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成り果て

成り果て

ラビット番長

紀伊國屋ホール(東京都)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

 満席状態であったが、場内整理も手際良くスタッフがテキパキ動き、適切な声掛けをしてくれるので大入りにも関わらず混乱がないのも良い。
 幕開き前には男女ペアの棋士による将棋解説も板上で行われ、将棋及び将棋界のアウトライン、ルールなどを分かるようにしている点もグー。幕開き後は、場転の殆どを1階、2階の明暗転でやっているので場面転換が非常にスムースに運び観劇しやすい。無論、こういった流れの中にも変化をつけている場面があったのは流石である。この劇団の演目は今の所一応4つということができようか、今回扱われている将棋、少し前から今後もこの国ではハッキリ傾向の出ている老齢化社会問題(殊に介護)、野球、そしてノワール(人間の自然破壊の齎す自然からのしっぺ返し)、更に5番目の用意もあると自分はみているが、今ここでは明かさない。(追記2020.2.9 23:46)

ネタバレBOX

 何れにせよこのホールに出られるということは、メジャー劇団として業界に認められたと言っても良かろうが、無論、表現者の世界はそんなに甘いものではない。この劇場の舞台に立ったということは、表現する者の宿命として現代ならワジディ・ムアワッド、エドワード・ボンドを始め、唐十郎、別役実などの現役先輩諸氏。寺山修司、井上ひさし、つかこうへいら亡くなりはしたが数多くの作品が上演され続けている諸先輩、阿部公房、木下順二、三好十郎、秋元松代ら錚々たる大先輩を含め今後、古今東西の劇作家の作品群(近松門左衛門、鶴屋南北、観阿弥、世阿弥、ソフォクレス、アリストパーネス、シェイクスピア、モリエール、ラシーヌ、チェーホフ、イヨネスコ、ベケット、サルトル、ブレヒトといった天才たちと)と戦う為のとば口に立ったということだ。総て才能ある表現者は、有史以来の時間・空間を相手に世界を見据えて戦う宿命を負う。日本という小さな国の現代だけでなく世界の時空で羽搏いて欲しい。座長のパースペクティブもかなり広かろう。若手もドンドンチャレンジし、座長を脅かす存在になるよう己の才能を磨き続けて欲しい。
 今作に戻ろう。時代は日本でも漸く電網空間(現在のサイバー空間)が意識され始める頃1990年代中盤に差し掛かる辺りから2000年辺りと考えて良かろう。ウィンドウズ95が発売され日本でも電網空間が一挙に拡大した前後であるが、ユニックスから発展したマックOS,ウインドウズOS,リナックスをはじめとした様々なOSの発展、CPUの発展が話の背景にあるのは無論のことであり、加えてネットワークの発展、ブラウザの発展も一々の説明は為されていないがあることは、観客の皆さんも体験上分かるであろう。(そう期待してもいる。)実際、良いか悪いかは兎も角、インフォーメイションとテクノロジーの進歩は最早止められない。量子コンピュータも配線を量子レベルにまで細くできれば実用化が見えてこよう。そうなれば現在のスパコンなど直ぐ博物館行きである。(オンオフに関しては既にラボ実験に成功例があると聞くし、先だっては量子コンピュータに有利な計算であったとはいえスパコンに買ったとの報道が世界を駆け巡ったことはご存じだろう。)
 但し、これらの技術的進歩を例えどれだけ緻密に正確に描こうとも演劇作品にはならない。人間が介在してこなければ、人々の共感を誘うことは難しいからである。「ターミネーター」のような傑作でも、そこに人間的ドラマを観客が読み込むからヒットしたのであり、それ以外ではない。今作でも、師匠・森の優しさ暖かさと、天野兄妹の兄・高志の森の影響を受けたような優しさや思いやりと勝負の世界の非情、将棋ソフト・ジーニアスを開発した山元と高志との微妙な関係、高志と桂子との切っても切れない関係と兄の無念を晴らそうとするかのように女流名人の座確実と言われながら敢えてより厳しい奨励会の道を選び然も女性初の奨励会出身プロ棋士となった桂子の活躍。最強将棋ソフト・ジーニアスを破りコンピュータとプロ棋士の対決に一役噛んだ高志開発の将棋ソフト開発と高志の癌による死など人生の重大事がこれでもか、という勢いで襲い掛かる。
 その果てラスト、師匠とコンピュータの対決、この劇団の本質、人間を描くことと技術文明の齎すもの・こと・利害との対決でもある。殊にこの作品のよって立つ時代に急速に伸長した新自由主義経済即ち新植民地主義経済は、人々の生活を利便化すると同時に最低賃金の値を世界水準にした。大分以前にも指摘したが、世界中に張り渡されたネットワークによって、ネットワークによって繋がれた殆ど総ての世界から、資源、労働力、運搬その他、製品化する為に必要な諸々を世界で最も安い所から調達できるようになったのである。この結果、製造業ではなく、作るから売れる製造業から、売れるから作れる販売業に資本主義自体がシフトし、更にそれら企業の金融面を管理する金融業が世界経済を仕切るようになったという訳だ。ところが、日本の阿保官僚及び自分の頭を用いて考えることも、民衆の心を理解できぬほど役立たずの政治屋どもも最早如何なる解決策をも導き出すことが出来ぬと思い込んで居る為に、軍事に走っているのだ。頭の悪い彼らにはお似合いだが、我ら主権者が付き合う必要などさらさらない。そのことを明文化し彼ら及び金融界、儲けることだけしか追及することのない資本主義を破壊、再創造せねばならない。現在我らが生きている社会の徹底的な再分析が必要である。このような人間的な価値を気付かせてくれる人間自身の作り出す営為の一つがちゃんと人間を描く演劇などの文化というものなのだ。
ゴールドマックス、ハカナ町

