
或る、かぎり
HIGHcolors
駅前劇場(東京都)
2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
家族の葛藤と本音が入り混じってとても面白かった。それぞれの態度にイラっとしたり、笑わされたりしたがラストに父と長男が心の内を開放してやりあう姿がとてもリアルでよかった。

或る、かぎり
HIGHcolors
駅前劇場(東京都)
2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

猿若祭二月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2025/02/02 (日) ~ 2025/02/25 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/02/22 (土) 11:00
『猿若祭二月大歌舞伎 昼の部』で、最高の演劇を観た。『きらら浮世伝』。吹けば飛ぶような刷物に命を賭けた人々の青春群像劇。彼らの熱量に魅了され、たくさんの場面や台詞が胸に残る。三階席は見切れもあったが大向うの声が近くて楽しかった。様式美を堪能する『鞘當』も華やかな『醍醐の花見』も満足。観に行けてよかった。

ズベズダ
パラドックス定数
ザ・ポケット(東京都)
2025/02/20 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/02/24 (月) 13:00
縦断上演、つまり三部作の通し上演で1日じっくり宇宙と向き合った。
彼らの情熱、ロケット発射時の振動、祖国への思い、繰り返される挑戦と失敗、その先の成功、命の重さ、それぞれの思惑。仕事帰りに夜空を見上げた。濃密な1日。いい舞台を観た、と思う。

「明日のオペラ」への誘い《宮澤賢治歌劇場Ⅵ》《宮澤賢治歌劇場Ⅶ》
オペラシアターこんにゃく座
俳優座劇場(東京都)
2025/03/06 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/03/07 (金) 19:00
宮沢賢治の童話をもとにした『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』と『鹿踊りのはじまり』の2本立てで、(自然という)身近な異界との出会いを軽やかに描く。歌はもちろん身体表現も美しく心地よい時間でした。

R老人の終末の御予定
ポップンマッシュルームチキン野郎
すみだパークシアター倉(東京都)
2025/03/06 (木) ~ 2025/03/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/03/08 (土) 13:00
5年前の約束が果たされるのを目撃できて本当によかった。
初演より物語の解像度が上がって登場人物(人?)それぞれの懸命な人生が愛しい。それを演じるキャストの皆さんも素敵だった。
吹原さんの紡ぐ物語は馬鹿馬鹿しさと容赦ない残酷さが同居している。そしてそれを超えていく愛。
カーテンコールでは、赤カブトさんの挨拶にもらい泣きした。

キャロル・ザ・ハッピーエンド
劇団きのこ牛乳
インディペンデントシアターOji(東京都)
2025/03/06 (木) ~ 2025/03/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/03/08 (土) 19:00
余命宣告された絵本作家のそれまでとそれからを描いてカッコよかった。テンポよく進む物語とそれを彩るダンスで長尺を飽きさせない。キャスト陣も皆さん魅力的で楽しい時間でした。

kaguya
まぼろしのくに
ザ・ポケット(東京都)
2025/04/03 (木) ~ 2025/04/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/04/05 (土) 19:00
勢いのある言葉遊びや特徴的な台詞の繰り返しを用いて、御伽噺と実際の事件とをモチーフに描かれた家族の物語は、若々しい勢いとある種の懐かしい手触りが同居する。
少年の心象と彼を取り巻く事象。それらが向かっていく結末に胸が痛んだ。

妻らない極道たち
ホチキス
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/04/05 (土) 13:00
観ていて(えっこれ好き!)と何度も思うくらい面白かった。面白過ぎて(!)クライマックスで泣いた。いやマジで。
ベタと破天荒の幸福な融合。たくさん笑ったし、伏線回収がビシバシ決まって気持ちよかった。物語もキャラクターもそれを成立させるキャストも魅力的でした。

音楽劇 まなこ
HANA'S MELANCHOLY
上野ストアハウス(東京都)
2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
かなり錯綜しているように感じるかも知れないし、実際に様々な表現技法が用いられ作品として高度な作品である。一方、舞台美術や演出にも多くの工夫が為され理解し易い形に勤めているのも事実。演者たちのレベルも高い。

