最新の観てきた!クチコミ一覧

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舞台「花火の陰」

舞台「花火の陰」

舞台『花火の陰』2020製作委員会

三越劇場(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/02/09 (日) 13:00

「花火が綺麗なのは一瞬だけだから。」

でも一瞬でも見も知らぬ他人が同じ光を見つめるのって奇跡だと思う。

心温まる奇跡の瞬間に立ち会える素敵な舞台でした。

成り果て

成り果て

ラビット番長

紀伊國屋ホール(東京都)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/02/09 (日) 13:30

面白かったです。2時間あっというまでした。
コンピュータとの対決とか将棋とか女流棋士の立ち位置とか
いろいろ大変なんだなと思いました。
でもこの劇を通じていろんな人にみてもらって日本の
文化である将棋を更に良くして行きたい、という気持ちが良く伝わりました!2525飛車面白かった(^^)

舞台「盆栽」

舞台「盆栽」

ALPHA Entertainment

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

本日、12時開演を観劇しました。いやーよかったです。面白い。既婚者はできれば、ご夫婦で行ってもらえれば、何かしらを感じる作品だと思います。

回遊魚たちのブルー

回遊魚たちのブルー

フェルフェン

新宿文化センター(東京都)

2020/02/09 (日) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★

本日観劇。それぞれ問題、悩みのある女性のお話でした。内容としては、特に気を狙った感じではないと思いましたが、それぞれの関係性や思いをぶつけ合うシーン良く演じられていたとおもいます。時間的な制約もあるのだと思いますが、少し急いで進めている感じがしました。もう少し時間をかけて内面を掘り下げるようなことができるといいかなと思いました。次回作も頑張ってください

-127birth

-127birth

こわっぱちゃん家

シアター風姿花伝(東京都)

2020/02/06 (木) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/02/07 (金) 19:00

座席1階2列

2月7日の夜と2月8日の昼の公演を観させていただきました。
役者さん全員が頭のてっぺんから足の爪先まで全力で演技されている姿に感動しました。
みんな役になり切っていて、劇ではなく普通の日常の場面を見ている感覚でした。
生命の大切さ、生む苦しさや嬉しさ、育てていくことへの不安と希望…観ることができた私は幸せものです。
心の選択を観て、心を洗濯できた感じ(*>ω<*)b

ハルカのすべて

ハルカのすべて

ももちの世界

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/02/08 (土) 18:00

初見。すごくシリアスな芝居を作る人だと思った。芝居の空気感を作るのがうまいのか、世界観に浸るのはそう時間を要さなかった。
引用された映画のほとんどはわからなかったけど、映画ももっと見ないとと思った。
よく稽古されていて努力の後が良く見えた芝居だとも思った。
面白かった。

ハルカのすべて

ハルカのすべて

ももちの世界

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★

良かったです。アフタートークも面白かった。次回も期待しています。

舞台「盆栽」

舞台「盆栽」

ALPHA Entertainment

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

 隣室との壁が薄い為、隣りの住人の有様が直ぐに知れてしまうような集合住宅に住む夫婦の部屋(妻・編集者、夫・フォトグラファー)にはお隣さんが毎日のようにやってくる。(追記2020.2.10 0:14)

ネタバレBOX

こちらの亭主は企業勤めの中間管理職、女房は専業主婦だが、彼女も盆栽に興味を持ち5000$で一鉢購入し到着を待っている他、風水にも凝っている。この2組のカップルの他に、今度は英国の航空会社オーナーの子供(兄・妹)が上手隣人として加わった。兄は心気症を患っているのか、それともプレシオジテからか、他人の家にズカズカ上り込んでいるずうずうしいキャラの癖に椅子に掛ける際、必ずハンカチを尻の下に敷いて着座していたのだが、妹が機内に「ナッツが無い」と騒いで彼女の搭乗便はナッツを調達せんが為に空港に戻らざるを得なくなった、とのニュースで一躍その名を世界に知られることになったナッツ姫の醜態を晒してからは心気症的症状が出されなかったことを観ると、ブルジョワの貧乏人に対する差別意識とプレシオジテに過ぎなかったことが分かるなど可なりヨーロッパ的な感覚も取り入れた面白いコメディーだということができよう。因みに彼らの資産が875億円程度でしかないとすれば、アジアの金持ちレベルに合わせているのであろうし、ナッツ姫の話は韓国であった航空業界オーナーの娘の話をパロっているのは無論である。
 この3カップルのうち唯一のサラリーマン家庭。中間管理職・下手主人の様々なとりなし総てが八方美人的で主体性が無い、と非難される下りが、実に日本の社畜等のみならず主体性を隠し、寄らば大樹の陰と周縁に自らを合わせ続けることしか考えることのできないように訓練されたのみならず、訓練されていることすら忘れ果てて、己の立場がどのような人間的価値を守ろうとして取られているのかについての自己弁護すらできない日本人と、少なくともその程度のことはしようとするアメリカ人との差でもあろう。一方、収奪のみに明け暮れるグローバリゼーションの央に在って被雇用者として生きる我々の抱えるアンヴィヴァレンツ自体が我々多くの者に自明で無くなっているのは、無論我々自身の堕落懶惰の必然的帰結と考えねばならない。登場人物6人のうちまともな人間は1人もいない点に喜劇としての今作の真骨頂がある。念の為に付け加えておくと、無論まともな人間とは、己の自由の為に戦い己の実存と向き合い続けながら、自己検証し己の人としての進路を決定実践して行く者である。にゃんちって。
トタン屋根でスキップ

