
ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」
TBS
IHIステージアラウンド東京(東京都)
2019/08/19 (月) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
10月上旬のチケットは確保してあるが、モーニングショーで見たマリア役のソニア・バルサラさんの歌声にガツンとやられて急遽プレビュー公演へ。
いやあ参った。星10個。絶対のお勧め。
90分+20分休憩+50分と、この劇場での演目としては短い。
あらすじ:「ロミオとジュリエット」を現代のニューヨークの下町に移したもの。キャプレット家とモンタギユー家を二つのチンピラグループ、ジェッツとシャークスに置き換えている。ポーランド系のジェッツの初代リーダーがトニーで現在のリーダーはリフ。プエルトリコ系のシャークスはベルナルドがリーダー。ベルナルドの妹のマリアは洋品店に勤めている。ダンスパーティーで出会ったトニーとマリアは一目ぼれするがベルナルドは激怒。そして二つのグループはとうとう決闘を行うことに。止めようとして巻き込まれたトニーとマリアを悲劇が襲う…。
英語公演で日本語字幕が左右、時々上に出るが10列目より前だと舞台と一緒には視界に入らないと思う。お話は、あの仮死の薬が出てこない分だけ「ロミオとジュリエット」よりも単純だ。字幕なしでも観ていれば分かるだろう。1961年の映画を観ておけば完璧。無名の方々で顔力も弱いがトニーとマリア、そしてベルナルドが分かれば十分だ。
私の好みは前半に集中している。一番のお勧めはダンスパーティのシーン。少人数から大人数、緩急取り混ぜて色々と楽しめる。次はマリアとトニーがアパートの外階段で会うシーン。客席も一緒に上昇して行く(感じがする)と周りは一面の星空。歌は「トゥナイト」である。まるで「ラ・ラ・ランド」の天文台のシーンのようだ。映画なら合成で簡単にできるが、それを劇場でやってしまうのはまるでマジック(あ、もちろんあんなに派手ではありません。期待しすぎないように)。
皆さんオーディションで選ばれた無名の方だが歌も踊りも呆れるほどうまい。特に歌は誤魔化しのない正統的なもので何とも気分がスカッとする。日本の男性歌手に感じるこねくり回したモヤモヤがない。あの人も、かの人ももっとストレートに歌ってくださいよ。
パンフレットはA4版50ページ、2,000円。赤表紙と黒表紙がある。キャスト紹介が後ろに追いやられて、トニーもマリアも特別扱いなしで1ページに6人ずつが詰め込まれている。チケットはまだまだ残っているようだ。360度回転舞台(客席)を未体験の方はこの機会にどうぞ。

月に向かって飛び立つセミ 【ハルカス公演】
芝居maker GoooooToJ
SPACE9(大阪府)
2019/07/20 (土) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
サービス精神旺盛な悪ふざけからの、超シリアスな展開。
『生きる理由、死ぬ理由』
奈良演劇祭でも自殺や引きこもりをテーマにされてましたが…
まさかの明莉カミングアウト!
この展開、予想してませんでした。
心に刺さった。
笑いと感動のブレンドがとても良かった。

十一ぴきのネコ
大阪芸術大学舞台芸術学科
兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)
2019/07/20 (土) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★
井上ひさしさんのこの演目、未見だったので一度拝見したいと思ってました。
井上さんが厳しく社会風刺した内容と、
売れない役者をオーバーラップさせ、
太鼓や大人数での歌やダンスで、楽しく迫力のある公演になってました。
とても良かった。
感動しました。

カンザキ
ももちの世界
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2019/07/18 (木) ~ 2019/07/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
むちゃくちゃ良かった。
鎖骨の時も良かったけど…
LGBTの方に寄り添う優しさ、家族の想い、
素直に泣けた。
もう一度言う、むちゃくちゃ良かった。
神藤さんのだだっ子ぶりのインパクトがハンパありませんが…
高橋さん、秋津さん、江本さんのお母さんっぷり、のたにさんの芯の強さも素晴らしかった。
次回、神戸も楽しみ。

