
地獄變
花組芝居
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2021/01/07 (木) ~ 2021/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★
初めての三島歌舞伎。書かれた時代背景や芥川原作との違いを知ることが出来ました。舞台は背景も立ち位置も絵画的華やかさで大変好みでした。三島的な耽美主義ということでしょうか。退廃と破壊と悪徳の栄えという。役者さんたちの動きも声もさすがというメリハリ。私は特に餓鬼3人の踊りに最初から最後まで注目してしまいました。

オペラ座の怪人
劇団四季
JR東日本四季劇場[秋](東京都)
2020/10/25 (日) ~ 2022/01/10 (月)公演終了

ザ・空気 ver. 3
ニ兎社
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2021/01/08 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★
当たりシリーズだけあって、見ている間は、展開も面白く楽しめるが、現代世間批判としては新劇版ニュースペーパーみたいで、作者が永井愛なら、もっと演劇的に深く突っ込めるのにと、「時の物置」や「パパのデモクラシー」を懐かしく思い出してしまう。
テレビのニュース番組の裏話で、このレベルのメディア批判劇は既に幾つもある。若い作家も書いている。永井愛ならもっと、ユニークな視角でドラマを作ってほしい。というのはこちらの勝手な願いで、この方が分かりやすい。劇場の観客はテレビしか見ない善男善女だからこれでいい、現に拍手喝采してくれるではないか、といわれると二言はないのだが。
現実社会の実働人間はニュースが必要なら、新聞も週刊誌もSNSも利用する。この舞台で見られるようなテレビ番組だけを頼りにしてはいない。トランプは半分も支持者があるから侮れないという識者もいるが、あれだけテレビで宣伝し、SNSで発信しまくっても半分に届かないのである。別の評者(かず氏)も言っているように、これで自らの主張とするならかなり寂しい。
しかし、この優れたおとなしい劇作家をこのレベルまで駆り立てたのは、新国立劇場での官僚との対立や現政権のでたらめ政策が蓮日繰り広げられ腹に据えかねたからであろう。無学・無神経な政治家・官僚の権力を嵩にきた文化いじりは本人たちが気付いていない一国の文化水準を貶める罪深い所業だ。

男と女
三栄町LIVE
三栄町LIVE STAGE(旧:フラワースタジオ) (東京都)
2021/01/05 (火) ~ 2021/01/11 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2021/01/05 (火) 19:30
座席1階3列
価格3,000円
重白いヒト・・・
年明け観劇初めの舞台は四谷の三栄町LIVEにて「男と女/部落。」
60分と30分の2本立て
世代、性別、境遇により響き方は様々だが
避けては通れない、背けてはいけない題材であった
人はなぜ生きるのか
なぜ死を選んではいけないのか
非常に考えさせられた
2丁拳銃の小堀氏の熱演が光った

プラチナ・ムーン・パーティー
劇団イン・ノート
OFF・OFFシアター(東京都)
2021/01/07 (木) ~ 2021/01/12 (火)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2021/01/09 (土) 19:00
座席1階2列
価格2,500円
初観劇の劇団
20代前半の役者多数の若く力強い座組
タイトル通り「パーティー」の準備で
各チームが右往左往しながらも団結し一つの目標に向かう姿が
差し詰め劇場演劇の公演に向けて尽力する若手劇団員たちの姿と被る
彼ら彼女の伸びしろに大いなる期待を寄せて・・・

Mum
Reading Bitter
jagaimo劇場(東京都)
2021/01/09 (土) ~ 2021/01/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
持田千妃来さん出演。
初日の3公演(朧月、霞月、幽月)をそれぞれ観劇。持田さんは唯一、役を替えて全公演に出演。2公演に出る演者さんも何人か。1公演の出演者は9人で、メインどころは5人ほど。
朗読劇はともすれば眠気を誘ってしまい、難しいところがあります。演者の力では限界があり、飽きさせないシナリオがとても大事です。この演目はストーリーの抑揚がうまくできていて、60分の間飽きさせないことに成功しています。もちろん個人の感想ですが。
演者さんのスタイルかも知れませんが、台本にずっと目を落としている人と、時々顔を上げる人がいます。顔を上げる方が印象が良いです。川代慶一郎さんは良かったと思います。
劇場は席数からすると30人収容で、それぞれ観客は8人、9人、10人でした。
脚本・演出の方が公演の後説などで話されました。初々しい方だと思いましたが、まさか中学生だとは。千歳ゆずさん、すごいですね。
持田さん含めてヒロインのフリージアを演じた3人の方。それぞれ、特徴のあるアニメ声を披露されてました。こんなに違う声が出せるんだと感心です。

