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耳があるなら蒼に聞け・ハンズアップ2022

耳があるなら蒼に聞け・ハンズアップ2022

企画演劇集団ボクラ団義

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2022/03/19 (土) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/03/27 (日) 14:00

耳があるなら蒼に聞け を観劇。
確かに色々知識を仕入れて見るとより色々な見方ができるとは思うが、全く知らなくても何ならセリフ聞こえなくても伝わるものがある公演だったかなと思う。

ネタバレBOX

前回の公演で違和感のあった西郷さんのキャスティングや演出について2度目だったからか納得のいく瞬間が現れてより一層物語に没頭できた

暫定最終公演の大千秋楽だったのですがそれも含めての観劇体験だと思うのでもしかして他の日だったらもう少し評価は下がるかもしれませんがいい意味で千秋楽スペシャルだったと思います。

正直細かい内容の感想なんて野暮以外の何者でもないし人が生で演じるお芝居なんだから舞台上以外のさまざまなこと込みで伝わってくるのが当たり前なので安易なサービス精神には疑問を感じることもあるけども今回はのびようがどうしようが仕方がない、終わるの惜しいよね。と、納得
彷徨いピエログリフ

彷徨いピエログリフ

9-States

駅前劇場(東京都)

2022/03/25 (金) ~ 2022/03/28 (月)公演終了

実演鑑賞

良い舞台だったと思います。

彷徨いピエログリフ

彷徨いピエログリフ

9-States

駅前劇場(東京都)

2022/03/25 (金) ~ 2022/03/28 (月)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2022/03/26 (土) 19:00

価格4,300円

割とオーソドックスな作りの芝居であった

ネタバレBOX

題材としてもう少し新鮮味のあるものが欲しいところであった。
文字を多用する演出は好みが分かれるであろう。饒舌すぎると説得力が減少する。
後半がややナンセンスになったのは疑問が残った。
オロイカソング

オロイカソング

理性的な変人たち

アトリエ第Q藝術(東京都)

2022/03/23 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

重い作品でとても考えさせられました。

かもめ

かもめ

Art-Loving

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2022/03/24 (木) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2022/03/26 (土) 13:30

価格4,800円

超有名な作品だが実は初観劇。これを面白く見せるというのは大変で、役者さん達の頑張りは凄い

片生ひ百年

片生ひ百年

ハコボレ

新宿眼科画廊(東京都)

2022/03/26 (土) ~ 2022/03/28 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

落語と芝居…第漆回ハコボレ落語研究会公演。お薦め。
今まで王子の劇場(現在は佐藤佐吉演劇祭開催中で劇場確保が難しい?)で聴き観ていたが、今回の小屋は新宿眼科画廊(スペース地下)である。落語噺は「紺屋高尾」で、舞台は江戸時代の不夜城であった“吉原”、それを現代の不夜城”新宿”で上演する。

藍 染職人が 会い たい思いを貫き 愛 を実らせたという噺。サゲは「<秘密>観て確認してほしい」であったが、芝居へは早染めの「かめのぞき」(バレ噺<下ネタ>)ではなく、その穴を覗き込んで観た あの世とこの世を繋ぐ「香」から始まる物語へ。調香職人・リンネの語りを抒情的に描く。公演は「香」を強調、もちろん嗅覚への刺激、同時に「時間」や「色香」といった物語の重要な要素を連想させる上手さ。勿論、落語噺と劇演技は見事!
卑小だが、落語噺は情感たっぷりに聴こえたが、芝居は少し急いだのか台詞が聞き難かったのが少し残念。
(上演時間60分)

ネタバレBOX

舞台セットは、高座、その前(客席との間)に三途の川又は殺生後の白残骨のようなもの。また所々にロウソク、名物裂(敷物)のようなものが舞台と客席最前列に敷かれており、 あの世と この世を表しているようだ。これによって三途の川のような隔たりが活きてくる。簡素だが世界観を表すため、よく考えられている。

落語は まくら<ここで羽織を脱いで>、本編(噺)、オチという基本のスタイルで演目「紺屋高尾」の恋愛成就を聴かせる。芝居は一転、悲恋もの。高尾太夫は吉原での源氏名。落語はその5代目、芝居は2代目の「反魂香」へと関連付ける。また両想い、片想い(片生ひ)という対になる構成でもあり巧い。

