
二十日鼠と人間
Quaras
東京グローブ座(東京都)
2018/10/03 (水) ~ 2018/10/28 (日)公演終了
どん底がロシアなら、こちらはアメリカの季節労働者の群像劇だ。人情劇の面もあってよく日本でも取り上げられるが、やはりお里は争えない。これはやはり、多民族、移民国家のアメリカの物語だ。
今回の上演は、ジャニーズのファンサービスのような公演で、私が観た回は平土間の一階に男性の観客は一人もいなかった。全員建くんの女性ファンである。そういう目的の芝居もあっていいのだが、主演者を考えればもっとやさしい演目があるのではないかと思う。また、演劇に向いているタレントとステージショーの方がいいタレントがいる。演劇が解る、と言っては語弊があるが、演劇的表現にセンシティブは人と、タレント表現や、ビジュアルで行ける人とは違う。そこをタレント事務所は冷静に見なければ。どちらがいいと言う事ではないのだ。タレント性だけで一晩の劇場を埋めるだけの観客を集める人もいるのだから。2時間45分。生音楽で盛り上げ、周囲の俳優たちは演劇にしようと健闘している。

月極セイラ ゴールデン★ベスト
Dr.MaDBOY
スタジオ空洞(東京都)
2018/10/03 (水) ~ 2018/10/08 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2018/10/04 (木) 19:30
チラシの80年代感に惹かれて観劇。やや勿体ない印象が拭えない。若くして死んだアイドル月極セイラの関係者が集められるが、その人物達が次々に死んでいく…、という謎の提示は悪くない。また、それぞれの関係者のセイラ像が異なることを5人の女優にセイラをやらせることで表現するというのも悪くない。ただし、謎は最後まで明確には解けてないし、失踪した上野はどうしたのか、等、回収されないエピソードが多いのが勿体ない。女優さんは皆さんキレイでアイドル感満載なので、女優ファンには最前列で観られることを勧める。後、役者の名前だけでなく、配役表が欲しい。

誤解
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2018/10/04 (木) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

塒出(とやで)
STスポット
STスポット(神奈川県)
2018/09/28 (金) ~ 2018/09/30 (日)公演終了
満足度★★★
ダンス系パフォーマンスの拠点STスポットに詣でる機会が多くなった。今回は新聞家主宰の人×ダンサーのコラボという事で、未見かつ評価も知らない二人の作品を観に劇場に足を運ぶ。全くの白紙で観劇に臨んだ者がそれなりに「二人が組んだ理由」を、僅かでも納得して帰る事が「成果」と言えるとすれば、私には殆ど成果が見出せなかった。
先立っての三条会の芝居の序盤、生徒が延々とふざけながら「ひかりごけ」を読む場面が続いた時、お年を召した一人のお客が席を立って行かれた。何を見せられているのか判らなかったのだろう。演劇の「進化」の過程とはそういうものだと納得しているつもりではあるのだが。

ピタゴラスのドレス
DOOR
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2018/09/06 (木) ~ 2018/09/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
評判を耳にしていましたが、なかなかタイミングが合わずで、今回初DOOR。
お兄さんの準備していたスピーチが素敵すぎて。そっかぁ、私にも自慢できるものがあるんだなぁって、心がぐわぁんぐわぁんきました。
観に来れてよかったなぁって思えるステキなお話でした!

ミカンの花が咲く頃に
HOTSKY
アトリエファンファーレ高円寺(東京都)
2018/10/03 (水) ~ 2018/10/07 (日)公演終了
満足度★★★★
最初のうちは人の出入りや時制のアレで少々戸惑ったが、意味が分かってからぐんぐん引き込まれた。観劇から離れている時期が長かったので、西山水木さんは自分が小劇場通いを始めた◯十年前頃によく見ていた女優さんのイメージしかなく、こういう演出をする人になったのかと感慨深いものが。

さよなら竜馬
おうさか学生演劇祭(合同会社HOP)
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2018/09/27 (木) ~ 2018/09/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
膨大な台詞量と方言にテンポの速さ。大熊さん演出ならではの、壱劇屋さんらしいパフォーマンスあり。若手劇団員と学生で作られていることを感じさせられないクオリティとエネルギー量。圧巻でした!ステキなお芝居を魅せていただきました。
福富宝さんと田中穂先さん。このお二人の冒頭シーンがとっても素敵で、とっても惹き込まれました。歴史苦手な私も幕末の世界にグググっと入ることができました。

空っぽフラレーター
制作「山口ちはる」プロデュース
シアター711(東京都)
2018/10/03 (水) ~ 2018/10/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
空っぽフラレーター初日観劇!
夏めいろめいろ~3連続観劇中で今年6作品目あたる!
セットはシンプルいつも音響と役者演技で表現するスタイルでそれでも背景が映る凄いなー!
花ちゃん演じる三宅ちゃん表現力、演技力凄い何か愛くるしいていらい可愛い!
笑い所各所散らばっていて、お得な10話でまるで恋愛ドラマ観ている感覚でとても面白かった!
本当に素敵な世界観だわ
年内残り3本舞台あるらしい!
2:本は行く予定!