トタン屋根でスキップ

ここ風

シアター711(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/02/05 (水) 19:00

座席1階3列5番

価格3,500円

老若男女、誰が観ても楽しめそして泣ける作品です。
11日(火)まで上演中なので下北沢に買い物の序でに
何か観ようと思って迷っている方などにも是非お薦めです。

ネタバレBOX

とある少し小さな町の喫茶店で起こる人情味溢れるハートフルコメディ
隣人や常連さんの個性も強く楽しく。
劇中の関西弁も優しく染みます。
照明の優しい使い方もポイント♪
マスターと娘のマグカップとかにも注目すると楽しいです♪
苺と泡沫と二人のスーベニア

苺と泡沫と二人のスーベニア

ものづくり計画

上野ストアハウス(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★

チケットプレゼントで拝見。約90分だけど、間延びした印象を受けるのは、シーンチェンジのタイム感がやや一本調子に思えるからか。あと回想シーンの処理も今一つ。前回の「夜を、徘徊。」は、暗転でテンポを切らずに照明の切り替えだけでシーンを変えていくオムニバス映画っぽい作りで、そこが面白いと思ったのだけれど、今回はみなみと研二郎の関係がメインっぽいのに、そこがうまく浮き出てこないなあと。

ネタバレBOX

しかし、チケットの価格帯も違うし、作・演出も(いつもと違う)映画監督の人ですよと明示してあるのに、それをいつものものづくりと違うから云々と言われても、劇団は困るだろうなあ。
コタン虐殺

コタン虐殺

流山児★事務所

ザ・スズナリ(東京都)

2020/02/01 (土) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/02/08 (土) 19:00

 流山児事務所と serial number の詩森ろばの合体は、4年前の『OKINAWA 1972』に続く第2弾だが、優れた社会派エンターテインメントだった。アイヌ問題を題材に、17世紀のシャクシャインの戦いを軸に、1974年の白老町長刺傷事件も扱う展開だが、現代のすすきののキャバレーも登場させるなど、シリアスな部分とエンターテインメントのバランスがよくとれている。出演者の急病で配役の変更など大変な部分もあったようだが、それを感じさせない舞台だった。

苺と泡沫と二人のスーベニア

苺と泡沫と二人のスーベニア

ものづくり計画

上野ストアハウス(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★

もの作り計画ということで、かなり期待して観劇。前作の瀬戸の花嫁やその前の天狗ラジオの感じで拝見したので、少し違うと思ってしまいました。本作は若手で元気よく演じられていて、よかったと思いますが、心に響く、共感できる部分は少し表現しきれなかったかなという感じでした。27歳もまだまだ若いので、若いうちはいろいろできる的な内容も少しだけ違和感かな。今後の皆さんの活躍に期待です。

トタン屋根でスキップ

トタン屋根でスキップ

ここ風

シアター711(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/02/07 (金) 19:00

本当に観て良かったと思える舞台でした。
観てから二日経っているけど、内容が色褪せずに残っている。視覚と心に。

トタン屋根でスキップ

トタン屋根でスキップ

ここ風

シアター711(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★★

とてもよい作品でした。関西弁のテンポよい会話で始まり、笑いありそして涙ありのあっという間の2時間弱でした。セットもとても良くできていて、臨場感ありました。役者の皆さんのお芝居も、会話から内面も見え隠れして、茜さんの明るさが反対に切なく感じたりして。とにかく見所たくさんで、ここ最近で、とてもよかったと思える内容でした。次回も期待しますね。好きな団体の一つになりました。

苺と泡沫と二人のスーベニア

苺と泡沫と二人のスーベニア

ものづくり計画

上野ストアハウス(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★

若手の役者さんを中心にしており,いつものメンバーのものづくり計画の芝居ではなかったからか?ストーリーにも感動や意思を伝えるものはなく,ただの観劇で終わってしまい,ちょっと残念な芝居であった。

