期待度♪♪♪♪♪
どちらの作品も観たい。というのもイギリスはパレスチナに災厄を齎した最大の責任者だし。その狡猾、差別意識たるや半端なものではない。その分、旧植民地出身者から恨みを買っているのも当然と言えば当然。一方、アイルランド、スコットランドとの確執もある。色々な意味でマグマが未だに煮え滾っているのである。演劇にとっては在る意味沃野である。そんな国から生まれた如何にもありきたりな作品2つ。イギリスの所為で苦労させられているどころか正確な意味で現在イスラエルを実行主体としたジェノサイドに晒されているユダヤ国家市民権を持つパレスチナ人をはじめ、難民・棄民化された何百万の人々、パレスチナ人を第2次大戦後の構造的ジェノサイド被害の嚆矢として世界中に吹き荒れるジェノサイドの現況を作った英国・内部事情が、どの程度迄本当に掘り下げられているのか、拝見したい。