
ただいま
劇団こふく劇場
こまばアゴラ劇場(東京都)
2018/12/12 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★
■約125分■
人間という小さなものと、人間にはどうにもできない大きなものを、とても精緻な演出で描き出した好編。アゴラ初演時に好印象を抱いた大浦愛さんも見たかったなぁ~…。

氷の中のミント
穐山企画
アトリエ春風舎(東京都)
2018/12/13 (木) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★
■約85分■
「あの人にはあの場面でああ言いたかったのに…」とか、「あんなことを言っちゃった私はあの人にどう思われているだろう…」とか、日々の対人関係における作者の心の葛藤を題材にフィクションに仕立てた、言うなれば私演劇。この種の劇は閉鎖的で自己満足に引きこもった愚作になりがちなものだが、心の葛藤を表現するためとあるアイデアを盛り込んだり、セリフに綾をつけて可笑しみを出そうとしたり、音響・音楽や照明を巧みに使って場面場面にバリエーションをつけたり、本作の作者は届ける努力を怠っておらず、楽しく観られた。
また、この種の劇に透けて見えがちな“繊細なわたし自慢”とでも言うべきものが感じられないところもいい。“繊細なわたし”は作者にとって重荷でしかなく、対人関係をいかに滑らかにしていくかはセンシティブな作者にとって切実な問題であり、一番の関心事。だから劇にするのだ、という率直な姿勢には好感が持てる。
アート寄り演劇の作り手には自己愛や虚栄心の強いクリエイターが目立ち、自分をお高く見せようとする傾向がうかがえるが、本作の作者にはそんな悪風に染まることなく、今後も虚飾やハッタリ、こけおどしに頼らない、己に忠実で背伸びのない劇作品を作り続けていただきたい。

メタルマクベス disc3
TBS/ヴィレッヂ/劇団☆新感線
IHIステージアラウンド東京(東京都)
2018/11/09 (金) ~ 2018/12/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
凄かったの一言です。始まりからといい選曲、曲入りのタイミングといい、これ好きなやつと思うところでした。休憩入れての4時間なのですが、体感的には長さを感じませんでした。2時間の芝居を二本見たと思えば長さはそうマイナスにはこの芝居は感じません。
長澤まさみ目当てで行きましたが、彼女の演技歌共によく頑張ってたと思います。ランダムスター共に狂っていく演技が見ているこちらも引き込まれて行きました。脚本を書いたクドカンもすごいが、シェイクスピアは偉大だなと思いました。

時代絵巻AsH 其ノ拾参『紫雲〜しののめ〜』
時代絵巻 AsH
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2018/12/12 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
その時代に生きた人達の思いが感じられる、観応えのある2時間でした。お互いがお互いの事を思い、自分を犠牲にして、愛する人達を守ろうとする男達の姿には涙でした。ラスト近くの殺陣は、熱く迫力があり美しかったです。命懸けの思いが伝わるようで、切なくなり、涙腺が緩みました。熱く美しい舞台で、大満足でした!

地球防衛レストラン2
劇団SPACE☆TRIP
新宿スターフィールド(東京都)
2018/12/13 (木) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
出演者全員が女性で、観客は殆ど男性でしたが、女の私でも楽しめる舞台で面白かったです。ストーリーは単純で分かり易いので、肩肘張らずに楽しめました。役者さん達は、可愛いだけではなく演技力もあるし、ダンスも良かったです。個人的には、オーナーの二人、永友春菜さんと水谷千尋さんが、演技も表情も良く笑顔が素敵でした。皆が笑顔になれるような舞台で、満足でした!

十二月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2018/12/02 (日) ~ 2018/12/26 (水)公演終了
満足度★★★★
31歳と24歳が初役で挑む阿古屋を目撃できたのも良かったけど、重忠を演じた彦三郎さん、昼の部の『お染の七役』で喜兵衛を演じた松緑さんが良いなあと思ったので、歌舞伎熱がちょっと盛り返しそう。

象の死
劇団青年座
ザムザ阿佐谷(東京都)
2018/12/12 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★
初めて行く劇場だったので心配していたのですが、劇団の方が案内に道にいらしたので助かりました!ご配慮に感謝です。
正しさや正当性など気にしない振る舞いが当たり前になってしまった私の生きる社会ですが、こういう舞台を観てマヒしないように!と思いましたね。

十月大歌舞伎
松竹
大阪松竹座(大阪府)
2018/10/02 (火) ~ 2018/10/26 (金)公演終了
満足度★★★
右近ちゃん(8歳)の活躍が可愛らしくも頼もしい。
猿之助さんはやっぱり女形のほうが魅力的だと再認識。
右團次さんが、現代感覚ではどうにも弁護のしようのない最低な男の後悔を、説得力を持って描き出していたのが良かった。

宝塚BOYS
キューブ
サンケイホールブリーゼ(大阪府)
2018/08/31 (金) ~ 2018/09/02 (日)公演終了

SeTSUNA
デラシネ
ALMANAC showroom(東京都)
2018/12/14 (金) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
1時間少しと手ごろな時間の中ですが、とっても上質な会話劇を見させていただきました
前作から見ているのですが、役者さんのレベルがとても高くて、驚きです。
次回作も期待しています。

