黄色い月~レイラとリーのバラッド/宮殿のモンスター 公演情報 TPN Plays & Players「黄色い月~レイラとリーのバラッド/宮殿のモンスター」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    力量
     完全な素舞台だ。黒い演劇空間の中央には3.6m四方の白テープが貼られ、リングのようである。これは、主に、室内、或いは主人公の少女の内気な性格の表象でもあろう。同じ作者の「黄色い月」でも言えることだが、この短い期間に異なる作品を同じ役者陣が演じ分けているのだ。当然、役者の力量勝負である。観客は、裸舞台を挟むように両側から見ている。このような舞台では、照明の工夫も殆どできない。従って、効果を補足すのは音響のみ、ということになる。結論からいえば、四人の役者は、この厳しい条件に真っ向から挑み、充分な成果を上げた。日常の身体鍛錬の高さ、表現能力の高さ、イマジネーションの豊かさ、機に応じて動ける柔軟さ、機転の良さなど高い技術を見せてくれた。今後、怪我に気をつければ、益々の発展・充実を期待できる俳優たちである。

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    2012/07/18 02:30

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