アイネ・クライネ・ノスタルジック
こちらスーパーうさぎ帝国
駅前劇場(東京都)
2021/01/06 (水) ~ 2021/01/10 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2021/01/09 (土) 14:00
価格3,800円
初観劇の団体で
「初めて割」という割引システムがあるのが優しい
タイトル通りちょっぴりノスタルジック
登場人物それぞれがキャラ立ちしていて楽しい
不覚にもホロっと来てしまった。

東京原子核クラブ
アイオーン / ぴあ / オフィス・マキノ
本多劇場(東京都)
2021/01/10 (日) ~ 2021/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2021/01/10 (日) 18:00
価格7,700円
アッという間の2時間50分(休憩15分あり)
前半と後半のメリハリもよく終始飽きさせない演出
戦前、戦中、戦後と日本の動乱期に巻き込まれる形で
原子力開発を進めていた科学者たちの悲喜交々を描いた上質な作品
初めて観劇される人には少々時間が長いかもしれないが
それを感じさせない作品

地獄變
花組芝居
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2021/01/07 (木) ~ 2021/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2021/01/12 (火)
価格5,380円
以前から、その名は承知していたものの、ご縁がなかった花組芝居さん。今回、漸く、その目で舞台を観ることが叶いました(12日19時開演の夜叉組を拝見)。
演目は、芥川龍之介原作・三島由紀夫脚本の『地獄變』。本来のストーリーは、肉親の情さえ凌駕してしまう芸術至上主義を描いた、まさにシリアスそのものの作品。
しかし、花組芝居のそれは、劇伴や衣装・セット等、おどろおどろしくも豪華絢爛、かつ、剽げた味わいもある1時間40分(含・休憩15分)のエンターテイメント…いや、満足度の極めて高い見世物に仕上がっていた。木戸銭以上の価値のある「芝居」、「魅」せて頂き、有難うございました。
【追記】
キンケロ・シアターくらいの舞台幅・奥行、客席との距離、花組芝居「一座」の芸風に接するには、まさに最適じゃないかなぁと感じた。
駅から会場までの道のり、寒いのを堪えて来た甲斐があった。

東京原子核クラブ
アイオーン / ぴあ / オフィス・マキノ
本多劇場(東京都)
2021/01/10 (日) ~ 2021/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2021/01/11 (月) 18:00
マキノノゾミの代表作だが、実は観るのは初めての作品。優れた丁寧な戯曲を、しっかりした役者陣がしっかり演じてて、気持ちよく帰れる作品だった。
朝永新一郎(劇中は友田)が理化学研究所の仁科芳雄(劇中は西田)の研究室に入る昭和7年から、戦争を経た21年までの、友田が住んだ下宿「平和館」での出来事を描く群像劇。中心は友田だが、それぞれの役にそれなりの物語があり、丁寧に描かれているのが観ていて楽しい。第1幕ではバカらしい出来事ばかり描いているが、時折出てくる戦争の色が、第2幕では軸となるというあたり、マキノの筆が冴える。役者陣は若い人が多いが、それぞれしっかりしたものを持ってて、しっかり演じているのも好感。古くから観ている小須田のアンカー的ポジションや、宝塚出身の霧野の華やかさなど、観るべきところはいっぱいある気がする。

2020
劇団肋骨蜜柑同好会
サンモールスタジオ(東京都)
2020/12/03 (木) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/12/05 (土) 13:00
座席1階
いまの時代にど真ん中なモチーフ、いや、全人類がいま整理しなきゃいけないテーマと思いました。
息苦しい世の中からの脱却だけでなく、もう一歩踏み込もう。戦うことは人類の宿命ではない。何かに怯えず好きなモノやヒトと向かい合う穏やかな時の追及。そして日々それを積み重ねていこう。人類の真理なんて最初から用意されていない。ボクにはそう伝わった。
序盤はいまの日本を投影していたり、白い枠が大小の属性に見えたりしたな。あれ登場人物と同じ数の枠があったのかな。上にあるのは雲に見えた。あと偶然と思うけど「休憩」の表示。アラビア文字(っぽいの)が並んでいたけど「forth」って見えたんだよね。意味は「先へ」。暗示?

