リハーサル☆ギャング 公演情報 劇団 演劇らぼ・狼たちの教室「リハーサル☆ギャング」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    アットホーム
     芸術監督のうちやま きよつぐ氏が出演者に課しているのは、懸命に演じること、即ち作品と格闘することである。リーフレットを読んでいてとても温かい彼の人柄を感じる。同時に日本で表現する者を育てるシステムが頗る貧弱であることが齎す結果についても、表現する者の多くが身につまされる日々を送っていることを改めて思い起こす。
    (追記後送)

    ネタバレBOX

     今作はそんな日本の演劇状況をひとまず、日本に入っているスタニスラフスキー以降の世界演劇理論を学び、その理論を中核として自らの方法論としていった劇団、唐などのアングラ、つか、野田、オリザらの実践を総覧することで余り観劇経験のない観客にも現在に通じる日本の小劇場演劇を理解させ、笑いとペーソスを加味しつつ展開してゆく。基本は、芸術家肌の劇団“シルクのロケット”座長とトウシローのヤー公の表現に関してのバトルだから、コンセプトが骨太で普遍性を持ち、喜劇化するにもうってつけの素材とあって観劇前から、面白そうだとの期待が湧いた。

    0

    2015/09/18 04:20

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大