『夜、ナク、鳥』
『夜、ナク、鳥』を演る会
アトリエS-pace(大阪府)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★
普通の看護師の筈だった…
ヨシダの闇を、ツツミが深くし、
その闇にイケガミとイシイが絡め取られてゆく。
暗くなりがちな凶悪事件を、人間味を残しつつ少しポップな感じに。
その感じに、悪役キャラ・よしひろがマッチしてました。
追伸、よしひろさんから珍味銀行券頂きました。
初日の7月19日は大竹野正典さんの命日だそうです。

バルパライソの長い坂をくだる話
岡崎藝術座
ドイツ文化会館ホール(OAGホール)(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
ゲネプロ。約90分。長い時間と距離を旅する鎮魂の儀式。あらゆる土地を繋ぐ海と、地球を照らす太陽と月。自然を畏れながら南米、沖縄、小笠原諸島等を巡り、無言の遺骨と対話する。岸田國士戯曲賞受賞作。イス多種類で全席自由。
長い目の感想:http://shinobutakano.com/2019/08/21/13316/

「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」 「終・道先案内人~ゴキゲンヨウお別れデス~」
幻奏ボレロ
新宿スターフィールド(東京都)
2019/08/16 (金) ~ 2019/08/23 (金)公演終了
満足度★★★
「終・道先案内人~ゴキゲンヨウお別れデス~」観劇。
彼岸と此岸の間...そのどちらでもない世界(あるいは空間)...黄泉や高天原といった幽冥世界を描いているようであり、他方、夢遊中の自我との葛藤のようにも思える。その不可解な世界に転生といった因縁を持ち込み、死後においても今だ死生観を考えさせるような。
「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」を観ていないこともあり、この世界観が理解しにくい点が、物語で何を伝えたいのかを曖昧にしているようだ。それこそ主張が浮遊し取り留めのない心霊劇のように思えたのが残念だ。
(上演時間1時間40分)

夢見る喜世子レヴュー
ピストンズ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/08/15 (木) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」 「終・道先案内人~ゴキゲンヨウお別れデス~」
幻奏ボレロ
新宿スターフィールド(東京都)
2019/08/16 (金) ~ 2019/08/23 (金)公演終了
満足度★★★
初めて観る劇団だし、いきなり「終」からというのも何なので「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」の方にしたのですが、うーん、自分の好みとは違ったような。

織姫と彦星 ~宇宙の彼方から御用改めでござる!~
株式会社TATE (東京本社事務局・第1制作部)
なかのZERO 大ホール(東京都)
2019/08/20 (火) ~ 2019/08/20 (火)公演終了
満足度★★★★
殺陣のシーンが素晴らしかったです。小学生の息子を連れて行ったのですが、カッコよかった!と言っていました。歴史上の人物、それぞれが魅力的に表現できていたなと感じました。

DNA
劇団青年座
シアタートラム(東京都)
2019/08/16 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/08/20 (火) 14:00
座席1階
社会派劇の中村ノブアキの書き下ろしを宮田慶子がどうさばくか、という楽しみで三軒茶屋へ出かけた。いつもの中村テイストに家族の物語が加わり、それなりに問題点に切り込んだ。興味深い展開だったが、落とし所に物足りなさを感じた。
女性の新入社員が会社の粉飾に文句を付け、上司は「それは経営の問題」と相手にしない。会社の将来を問う議論に、新人の先輩に当たる社員が「見切りをつけてやめるのでなく、会社に残って変えていくんだ」と話す。会社の現実に生きる自分は、なんだか、それをできれば苦労はないよ、と引いてしまった。
もう一つ、子供を産んで働くことの難しさがテーマ。すんなり解決しない話だが、ちょっと踏み込みが足らなかった感がある。
青年座の俳優たちは安定した舞台を見せてくれたが、若い女性の演技や台詞がエキセントリックだったのが気になった。もっと落ち着いてもよかったのでは。