「その7人、楽屋にて」
東京E-Do motions.
新宿眼科画廊(東京都)
2020/12/04 (金) ~ 2020/12/08 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/12/05 (土) 18:00
座席1階
価格2,800円
芸人さんとして笑いを取りに行くけどそれを演じているのは役者さん。いくつものレイヤーが重なりあっているけど滑ったら台無しになる危うさ。ここをクリアしているから笑いと演技の上手さが同時に目に飛び込んでくる。ここが狙いならオレの負けです。参りました!

だれか、来る
地点
アンダースロー(京都府)
2021/01/08 (金) ~ 2021/01/09 (土)公演終了
満足度★★★★
場所が遠かった。でも劇場はとても雰囲気が良く、楽しめた。この劇団独特の表現も楽しめ、また観劇したいとおもいました。良かったです。

ザ・空気 ver. 3
ニ兎社
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2021/01/08 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
演劇の価値がココにある。演劇は社会風刺の大切な手段であり、使命でもある。かつて政が恐れた演劇が確かに存在していた。シリーズ第一弾に直結した今作は、covid-19と悪政とマスコミのあり方に対し真正面から切り込んだ秀作。観ながら血がたぎる。安全なところで好き勝手言っていてはダメなんだ。もう、選択を迫られているんだ。その責任を自分に向けられたとき…何を選ぶか考えねば。勇気を持とう。たくさんの人に届いて欲しい。

熱海殺人事件 -ザ・ロンゲスト・スプリング-
劇団アレン座
インディペンデントシアターOji(東京都)
2021/01/06 (水) ~ 2021/01/11 (月)公演終了
スーツに違和感を感じたオープニング。第一声を聞いてズッコケた。アドリブ?で笑いに転じようとしていたが…言語道断。観客に観ている(聞いている)ことを辛くさせてはいけないと思う。つか作品はスピード感、ドライブ感が命。こんなノロノロの上演は初めてで困惑した。

老いは煙の森を駆ける
女の子には内緒
こまばアゴラ劇場(東京都)
2020/12/28 (月) ~ 2021/01/06 (水)公演終了

『コントロールオフィサー』+『百メートル』二本立て公演
青年団
アトリエ春風舎(東京都)
2020/12/31 (木) ~ 2021/01/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
既存の作品を見事に2021年にカスタマイズ。東京オリンピックへの疑念が見事に盛り込まれた。勝者と敗者のメンタリティを堪能。『コントロールオフィサー』の島田桃依さん、『百メートル』の永井秀樹さんのキャラが最強だった。

東京原子核クラブ
アイオーン / ぴあ / オフィス・マキノ
本多劇場(東京都)
2021/01/10 (日) ~ 2021/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
コメディのふりをしたホンモノの演劇がココにある。大笑いする。そして泣かされる。舞台は昭和7年、東大近く本郷の下宿「平和館」。名は体を表すと言うが、まさにそれで、作品の根幹を表す。過去は変えられない。学者が知り得た知識もなくすことができない。過ちを無かったことにはできない。傷つき調子っぱずれになったピアノが、調子っぱずれの世界のよう。それは、別れを告げることができない別れの異常性と同じだ。この素晴らしい演劇が、自粛を強いられる異常な世界に負けることなく、たくさんの人に届いて欲しい。最後に…文学座の若手、平体まひろさんの燦めきを記しておきたい。当時の女性の生き辛さ、その悲しみを纏う。彼女が佇む僅かな時間に美しいロマンスが匂い立ち、その燦めきが闇に溶けていく。胸が締め付けられた。

フリムンシスターズ【12月1日(火)と12月2日(水)の大阪公演中止】
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2020/10/24 (土) ~ 2020/11/23 (月)公演終了

虚言癖倶楽部
ピウス
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2021/01/06 (水) ~ 2021/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
Bチームを観劇。
ネタバレなしに感想は語り難い会話劇。
ただ、初演も含め、4度も公演されているだけあると思いました。
笑いどころもあり、ウルっとくるところもあり。