ゴールドマックス、ハカナ町

桃尻犬

OFF・OFFシアター(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/02/07 (金) 19:30

テンポの良さが身上の掛け合いが素晴らしく
怒涛の台詞に惹き込まれていく。
中でも堀靖明さんの“ピュアで思い込みの強い”キャラが
存分に活かされていてとても良かった。

ラストがハカナ過ぎて思い出しても哀しい。
人の幸せってなんだろう?

ネタバレBOX

親に捨てられてから、年の離れた妹を一人で育てて来た兄・中條はじめ。
彼の人生はすべて“妹・小春のため”にある。
パチンコ屋しかないこの町で仕事をするため、
そのパチンコ屋に就職し、恋人もなく、妹の心配ばかりしている。

その小春は高校卒業を前に、兄から自立したいし、
自分のためにだけ生きているような兄がやや疎ましい。
自分の幸せを見つけて、と言っては兄妹喧嘩になる今日この頃。

職場の仲間も妹も、みんなで兄に恋人を当てがおうとする。
そしてはじめに一方的に告白し、同じパチンコ屋で働き始めた女、
るり子に白羽の矢が当たる。
やがて妹は家を出て結婚、兄はるり子と暮らし始める。
すべて上手くいったと思われた時、
驚愕のラストシーンが待っていた・・・。

まず役者陣の振り切れ方が素晴らしい。
怒涛の台詞をよどみなく繰り出し、価値観を激しくぶつけ合う。
堀靖明さんの、あの台詞回しが大好きだ。
”ヘンなキャラ”が”極端なピュア”になってしまう。
だから憎めないし、むしろ次第に共感していく。
その妹(神崎れな)も、兄の理屈に負けていない。
最後は自分の思うように家を出て結婚したのだから大したものだ。
パチンコ屋の常連で小学校の先生(徳橋みのり)もぶっ飛んでいて素敵だ。

そして登場からして異様な女・るり子(青山祥子)、彼女はサイコパスか?
中盤では、愛情のなせる業みたいに思ったりもしたが
あれはやっぱりサイコじゃないか。

結局はじめの幸せって何だったのだろう?
妹のために生きていた方が幸せだったんじゃないか?
あの結末、あれでははじめが可哀想過ぎる。
皆の意見に従って生き方を変えたら、あんなことになっちゃった。

あのハカナ町という名前は、彼のためにあるような気がする。
誰かのために生きたってきっといいのだ。
依存していても幸せならきっといいのだ。

真ん中辺のクイズ、あれは何だったのだろう?
あの演出の意図が良く解らなかったが、
はじめの価値観がひっくり返るには、一度死ななきゃならなかったのだろう。
それほどの価値観の強さが、堀さんの台詞にはあった。
だからハカナ町の哀しさが際立つのだ。









好きな子として、生きていく

好きな子として、生きていく

怪奇月蝕キヲテラエ

新宿眼科画廊(東京都)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/02/07 (金) 15:00

価格2,000円

女流棋界(←用語的にアリ?)振興のために元棋士である連盟事務員が考案した策の顛末。
その策もいかにもイマドキのものでありそうだし、女流棋士たちの変人ぶり……もとい、強烈な個性(爆)はマンガチックでありつつ「そういう人ももしかするといるのかも?」でニヤニヤ。
また、会話も随所に巧い(あるいは笑える)部分があって愉しい。

