厳冬 ―父殺し篇―、厳冬 ―子殺し篇― 公演情報 鬼の居ぬ間に「厳冬 ―父殺し篇―、厳冬 ―子殺し篇―」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    古民家が似合う内容
     最初、タイトルから自分が判断したのは、人一人しか通れない崖っぷちで、のっぴきならない事情により、父が死ぬケース、子が死ぬケースというトゥーバージョンの芝居であったが、両方拝見して全く内容が違う作品であった。

    ネタバレBOX

    「父殺し編」
     殺さざるを得まい。だがもう少し尺をとって、父の歪な性格を作り上げたものが何だったのかを示唆する部分か、娘への異常なまでの溺愛の原因が、その美しさにあったのであれば、年頃の女性の美が持つ魔性を強調しても良かったかも知れない。何れにせよ、この辺りもバランスをどうとるかで観客が受ける印象も大きく変わるので難しい点ではあるが、もう少し攻めのシナリオ、演出にしても良いような気がする。
     自分の複数の友人からも、実の娘を性の対象にする父が居るという話は聞いたことがある。悍ましい関係だが、世の中には、このような地獄で悩む女性が居ることも確かであろう。自分は主人公のえりこを責める気にはなれない。もし自分が彼女の立場であったら、もっと早く父を殺していたであろうから。

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    2016/01/30 02:43

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  • いずれの作品も、鬼の居ぬ間にらしい作品でした。今後とも皆さま精進なさいますよう。お体大切に。
                                                      ハンダラ 拝

    2016/02/03 14:21

    ご観劇に加え、観てきたコメントも頂き、ありがとうございます。
    今回、二作品上演ではあるものの、二篇には大きなつながりのある作品ではありませんでしたが、どちらも観て頂けてとても嬉しく思います。
    本当にありがとうございました。

    2016/02/02 15:04

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