2代目高尾太夫は伊達藩主によって、嫉妬の挙句斬殺されたという内容。高尾と恋仲だった男…落語「死神」を連想させる命の灯、そこに吉原遊郭の遊興「香」=「時」を関連付け、あの世とこの世の間<ハザマ>で彷徨する。芝居は、男と死神らしきものを一人で演じるが、袖口を引っ張る仕草などで<男以外>の造形を立ち上げる。その演技は臨場感があって上手い。
舞台美術、落語噺、芝居内容を緊密に繋ぎ表現した公演、実に見事であった。

敢えて言えば、芝居の台詞が急ぎ足になり聞き取り難かった(自分の耳が悪くなった?)。上演時間1時間に拘っているのか?今まで観た公演は、「はこづめ〈東京〉」以外は、全て1時間前後だった。
次回公演も楽しみにしております。
下品なジョン・ドー 笑顔のベティ・ドー

下品なジョン・ドー 笑顔のベティ・ドー

第27班

インディペンデントシアターOji(東京都)

2022/03/24 (木) ~ 2022/03/28 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#鈴木あかり #箸本のぞみ
#大垣友 #もりみさき
#深谷晃成 #目崎剛
#やじりまおん #函波窓
#大賀美佑治 #服部美香(敬称略)
【初日】帰ってきたジョン&ベティ。この作品が再演され、佐藤佐吉演劇祭に参加して、多くの人に届くことで、演劇の面白さや可能性が広がっていくといい。
10人のキャストで初演に出演されていたのは2名だけ。その上、同じ役はもりみさきさんだけで、鈴木あかりさんは別の役にスライド。だから、雰囲気の違う別作品に思える。
やはり初演を観ていると、当て書きの部分もあったであろうから当時のキャストが脳内でチラつく。劇場に初演キャストさんが何人もいらっしゃったから尚更。どちらが良かったかということではない。今回のキャストさんも素敵に役を立ち上げている。お気に入りは……服部美香さん。あの立ち位置を楽しんでいる感じが可笑しくて好き。
今作を初めて観る方は、純粋にそのユーモアを満喫されるだろう。羨ましい。
ストレスを抱えている人は、是非とも王子小劇場に足を運んで欲しい。何も考えずに笑える幸せな時間を過ごせること請け合い。

片生ひ百年

片生ひ百年

ハコボレ

新宿眼科画廊(東京都)

2022/03/26 (土) ~ 2022/03/28 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

場内に入るとお香とジャズで癒しの空間に高座と白い石が敷かれた三途の川?が設けられてました。落語は初めてなのですが「紺屋高尾」を面白く聞けました。特に高尾大夫の「藍(愛)に染まりました」の一言にキュンとしました。高座を降りたので ここで終わりだと思っていたら まだ続きがあったとは。

phantasma alley【3月24日19時公演中止】

phantasma alley【3月24日19時公演中止】

複合創作ユニットwakka

王子スタジオ1(東京都)

2022/03/24 (木) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

床に向かってしゃべる演出がよくわからなかった、王子の元監督の玉山さん向けだろうか?

片生ひ百年

片生ひ百年

ハコボレ

新宿眼科画廊(東京都)

2022/03/26 (土) ~ 2022/03/28 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 こういうレベルの高い舞台を見逃す手は無い。而もこのお値段。(必見、華5つ☆)