将棋・将棋界に疎くても当日パンフレットや劇中の台詞に説明的な部分があったりするので問題なし。(よって早めに入場して開演前に当日パンフレットに目を通しておくことを強く推奨)
暗譜(?)での対局場面などもあるけれど、駒の進み方程度しか知識のないσ(^-^) でも楽しめたし。

それにしても元々将棋が好き(そういう劇作家さんは複数いらっしゃるしその作品も観ている)というのではなく本作の為に学んだという三浦主宰、スゴいな。

ネタバレBOX

ちなみに女流棋界振興のための策とは、若い棋士をYoutuberとすること。

冒頭で2人の演者のうち1人がモノローグで語り、もう1人がその内容の動作・演技をする「当て振り」的な手法を駆使する。これって考えようによっては「二人羽織」っぽくないか?(笑) こういうの、好きだな。
野兎たち【英国公演中止】

野兎たち【英国公演中止】

(公財)可児市文化芸術振興財団

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2020/02/08 (土) ~ 2020/02/16 (日)公演終了

岐阜の劇場と英国の劇場による新作。約2時間20分、休憩15分含む。面白かった!国際結婚する男女の家族が日本で初対面。双方が問題を抱えており…。転換も展開もスピーディーで会話に説得力あり。説明しすぎないのもいい!ラストの余韻が持続。いいもの観た♪東京、岐阜の後に英国公演あり。

野兎たち【英国公演中止】

野兎たち【英国公演中止】

(公財)可児市文化芸術振興財団

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2020/02/08 (土) ~ 2020/02/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日。脚本も役者さんも素晴らしい。テーマも普遍的で飽きない。テンポやエンディングも私は好きです。キワドイ内容や表現もないので誰でも楽しめると思います。可児市さんありがとうございます。

ハルカのすべて

ハルカのすべて

ももちの世界

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/02/08 (土)

素晴らしかったです☆演技だけじゃなく音響までもが役者自身で表現するので絵面的にも地味になるかと思いきや、むしろ壮大な世界に感じる摩訶不思議な魅力に満ちた作品でした☆照明も最小限、衣装も白と黒のみとあらゆる視覚的要素を削ぎ落としてる分観客はより想像力を研ぎ澄まさせて観る事が出来るんです★遥が歩く場所が見る者によって様々な色、風景に感じる事が出来るのがこの作品の醍醐味だと感じました♪

成り果て

成り果て

ラビット番長

紀伊國屋ホール(東京都)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

将棋愛一本勝負の演劇。

居飛車穴熊を攻略する藤井システムなんて、さすがに将棋知らなきゃ何言ってるのの世界だと思う。笑

そもそも、棋士と呼ばれる人達と女流棋士は別物であるという、根本的な土台を理解してないと、初の女性棋士誕生というオチも響いてこないだろうし。

羽生さん五冠、ニコニコ、コンピューター3番勝負、ポケベル等、、時代の移り変わりの速さを実感させられる舞台でした。

紀伊國屋ホールの使い勝手はどうだったんだろう。
金にも成れる、歩が魅力のラビット番長さんが舞台を魅せるには少し広い感じしたけど、紀伊國屋ホールの常連に成ってもらいたいな~

成り果て

成り果て

ラビット番長

紀伊國屋ホール(東京都)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★

池袋で見ていたのと違い後方からの観劇だったので舞台が遠い・・・
ストーリーはしっかりとしていて笑いそして時にほろっと泣かされ大満足でした。

成り果て

成り果て

ラビット番長

紀伊國屋ホール(東京都)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

それと配役的には前回公演の時のキャストの方が好みです。

成り果て

成り果て

ラビット番長

紀伊國屋ホール(東京都)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

流石安定の高クオリティ。面白さ。感動。

逆にいうと前回からの大幅なステップアップはあまり感じられなかったかなあ。
それでも十二分な面白さと感動でした。

成り果て

成り果て

ラビット番長

紀伊國屋ホール(東京都)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★

紀伊國屋ホール久しぶりに出かけました。若い頃はこのホールの広さが苦にならなかったのですが、後方から観劇するのがつらく感じました。目も耳も老化したのだと思いました。でもでも、さすがラビット番長さん素晴らしいお芝居でした。

リーディング公演『自然な未来!』

リーディング公演『自然な未来!』

青年団

アトリエ春風舎(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/10 (月)公演終了

満足度★★★★

『あなたの目下には水が広がるとして』観劇

ネタバレBOX

スマホ、タブレットを使用して普通に動くリーディング劇。あるいは、スマホ、タブレットを見ながら演技するお芝居。内容は、異常気象が常態化した社会における日常と非日常を描いた話。そして、青年団の中にも豊岡市に移転することに気乗りがしない団員がいるということを表現した話。

