夢去りて、僕らはハーメルンの白夜に踊る 公演情報 天幕旅団「夢去りて、僕らはハーメルンの白夜に踊る」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    笛吹き男当たり年?
     今年は、ハーメルンの笛吹き男に纏わる芝居を3本拝見した。

    ネタバレBOX

    ショウダウンの「ハイドパイパー」、ハッピー圏外の「笛を吹け吹け双子のフロイライン」そして今作である。それぞれパイパーをどのように捉えるかも異なれば、鼠退治に対す関わり方も異なり実に興味深い。今作では、パイパーは、小兵の大道芸人という立場を採っており、前2者のような本当に特殊な能力を持った人間とは捉えていな点でも、この劇団の個性が出ていると観ることができよう。その分、パイパーの最後も人間的に哀れであり、友を裏切り、パイパーの逃走経路を教え、結果的には彼を殺すことになった少女の悩みもリアリティーのあるものになっている。
     舞台中央に工事現場の作業足場を立体交差状に組んだ舞台装置も単純な構造ながら効果的に使われていたし、音響、照明のコレスポンダンスも良い。

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    2015/12/23 16:40

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