ネタバレBOX

 ホリゾントに緞帳が下がりその手前に高座。高座の上には無論。噺家の座る座布団が据えられている。高座の下には平台を二段に重ね、一段目は白布で覆いその内側には白骨を思わせるオブジェが敷き詰められている。二段目の平台は何となく畳を思わせる筋目の入った紺系の色。これら総てが今作の内容とキリリと絡み、謂わば噺が精神なら、舞台美術が身体という関係を表して見事である。而も仄かに漂う香のかほり。
自分が初めてハコボレを拝見したのは王子で、その後も王子で拝見してきた。今回は、小さな小屋とはいえ、東京の中心、新宿での公演である。先ずは新宿進出を寿ぎたい。
落語は好きである。だが高座を聴きに通うという程リッチでは無かった為、TV・ラジオで見聞きするという程度だったが、明治時代の作家で最も好きな漱石が落語好きだったことを知って古典落語のたくさん載った本を買ってから何十年も過ぎているのに未だ目を通して居ない。情けない話だが、今回の話は恐らく人情噺というものなのだろう。落語だから無論オチはある。然しそのオチが本当に心に沁みる。深く、而もその深さを持つ幸せ者たちに嫉妬するよりは、良くやった、と労いの気持ちを込めて祝福したくなるような人情の湧き出るのを止めようがない。そのような良い話であった。この話の古典落語の元々のタイトルは「紺屋高尾」というそうだ。吉原の花魁で高尾の名は十一代迄続いた。花魁の中でも格式の高いものだったようだ。今作に登場し久蔵の嫁になるのは五代目だそうで二代目は仙台藩主に身請けされたものの、恋しい人があって藩主に無礼となるようなことがあり手打ちにされたという。この時、彼女の年齢は19歳。(今の満年齢でいえば18歳だろう)
花魁といえば大名道具。一般の者の手が届く訳も無い。不可能なのだ。先ずはその不可能が可能になり、而も栄華を極めた花魁でさえ、幸せに生涯を終えることは極めて少なかったという状況の中、年季の明けた高尾は約束通り3月15日に久蔵の下に嫁入り。紺屋の女房として藍に手を染め、多くの子宝にも恵まれて幸せな生涯を過ごしたとのこと。噺は実にシンプルだ。それだけに久蔵の一途とその真心に惚れる高尾の実の、世間的には有り得ないような真摯で純粋な愛が深く魂を揺する。廓の客観的状況をこの恋と対比させていることと、演じた前田隆成さんの極めて自然に見せる技量がいやが上にもこの傑作古典落語を命そのものとして甦らせる。
オープニングでさりげなくあの世とこの世の時間軸を逆転させ「片生ひ百年」に見事な変わり身で移行する点も素晴らしい。(音響、照明、美術、香りの演出も見事)。この世とあの世への生者による旅というテーマからオルフェウスや日本神話を想起する人も居るかも知れぬ。無論日本の話だから仏教に纏わる根本的な概念、六道輪廻や縁の深い哲学も織り込まれている。

怖え劇

怖え劇

劇団スポーツ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2022/03/16 (水) ~ 2022/03/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

身近なことを題材にするのは良いことだと思いますが、「劇団スポーツ」に期待するのはこういうことではないと思う。

下品なジョン・ドー 笑顔のベティ・ドー

下品なジョン・ドー 笑顔のベティ・ドー

第27班

インディペンデントシアターOji(東京都)

2022/03/24 (木) ~ 2022/03/28 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

巧みなストーリーテラーが最大に悪ふざけした傑作戯曲。素晴らしい。

粗末な人たち 新宿編

粗末な人たち 新宿編

モミジノハナ

雑遊(東京都)

2022/03/23 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

綺麗な女性祭ですが凡庸で退屈です。

三木美智代ひとり芝居「業火 GOUKA」

三木美智代ひとり芝居「業火 GOUKA」

劇団 風蝕異人街

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/03/25 (金) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

こまばアゴラでの今年最後の演目。う~ん一人芝居・・どうかな?と正直躊躇があったが、時間が出来たので初日を観た。次いで翌日また時間が急遽できたのでリピートした。初日は遅れて入場し15分程逃したが、演じる人物(を具現する三木美智代も)の存在感、エピソードに見入り聞き入って目が離せなかった(場内を見渡せる席であったが寝落ちは一人もおらず)。ラストの処理がこなれない感じで(演出部分)、もう少し改善できそうに思ったが好感触。だが二度目、少し突っ込んだ見方になり、要望がもたげた。トークに呼ばれた若手演出家もその部分について演出に疑問を投げていた(中々嚙み合ってなかったが..本舞台の演出は喋りが長い(苦笑))。
二日目の女優の台詞がやや流れ(目立てが甘い)、一人芝居の難しさを思わされたが、十分に見せる舞台で三木女史が一人芝居の「出来る」女優だと認める。が、終わりよければで言えば、上記はやはり重要な部分に思ったのでいずれ書いてみる。

