最新の観てきた!クチコミ一覧

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小さなエイヨルフ=罪過

小さなエイヨルフ=罪過

クリム=カルム

新宿眼科画廊(東京都)

2019/11/22 (金) ~ 2019/11/27 (水)公演終了

満足度★★★

お洒落な舞台美術と斬新な演出が印象的でした。内容は、分かるような分からないような・・ちょっと私は消化不良という感じでした。この劇団ならではの、独特の世界観を楽しめました。

「韋提希(いだいけ)・パターチャーラー」

「韋提希(いだいけ)・パターチャーラー」

メメントC

座・高円寺2(東京都)

2019/11/07 (木) ~ 2019/11/08 (金)公演終了

満足度★★★★

和楽と演劇、なかなか見ない組み合わせで新鮮でした!

KUNIO15「グリークス」

KUNIO15「グリークス」

KUNIO

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2019/11/21 (木) ~ 2019/11/30 (土)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/11/27 (水) 11:30

座席1階F列2番

杉原邦生演出となれば、歌舞伎を傾く「木ノ下歌舞伎」的な演出を期待する私。さて、今回もさもありなんや、と思って拝観する。
 「グリークス」の日本公演自体が、まだ3度目ということで、私は作品自体初見。「勧進帳」や「東海道四谷怪談」という歌舞伎演目の定番、あるいはシェークスピアの「マクベス」や「ハムレット」といった代表的な古典作品となれば、ストーリーを知るだけに、どのように傾いたのかは自明なのだが、「グリークス」となると、ちょっと判りづらいなあ。

 冒頭、学ラン生徒の世間話から開演したところで、こうきたか、と得心。その後、コロスによる物語背景の説明があって、アガメムノンのトロイアへの出陣の場面へと移る。舞台背面は松羽目。アガメムノンやメネラオスの衣装は、一見ギリシア風だが、ズボンなどは袴の趣。
アガメムノンに呼ばれた妻クリュタイムネストラと長女イピゲネイアに至っては、結婚祝いで、頭に伊勢えびを括りつけた、真っ赤な奴衣装。ちょっと周囲から浮いているけれど、驚かされたのは事実だ。

しかし、こうした杉原邦生演出は、第一部「戦争」を通じて空回りする。というのも、第一部は、トロイア戦争というギリシア悲劇の骨格をなす事変を描いているので、その基調できっちりとギリシア悲劇が演じられているからである。サングラスを着けたヒップホップ調の歌も、着物姿や現代風な装束も、そして砕けた言葉遣いも、雨宮良や小田豊、外山誠二を中心とした古典芝居と、コロスの移ろい様から浮いてしまう。一方で、彼らの演技に対して、力量が離れた演者がいたのも事実で、ギャップで見せようにも、ただグダグダしてしまっている。
 第二部「殺人」に至っては、その凄惨な内容が全編を通じているため、なかなか傾ききれない。言い換えれば、第一部、二部では、それだけ堅実で上質な芝居がなされているということでもあるのだけれど。(傾ききれないほどに、魅せているということ)

 それが、第三部「神々」となると、かなり杉原邦生演出がこなれてくる。贖罪、悔恨、救済、そして神々との交感という感性のベースが強くなると、舞台全体が調和を保つようになり、ラップも革ジャンも、白衣に緋袴も紙重も違和感なく受け容れられるようになる。

 安藤玉恵のぶっちゃけ感と、松永玲子の力強さと脱力感、そして石村みかの情念としたたかさ、このあたりの女優陣が、コロスとしても脇としても中心としても、とてもよく芝居を締めていたと思う。(まあ、力量だね)

