とーどーの観てきた!クチコミ一覧

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往断歩道、その川岸で【公演終了致しました。ご来場いただき、誠にありがとうございました。】

往断歩道、その川岸で【公演終了致しました。ご来場いただき、誠にありがとうございました。】

カミグセ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/08/10 (金) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

過去の話かあ
いろいろな恋のお話。

人の気持ちが自然に表現されていて、観ているときは、すっと流れていく感じだったがいい意味で後味が長く残る芝居だった。

アフタートークで気づくことも多々。
はっとさせられました。

※ 当日の受付等も含めて、とても丁寧に公演を創っている印象を受けた。作品自体もそうだが、気持ちがいい公演でした。

ネタバレBOX

脚本・演出・美術・音楽・照明・役者さんどれもうまくバランスが取れていて、自然でした。

最初ロリコンから入ったときは、どうなることかと思いましたが、

いろいろな形の”恋”が時間軸での変化と合わせてうまく表現されているので、観ている側は自分の経験とどこかしら重ねて観れるのではないか?

2人のあやみは、息があっていて、演技として素晴らしかったし、
言われて気づいたが、時間軸の違う2人に違いが確かによく伝わってきた。
重なりや、つぶやきがまったく自然で自分の中では勝手に整合性が取れていた。

25歳の彼は、ほんとはもっとひどいやつなんだろう、えぐく描いてもいいのに、と思っていたら、「美化」した記憶だということ、なんとなく納得。

そういう意味では最後はもっと彼を悪く観せてもよかったかもしれない。

よく見えなかったのが、先輩の罪悪感。(付き合っているのをわかっていて)奪い取った、だけならあそこまで思いつめなくても、と思うがそれは、汚れたおじさん的発想???

ガガのシーンはもっと激しくしてほしいと思うのは行き過ぎ?

観た回はちょっとアクシデントがあったせいもあるかもしれないが、
片思いの彼をちょっと応援していた。もっと出てきてほしかったなあ。

オープニングのストップモーション。すごくかっこよかったが、(その他含めて)すこしステレオタイプに見える面も。とはいえ、付け焼刃ではないのは伝わってきました。

最後に、今回のでも、相当いい作品だと思うが、
3~5年ぐらい後にもう1回書き足して再演してほしい。
もっと大人な「過去の美化」が観れるように思える。

余談:
私も「たかし」なので、劇中「たかしさん」と繰り返し呼ばれるシーンはなんとなくむずがゆかった。とはいえ、過去「さん」づけで呼ばれたことはないが。ほとんど「くん」か苗字。
【13日(月)14:00追加公演ございます】父母姉僕弟君

【13日(月)14:00追加公演ございます】父母姉僕弟君

ロロ

王子小劇場(東京都)

2012/08/05 (日) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★

ロロっぽい
ロロっぽい。

肩の力を抜いて、ゆーるり(パーツパーツでも)観れば、
楽しいネタがいっぱい。

必ずしも全体が理路整然とつながっているわけではないので、
あまり頭で考えず、流されるぐらいのほうがいいかも。

望月さんはやっぱり存在感あります。
板橋さんがいないのを、内海さんがインパクトを出しているように思えた。

2時間だったけど、なんとなくのんびりした気分になれた。

ネタバレBOX

場面・時間軸・存在が、わざとごちゃごちゃにされているのでわかりにくいかも。
それを無視して、わかるところだけ観ていけばいいように思えた。

We are the worldは女性陣の歌のうまさに驚いた。
また、三味線?の音にも驚いた。

感じたことは、記憶・想い出・・・。

しかし、三浦さんの趣味は幅広い・・・。

進化とみなしていいでしょう

進化とみなしていいでしょう

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/07/28 (土) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

当日パンフ
当日パンフのメッセージがそうなのだろう。

正直、セリフだけではメッセージがクリアじゃない気がする。
でも、そんなことはどうでもいい。
各登場人物の一挙一動すべてがなにか語りかけてきて楽しい。

もちろん、ユーモアやシニカルさなどもあり、笑ってしまった。

クロムの世界がクセになりそう。

もう一回いきたいな。

ネタバレBOX

しかし、変な人だらけ。

一番気に入ったのは警官のボス。
あの話しぶり・そぶりは最高だった。
部下の2人も時間を追うごとに魅力が増していく。

カウンセラーや大家さん、村上春樹もお気に入り。
(でも、できれば村上龍と村上春樹を逆にしてほしい・・・)

