
非常麻将
三人之会
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2025/08/15 (金) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
東京公演に続いて2度目です。演出がダイナミックになり視覚に訴える要素が多くなったとおもいます。そもそも中国劇なので観客により優しい演出になったと思います。また、外界には出たがらず、回りの小世界=雀卓にしがみつく人々の表現がよく出ていて、中国に限らず、自分の周辺でもこういう世界があるよね、と感じました。中国劇というやや距離感がありそうな演劇の中に、現代日本との接点が見出だせた気がします~

水星とレトログラード
劇団道学先生
ザ・スズナリ(東京都)
2025/08/02 (土) ~ 2025/08/11 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
おもしろかった!5秒という訳にはいかないけど、あらゆるテンポも丁度よくて体感すごく短かった。笑えるし泣けちゃうし
ムシラセ保坂主宰の脚本やっぱり好き。主要お二人もほか役者さんも皆よく。見応えあり、楽しかった!

発表せよ!大本営!
アガリスクエンターテイメント
シアターサンモール(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
本来内情芳しくない話ではあるけどコメディとしては笑っちゃう。市井チーム、顕在化している切なさと希望、表現上手でした。
この年のこの時期にまた観れてよかった。

ひゅ~どろ!!
エリィジャパン
小劇場 楽園(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/17 (日)公演終了

どうか孤独を愛してくれ
ナキワスレ
OFF OFFシアター(東京都)
2025/08/15 (金) ~ 2025/08/17 (日)公演終了

発表せよ!大本営!
アガリスクエンターテイメント
シアターサンモール(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了

七つ数えて
AOI Pro.
新宿シアタートップス(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
約10年後の歌舞伎町、かつてのトー横キッズ
未来予想の方向性としては今の延長線上というより、トー横キッズ全盛期を起点としたイメージが強い印象
治安崩壊と肉親不在の世界観は相当にヒリヒリするものがあり、ものすごいパワーがぶつかり合って迫力満点
こうなると気持ちの休み所が欲しい(ショーアップされたシーンがあるのが良い)
もう許して…と弱音が出そうなほどヒリつき、パワフルな舞台でした
4つ設置された薄型パネルの映像や音響効果のこだわりもそうですが、衣装デザイン、髪から足元まで細部にわたる美意識で満ち溢れ「美しい」「可愛い」のみならず「退廃」「過剰」「無国籍」いろんな要素が入り混じったカオスな世界観が視覚化
対極にダークグレイのスーツ姿だった入国管理局調査官の存在も印象的でした

神戸セーラーボーイズ Assort Box 2025
ネルケプランニング
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
前半が短編を3本、後半がライブという内容でしたが、面白かったです。
短編は、面白い物と意味が分からない物もありましたが、全力で笑わせようとする役者さん達が可笑しかったです。
ライブは、ダンスも良かったし、笑顔で一生懸命パフォーマンスする姿が印象的でした。
関西で活動している若いグループですが、これからも頑張ってほしいと思いました。

えがお、かして!
四喜坊劇集※台湾の劇団です!日本で公演します※
小劇場B1(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
初めて台湾華語のミュージカル日本語字幕付きを見ました。事前に「暴力やいじめなどセンシティブな描写が含まれております」と注意事項にありましたが、私は気になりませんでした。それより、俳優さん全員の歌、演技ともに素晴らしくあっという間の90分でした。ただ、字幕を読みながら俳優さんの表情や動きを追うのは大変だなぁと思いました。

発表せよ!大本営!
アガリスクエンターテイメント
シアターサンモール(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了

シャウト!
!ll nut up fam
萬劇場(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
中年が高校生の時代にタイムスリップするありきたりの学園青春モノですが、妙に熱くなってしまいますね。年寄りには共感できます。

水星とレトログラード
劇団道学先生
ザ・スズナリ(東京都)
2025/08/02 (土) ~ 2025/08/11 (月)公演終了
実演鑑賞
保坂萌作の戯曲を有馬自由が演出での新作。110分。8月11日までザ・スズナリ。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/08/post-5ed5e8.html

えがお、かして!
四喜坊劇集※台湾の劇団です!日本で公演します※
小劇場B1(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/17 (日)公演終了

えがお、かして!
四喜坊劇集※台湾の劇団です!日本で公演します※
小劇場B1(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/17 (日)公演終了

ほぐすとからむ
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)
2025/08/03 (日) ~ 2025/08/11 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
最近、言語外の表現、身体表現もいけるようになってきてまして。
コンテンポラリーダンスとかも、以前ならきつかったんですが、今は割とすんなり楽しめます。
抽象的なのを感じるつもりだと、セリフもあるし物語性もあるしで、あらま、親切だなって感じなんですが。
だからといって普通の芝居だと捉えると、すっきりしない部分が残る感じ。
身体表現、抽象的な表現は、丁寧にきちんと見せる造り。
意外と笑えるくだけた表現も多かった。
生成AIへの踏み込みが足りない気がした。
使い込んでる、日常化してる人の感覚じゃなくて、こういうもんだろって感覚から組み立てられた表現だな、と。
何か斬新なものを見られるかと思ってたら、杓子定規と言うか、古典的な描き方だなって。