地球は僕らの手の中
劇団十夢
キーノートシアター(東京都)
2025/04/06 (日) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

東京の森
劇団 ダッ兎
東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)
2025/04/04 (金) ~ 2025/04/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
劇団初見。誰も知らない+性虐待のような設定で、なかなかにキツイ所もありましたが、1時間の上演時間で密度は高く、期待以上の作品でした。

なんかの味
ムシラセ
OFF OFFシアター(東京都)
2025/04/02 (水) ~ 2025/04/09 (水)公演終了

或る、かぎり
HIGHcolors
駅前劇場(東京都)
2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても素晴らしかった。なんでーと、笑ってしまったり、涙がポロポロでてしまったり、感情を揺さぶられ続け目の離せない舞台でした。こういう舞台を観たくて、私は劇場に通っているなぁと思いながら家路につきました。ありがとうございました

地球は僕らの手の中
劇団十夢
キーノートシアター(東京都)
2025/04/06 (日) ~ 2025/04/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
芝居に躍動感があり、迫力ある舞台でした。心理描写が緻密なので、本当の悪党が誰なのか?暫くわかりません。非常に惹きつけられる舞台。6月の合同公演も楽しみです。

妻らない極道たち
ホチキス
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
再演ですが、初演を見ていないので観るのは初めて。
いつも以上に映像とのコラボなども凝っていて楽しいです。歌も多めでホントにエンタメって感じです。

なんかの味
ムシラセ
OFF OFFシアター(東京都)
2025/04/02 (水) ~ 2025/04/09 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
本当にめちゃくちゃ面白かった!
90分があっという間だったし、出演者全員大好き‼️ってなった。
最前列だったけど、面白すぎて前のめりになりかけた。
観てない人は絶対観た方がいい。

熱風
Nana Produce
サンモールスタジオ(東京都)
2025/04/04 (金) ~ 2025/04/08 (火)公演終了

「ブカブカ〜分不相応な豊かさに気づくまでの46億年か46年、あるいは約60分〜」
tea for two
アトリエ第Q藝術(東京都)
2025/04/04 (金) ~ 2025/04/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/04/05 (土) 18:00
20年以上の長い付き合いの劇団だが、唯一観ていなかった作品の再演。ストレートな寓話。(事情により6分押し)63分。
2人芝居を得意とする同劇団のソロ企画シリーズだが、主宰・作・演出の大根健一により2014年に初演された作品の再演。とある山に囲まれた町の物語だが、展開が唐突だったりして「寓話」だと気づく。大根による、無茶な話に説得力を持たせる語り口が印象的で、テーマはハッキリ伝わる。パーカッションによる「伴奏」も効果的。
上階でダンスの公演が行なわれていて音が響くので、ちょっと時間をずらそうとして6分ほど待って開演した。前説で「噛みますので」と宣言するあたりは…(^_^;)。

音楽劇 まなこ
HANA'S MELANCHOLY
上野ストアハウス(東京都)
2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
翻訳家としての作演出者の名を知るのみでしかも冠に「音楽劇」とは、想像の埒外。一川華が「自ら書いた」作品世界への興味で、観劇に赴いた。
今この時この作品の上演へと、作者を駆り立てた背景が伝わり、メタ構造の多用と「説明し過ぎなさ」により中々抽象的な舞台だが、切実な何かを伝えている。主人公であるライターとその作品世界が交錯し、幾つかの登場人物群がメタファーを背負って現れるが、作品内か外か、あるいは敢えて指定せずか、見ながら追いつかない部分も。
主人公は編集者とやり取りするので書いてるのは小説かと思われたが、作品は映像ドラマの撮影シーンとして出現するのでドラマのシナリオか、あるいは「仮にドラマ化したら」の架空の撮影シーンか。作者は演じる役者を通して「作品の主人公」と会話を交わすので、架空の(脳内の)シーンの設定かも知れない。
(この作品の)作者によれば、創作のきっかけは5年前に遡ると言う。ビビッドな題材に取り組み、その中である問題提起が為される。ただ演出によってはもっとラディカルな問い掛けになり得た所、抽象性に紛れた感がなくもない。