成り果て

成り果て

ラビット番長

紀伊國屋ホール(東京都)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/02/08 (土) 13:30

素晴らしかったです。

ネタバレBOX

物語の最後の方の主人公とAI ジーニアスの対局で、主人公が、弟子が必死に作ったソフトが見つけたジーニアスの弱点を突かずに破れたのはどうかと思うけど、勝つことを重視しているAIには出来ない、「魅力的」という選択肢を選んで、ファンの心を掴んで破れた事で人間だからこその意味をみせられて胸が熱くなりました。
内容が素晴らしかったのに、最後の挨拶(普通の事を言った)が酷すぎて、熱くなっていた心が一気に冷えて、感動がふっとんでしまって残念でした。
ゲキぴよ〜ひよっこ演劇祭2020〜

ゲキぴよ〜ひよっこ演劇祭2020〜

演劇企画団体ひよっこ

北池袋 新生館シアター(東京都)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

残念ながら合いませんでした。この先どうなるんだろうって関心を持つことが出来ず、作品に入れませんでした。

-127birth

-127birth

こわっぱちゃん家

シアター風姿花伝(東京都)

2020/02/06 (木) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★

重いテーマの割に芝居が激し過ぎないのが良いと思う。
ストーリーはシンプルだけど、男女で受け止め方が全然違ってくるんお芝居なんじゃないかな。

おんにょろ盛衰記

おんにょろ盛衰記

糸あやつり人形「一糸座」

座・高円寺1(東京都)

2020/02/05 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★

演出家としての名前はよく聞いていた川口氏の本格舞台を初めて鑑賞。上手花道に謡い方と太棹の弾き手が二名ずつ、下手側には敷物の上に太鼓と鳴り物の演奏者。おんにょろ役に元唐組俳優丸山厚人、他は黒衣裳で人形を操る。途中、京劇あり、大蛇のうねりの舞いあり。伊藤雅子の装置の特筆は舞台下手上方に吊られた、うねる曲線で切り取られた大きな板。背後の黒にくっきり浮かんでいる。照明の当りで見え方が変わるが、後半、村人が喋くる場面でふと、板の輪郭が裏返し、周囲の黒部分が山、境界が稜線に見えた。
「おんにょろ」は以前戯曲を読んだが舞台は初めて。糸操り人形劇である事、語りや音曲の使用により、民話的世界がうまく舞台化されていた。

ネタバレBOX

追記するのは「作品」と「演出」について。以前戯曲で読んだ時、木下順二のうまい筆運びは終盤に「劇的」な瞬間を作ってはいる、だが「そうならない展開」もあり得る所を敢えてそう運ばせた意図は抽象的な思考に属し、民話風を装っているがどうも知識人的であると感じた。その事を芝居を観ながら思い出した。
おんにょろという馬鹿力を持つ無法者は、村人にとっては他の厄介者、「虎狼」と大蛇と並ぶ三大災難なのだが、おんにょろは村人におだてられて虎狼、そして大蛇を倒す。大蛇の時は、村人がうっかり口を滑らせた「もう一つの厄介者」の事を教えろと迫り、乱暴をするが、虎狼を倒して来たばかりで疲労のさなかにあるおんにょろの闘争心を村人らは炊きつけ、大蛇退治に出掛けさせる。大蛇退治の様子を見ていた村人らは、おんにょろが大蛇の体に摑まって湖の中に入って3日も出てこない事を確認し、おんにょろと大蛇が相打ちして双方とも果てたと判定、村に帰って祝いの儀を行うこととする。だがおんにょろは大蛇を倒し、草っぱらに放り出されてそこで2日間昏々と眠っていただけであり、村人が宴を催そうとしている時にやって来る。その前に湖に貼り付いていた村人らが一計を案じて、村で待っている者たちに「おんにょろが来たぞ」と触れてひと泡吹かせ、その後朗報を聴かせて安堵させてやるというドッキリを計画。
「劇的」はこれに続く展開で、「おんにょろが来たぞ~」が嘘と真の両面持ち得る事の劇的がある。そこから本丸の劇的へ。おんにょろが「もう一つの厄介者は誰だ!?」(それが人間である事を前のやり取りで聞いている)と迫ると、先程から肝を冷やしながらおんにょろと話をしていた長老が、ついに「それはおんにょろの事だ」とやけくそに告げてしまう。おんにょろは立ち尽くす、というラストだ。
虎狼も大蛇も、おんにょろも人間とは言え、架空の世界(フィクション)の住人である。そしてこのドラマは、村人たちと、おんにょろの二者の関係の物語で、村人の方はどこまでも平坦な現実そのもので、変数はおんにょろ、これが何を象徴するのかを劇の進行で見極めようとして行くことになる。
村に貢献したと思っていた自分が、退治されるべき厄介者とされていた、という逆転は、即ちおんにょろの側に身を置いた、「一人称おんにょろ」としての「劇的」瞬間である。従って観客はこのラストを、おんにょろに肩入れして眺める事になるのだが、そうする事によって何を読み取るかを考えるに、「善意」が(自業自得であるにせよ)「受け止められなかった」という哀しみであり、それを導き出している己自身と、人はつき合っていかねばならない・・・といったところ。
ところが彼は「善意」でそれを行ったのか、そもそも「善意」とは何か、と問えば、虎狼を退治すれば称賛される、自分のグレードの高さを誇示できる、それによって己の欲求をより遂げやすくなる、つまり彼は「権力」を欲しがった、とも解釈可能。ただし「承認欲求」は誰しもあるもので人間的そのもの、単に彼はそれを表わす方法を「知らなかった」だけなのだ、と診てみる。あるいは文化的な違いが解釈の違いを生み、差別の対象になったとも。「おんにょろ」を、例えば日本列島に勢力を形成していたアイヌ民族の末裔が(カムイ伝みたく)狼に育てられ、山に住むようになった・・そんな話を重ねてみる。それでもやはり無理がある。「象徴」としてのおんにょろは、しかし現実の表象である村人らには現実的な被害を与えていた事を戯曲は描いているので。
そんな訳で、最後に取って付けた劇的ラストを据えたこの作品だが日本演劇の古典の部類のようで。