 でも、アガメムノン~オレステイア、トロイア戦争の話は好きだな。歴史的には遥かに敵わないけれど、歌舞伎を観るような心地よい不条理感がある。

酔いどれシューベルト

酔いどれシューベルト

劇団東京イボンヌ

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

音楽家シューベルトの意外な人間模様が描かれた舞台で見ごたえがありました。

酔いどれシューベルト

酔いどれシューベルト

劇団東京イボンヌ

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

ラストシーンが素敵です。

ネタバレBOX

場末の酒場を舞台に、売れなかった頃からヒットメーカーになり、31歳という若さで亡くなるまでの音楽と恋人のことで苦しんだシューベルトの生涯を描いた話。

全体のコメディ部分が何となく上滑りのように感じてしまいました。酒場のシーンだけで、生みの苦しみを描くのは無理があると思いました。

人は心の中に天使と悪魔の側面を持つものというクラウディアの言葉で彼は救われました。若死にの原因は梅毒でした。
あの出来事

あの出来事

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2019/11/13 (水) ~ 2019/11/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

座席1階B2列6番

 2人芝居という意識が強かったので、舞台スペースの広さにちょっと驚き。開幕して、そうか合唱団がいるんだ、と首肯。

 2011年にノルウェーのウトヤ島で起きた、極右青年による銃乱射事件を題材にした舞台。
インスピレーションによって創作された本作は、事件とは別物であるが。
話は、多国籍・多民族の老若男女で構成された合唱団を指導するクレアの苦悩を軸に展開する。彼女は眼前で、合奏団員を銃殺されるが、彼女自身は生き残る。彼女はシンさんという合唱団員と2人きりになり、銃撃犯の青年はその2人に問いかける。銃弾は残り1発。「どちらが撃って欲しい。」
 クレアは指導者を続けるが、自らの傷を癒すために、死んだ者たちの鎮魂のために合唱隊を指導するようになり、合唱の楽しみを失っていく。クレアには、犯人の青年と向き合うしか生きる方向が見いだせない。南果歩演じるクレアの混乱、動揺、不安定、懐疑、失意、がその身体そのものを通じてうまく表現されていた。

小久保寿人という役者さん、公演情報(フライヤーやHP)を観た時には、誰だろうと思っていたのだけれど、ああ、確かに知っている。「メゾン・ド・ポリス」の印象がとにかく強い。その冷えきった眼力、狂気を垣間見せる口元、メリハリのある身体性。小劇団出身だと勝手に思っていたが、埼玉ネクストシアター出身とは。
 この舞台、彼は銃撃犯の青年を主に演じているのだけれど、それ以外にも、クレアの女友達、恋人、政治家、医者、学校教師(だったと思う)などを演じ分けている。その役柄転換のタイミングの図り方は天性の物だろう。演じ分けられる演技力があればよいというものではない。これらの人物は、クレアの記憶に登場する人物である以上、クレアの心象風景に違和感なく入り込んでいかななければいけない。これが実に巧みだ。
 そして、何よりも犯人の青年像を、登場シーン、準備のシーン、殺戮終盤のシーン、クレアとの邂逅のシーンと、多角的に情動的に演じきっている。異民族殺戮のために、バイキングになろうと、アポリジニになろうとする際の、独白の高揚感はこの芝居の1つの見せ場だ。とてもよい俳優だと思う。今後、注目。

笑うゼットン −風雲再起−

笑うゼットン −風雲再起−

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2019/11/13 (水) ~ 2019/11/17 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/11/13 (水) 19:30

価格3,900円

南北の国境線際にあるプレスセンターを舞台にした物語。
コミカルに始まりながらも「飛翔体」発射に端を発する戦争への不安・緊張感がじわじわと迫ってくるのが不気味。
そして初演時(2013年5月)よりもリアルに感じられてしまうという世界情勢などを背景にした作品の再演を観る度の感覚が本作でも。ホントにイヤな世相だね。
で、初演時には気付かなかったが「明らかに架空な(=現実ではありえない)年代設定」があるなと。いや、芝居のウソとして容認できるものなので問題はないが。
あと、韓国映画「JSA」も思い出した。(これも初演時はにはなかったこと)

リトル・ウェンズデイ

リトル・ウェンズデイ

関西大学劇団万絵巻

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2019/10/19 (土) ~ 2019/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★