笑いガスとかよくこんな発想がでるものだと感心。

印象にのこったセリフも警官とカウンセラー関係が多い。
「なるほど」の話(実は、私の業界では「なるほどですね」は有名で、かつ、これを言うときは、相手の話を聞いていないことが多い・・・)
「明日困るのに今なぜ困るのか」:この一節はしびれた
「カウンセラーの守秘義務」:一人で大笑いして周りのお客さんすいませんでした。

最後のダンスシーンは、前のほうの下手側が真正面で、なんか迫力ありました。

全体のスーッと上がってくる演出や、人の動きはなんともいえず、気持ちいい。

お話は好きな感じではないんだけど、なぜか全体としては満足度高い。
MY SWEET BOOTLEG(ご来場ありがとうございました!御感想お待ちしています!次回は10月上旬、同劇場にて)

MY SWEET BOOTLEG(ご来場ありがとうございました!御感想お待ちしています!次回は10月上旬、同劇場にて)

MU

BAR COREDO(東京都)

2012/07/23 (月) ~ 2012/07/31 (火)公演終了

満足度★★★★

ちょっとソフト
今回はちょっとソフトなお話だったように感じた。

でも、いろんなタイプの人間にあまり表に出さない側面を見せてくれる。

もっとデフォルメしてもよかったかと思うが、
少人数による会話劇、という趣旨からするとお手軽でいいのかもしれない。

ネタバレBOX

主従逆転するあたりは、なかなか。

対面型は観る側の若干集中力が欠けてしまう気がした。
赤鬼 ―レッドパージ立山― 【終演致しました。ご来場ありがとうございました!!】

赤鬼 ―レッドパージ立山― 【終演致しました。ご来場ありがとうございました!!】

サイバー∴サイコロジック

駅前劇場(東京都)

2012/07/26 (木) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★

初日
初日見てきた。

展開が複層的で楽しいかも。
セット・音楽がなかなか盛り上げてくれる。

ネタバレBOX

なんかもったいないなあと思ったのは、セクトの”3人娘”の位置づけ。もっと前に出してもよかったかなあ、と。

ちょっと佐伯さん一家の話がメインになりすぎて、という印象。

ジゴクの雰囲気がなんとなく迫力があっていい。
少女教育

少女教育

シンクロ少女

王子小劇場(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★★

教育かあ
2時間という長さを感じさせないお話。

いろんな重なりや対比が印象的。

ネタバレBOX

突き詰めれば、
先天的か後天的かって話に人を好きになることってどういうこと?
がテーマなのかなあと思った。

もう一歩ここにグサッとくるメッセージでハッとさせてくれるともっといいのに、素直に感じた。

話の組み立てが工夫されつつ分かりやすいので
入って行きやすい。
同時に複数場面あるのは基本的に好きじゃないのだけど、
スッキリしていたし、対比の仕方がわかりやすくては違和感なかった。

変わっているなと思ったのは選曲。
沢田研二は半分以上の観客は知らないのでは???
また、ラストの音楽はあっていないように感じた。

主宰の演技に目を引かれたが、ちょっと他の人と違う印象を受けたのは演出?
あと、ダンスの切れに中途半端感があるのもわざとぽっかった。
でも、ビンタは揃いすぎていてかつ手加減なし感があり驚いた。

