満足度★★★★
独り芝居とはかくなるものか・・・
軍事法廷という設定、雰囲気は始まる前からスイッチオン。登場した主人公の服装は薄手のガウン?を羽織り、下が透けて見えるのだが、モールにも見え、血管にも見え、脱ぎ捨てる時が来るのかと思いきや、最後までそのまま。
しかし2時間半のしゃべりっぱなしに水分補給もなく、少し口が乾燥して言葉が引っ掛かり状態になる場面もあったが、よくぞあのややっこしい固有名詞や膨大なセリフを思うがままに操り、審判を仰ぐ最後まで持ちこたえたと感心する。ほんのちょっとの遊びも冗談もなく、終わった後は体が硬くなっていたが、時間の流れの速さにまた驚いたものだ。ばかばかしさのない「演劇」を
観た!と言える。