『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』
オフィスコットーネ
小劇場B1(東京都)
2018/09/20 (木) ~ 2018/09/27 (木)公演終了
満足度★★★★
「テロ」という括りでの二作品の企画はおそらく、後半の海外戯曲「US/THEM」が端緒でこれが短尺である事からもう一作品、ここでプロデューサーの着眼はノゾエ征爾氏に。そこで氏からは既成作でピッタリのものがある、とこれを紹介されたという(今回は短縮バージョン)。
が、演出の山田佳奈(口字ック)がパンフに書いたとおり(テロを予感させる非日常性ではなく、日常の延長にしか見えない、との趣旨)、比較的のどかな不条理設定の芝居になっていた。最後になって「テロ」が横行する現実が種明かし的に浮上するが、この展開はそれまでの会話劇と乖離がある。そういう演出にしたのか、元々戯曲がそうだったのかは分らないが。
企画との整合性はともかく、よく書けた不条理(系)劇と思った。例によって自分はキャストも作者も演出も事前に把握せず劇場に駆け込んだから先入観無し。休憩時に作ノゾエと知って驚いた。やはり書ける人は違うな・・と。はえぎわ観劇2回、いずれも不条理度が高く、今回がむしろ「まとまった」芝居に思えたのだ。
その上で・・ 妙齢の男と女が、「人が殆ど通らない閉じた空間」に、女が動けず男が自由に動ける状態で居合わせるという設定は、様々な意味で制約も多いが、戯曲は様々なアレンジが可能に思われた。「まずこっちでしょ」と客席から突っ込みが入りそうな「こっち」の深刻さに見合わない話を延々と男が続けている。男のキャラ設定も多様にあり得て、それによってドラマの色合いが変わって来そうだ。ひょっとして「テロの影が見え隠れする世界」を暗喩する芝居にもできたのではないか・・と思えたりもする。
男役の政岡氏がある程度キャラを限定する風貌に思えるが、キャスティングの意図はどのあたりにあったのだろう、と気になる。もっと狂気じみた男が期待されたのでは・・と少し思った。女を助け出すより、助けようとする時間が延長される事を望んで立ち回っている、その動機は最終的な「行為」なのか、交際相手なのか、彼が名乗っているとおり劇作家目線でのネタ探しなのか。このネタ探しの線が濃いのだが、芸術家がなべて持つ偏執的行動として、成立させる事が必要で、最後にイメージを払拭するどんでん返しがあってもいいので、最初はまずその線を強く押し出して良かったように思った。
二人芝居だが、途中で女の携帯電話を通して女の古くからの先輩という人物が「登場」し、どうやら近くに住んでいる事も判明する。ラスト近く、男と女が紆余曲折を経てある接近を遂げた後、建物から出た男を、女の先輩がなぜか持っていたピストルで撃つ。話は「心の接近」というハッピーエンドの予感を断ち切られる事の「不条理」を、悲劇的結末と感じるようなアレンジで語られている。劇的ではあるが、突然銃を持って窓から見下ろした所にいた男を撃つ、という出来事は偶発的なものとしても突然すぎ、理想的にはなんらか必然的要素が欲しいが、希薄。ラストが浮いてしまう。喜劇テイストでの台詞劇、熱演であったが、何かが惜しいと思った。
後半は学校体育館を舞台に起きた襲撃事件で、そこに閉じ込められた生徒のうち二人(男女)が代表して、テロリストら様子などを実況中継する。従って基本はナレーションで、綱を張ったり周囲を回ったり肉体の動きが間断ない。野坂弘と尾身美詞、余談だがお似合いの年格好とキャラだな、と妙な関心で眺めてしまった。スズキ拓朗演出、なるほど。と後で納得。
二人が動き喋りながら張られて行く綱が、ある時緩み、その時私らはなぜ犯人らが天井に爆弾を仕掛けていたのかが分る。体育館の天井が爆発によって大量のがれきとなり、人々の上に降り注ぐ。
チェチェンでの実際のテロ事件を、詳細に、そこにいた者の目線で綴られたテキストは近年欧州で上演され話題になったものだという。
日本は、報復の悪循環としか見えないテロなる代物と、どう向き合えば良いのか、どう考えれば良いのか・・難しい問いにみえる。だが9・11で米国は「悪」に対する報復を宣言し、富を占拠する側とそうでない側との対立において富者は歩み寄らずシステム維持に汲々とするか、相手を叩きのめすのだという事が露呈した。日本はテロを「受ける側」だと自認する人が多いが(客観的情勢としては現在その通りだが)、逆もあり得るのが人間であり社会。変化の可能性の広がりの中から人は普遍的なものを探ろうとする。日本が凋落するなんて有り得ない・・この発想だってその意味で「偏狭」の名に値するだろう。正しく凋落していくべきだ、その道を見据えようなんて事を著名な演劇人が書いてたな。
テロによる悲劇を淡々と描いた今回の作品には、テロリスト=悪という単純図式はなかったと思う。が、淡々と描く悲劇はどうしてもそれを引き起こした者を「悪」として炙り出す効果がある。また、動きの多い「飽きない」舞台ではあるが、言葉への集中がその分(助けるよりは)削がれたように思った。

