。馬琴の妻・お百や息子の宗伯は病気がち。薬づくりをするお路の稼ぎが頼り。日々の暮らしから逃れるように屋根に上って星空を眺める馬琴。寄り添うように自分も屋根に上るお路がけなげだ。
馬琴はしだいに視力を失い、執筆が不可能になる。「武士にしたかった」という長男の宗伯も死んでしまう。「まだ若いから自由に生きなさい」と滝沢家を出るように言う馬琴だが、お路は馬琴の申し出を拒み、まともに字も書けないのに馬琴の指導で口述筆記にのめり込む。
15分の休憩をはさんで2時間半。2人は舞台の上でも固い絆に結ばれた師弟関係となって二人三脚で大作を完成させる。難しい人名の漢字を筆を後ろから握って教える場面など、この2人ならではの美しい演技が続く。加藤忍の澄んだ声、今や老境を演じさせたら右に出るものはいないと思われる加藤健一の名演技が舞台の感動を高めていく。
ただ、今作でお百の声を担当した高畑淳子、宗伯の声を演じた風間杜夫が舞台に登場しないのはいかにも惜しい。せめて、病気ではあるものの馬琴に絡みつくような生活を続けるお百を演じた高畑淳子は、声だけではもったいない。確実に馬琴とお路を浮かび上がらせる名バイプレーヤーの役割を果たしただろうと思う。
今作は長野県や島根県などの地方公演が8月まで続く。加藤忍と加藤健一が出るカトケン事務所のお芝居ではトップレベルの秀作だ。見ないと損するかも。

パトリオット
劇団チャリT企画
新宿シアタートップス(東京都)
2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/06/27 (金) 14:00
東京都庁が半壊との報にビルの地下に逃げ込んだ面々が体験する「世にも奇妙な一夜」。奇しくも前日に観た吉祥寺GOLLIRA「人間のあくた」と通ずるもので始まるが本編で描かれるのはそれよりも80年前の太平洋戦争関連のこと。
そこに怪談、それも古典的な心霊系のものではなく「ある筈のない階に止まるエレベーター」系の「現代怪談」ネタを交えて展開するのがこの時期にピッタリ。
さらにこの会場の機構を使った兵士登場のギミックと意外なオチも見事。
あと、漠然と「真夏の夜の夢」を想起。
一夜の幻想だったり異質の集団が出てきたり……

グッジョブ
や印企画
シアター711(東京都)
2025/07/01 (火) ~ 2025/07/06 (日)公演終了

ケルベロス
バカバッドギター
雑遊(東京都)
2025/06/28 (土) ~ 2025/06/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
解散と何度か唱えて、その度に復活するバカバッドギターを悪く云う者は余り居ないような気がする。というのも演劇は一種の麻薬のような吸引力を持つ芸術だからだ。誰が好き好んで離れたりするものか! んなこたあ、謂わずもガナなんである! 華4つ☆

「夏の日の陽炎」
劇団麦の会
横浜にぎわい座・のげシャーレ(神奈川県)
2025/06/14 (土) ~ 2025/06/15 (日)公演終了
実演鑑賞
1999年初演で、横浜の市民劇団、麦の会が定期的に上演を続ける太平洋戦争の銃後の人々を描く130分(10分の休憩込み)。6月15日まで、のげシャーレ。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/07/post-5d5919.html

ENCOUNTERS with TOO MICHI
THE ROB CARLTON
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/06/11 (水) ~ 2025/06/15 (日)公演終了
実演鑑賞
京都を拠点とする劇団の新作。東京では5回目だそうだけれどワタシは三鷹に続いて2回目。6月15日まで赤坂RED/THEATER。80分。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/06/post-81f08b.html

煙が目にしみる【Mura.画】
Mura.画
劇場MOMO(東京都)
2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ないたり、笑ったりが忙しかったです。日本人特有の気まずさやちょっしたお節介のようなものが心地がよかったです。面白ろかったです。

はぐらかしたり、もてなしたり
iaku
シアタートラム(東京都)
2025/06/27 (金) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
(笑えた度)4(今感)4(完成度)5
ありふれたラブストーリーについて語るオーセンティックにしてモダンなメタフィクション。
完成度はすこぶる高い。
和製オフブロードウェイの傑作ストレートプレイ。

MY TYPE~早乙女琴子の場合
東京夜間飛行
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2025/06/28 (土) ~ 2025/06/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/29 (日) 13:30
東京夜間飛行の大阪公演、とても楽しかったです!
ピアノ、二胡の生演奏も新鮮でした!
一人芝居でしたが、アラフォー独身OLやガーベラ夫人など何役もこなし、東京での活動がメインでありながらも、大阪公演だからか大阪を舞台にした内容で楽しませてくれました!