えがお、かして!
四喜坊劇集※台湾の劇団です!日本で公演します※
小劇場B1(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。障害者を扱ったものということもあり、かなりディープでヘビィな内容でした。正直、家族に障害のある人が見るときついセリフがかなりあるかな…と。その意味では別の意味でR指定な舞台かな…と。歌もうまくとても楽しめました。ただ、日本語字幕スーパーがちょっと直訳調のものがあり、そこは日本人がちょっと手を入れたほうがよかったかな…と。

あゝ同期の桜
Uncle Cinnamon
三越劇場(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
この作品を継続して上演していることはとてもよいとおもいます。作品については、特攻に志願してからの展開は緊張感がありいい演技と演出だったと感じました。
前半については、好みが分かれるかなとおもいます。まだ20歳にも満たない少年の他愛のないやりとりを表現しようとしたと想像しますが、そもそも特攻隊のはなし、最後にどういう結末かわかっているなかでのダジャレの多用はどう理解すればいいかなと(劇の原作?になった日記に書いてあったのかもしれませんが)
演出は、歌入りの音楽が使われていたり、演技の動きがミュージカルっぽいなと。
そうはいっても特攻にいく前に日記をつけていた少年のことを思うと胸が痛む作品でした。

伊能忠敬、測り間違えた恋の距離
アナログスイッチ
ザ・スズナリ(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/19 (火)公演終了

5月35日
Pカンパニー
吉祥寺シアター(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
2019年1月下旬北京、タクシー運転手のアダイ(林次樹〈つぐき〉氏)とシウラム(竹下景子さん)老夫婦が暮らす家。アダイは大腸癌の手術を受け、ストーマ(人工肛門)を装着している。使い捨てのパウチ(排泄物を溜める袋)の在庫を確認するシウラムには脳腫瘍が見付かっており、余命3ヶ月との宣告が。死ぬまでの間に持ち物を整理し、自分がいなくなってもアダイが生活できるよう準備してやらないと。その現実が受け止め切れないアダイは「まだ何か手があるんじゃないか?」と話を逸らす。医者の判断ミスだってあるし、まだ絶対死ぬって決まった訳じゃない。シウラムは死んだ愛する息子ジッジの遺品整理に手を付ける。彼が18歳で亡くなったのは30年前、1989年6月4日天安門広場だった。
開幕時、林次樹氏の演技が少し過剰な気もしたが、竹下景子さんを際立たせる為のアクセントなのだろう。竹下景子さんは完璧だった。70代の丁寧な動作の老女から、鬘と化粧を少し変えただけで40代の激昂する女性に。(歩けなくなる程弱り、記憶の混乱が起きるシーンの時だけもみあげにピンマイクが見えた。細かい拘り)。そしてカーテンコールでは嘘のようにスタスタ普通に歩く姿。何処までが演技なのか?全てが「ザッツ竹下景子」。たっぷりと堪能した。是非全く違う役柄でも観てみたい。
下手にある漆喰の壁に囲まれた亡き息子ジッジの部屋。蚊帳のように照明によって透けて見える仕様が効果的。30年間、生きていたそのままに保存された空間、それはシウラムの止まった時間。
失脚した毛沢東が劉少奇から権力を奪還する為に起こした文化大革命(1966年〜1976年)。その混乱に巻き込まれた当時の学生達は進学の機会を奪われた。学問よりも労働が奨励された時代。勉学に心残りがあったシウラムは息子のジッジに夢を託す。裕福ではない家で出来得る限りの教育を与え、アダイが2ヶ月分の給料をはたいて買ってやったチェロ。ジッジは優しい性格で勉学に秀で音楽の才もある自慢の息子。自分達が体験できなかった理想の青春時代を代わりに実現してくれている!そんな彼がある夜両親に告げる。「自分には音楽よりも今やるべきことがあるんだ」と。
当時、中国の改革に前向きだった胡耀邦(こようほう)、肩書は総書記だったが実権を握っていたのは鄧小平(とうしょうへい)。1987年民主化に理解を示したとして失脚させられ、1989年4月急死。胡耀邦に未来の希望を抱いていた学生や市民達が天安門広場に集まり千人規模の追悼集会を開く。その集会は終わらずどんどん中国全土から人が集まって来て3万人以上に。この流れに恐怖を抱いた鄧小平は戒厳部隊を送り込み武力で鎮圧。6月3日深夜から4日にかけて戦車の突入と機銃掃射により3千人から1万人が虐殺されたと言われる。この事件は国家的に隠蔽され、未だに誰も触れてはいけない禁忌。世界的に報道された事件だったが中国国内では誰もが口をつぐむ。事件についての情報や「6月4日」はネット検閲される為、人々は「5月35日」など隠語を使うようになる。
昔書かれたディストピア小説みたいだがこれが今の中国の現実。参政党政権になって治安維持法が復活した暁には日本もこうなるのか。

