満足度★★★★
パスカルの悩んだこと 中々、緻密なシナリオである。人という生き物の中間性に着目し、その位置を確定しようとした作品と見た。従って、ヒーローもヒロインも登場しない。普通の人々の中にドラマ性を見出そうとするTV番組「face」の取材によってKの生い立ちが明かになってゆくが、市井の人々の中間的あり様の苦しさが、苦しさとして理解できないと、作品との出会いが無いだろう。宙吊り状態を悩むことのできるポジションの方々にお薦め。
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2013/01/14 01:56
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