千秋楽観劇。
帝国軍士官学校に連邦のスパイが…
希望に燃える士官候補生と、復讐に燃えるレジスタンス…

前半の愉しさが、後半の相入れない両者の悲しみを際立たせてました。
見事に回収されてゆく伏線。
どストレートな赤鬼さんの世界が広がり、楽しかった。

ゴールデンエイジ

ゴールデンエイジ

KING&HEAVY

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2019/10/18 (金) ~ 2019/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★

初日観劇

3人で50役!
テンポの良い役変わり!
キンヘビさんらしい、とても勢いのある公演でした。

「人生やり直せるとしたら、どうする?」
いっぱい笑って、最後は父子にホロリ。

公演時間70分。
良かった。

小刻みに 戸惑う 神様

小刻みに 戸惑う 神様

劇団ジャブジャブサーキット

ウイングフィールド(大阪府)

2019/09/27 (金) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★

千秋楽観劇
ジャブジャブサーキットさん、やっぱり良い!

家族葬に集まった親族、そして会場スタッフとお葬式プランナー。
故人を思いやる気持ちと、故人達。
其々が其々を思いやる気持ちが暖かい。

笑いを散りばめながら、しんみり心に染み入る公演。
とても良かった!

『新郎新婦の登場です!』『Shadow Kingdom 影の王国』

『新郎新婦の登場です!』『Shadow Kingdom 影の王国』

望ノ社 with ヤノミ

STAGE+PLUS(大阪府)

2019/09/28 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★

『新郎新婦の登場です!』を観劇

ウン百組の挙式司会を務めたヤノミさんの結婚式あるある!
80%ビールでできてるヤノミさんの抱腹絶倒スタンディングコメディ。
大笑いしました。

同世代の結婚式、後輩君達の結婚式、そしてそろそろ、我が娘も…
娘の結婚式で醜態晒さない様に頑張る!

『Shadow Kingdom 影の王国』も拝見したかった。

장소 チャンソ

장소 チャンソ

おうさか学生演劇祭(合同会社HOP)

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2019/09/26 (木) ~ 2019/09/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

朝鮮学校の教師・バファローに、不良男子生徒達が一人また一人連れ去られ、最後の一人になったとき…、むっちゃ笑った。
肩肘はって、突っ走り、はっちゃくれた青春、青春だー!
友、挫折、恋心、団結、そしてidentity!

儚く、ほろ苦く、むちゃくちゃ楽しかった青春!
面白かったーーーー!

孤高勇士嬢景清(ここうのゆうしむすめかげきよ)―日向嶋―

孤高勇士嬢景清(ここうのゆうしむすめかげきよ)―日向嶋―

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2019/11/02 (土) ~ 2019/11/25 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/11/22 (金) 12:00

座席1階5列9番

 「大仏殿万代石楚」の一、二段目を簡潔にして、四、五段目を省略、三段目「日向島」を中心に構成し直した通し狂言。
 二幕目から登場の景清は、その名に轟く勇猛果敢な出で立ちで、数多の景清伝説に違わない暴れっぷり。ざんばら髪になったところからが見せ時で、太刀を持たずとも、その腕力にものを言わせ、数多来る武者どもをちぎっては投げ、ちぎっては投げ。しかし、頼朝へ迫るもそれまで。

 と、ここまではまさに荒事振り。頼朝からの士官の誘い、頼朝の寛大な態度に心打たれながらもそれを断り、自らの怒りを封印するとして両目を抉る。
 数々の景清物に出てくる、剛毅で人情に篤い「男」景清なのだけれど、三幕目から和事風に場面転換すると、物語のトーンが全く変わってくる。(まあ、歌舞伎の通し狂言では、よくあることではあるが)
 四幕目に、景清再登場。盲目となり乞食をしている景清。そこに景清娘の糸滝が訪ねてくる。ここが「日向島」。生後離れ離れの父親に会い、身を売った金を携えて父の窮状を助けようと思い来た糸滝、それを知らぬ景清は糸滝に自らの立場を気遣わせまいと彼女を思いつらく当たり追い返す。しかし、残された大金と共にあった文書から、糸滝の身売りを知った景清は、景清を監視していた隠し目付からも諭され、頼朝の下に糸滝ともども帰順を決意する。出立する船に皆が乗り、舞台奥から前面にせり出してきてEND。

