エムキチビート「朱と煤 aka to kuro」観劇。びっくりするほど本格的なミュージカル。元々エムキチを知ってる身として最初こそ面食らっていたものの、歌唱や生バンド等魅力ある表現によって次第に物語世界に引き込まれ、激しい恋の物語に素直にときめいたり胸に痛みを覚えたりした。 posted at 00:21:32
スタンダールの「赤と黒」を日本の明治時代に移してのミュージカル。物語の中心となった設定・・・主人公である栄太が見ている世界の色・・・は今回のオリジナル設定ということでネタバレ回避で伏せるけど、これがとても良かった。彼の見たかった「朱」。思わず、目を、耳を研ぎ澄ませてそれを探った。 posted at 00:29:51
財産地位はおろか、血筋までもを手に入れた主人公が行き着いた果てには、憎しみよりも愛が強く感じられた。華族社会への痛烈な批判を超えての、愛の物語。色味を抑えた衣装やプロジェクションマッピング?で映し出される映像も美しく、文学を舞台化する上での明確な意思や美学が演出からも感じられた。 posted at 01:03:52
個人的には、やはり恋愛部分に色々思いを馳せてしまう。あ、ここ、割愛。笑 posted at 01:11:27
ひとつ驚いたのが、客席がものすごく静かだったこと。咳とかもほとんどなくて。みんな目や耳を凝らして、緊張感に満ちて舞台を見つめているのが分かった。良い舞台だった。 posted at 02:03:15