東京原子核クラブ
俳優座劇場
和光市民文化センター サンアゼリア(埼玉県)
2012/07/23 (月) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

’72年のマトリョーシカ
風雷紡
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/14 (水) ~ 2019/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/08/14 (水) 19:00
価格3,800円
連合赤軍メンバーによる立てこもり事件の人質となり救出された女性への世間と家族からの風当たり……。
連合赤軍のあさま山荘事件に想を得た芝居・映画は何本か観てきたが、事件の最中やそこまでの軌跡を描いていたそれらとは視点を異にし、事件後の被害者女性と連合赤軍メンバーの取調べにあたる警察官を中心に描く。
「あ、こっち側を描いたのか!」な内容は昨今の世相にも通ずるし、今まで観たものの結果がこれか、な部分もあるし、なるほどぉ的な。
警察モノではお馴染みの所轄と本庁ネタもあり、あの現場でもそんなことがあったのね、なオドロキも。あさま山荘事件といえば……な「アレ」に関してもそうだったとは。

DNA
劇団青年座
シアタートラム(東京都)
2019/08/16 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

肉体だもん・改
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了
満足度★★★★
望月六郎監督といえば90年代の日本映画界に傑作を叩き付けた、北野武や三池崇史と並ぶ天才。知らない方は『新・極道記者』『恋極道』『鬼火』なんかを観て頂きたい。吃驚すると思う。今は劇団を率いているという。期待通りの凄まじい作品であった。ゾクゾクする台詞の連発。敗戦後の浅草でパンパン(売春婦)達が花火の如く生き様を炸裂し合う。胸の谷間や太腿を見せつけて、『さあ、私だけを見ろ!』と観客を挑発する女優陣。常連ファンの集う大衆演劇場、浅草東洋館のハコの良さ。地下アイドル的要素もありつつ、心地好い空気感に嵌まる気持ちがよく分かる。物語は戦後の浅草、二つのパンパングループとそのケツモチの愚連隊達による闘争と純愛。小鉄役の那海さんが華々しく目を引く。翠子役の椿千優さん(小保方晴子さん似)の二度唄う劇中歌が心に染み入る名曲。蜜柑役の石川美樹さんが超怖かった。『仁義なき戦い 頂上作戦』の要素も。一度絶対観た方が良い。

東京原子核クラブ
俳優座劇場
和光市民文化センター サンアゼリア(埼玉県)
2012/07/23 (月) ~ 2012/07/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
名作の名にたがわぬ素晴らしい舞台でした。
深い内容なのに決して観客を置き去りにしない、劇としての面白さも満点の公演でした。
老舗劇団の底力、堪能しました。

「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」 「終・道先案内人~ゴキゲンヨウお別れデス~」
幻奏ボレロ
新宿スターフィールド(東京都)
2019/08/16 (金) ~ 2019/08/23 (金)公演終了

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』
DULL-COLORED POP
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

肉体だもん・改
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了
満足度★★★★
戦後の貧しい時代、この時代を知っている俳優さんは舞台にいないでしょう。でも、皆、精一杯演じていましたね。開演前からサービス精神旺盛、勿論物販が目的でしょうが、明るい雰囲気が楽しい。そして終演後の〆の一言、「目指せ!浅草公会堂!!」、頑張って下さい!

発表せよ!大本営!
アガリスクエンターテイメント
駅前劇場(東京都)
2019/08/15 (木) ~ 2019/08/20 (火)公演終了
満足度★★★★★
当事者にとってはものすごい問題だったことも時間が経ち時代を経ると笑えるものになってしまうのかもしれない。今の時代も未来の人たちに笑われるのかもなあ・・・。
最初から笑えましたが、終盤はすごかったです。思い切り笑いつつ、あやちゃんの切なさにホロリとしてました。
登場人物が自然にハケられる舞台の作りも良かったです。