 って、景清って何て要領悪いの?あるいは、困ったちゃんなの?(確かに、こうしていろいろ拗らせちゃう人物像は、歌舞伎演目に多いのだけれど)結局、頼朝に仕えるなら、両目抉る必要ないし、糸滝身売りすることなかったし。初めからそうしろよって話でしょ。
 
歌舞伎十八番の「景清」他、観劇はないが同「関羽」「鎌髭」などに出てくる豪放磊落、天下無双の剛力、義理人情に篤い好漢としての景清とは、どうも趣が違う。
 そうした景清像を期待していたから、三幕目以降の地味というか、盛り上がりがない展開が、どうも物足りない。景清親子の対面こそ、やや心打たれるものの、親子としての背景が、この舞台では全く描かれていないので、景清の気持ち、糸滝の気持ちに寄り添うことができずもどかしい。せっかくの通し狂言なのだから、もう少し他の景清物もアレンジして、静と動、柔和と剛毅、繊細と大胆、メリハリのある筋立てにして欲しかったと思う。

燦々

燦々

劇団BLUESTAXI

テアトルBONBON(東京都)

2019/11/26 (火) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

大劇場では感じることが出来ない、小劇場だからこその繊細な芝居。1997年結成から第33回、丁寧に積み重ねてきた良い舞台でした。脚本、キャスト、とても良い。

楽屋

楽屋

リブレセン 劇団離風霊船

OFF OFFシアター(東京都)

2019/11/21 (木) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

『楽屋』は二十近く観たが飽きない(大半が「楽屋」フェスであったが)。演出・演技の尽きる事ないバリエーションに思わずにんまり。目から鱗。エネルギッシュな実力派4女優が配役を替え全員に四役が当たる5バージョン(+若手バージョン)。各人持ち役は一つと錯覚する程の入り込み具合。対面客席に挟まれた横長な楽屋で、見せ所を双方に見せる演技、陰影のある場面では良い構図が双方に見える配置が考えられている(と思われる)。個々、その時々の役の感情・意思の捉え方が明快で、そこを躊躇わず押し出す場面作りで会場が沸く。緩急の落差、また「急」の側のボルテージに役者力の程が否応なく。
幾つかの場面が圧巻なのであるが、「終わり良ければ」の法則からすると、最後に「三人姉妹」のメッセージを引き寄せ客席と深く共有するには、ある抑制が必要、であったかも知れない。各所に憎い処理を施す西沢演出はラストも流れにそぐわしい処理をしたが、戯曲のスタンダードな解釈とは離れ、各場面がクリアである分、象徴性(普遍性に繋がる=現在の私たちを包摂する)より、具体性・事件性(そこである特殊な出来事があったという)が強調されたような。過去に観た優れた「楽屋」に比べればドライに感じたが、何にせよ感情の注入度が高く気持ちが良い。同じ演出とは言え、配役変われば風味も相当違いそうで正直あと1バージョンは観たい(観れないが)。
最終回の配役は観客の投票で決まるそうである。

燦々

燦々

劇団BLUESTAXI

テアトルBONBON(東京都)

2019/11/26 (火) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

脚本がいい。役者もはまってて、とってもよかった。

ネタバレBOX

まさかのアンパンマンで泣きました。
あんステフェスティバル

あんステフェスティバル

あんステ製作委員会

横浜文化体育館(神奈川県)

2018/09/22 (土) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

お誘い頂き、
2.5次元世界のライブを、初体験😆

すごい熱量にビックリ!!そして、
女の子達に夢を与えてる空間に感動?感心?とにかく、エネルギー溢れる時間でした!!