六道追分(ろくどうおいわけ)~第八期~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/07/24 (木) ~ 2025/08/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/07/31 (木) 19:00
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」第33回ロングラン本公演『六道追分』第八期の剣チームによる公演ということで、長く続いてきたロングラン公演も、この八期をもって本当の意味で締め括りということで、それに私が1~4期まで観た後、長らく観てなかったが、この集大成を観れたということで、色々と感慨深いものがあった。
そうはいっても、物語の内容や核となる部分、悲劇的な終わり方は変わっていなかったが。
今回遣り手役が、金にがめつく守銭奴的で少し維持悪くて、狡賢い感じに演じられていて、それでいてそんなに威圧感や恐怖で支配するといった冷たさやサディスティックな感じ、人間味に欠けた感じには演じられていなくて、どこか小悪党感が否めない風に演じられていていたので、最初第二期で遣り手を演じられた薮田美由紀さんが今回も同じ役で続投されたのかと思っていたが、今回の第八期のパンフレットを後で見たら、遣り手役を演じられていたのは高橋綾さんという全然違う役者だったことに気付き、全然違う役者なのに、ここまで演技パターンが似通ってシンクロすることってあるものなのかと、只々、驚き、唖然としてしまった。
今回W主役の盗賊の頭領の鬼アザミ清吉役の江田剛さんと花魁お菊役の百合香さんは、良い意味でズラ感、どこかコスプレ感が否めなかった。
勿論他の遊女七越役の猪谷茉由さん、花里役の加藤瞳さん、松山役の乙坂みどりさんにしても、上に同じで、ズラを被ってる感じやコスプレ感が否めなかった。
そういう側面もあってか、鬼アザミ清吉役の江田剛さんとお菊役の百合香さんの茶屋での言い争いの場面で、緊張感が高まって手に汗握るというよりかは、どこか間が抜けていて、普通に笑える感じになっていて、これはこれで良いなと感じた。
自分が今まで観てきたロングラン公演一、小ネタやくだらないドタバタ、アドリブが微に入り細に入りあって、全然飽きず、疲れず、観ていて常に大いに笑えて、面白かった。
特に同心の章衛門役の水野淳之さんと共蔵役の桜木ユウさんの掛け合いの場面において、共蔵役の桜木ユウさんの顔が長いことをいじったり、同じく共蔵役の3枚目な顔の桜木ユウさんが決めた決め顔が2期目のトランプ政権と不和になったと取りざたされているイーロン·マスクに少し似ていることや、今はトランプとイーロン·マスクの関係ぶっちゃけどうなのといったかなり突っ込んだいじりもしていて、大いに笑えた。
九次役の昇希さんは見た目はイケメンとは程遠いどころか、どちらかというとブサメンだったが、鬼アザミ一味のきゅう(感じが出てこないので、すみませんがひらがなで書かせてもらいます)次郎を崖付近で追い詰める場面での、本格的な殺陣や手に汗握る感じの切迫感を醸し出していて、さらにキレがあって動きが素早い感じといい、見た感じより、実際にかなり俊敏な感じも見て取れて、人はやはり見た目によらないものだと見直した。
激しく素早い動きや、役人的な目的の為なら手段を選ばない怜悧で横柄、慇懃な態度な感じに演じられていて、今まで九次を演じられていてきた役者の中でも多少の妥協さえしない感じ、優しさや隙がない感じが、九次の性格や行動とフィットした感じになっていて、印象に残った。
禿のお琴役のあいねさんは、今年の11月で17で、今はまだ16歳と実際の少女が演じられていていたということで、今までこの役を演じてきた人たちの中で、かなりリアリティを感じさせる自然で初々しく、素直で純真な感じで演じられていて、良い意味で、演技されているというより、自然体な感じに心動かされた。
尼さんの念念役の種村昌子さんは、良い意味で普通に真面目で融通が効かなくて、どこか浮世離れしていて、どこか達観して、落ち着き払ったお坊さんな感じが自然と醸し出されていて、僧服も含めて、似合っていて、役と完全にフィットしていた。
どこかとぼけた感じで、弟子の珍念役の谷口敏也さんの繰り広げるアドリブや小ネタにも、時々戸惑いながらもちゃんと即応して返していて、凄いと思った。
ただし、珍念を演じる谷口敏也さんに拮抗できたかというと、どこか谷口さんの存在感があり過ぎたのもあるとは思うが、念念を演じる種村さんが存在感が薄く見えた。
谷口敏也さんは、珍念だけでなく、磯七、亡八も演じているが、磯七の際はコミカルで優しい感じ、亡八の際は遊女を折檻したり、殴る蹴ると容赦がなく、少しも共感が得られないクズ男として演じていたりと、演じる役によって器用に表情や言動、行動、声の大きさや雰囲気を変えていて、役者でここまでしっかりと細かい部分に至るまで演じ分けることができる役者がいるものなのかと感心してしまった。