林先生の超越感がなかなか。見習いたいぐらい。

個人的には舞台上でのキスシーンは、キラーシーンだけというぐらいハッとさせるときだけにしてほしい、と思っている。

全体として、よく仕込まれていてかつ分かりやすいくていい作品だと思った。
保母、処女

保母、処女

ホントに、月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

Aチーム
女の世界ってめんどくさそう、って思う。
と、同時に男の世界より単純かもとも思った。
オープニング・エンディングの曲が頭から離れない。

これは、やる人によって印象が変わるいい演目かも。
何回か観たくなるし違うバージョンも。

ネタバレBOX

14、5人程度しか入らない小さいハコ。
2列目で観たがそれでも相当近い。

それぞれのキャラが尖っていて、最初"イライラ"する。
どこにでもいるタイプをデフォルメしているからだろう。

最後一気に爆破して、すっと終わった。終わり方がよくて後味すっきり。

不倫する理由が「誰かが選んだものだからハズレではないだろう」っていうのがうけた。
結構小ネタが仕込まれていたが、周り気にして反応しづらかった。


後実質35分だったがアナウンスのように40分ぐらいになるように少しセリフまわしがゆっくりでもよかったかも。

帰りに、愛菜ちゃんの曲をDLしてヘビロテ中。
妙に芝居にあった曲だなあテーマ曲かと思うぐらい。
高木珠里の演劇100人組手

高木珠里の演劇100人組手

演劇100人組手実行委員会

北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/14 (土)公演終了

おなかいっぱい
都合で前半60人ぐらいしか観れなかったが、相当濃いもので、
観ている方も体力を使う。

10人組手はエンターテイメントの要素もあって楽しい"イベント"だった。

1分間なので相当インパクトがあるものか、観たことがある役者さん以外がなかなか記憶に残らないのが残念。

あとお題がでた後の司会者のコメントはかえって邪魔に感じた。

とはいえいい企画だった。

ネタバレBOX

特に印象的だったのは、

ウズキちゃんの一輪車。
ガラスの仮面。
ロボット。ボディービルダー。子役。フナ。
ネコやイヌがらみもいいのがいくつか。
自分の劇団員を前のめりでみる黒川主宰。

操り人形その続きは秀逸だった!

10人組手は、ラブシーンが過激だった。


しかし、開始5秒でお題をそのままセリフにしてしまうのがこの1分組手の難しさを感じさせてくれた。
東京アメリカ

東京アメリカ

範宙遊泳

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/07/08 (日) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い
粒々がとっても面白い。全体としては、なんとなく境界線があいまいでよくわからないところもあるが、それが範宙遊泳っぽいのかもしれない。

気づきとしては、なるほど芝居の世界ってこうなんだ・・・。と思いつつ、どこの組織にもあるような話で、かつ自分の胸に手を当ててしまう感じもあり、刺激的だった。

ちょっと後半、個人的には息切れをしたように思えたのが残念ではあったが、
それはもしかすると、前半笑いすぎて自分が笑いつかれただけかもしれない。

ネタバレBOX

私の気のせいかもしれないが、前後半で雰囲気が変わったように思った。

前半は演出家を中心に、指示を出すほう出されるほうの色んなパターンが軽めのシニカルさで、笑わせてくれる。
自分のこだわりを押し付ける、曖昧な指示なのに言い切っちゃう、特定の人のために全体止める、特定の人と実は関係がある・・・

特に、意味もなくみんなに「好き」というシーンや自分でやってしまう木星人とか大好きです。

あと、2人の仲がばれてしまったときの周りの“しぐさ”は、なにか特定の経験から来ているのかなあ、と思うぐらいすごい演出だった。

今回は、演出する側のほうを中心に描かれているが、演出される側をデフォルメしたものも観てみたい。(といっても作りづらいかもしれないが)

「それぐらい役者が調べてくるものだろ」みたいなところとか、理屈をこねるとか、怒られると委縮してしまう、とかそのあたりの皮肉をもっと観たいと思った。

相当、そういったネタが面白かったが、もっときつめにしても個人的には好き。

後半は、夢と現実がまざったようなお話だったが、ちょっと前半に比べるとメッセージが見えにくかったように思えた。

それにしても、演出家役の高木健さんは、存在感あるし、動きがきれまくっていたように思えて、とても楽しかった。
JUMP!

JUMP!

シグナルズ

シアター711(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

飛ぶの飛ばないの?
前半は、なんとなく飛んでいない感じがした。

話自体はわかりやすいが、
なんとなく、何人かの登場人物のセリフ回しが急いているような気がして、
単調な印象を持って、入り込みづらかった。

最後一気にJUMP!した。

ネタバレBOX

最初、お弁当屋さんとニッカポッカの人のセリフが迫力はあるんだけど、わざとらしい感じがして(わざと???)、ちょっとテンション低いところからスタート。
後輩や課長もなにかどことなく”いやな印象”を出していたような。
また、管理人も20代というのはちょっと無理があるかなあ、

と最初の80分か90分ぐらい思っていた。

課長とのバーでのシーンあたりから一気に攻めてこられた。
課長の右手がなかなかだったし。

花火大会のシーンは、べただけどストレートで素直によかった。
(あの後輩は浴衣着るようなキャラじゃないかもしれないが
後輩が浴衣着ていたら、完全に後輩を応援してしまったかも)
後輩の告白。芝居とわかっていながら、男なら言われるほう、女性は言うほうに自分を重ねてしまうんだろう。