ネタバレBOX

演出について。
オープニングに流れる曲が、終盤そしてラストと3回流れるのだが、嗄れた米語の歌い手の歌(声からするとブルース・スプリングスティーン?)で曲調は「人生讃歌」。波乱の半生を送った主人公の前途を励ます意味合いになっているが、3回は多い。特に終盤の2回(だったか、音量が落ちて薄く流れ、また高まる、だったか)はつらかった。(一回目の観劇では冒頭を逃しているので気にならなかった。)
その「人生讃歌」であるが、正確には「応援」の意味合いになっている。傷付き倒れまた起き上がる彼女の半生は、放火というヘキによって相殺、バランス保持の現状にある。原作は独白で進むらしいが終着が「逮捕」なのかどうなのかは不明。ただ舞台ではカウンセラーに対して「語る」という形を取っており、放火は現在進行形でなく「過去」を語っていると観客は理解する(事実そう書かれていると思う)。
「放火」が破壊的な犯罪である、という世間的な通念を彼女が「知らない」のではなくそれをやってしまう精神を宿してしまった彼女という存在が、この話では焦点になる。報われない悲劇的人生を送った者の「絶望」には、何がしかに縋ってでも立ち上がり「生」へと向かうくドラマツルギーが成立するが、このドラマにはそぐわない。永山則夫の図式が妥当する。ドラマの主体が求めているのは応援ではなく、理解である。この人生の主人公は弱々しくはなく、(ある意味豪胆にも)火付け女になる必然があったと信じさせるだけの背景がある、そう思わせる証言がこの話の中味だ。放火によってその人生との精算を果たした彼女という存在に、少なくとも凡庸な人生を送る者の安易な同情や応援は必要としておらず、我々の方がその逞しさに畏敬を抱くべきなのであり、もっと言えばその存在に更生の余地があるか否かを見通す洞察力を、持つものであるのかが社会の方に問われている。
彼女たちの断片

彼女たちの断片

東京演劇アンサンブル

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2022/03/23 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

私の体は私のもので、他の誰のものでもない。

大学生仙石貴久江さん(初音ミク調の髪色)が推しとのセックスで妊娠。友人の永野愛理さんに相談するとネットで色々と調べてくれる。
日本ではまだ認可されていない経口中絶薬(Women on Webと云うカナダの非営利団体が世界中の女性達の安全な墮胎を支援する為安価でネット販売)を使うことに。
かなりの出血を伴う人工流産の為、永野さんの母(原口久美子さん)の友人(洪美玉〈ほんみお〉さん)が家を貸してくれて泊まることに。
その夜、その家に集まった女達の抱えてきた痛みを大きな真白なシーツのような優しさが包み込む。

友人の山﨑智子さんの歌うオリジナル曲が素晴らしい。沖縄民謡調のこぶしが効いている。
その家の家主である志賀澤子さんと常連の喫茶店店員、奈須弘子さんの語るエピソードも印象的。最早文学だ。珠玉の連作短編集を読んでいる感覚。

これこそ女性監督が映画化してTOHOシネマズシャンテなんかで上映するべき題材。連日女性が押し掛けムーヴメントになることだろう。今作を必要としている女性は無数にいる。
こらえ切れなかった痛みとそれをねぎらう優しさが空間に満ち満ちてゆく。どんなに言葉を尽くしても誰にも判って貰えなかった苦しみを、自身の痛みとして受け止め抱き締めてくれる人達との出逢い。そりゃ演者も観客も皆泣く。頬を伝う涙で気付くのは、誰かに分かって欲しかった自分。

作者の石原燃さんは太宰治の孫!
必ず再演されるだろうから、必見。

ネタバレBOX

家父長制と云う言葉がいかめしく古臭い。もっと別の言い換えが出来ないものか?本当に今作を観るべきは十代の少女達だと思う。TikTokに夢中な彼女達に伝える言語を模索しなくてはならない。フェミニズムが本当に日本で覚醒する為には、男社会の間違った価値観に支配誘導されていることを気付かせないといけない。そしてそんな価値観は如何様にも変えられることを伝えないといけない。

寝室で仙石貴久江さんと語る永野愛理さん、大きな壁面に彼女の姿が大写しにされるLIVE的な演出。リアルタイムで撮影されたものを映し出している。効果的で良い。
永野愛理さんにカリスマ性すら感じた。彼女の語り口なら話を聴いてみようと思う人も多いのでは。
洪美玉さんに非常に見覚えがあるのだが、思い出せなかった。志賀澤子さんが堕胎と日本の歴史を滔々と語る部分の演出が余り好きじゃない。作品内に巧く忍ばせて欲しかった。
彼女たちの断片

