リハーサル☆ギャング 公演情報 リハーサル☆ギャング」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★

    小劇場+任侠ドタバタコメディ
    劇中劇がかなりぶっとんだ内容で楽しかったです。
    ストーリーはさっぱり分かりませんでしたが(笑) みんなの要望を全部突っ込んだストーリーなので分からないのが正解なのかも。

    ヤクザたちに解説するという形を取って、演技・演劇の歴史やうんちくなんかを時間を取って描いていて、
    観劇初心者の私は「なるほど」とか「へー」なんて感心しながら観ていました。
    ただ、年代別の演技・演出の違いを具体例で見せてくれていたのですが、
    私には違いが良く分かりませんでした(^^;)
    長台詞や早台詞を噛まずにきちんとやり遂げていたのは良かったと思います。

    場面が唐突に切り替わったりするので何度か戸惑いました。
    もう少し丁寧というか親切で分かりやすい見せ方になっていたら
    より楽しめたのでは無いかなと思います。

    ネタバレBOX

    娘がなんのために死んだのかがさっぱり分かりませんでした。
    イギリス帰りの姉(妹だったかな?)と劇団とのバトルも投げっぱなしでしたし。
    死ぬ必要は無かったのでは。。。

    あと客をステージに上げる演出はあまり好きではないです。
    苦手な人は前方の席は避けた方が良いでしょう。
  • 満足度★★★★

    アットホーム
     芸術監督のうちやま きよつぐ氏が出演者に課しているのは、懸命に演じること、即ち作品と格闘することである。リーフレットを読んでいてとても温かい彼の人柄を感じる。同時に日本で表現する者を育てるシステムが頗る貧弱であることが齎す結果についても、表現する者の多くが身につまされる日々を送っていることを改めて思い起こす。
    (追記後送)

    ネタバレBOX

     今作はそんな日本の演劇状況をひとまず、日本に入っているスタニスラフスキー以降の世界演劇理論を学び、その理論を中核として自らの方法論としていった劇団、唐などのアングラ、つか、野田、オリザらの実践を総覧することで余り観劇経験のない観客にも現在に通じる日本の小劇場演劇を理解させ、笑いとペーソスを加味しつつ展開してゆく。基本は、芸術家肌の劇団“シルクのロケット”座長とトウシローのヤー公の表現に関してのバトルだから、コンセプトが骨太で普遍性を持ち、喜劇化するにもうってつけの素材とあって観劇前から、面白そうだとの期待が湧いた。

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