金麦がさりげなく、というかかえって目立つように置いてあるのが個人的にはツボった。

その時の2場面切り替えは、もう少し時間かけてもよかったかもしれない。
それぞれとってもいいシーンだった。

ラスト、あそこで「ごめんなさい」するというのはないのかなあ。ごめんなさいしながらも、ハッピーエンドになることもあるかも、などと今も考えてしまう。

ストーリーテラーが、案外自然に感じられたのは不思議。
しかしさすがに、冒頭で主人公が死んだらだめだろう。
トーマの心臓/1999年の夏休み、じゃあるまいし!!!
葬式クラス2012

葬式クラス2012

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2012/07/01 (日) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

44期
先に、28期を観ていたので、自分としての「一等席」で観た。

44期より”軽快”とうイメージだった。話も少し違うし
とてもジェネレーションを表しているように思えた。

2バージョン観て、ベースは同じ話でも
役者さんやちょっとした違いで印象変わるを感じれてものすごくよかった。

個人的には、年代が近い28期のほうが、共感はしやすいけど。

ネタバレBOX

バーテンダーのカミングアウトが、やっぱり印象的。楽しい。

あのセカンドバックに1000万入る???などと思いながら、
闇金のくだりにニヤリ。

両方観てみると、自分の好みに気づかされる
マンション買う話とか、慰謝料ぶんだくる話とか、名刺破く+取りに帰るとかはないとさみしい、と思ったし、反対に、介護の話は、切実だなあ、と思った。

あと、最後、28期もあんな終わり方だったのなかあ?覚えていない、ということは見逃したかもしれない。自分の受け手としての弱さに反省。

しかし、44期のマンガの話はまったく???だった。自分も年をとったな、と思った(ポジティブな意味で)。逆に音楽は、モー娘。>松田聖子…。
髪をかきあげる

髪をかきあげる

Moratorium Pants(モラパン)

千本桜ホール(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

いろいろな場面
場面がいくつかあり、人のこころの隙間が見えるお話だった。

喫茶店でのいくつかのお話は特に面白かった。
(全体を通して一番短かった気もするが。)

短大生と妻子持ちのサラリーマンは、なにか違う世界の人のようで楽しい。

おまけ:
劇場入って右奥が「パンツ」席かも。

ネタバレBOX

ぐるっと360度に観客席がある。
劇場入って左手奥の上段から見たが、正解だったかもしれない。

とはいえ角度によって少し見え方が違うのだろう。

葬式クラス2012

葬式クラス2012

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2012/07/01 (日) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

28期
後半から一気に加速していって引き込まれた。
ほんとにいい同窓会だ。

もう一回28期を観るか、違う44期を観るかなやみ中。

書くとネタバレになりそうなので以下BOX

ネタバレBOX

前半が、バラバラ感を感じて、ちょっと実は退屈していたのだが、
多分、後半一気に変わっていった。
よく考えると、最初はそれほど仲良くなかった同窓生が、急激に仲間意識を持つのが演じられていたのだと思った。

最後の乾杯のシーン、なかなかだ!

言葉の遊びも楽しかった。

それぞれの役の個性は素晴らしい。
市ヶ谷のノー天気さ、でもそれが5人をつないだようにも思える。
神田のストレートさ・かわいらしさと大久保の渋さと悲哀にも引かれた。

いい芝居でした。
正義について (公演終了・ご来場御礼)

正義について (公演終了・ご来場御礼)

殿様ランチ

サンモールスタジオ(東京都)

2012/06/27 (水) ~ 2012/07/03 (火)公演終了

満足度★★★★

ランチだ
基本コンセプトどおりのランチっぽい感じ。

いろんな角度からいろんなネタが飛んでくる。
軽い気持ちで観れる。

でも案外深いネタもあったり。
セリフも印象に残るものも多数。

個人的には、何か所か、タバスコか山椒がドカッと効いていると楽しいが、
そうじゃないのが殿様ランチかもしれない。

ネタバレBOX

役者さんのバランスが取れていて、
どの方の芝居もとても印象に残る。

と同時にすこし物足りなさものこるかも。

司法試験・音楽事務所・どつかれても流す杉岡さん・(逆切れっぽい)猫えさやりなどはとっても楽しかった。
12人のそりゃ恐ろしい日本人 2012

12人のそりゃ恐ろしい日本人 2012

劇団チャリT企画

座・高円寺1(東京都)

2012/06/28 (木) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっと消化不良
役者さんの演技や、舞台装置・照明などはものすごく自然で
引き込まれる。