お師匠さんの教え通りの日常と非日常には辟易します。しかも、その非日常がオカルト的だと吐き気がします。

青年団にとって移転することが良いことなのか甚だ疑問です。
メアリー・ステュアート

メアリー・ステュアート

アン・ラト(unrato)

赤坂RED/THEATER(東京都)

2020/01/31 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

エリザベス一世は、スコットランド女王とは親戚だが、亡命してきても思惑があって、見殺しにする。これが原因にもなって、スペインとアルマダ海戦になり、覇権を確立する。

演劇なので、ほとんど背景を知らなくてもある程度理解できるはずだが、やっぱり少し複雑なのだ。それを二人の名優は、ものすごく熱演するのだ。

二人が、ことばをかわし、舞台上を巧妙に作るのはたいへん。これが大勢で、大規模化すると、役者の顔やことばが遠くなる。良い演劇だった。

成り果て

成り果て

ラビット番長

紀伊國屋ホール(東京都)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

初演(「グリーンフェスタ2016賞」受賞)、再演(「第29回池袋演劇祭大賞」受賞)も観ているが、本公演は先に受賞した時の劇場より少し大きな紀伊國屋ホールだ。全体的に上手くまとまった感じであるが、身近な緊密間というよりは少し距離感のあるような印象。それだけに緊密=親密を好むかどうか。その意味で身近な勢いか、距離ある整いか、舞台によってこうも印象が違うとは…やはり演劇は奥が深い。
(上演時間2時間強)

ネタバレBOX

舞台セットは、三方向から観せる。何の変哲もない舞台が、中央扉を両開きすることで上手・下手に話を振る。その上部に対局場面を設ける。舞台は上下の2階建てであるが、その雰囲気は上階の勝負という静寂、下階の生活という活気といった対照的な観せ方。将棋のタイトル戦は、盤上をTVで映す時は天井からカメラを回すが、この芝居ではその逆、上階で俯瞰するような位置取りをし、さらに下手側モニターで盤上を見せるというリアルな工夫。上手扉側が、森将棋道場の そして奨励会会員であろうメンバーが騒がしく指手研究をしている。一方下手側は、物語の本筋...森家の家族や幼い時から出入りしている天野兄妹の話。初演時は、この三方向の演出のバランスが少し悪く集中力が分散されるように感じたが、本公演ではまとまりがあった。

物語はいくつかの話を実に巧みに構成...一つは、プロ棋士とコンピューターに搭載された人口知能との対戦。人口知能が自己進化するという、将棋というアナログ世界とデジタル世界という異次元対決を持ち込む。もう一つは、プロ棋士になれず挫折した人間...その男を通してみた生き様。そこには夢を追い続けて、その人間味が溢れているところ。この両極をしっかり描き、芝居としてまとめあげている点が素晴らしい。

途中、コンピューターの自己進化に”嫌悪”的な描きも見えたが、この人口知能、人類にとっての存在価値を問うような...。しかし異なる役割は優劣を争う存在ではなく、それぞれの役割を果たすという根本的なこと。また母子家庭で育った兄・妹の将棋世界での生き残り方を感動的に観せる。それぞれの想いが伝わる演劇の醍醐味、しっかり受け止めさせていただいた。

最後に物語を印象付、牽引するための工夫が好い。泣き笑いを強調させるような舞台技術ー照明効果としてのピンスポットや階調、効果的な音楽を用いるなどー多くの人に楽しんで観てほしい、そんな思いを感じさせる丁寧な公演であった。
次回公演も楽しみにしております。
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ここ風

シアター711(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★★

ここ風初観劇。セットの出来が素晴らしいし、展開、役者さんたちの芝居もいい。普段は小っ恥ずかしくてあまり口にしないけど、素直に「感動した」と言える舞台だった。

舞台「花火の陰」

舞台「花火の陰」

舞台『花火の陰』2020製作委員会

三越劇場(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/10 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/02/08 (土) 13:00

心温まるSFファンタジーで良かったです。
今と昔のシーンでの衣装の差も面白かった。
ライトが直接目に入るシーンが、いくつかあったのが辛かった

映像都市(チネチッタ)

映像都市(チネチッタ)

“STRAYDOG”