演出について。作品の「欠陥」が、義太夫語りや京劇を入れ、また糸操り人形劇である事により乗り越られていたが、丸山厚人という特権的肉体はおんにょろという役にとってはどうだったか・・面白い試みではあったが「どこか抜けている」感のあるのがこの戯曲には助けになる所、鋭さを持ったやり手二枚目のキャラでは中々難しかったのではないか。休憩前のステージ側照明を落とさない演出、ラストの作りはもう少しサッパリした切れ味が欲しかった。
沖縄世 うちなーゆ

沖縄世 うちなーゆ

トム・プロジェクト

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2020/01/25 (土) ~ 2020/02/02 (日)公演終了

満足度★★★★

古川健氏の新作戯曲を久々に。青年座、昴、文学座、「斜交」と、評判の聞こえた書下し作品はいずれも見逃したが、今作はテーマが沖縄という事で足を運んだ。
手堅い印象のある小笠原響によるタイトな演出であったが、難点を先に言えば演技面で人物に入りづらさを覚えた。作品へのこだわりと制作(集客)面と、バランスを考えつつのキャスティングも悩む事だろう。
歌い手・島田歌穂が一つの目玉ではあったが(といっても披露されるのは島唄を鼻歌程度)、技を持つ俳優ゆえか、それとも演出か、技巧的・作為的演技は魅せるが、その時その人物に「なっている」のでなく「見せている」、役と役者との距離を感じる箇所が気になる。意図明確な場面での作り方は流れるようだが、最後は人物そのもの、そこに確かに誰それが居る・・その確信に勝る娯楽はない(と最近どこかで書いたが)という意味で、主要人物だけにもう一歩深い彫りが欲しかった。それは他の俳優にも散見されたのだが、古川健の大人しめの台詞運びが「書き切れていない」のか、台詞の背後を「読み切れていない」のか場面処理の問題かか・・勿体無い感があった。
この作品の命は、瀬長亀次郎(沖縄戦後史で最も著名な政治家)をモデルにした島袋亀次郎が、沖縄人民に向かって語り掛ける言葉である。島袋役の下條アトムが、彼が人心を掴み、鼓舞し続けた演説を生の声にした。この芝居の要はこれに尽きると言って過言でない。
ドラマの構造は圧政に屈せず道理を訴えていく勇気を鼓舞するこの演説の、背景としての人々の暮らしがあり、その事がまた演説に反映されていく関係にある。願わくは平場のエピソードが、「人々の暮らし」として普遍性をもって見えて来たかった(彼に繋がる人らの逸話は史実がモデルなのだろうけれど)。

見終えて思うのは、「大和」の罪の裏返しとも言える土地であり、一つのテーマでもある「沖縄」を語る難しさ、そして大事さ(無論ヤマトンチュにとっても)。東演「琉球の風」(中津留章仁)、文化座「命どぅ宝」(杉浦久幸)、そして今作。もっともっと語られたい。

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