酔いどれシューベルト

酔いどれシューベルト

劇団東京イボンヌ

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

偉大なる音楽家、シューベルトの苦悩と栄光に隠された秘密を、彼の夭逝と作曲数の多さに着目した東京イボンヌの代表作。この演目は何度か再演しているが、本公演は完全リニューアル版という。彼の音楽に捧げている人生を苦悩と焦燥に駆られた姿を通してリアルな芸術家像として描いているが、その苦悩の過程を身近に観ている恋人からすれば、音楽など諦めて地道な仕事をしてほしいと願って...。そこに音楽に魅せられた栄光と悲哀を観ることが出来る。
(上演時間1時間30分)

ネタバレBOX

上手側はバーのテーブルと樽椅子、下手側にカウンターを作り物語の展開を促す場所としての役割を担う。舞台全体は焦げた平板を組み合わせたような壁・床で、その色彩は落ち着いた雰囲気を出している。そして、場面によって印象付を強調するため正面上方から照明を諧調させるなど巧い。

梗概...シューベルトは恋人との結婚を望んでいるが、なかなか世に認められる曲が作れない。そんな悶々、苛立ちの中にある。一方、恋人は家族(父の医療費、妹達の生活費)のために心ならずも金持ちバロンへ嫁ぐことを決心する。シューベルトの落胆と恨み、そんな時、酒場に悪魔が現れ、美しい曲をプレゼントする代わりにシューベルトの寿命(1カ月)を縮めるという。悪魔の誘いに乗り、多くの名曲を残したが...。寿命があと1カ月になった時、恋人の真心を知り、また自分自身による作曲でないことへの絶望が切ない。
バロンの呟きは「金持ちになる秘訣は、悪魔に魂を売ることだ」というもの。世に認められる曲のために、1曲につき寿命1カ月を悪魔にさし出す、という契約が成り立つ経緯である。

さて、もともと悪魔などは存在せず、自分の心に巣くうもの。恋人はシューベルトのため神に祈っていたが、その行為こそ神との対話であるという。神も悪魔も自分の心の中。今まで作曲したものは全て自分の力であり、まさに命を削った結晶である。荒み焦り余裕のない心の隙に入り込んだ己自身の弱き邪悪な心との葛藤という姿が浮き彫りになる。
今までに観た「酔いどれシューベルト」は規模こそ違うが楽団を従え、生演奏を聴かせて”音楽という世界観”を舞台全体で感じることができた。この公演ではストレートプレイにリニューアルしたことで、よりシューベルトの人間性と時代背景に焦点を絞っているが、彼の音楽家としての観る・聴かせるという両方の魅力は伝えきれない。

この劇場規模では難しいが、やはり”音楽の世界観”が存分に味わえる演劇技術、特に音響には”聴かせる”という魅力が演出できればと思っている。ラストに流れる「アヴェマリア」は物語の底流にある人間讃歌、その心象付けといった効果をもたらしており、このようなシューベルトの歌曲も劇中歌に挿入するような工夫がほしいところ。
次回公演を楽しみにしております。
ただしヤクザを除く

ただしヤクザを除く

笑の内閣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/11/07 (木) ~ 2019/11/11 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/11/09 (土) 18:30

価格2,500円

ちょっと縁遠いように思える「人権」を「ヤクザは宅配ピザを頼めないのか?」という身近な例を使って考えさせるケーススタディ、的な?(笑)
なので大変ワカり易く、なおかつ重要なポイントもきちんと踏まえて解説していて、もちろんドラマ性や笑いも盛り込んで鮮やか。

改訂版『命の池』

改訂版『命の池』

劇団演奏舞台

九段下GEKIBA(東京都)

2019/11/22 (金) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/11/22 (金) 19:00

数年前のオリジナル版より神秘性アップ。じっとりした池のほとりを感じさせるセットも良かった。音楽とストーリーの掛け合いも流石。パーカッションもいい味を出していた。

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