主人公の感情のメリハリや、それぞれの思いもなかなか。

でも話がどうしてもつながらない。パーツパーツはわかるのだけど、
全体にしてしまうと、どうしても頭の中が???になってしまうのが残念。

ネタバレBOX

結局どういう設定だったのかがわからない部分がおおいし、
なんとなく現実離れしすぎていて、
私が昔感じた「演劇って意味がわからないものなんだ」という典型的な印象を思い出してしまった。

お金が葉っぱになるはなし、最後の「亀山モデル」、派遣村になってしまう、
ネコの話、裁判員のわけのわからないロジック(風刺かもしれないが、だとするともってキレがほしい)…

ちょっと残念。

サモン

サモン

ブルーノプロデュース

サブテレニアン(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/25 (月)公演終了

満足度★★

狙いなのかも知れないが
不思議なテンポと間。

役者さんのテンポはとても心地いい。

でも個人的には音が不快だった。

ネタバレBOX

70分中50分は音が不快だった。

特に後半は15分ぐらい耳を塞いでいた。
そのため2つほどエピソードを全く聴けなかった。ごめんなさい。
ゴドーを待たせつつ

ゴドーを待たせつつ

踊れ場

ひつじ座(東京都)

2012/06/19 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★

赤外線
赤外線はうけた。

観ていて恐らく主人公と同じ気持ちになったかも。

ネタバレBOX

ちょっときつめに書くと、

なにを待っているかわからない、
中盤で「イライラしている」、
終わるのを待っている。


というのはまさに観ている側の気持ちだった。


最後の待つわ、がうまかったのがせめてもの救い。
幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

アマヤドリ

扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

北海道
遠征。

公園の隣で雰囲気のいい劇場だった。
そんな気分で見たからか、そんなに恐怖を感じず、

どちらかというと起きやすいことのように思えた。



生じてくる歪が、なんとなくいろんなことの比喩になっているようで
とても参考になった。
恐怖ではあるが、自分への警告のように伝わってきた。

動きがとても自然。

ネタバレBOX

監禁(換金?)の話。

最初の保護するところをもっと観たかった気がする。

あと星野が”振られた”ときの姿はとても印象的だった。

最後の輪廻が非常にパワフルなメッセージ。
断脈

断脈

熱帯

サンモールスタジオ(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

前向きかあ
縁を切る話。

いくつかのエピソードが重なっている。それぞれ”切る”話で、人の思いが考えさせられる。

という深いこともあるし、大笑いさせてももらえるし、ちょっとホロっともさせられた。

確かに、前向きかもしれない。前向きすぎぐらいかもしれない。

ネタバレBOX

離婚式がメインの話。
離婚式の前に衣装を見つめていたときの後ろ姿、印象的でした。

個人的に印象に残ったのは、
スタイリストの話と子連れ再婚の話。
それぞれの人の気持ちが、結構切ない感じがした。

お医者さんはいいキャラだった。スピーチ最高。
スタイリスト(特に奥村さん)の衣装がとてもいい。かっこいい。

「旧郎旧婦」は笑ってしまったが、本当だったんだ。
指輪を割る最後の共同作業は知っていたけど。

あと、円卓と燻製が頭に残る。
DART’S & smokers [VS]ベンチャースクール

DART’S & smokers [VS]ベンチャースクール

エビス駅前バープロデュース

新宿ライブハウス&イベントスペースLEFKADA(レフカダ)(東京都)

2012/05/29 (火) ~ 2012/06/04 (月)公演終了

満足度★★★★

初日)DART'S
砂場で繰り広げられる大人のお話。

当初は、その設定で、にこにこ。
テンポが上がってきて話に入り込める。
サスペンスの香りがだんだん出てくる。

となかなか流れのいいお芝居。

演出上、後方の席からだとちょっと観にくいかも。

もう一回観に行く予定。

ネタバレBOX

砂場で大人が国を創っていく。それ自体もストーリーになっている。

そこにサスペンスの要素が入り込んでいるのがとても楽しい。

役者さんもそれぞれカラーを出していていい。
鈴木さんがちょっと怖い感じで描かれているのは、意図なのかどうかわからないが切れ味抜群。

根本さんのコミカルさや島田さんの超越感も印象的だった。

欲を言えば、その国づくりのお話自体が個人的にはもっと面白くしてほしかった。
参加者の意図で変わってしまう、というルールが必然性を感じさせないからかもしれない。

とはいえ、栄枯盛衰を描いているお話自体は歴史が好きな人にはぐっとくるかもしれない。

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