彼女たちの断片

東京演劇アンサンブル

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2022/03/23 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

女性劇作家のオリジナルを女性が演出した女優のみによる舞台。
妊娠・中絶という女性専科なテーマを男性抜きに語る、その事により語りの真実味を試される場となり、事実真実味を取り戻していく。一夜の「出来事」の帰趨は重要ではあるがそれよりも語られる内容、語るという行為、そして繋がりの形成にも幾許か、スポットが当てられる。

ネタバレBOX

石原燃と言うと報道問題を人間ドラマ化したPカンパニーの「白い花を隠す」があり、問題理解の深さが優れたドラマ構成に表われる、クレバーな書き手という印象だったが、今作もその印象に違わずで、既成概念を一つずつ剥がす手付きは(台詞は人物になじんでいるが)頭脳派と感じさせる。客観的情報(どこで拾ったかも含め)と一個人の主観的意見を巧く組み合せて平らかな地平に地ならしをし、「その上で、どうしますか」と問いかけている。
ポストトゥルースの現在、「利益」の最大化という大義名分が議論上は「事実性(真実か否か)」と同等又はそれより上位ににある土壌では、「意外な事実」も既に出尽くした問題について、論を起こすのは難しい。本作では知られていない、あるいは改めて問い直す事のなかった制度上の問題も多く語られた。だが例えば夫婦別姓や、同性婚の公認、また日本の汚点とされる歴史上の事実について、凡そ反駁側の根拠が薄い案件が、平然と否定されている状況に、同じアプローチは通じそうにない。それだけに、この書き手に密かに期待を寄せている。
Melancholic Burtons

Melancholic Burtons

飛行天幕

雑遊(東京都)

2022/03/16 (水) ~ 2022/03/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/03/17 (木) 14:00

1年の大半を旅して過ごすバートン家の人々と少年期に知り合い何度か時を共に過ごした男の回顧譚。ファンタジックで切なくどこかノスタルジックでもある寓話的味わいは一言で言えば「オトナのための児童文学の舞台化」、旅団から飛行に変わっても「天幕テイスト」は変わらず、でステキ。
そう言えば舞台美術も「あぁやっぱり!」な天幕テイストで客席に入った途端に頬が弛んだ。
また、「魔法」や終盤の時の経過の演劇的表現もイイ。
さらに得意の(笑)対面客席で白いマスクでは目立つだろうと受付で黒いマスクを配る心遣いに感服。

彷徨いピエログリフ

彷徨いピエログリフ

9-States

駅前劇場(東京都)

2022/03/25 (金) ~ 2022/03/28 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

う~ん、何が正しいんだろう、だれが正しいんだろう、正義とは何だろう
マスコミ関係者にはぜひ観てもらいたい
ネットニュースの配信を行っている会社(新聞社の子会社)が舞台
キャストもそれぞれのユニークな性格描写が良くできていて好演
久し振りに台本を買った

片生ひ百年

片生ひ百年

ハコボレ

新宿眼科画廊(東京都)

2022/03/26 (土) ~ 2022/03/28 (月)公演終了

実演鑑賞

前半は古典落語の「紺屋高尾」
全く知らない演目でしたが流石だと思う、上手い。
スルスル流れ込むように噺(はなし)が入って来る。
執念の恋物語。
特に良かったのが主人公・久蔵の演じ方。
下手するとドン引きな彼の一本気さを、とても魅力的に演じ、観ているこちらの気持ちまで高揚してくる。

休憩を挟まずに後半は演劇的動きの要素が加わった「片生ひ百年」
これは前作品を地続きにしたオリジナル? だとしたら凄くないか?
ストーリーとしてスルスル入って来る感じは若干落ちるものの、動き、それに伴って発生する“音”、音響、灯り、そして本作の重要アイテム「お香」と連動しての香り。
落語の古典的な世界観を崩す事なく、生舞台ゆえの情緒と動きを加えて、この世とあの世の物語を表現していました。

落語の可能性を拡げていこうとする姿勢・心意気が熱い。

えん魔版ハムレット

えん魔版ハムレット

伊藤えん魔プロデュース

近鉄アート館(大阪府)

2022/03/26 (土) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

復讐劇でしたが クスッとさせる演出があり楽しめました。

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