満足度★★★★
あたたかで、しっかり。
カフェ演劇ということで、ほのぼのとした空気感を想像していたのですが、意外にがっつりとしたお芝居で見応えがありました。
食卓というと家族団欒の場所で和やかであるものという先入観があるせいか、ずっと続くピリピリムードに、そのうち良い方向に収束するのだろうなとは予想できてもあまりいい気分で観られなかったのですが、おかしな隣人や姉の友人が絡んでくるあたりから空気が動いてきて、いつしか家族を温かく見守ることができました。
血の繋がった家族や、元々他人の夫婦、これから家族になる恋人同士、など「人と人とが関わる上で大切なこと」をいろいろ考えさせられたいい時間を過ごせて楽しかったです。
※チケットには、黒糖飴?(もったいなくてまだ食べてません(笑)) 姿は見せないものの、母・ゆっこの人生が投影されていて、素敵で温かな演出だなと思いました。