舞台『スペーストラベロイド』
合同会社シザーブリッツ
上野ストアハウス(東京都)
2018/10/02 (火) ~ 2018/10/08 (月)公演終了
満足度★★★
前半は日替わりネタなのか役者の自己満足のようなものが多く客席も湧いていなかったが、後半は物語が進むにつれて畳み掛けるような笑いが続き面白かったです。

Naked Girls - 裸の女達
劇団ノーティーボーイズ
ブディストホール(東京都)
2018/10/02 (火) ~ 2018/10/07 (日)公演終了
満足度★★★★
レトロな感じの話でしたが
何ともいえない味があって楽しめた
2時間超えの作品ながら退屈や眠気は出なかったデス
開演時間も守ってくれて心地良かった(^-^)

Naked Girls - 裸の女達
劇団ノーティーボーイズ
ブディストホール(東京都)
2018/10/02 (火) ~ 2018/10/07 (日)公演終了

空っぽフラレーター
制作「山口ちはる」プロデュース
シアター711(東京都)
2018/10/03 (水) ~ 2018/10/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
制作「山口ちはる」プロデュース Vol 19「#空っぽフラレーター」を観劇。この1年で6度めの観劇となる山口ちはるプロデュースさんは、しかしこの間に12個の公演を打っている・・恐るべし
このところ、すっかり三宅里沙オシな私ですが、今回も素舞台のど真ん中で大爆発しています。スゴイです。
北◯悦◯子のトレンディドラマと見紛うほど!? の超ライトなラブストーリーだけど、達者な役者さんたちが超全力でアツく展開すると、こんなにも魅了されるものなのか... 1時間45分がホントにアッという間でした♪
お相手役の安楽信顕さんと、(みんな思ったでしょうけど)西出結さんが特に印象に残りましたが、スキのない展開力で素舞台を素舞台と感じさせない役者さん全員に拍手です!

演劇魂
劇団Please Mr.Maverick
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/09/26 (水) ~ 2018/09/30 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2018/09/27 (木) 19:30
価格3,500円
「総論賛成各論反対」的に全体としてはいろいろな意味で面白かったのだが不満点とダメなトコもあったのが惜しい。

時を接ぐ
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2018/09/26 (水) ~ 2018/10/07 (日)公演終了
満足度★★★
面白い素晴らしい舞台でした。主人公が語り部として登場し、自身の半生を話し始めながら過去の場面が展開され、その場面の中にも語っていた役者が入って演じる。実に面白かったなあ~。

燃えひろがる荒野
ピープルシアター
シアターX(東京都)
2018/10/03 (水) ~ 2018/10/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
期待通り見応え十分!一つのセットであれだけの切り替えを自然に行なうとは…。躍動感がすごいマッチ。あの時代の時間のな早さを感じました。4兄弟の生き方、自分はどれなんだろう?悩み懸命に生きる姿は今も変わらないんですね。逆に価値観が変わっていく怖さも描かれていて、これは警鐘?見応え十分の舞台でした。

僕が嫌いな音
さるしばい
萬劇場(東京都)
2018/10/03 (水) ~ 2018/10/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
大家族の日常を描いた今回の作品。とっても人情味溢れるあたたかいお話で、後半は涙が止まりませんでした。親が子を想う気持ち、子が親を想う気持ち、どちらも健気で良いなぁ
笑いで泣かされたのも久し振りです笑
素敵な時間をありがとうございました!

燃えひろがる荒野
ピープルシアター
シアターX(東京都)
2018/10/03 (水) ~ 2018/10/08 (月)公演終了
満足度★★★★
天才作家、船戸与一の魂は未だ燃えたぎる。氏の遺した浪漫が舞台上の荒野に吹きすさぶ。日本の黒歴史、幻の満州国。四兄弟の視点からそこに確かに生きていた者達の息遣いを聴く。シェパード犬の猪八戒がPUNKでかっこいい。確かに船戸与一の作品であった。アブサンを飲みたくなる。観た方が良い。

what's your destination?
遊々団★ヴェール
TACCS1179(東京都)
2018/10/03 (水) ~ 2018/10/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/10/04 (木) 19:00
座席1階
とても素敵な舞台。
脚本が素晴らしい。
最後まで、ひきつけられる、ひきこまれる舞台。
笑いもあり、泣けてくるところもあり、心がほっこりとする舞台。

燃えひろがる荒野
ピープルシアター
シアターX(東京都)
2018/10/03 (水) ~ 2018/10/08 (月)公演終了
満足度★★★★
第1弾の燃え上がる荒野を観ていないことと歴史に疎い私にはわかりにくい部分もありましたが、スケールの大きな芝居でした。2時間15分楽しませてもらいました。