赤い竜と土の旅人 公演情報 舞台芸術集団 地下空港「赤い竜と土の旅人」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    もっと毒を盛っても良かったかも?
     赤い竜は、なにを象徴しているか? 考えながら見ると面白かろう。土が何を象徴しているかは明らかだろう。食と住処、飲料水など生きてゆくための必要条件だ。

    ネタバレBOX

     確証破壊の痕、後にヒトが人らしく生きたいという望みを最終部に描いている点に救いがあると同時に人間的である。

    By the way,
     ヒトは制御できない技術を使うべきでもなければ持つべきでもない。作・演出の伊藤氏は、イギリス、ウェールズ国立劇場の日本人招聘プログラムに初めて選出された人物だ。学生時代から11か国を回ったという。当然、国際的視野は持ち合わせているから、セラフィールド、ラアーグの核燃料再処理工場の海洋汚染の凄まじさや、近隣で発生している癌、白血病他の健康被害についても良く知っていよう。核物理学に疎い日本人の多くは、原発での核利用と兵器としての核利用に本質的違いがあると勘違いしているようだが、核燃料の純度をどのくらいにするかという点だけが大きく異なっているのと兵器にすることを目的に作られているかいないかという差があるだけで核技術そのものと核物質を燃やすことで起きる弊害に於いて、総ての生命を危険や死に晒すという意味で大差はない。何故なら、命の設計図であるDNAや細胞同士がくっつきあう力に対して、放射性核種が発するエネルギーは桁違いに大きく、総ての生命の基本構造に大打撃を与えるからである。このことが、この段落の最初に挙げたヒトは制御できない技術を使うべきでもなければ持つべきでもない、という主張の意味する所である。而も、現在地球上に生息する生き物の食物連鎖最上位に位置する我々、ヒトは他の総ての生命に対する責任を負っている。更に核技術はヒトが開発した技術だから猶更なのである。

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    2016/03/05 12:58

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  •  自分は、結構日本人の鈍感に腹を立てているので、少し毒のある表現が好みではあります。

    2016/03/05 13:23

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