KYOTO
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2025/06/27 (金) ~ 2025/07/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/07/02 (水) 14:00
座席1階
エクソン・モービルなど石油メジャーが雇ったロビイスト(弁護士)の視点で描かれる、京都議定書の舞台裏。ロビイスト、ドン・パールマンを演じた円城寺あやの開幕から終演までの膨大なセリフ量には感服する。燐光群を代表する役者だが、2時間40分の独り舞台といっても過言ではない。わずかにセリフが飛んだりしたところもあったが、その熱演を汚すものではない。ただ、男性をなぜ彼女に演じさせたのか、最後まで違和感が残った。男性の俳優陣に適任はいなかったのか。
国際会議の舞台裏を垣間見せるという会話劇としては面白い。ただ、描かれた各国の駆け引きは今一つ臨場感に欠けたというのが素直な感想だ。利害が対立する多国による国際会議の場で出てくる取引材料は多彩で複雑。見せ方が難しいのは理解できるのだが。
また、京都議定書に至る地球温暖化問題の推移はIPCC(気候変動に関する政府間パネル)設立から説明されるのだが、たぶん、事前の知識がないと一連の流れを理解するのはとても難しい。パンフレットの「気候変動問題の基礎知識」を一読してから、あるいは事前に調べてからスズナリに行くことをお勧めしたい。
京都議定書の最大の価値は、温室効果ガスの削減量と達成期限について締約国に法的に義務付けたところにある。劇の最終盤でこの一番大切な交渉の状況が描かれるのだが、議長の専横的ともいえる指揮で議定書採択にこぎ着けたというのは本当なのだろうか。初めて知って驚いた。
また、石油ロビーの視点で描かれると書いたが、そもそも米政府(共和党)とつながりがあるロビイストが、正式な国際会議の室内に堂々と入れるものなのだろうか。こんなこと(ロビイストが会議場で暗躍して議定書をつぶそうとする)が事実なら、会議の運営自体がかなり不公正だということになる。これも勉強不足で知らなかったのだが、COP(締約国会議)のセキュリティーは相当緩いんじゃないかと勘繰ってしまう。
もちろん、会場の外から当時はまだあまり普及していなかった高級な携帯電話でサウジなどに指示するという場面もあったのだが。ちなみに、当時の米国製携帯電話の着信音はリアルだった。
演劇として、地球温暖化の国際会議という基礎的な部分を客席に伝えなければならないところに多大な苦労があったと思うが、説明部分だけでなく、せりふも全体的にとっちらかっている印象だ。もっとクリアにしてもらわないと、客席はおいてけぼりになる。このあたりを少し簡潔明瞭にしてもらえば、2時間40分という長尺にはならなかったのではないか。

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/(東京都)
2025/02/24 (月) ~ 2025/02/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/02/24 (月) 14:30
価格0円
物語は泣くほど感動しました。劇場内でもあちこちで涙している人がいて、お話が本当に良かったです。会場も素敵なホールで座席も映画館のようにゆったり観ることができ、随所に観客へのサービス精神が感じられました。場面転換は素人な感じがありましたが、それも手作りな雰囲気で小さい劇団ならではだと思いましたし、劇団も自分たちの拙さを承知しての初回無料公演だったのではないかと思います。そこは今後に期待ですね。これからも応援しています!

人間のあくた
吉祥寺GORILLA
上野ストアハウス(東京都)
2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

此岸と彼岸の間
獏天
劇場MOMO(東京都)
2025/07/01 (火) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
若さあふれる舞台で、戦うシーンは特に迫力満点でとても見応えがありました。現代のあらゆる問題に切り込んでいく考えさせられる舞台でした。怪我なく千秋楽を

煙が目にしみる【Mura.画】
Mura.画
劇場MOMO(東京都)
2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
千秋楽、ウミネコチームを観劇。コミカルとシリアスの要素の配合が絶妙でラストまで目が離せない。
「死者の姿が見えるおばあちゃん」という設定は舞台だからこそ生きてくると思う。観る者との一体感が生まれる、という意味で、映像作品ではなし得ない舞台ならではのマジックである。
現実感のないストーリーは、ともすれば絵空事のように感じてしまうこともあろうが、役者陣の演技力が素晴らしくリアル感があった。特に祖母役の妻木さんのちょっとオーバーなコメディエンヌぶりは作品全体の空気感を作っているようで素晴らしかった。(キーパーソン的な役柄だし)
帰途、プラターズの「煙が目にしみる」が脳内リフレインしていた。

人間のあくた
吉祥寺GORILLA
上野ストアハウス(東京都)
2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/06/26 (木) 14:00
冒頭、出演者たちが状況設定を次々に口にする時から「それってあのこと?」なイマのあれこれが複数出てきて驚愕。そこからの本編にもイマの情勢を思わせるものがあり「これ、下手すると数年後にこうなることもあるのでは?」と不安を煽られる(笑)。
しかもそれが写実的な装置で演じられるのでタチが悪い(褒め言葉)。
平井さんによれば「脚本に現実が近付いてきてしまった」とのことだが、ホントに変な世の中になったモンだ。
そんな中、笑いや「あ、そうだったのか」と胸を撫でおろす場面などがあってそれが良い緩衝材になっていたような。また、会社や団体の名称にもニヤリ。
力作にして問題作、面白かった。