時代絵巻AsH 其ノ拾参『紫雲〜しののめ〜』
時代絵巻 AsH
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2018/12/12 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
義経のお父さんのお話しから、いやもっと前の山に鬼がいる話からつながっているお話し 堪能しました。
歴史の史実を変えることなく、それぞれにエピソードを加え、とてもスケールの大きい作品だったと思います。
次回作も何作かつながるような作品になるのでしょうか? 次回も期待です。

銀河鉄道の夜
SOUKI
シアターX(東京都)
2018/12/14 (金) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★
今回のような舞台は初めて観劇しました。セリフが一切ないのに、動きと表情だけで見事に表現されていて、とても堪能しました。とっても良かったです

白い鯨
劇団夜光鯨
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2018/12/15 (土) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★
映像とお芝居が絶妙にリンクする観た事ない世界観に興奮しっぱなしでした♪映像では美しい都呂路あすかさんに魅了され、両方に出演された四方香菜さんには
映像→マリオネットのようで怪しげ
お芝居→ナチュラルな女性
を演じ分ける技量の凄さに感銘を受けました!!

ミスター・ムーンライト
キャラメルボックス俳優教室
ザ・ポケット(東京都)
2018/12/12 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/16 (日) 14:00
多少、セリフが棒読み気味なところもあったが、若さに溢れた良い舞台でした。
これからの各々のステージが楽しみです。

夜の来訪者
劇団Player's World
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2018/12/14 (金) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★
このスペースで大会社の社長宅というのは難しいとは思いますが、全体的には中小企業の社長一家を襲った嵐のような印象に留まりました。セット等気になる箇所はありましたが、内容は面白かったです。

地球防衛レストラン2
劇団SPACE☆TRIP
新宿スターフィールド(東京都)
2018/12/13 (木) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2018/12/16 (日) 12:00
『アイドル芝居』と聞いていたのである程度想像はしたけど、アイドル好き以外の客にも楽しめる作りにしてもらいたかった。
演者さんは皆上手いんだけど…

リトル・ドラマー・ボーイ
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2018/12/15 (土) ~ 2018/12/25 (火)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2018/12/16 (日) 12:00
座席1階
劇作家の成井豊が書いているように、人気劇団キャラメルボックスが力を入れるクリスマス公演。タイトルからクリスマス仕様で、客席にその力でプレゼントを、という趣向。
久しぶりに見たキャラメルボックスの舞台だが、気のせいか今回は思い切り感動したとは言えません。主人公設定がどんな病気やけがも治してしまうヒーラーというところにあるのだろう。その超能力を使うと、確実に死が近づくという説明だったが、当然だけど要所要所では使ってしまう。このあたりが、物語の次が見えてしまい、ラストの感動を薄めてしまった気がする。
客席は2階席まで満員で、若いお客を中心に支えられているところが分かる。だからこそ丁寧な作りが望まれる。セリフが早速すぎて不明瞭なところがあったり、舞台転換もちょっと雑なところがあった。

紛争地域から生まれた演劇シリーズ10
公益社団法人 国際演劇協会 日本センター
東京芸術劇場アトリエウエスト(東京都)
2018/12/13 (木) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
「これが戦争だ」を拝見。今まで数回拝見して来て、今回初めてゲストのトークがまともなものであった。このレベルのゲストを毎回招請して欲しいものだ。追記後送

へたくそな字たち
TOKYOハンバーグ
座・高円寺1(東京都)
2018/12/05 (水) ~ 2018/12/12 (水)公演終了
以前より何回か観劇している劇団で、最後に見たのはシャボン玉の欠片~かな。
今回は再演で、座高円寺の広い空間で行っていた。黒板の使い方、ベテランの役者の空気など、素敵な時間だったと思います。先生の漢字の書き方がいくつか気になったりもしたが、作品を通じて、終わりゆく平成という時代の流れを感じた。

『恭しき娼婦』
「出口なし」プロジェクト
スペース コラリオン(旧カフェスロー大阪)(大阪府)
2018/12/15 (土) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
サルトルの演劇って初めてで、ちょっと気にしてはいたが、全然想像とは違い(サルトルと言えば実存主義・不条理というイメージ)、まともな翻訳劇といった感じが濃厚でした。ちゃんとストーリーがあり、題名通り娼婦とは言いながら、人間を深く見つめる女性の脳裏と彼女をとりまく現象が交差する秀逸な演劇です。
サルトルとアメリカ南部というイメージがなかなか僕の頭の中では醸成しなかったのだが、テネシー・ウイリアムズものとはだいぶ違うし、人間への確かな暖かいまっすぐなまなざしはやはりサルトルそのものであった。
一つ面白いと思ったのは、上院議員の息子が娼婦をただ利用するだけの存在だったのが、自分の存在において(愛を見たわけではないだろうが)彼女を人生の一部にしてしまうところであった。
こういうところにサルトルの人間への追及・分析は鋭く、たかが娼婦だなんて思って見ていると、とんだ間違いを犯してしまうのである。まさに彼女は「恭しき娼婦」なのであった。
狭い舞台に、肉太の脚本。イメージではないサルトルを見て、僕は満足して十三の街を闊歩するのであった。