ワーサルシアター(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/11 (火)公演終了

満足度★★★

三十年前に、まだ世に知られていなかった鄭義信が所属劇団の新宿梁山泊のために書いた戯曲だが、いま改めて見ると、この作家の原点が詰まっている。
 時代設定は、映画館の壁に「ラストショー」のポスターが貼ってあるから70年代前半。映画界が50年代の栄光の時代から滑り落ち、ほとんど、どん底の時期である。撮影現場は荒廃し、地方の映画館は次々と閉館した。副題にチネチッタ(イタリアの大スタジオ)と振ってあるが、ここもマカロニウエスタンなどで食いつないでいたころだから、似たようなものだが、全く関係ないのに…と思っていると。
 そこは川崎(架空の設定)で、現実にチネチッタという独立系の映画館があった(今のシネコンとは違う)。映画に夢を抱きながら、手作りシュークリームを館内販売しながら小さな映画館を経営する夫婦と、撮影現場でわがままで中身のない大監督に無理無体を言われながら苦労する若手脚本家と裸でしか売れないワンサの女優、彼らの生活の周囲を、現実の世界と映画の中の世界を交差させながら、描いていく。おや、ここはどこかで・・と既視感に襲われるが、それは、鄭義信が、その後、「焼肉ドラゴン」や「血と骨」などで、軸となるシーンとして再生させたからだろう。作劇的には寺山や唐の影響も深く、バブルの中で、忘れ去られようとしているまだ傷跡の生々しい昭和懐古の90年代ドラマである。
 その戯曲を演出の森岡は自身の原点でもあるとして舞台にかけたわけだが、如何せん、今の若者には全く通じていないようである。かと言って、新しい形で再生もしていない。劇団としては番外という若い俳優の稽古公演のようなものだから、それを言うのは野暮だろう。この戯曲の存在を思い出しただけで良しとしなければ。

グッドバイ

グッドバイ

東宝・キューブ

シアタークリエ(東京都)

2020/02/04 (火) ~ 2020/02/16 (日)公演終了

満足度★★★

太宰治の未完のコメディ「グッド・バイ」は起承転結で言えば「承」の初めで終わっている作品だが、それを ケラリーノ・サンドロヴィッチが大幅に補充して戯曲として完成させ上演したのが2015年。原作部分は1時間もないものを3時間に膨らませている。今回はその生瀬勝久演出による再演である。

原作は沢山の愛人との関係を解消するはずが美容師と画家の2人で途切れている。ケラ版は愛人の数を原作よりも多い20数人と煽るので続けて色々な愛人が登場するのか思いきや、女医を登場させただけで「承」は終わりとし、コメディであることをパワーアップして大技の「転」を続け、最後は予定調和的な「結」としている。しかしストーリーそのものはかなりやっつけ仕事で、個々の俳優さんの演技を楽しむべきものだと感じられた。

生瀬さん、もちろん出演もする。冒頭いきなり、主人公の藤木直人さんに無茶振りをしてさすがと思わせる。原作では葬儀の帰り道での会話なのだが、本作では葬儀会場での読経の最中の会話として故人への失礼さを際立たせている。そのためにわざわざ喪服を着た会葬者を10名くらい用意するという力の入れようだ。生瀬さんはここがやりたかったのだろう。藤木さんは真面目で気が弱くそれゆえにどの女性にも別れが言えない色男というお得意の役どころだ。女性陣は真飛聖さんがしっかりした奥さんにピッタリだったが、歌わないソニンさんは魅力半減で大振りの演技が空回りするばかりである。そしてこれだけの人がいるのだからラウンドガール(?)のバイオリン以外にももっと派手に歌い踊って欲しかった。

ところでマチルダアパルトマンの「ばいびー、23区の恋人」って「グッド・バイ」からインスパイアされたのだろうか。「ばいびー…」は本当に23人のところを回って行くので、原作の本来の姿に近いのかもしれない。

-127birth

-127birth

こわっぱちゃん家

シアター風姿花伝(東京都)

2020/02/06 (木) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★

冒頭のテンションに圧倒されつつ、この調子で110分だときついなあと思ったものの、ところどころでウルウルさせられる、とても真摯に作られた良質の芝居。セットもシンプルに見えるけど、よく練られた造り。ただ、老年期に入った者からすれば、若い作者が書いた作品だなあという思いは残りました。

トタン屋根でスキップ

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ここ風

シアター711(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★

惜しい・・・自分ルールで
開演時間厳守があって・・ゼロアワーならずだったんで
満点はあげられないがー良い作品だった(^-^)

会話のリズムや やりとりに
各登場人物の個性や生き様とか
ほんと そのまま使えそうな喫茶店内の綺麗な舞台セットとか
いろいろと楽しめる要素の詰まった
約2時間弱の作品でした

ネタバレBOX

人の出会いって重要だよなーとかも
強く感じたデスね

まさかのSF要素まで入れてくるとは・・・脱帽じゃわい

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