unicornの観てきた!クチコミ一覧

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谷賢一・田中沙織 結婚式

谷賢一・田中沙織 結婚式

DULL-COLORED POP

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/08/16 (火) ~ 2011/08/17 (水)公演終了

素敵なウェディング
結婚式を劇場で挙げるという発想、すばらしいです。

人様のハレの「舞台」に評価もなにもないのですが、最後の新郎の生きることを考えるというスピーチが頭に響きました。友人の式には何度も列席してますが、スピーチ内容ほぼ覚えてないです。まったく無関係の人間の式に出たからこそ、頭に残ることがあるのかもしれません。

ご結婚おめでとうございます。知り合いでない(匿名の)ヒトに言われて嬉しいのかわかりませんが。

ネタバレBOX

「ウェディング街歩き」の企画も面白いです。一般人の場合、仮衣装だと実現難しいかもしれませんが。
チャイムが鳴り終わるとき

チャイムが鳴り終わるとき

オーストラ・マコンドー

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

子供の狂気が駆け巡る舞台
140分。開演前は長いなーと思ってたけども、あっという間に時間が過ぎた。良い舞台だったと思う。ただ、長めの公演時間なら平日は19:00開演であると助かる(発売時に公演時間は未定なんだろうけど)。

重くて鬱屈な、見たい部類の話ではないけど、引き付けられる魅力があった。照明の使い方が上手く、小学校にあるイスと教卓という簡素な舞台道具が効果的に使われていた印象。脚本と演出が上手く合わさっていたと感じた。

以前の公演で奥田恵梨華がキャスティングされていて、今回は水崎綾女が出ていた(当日知った)。メディア露出のあるキャスティングは集客的な意味でも良い傾向と思う。活性化というか。
水崎綾女が女優やってたとは知らなかったけど、演技悪くなかったんじゃないかなと思う。

ネタバレBOX

とある同窓会。小学校に集まった面々には、共通の「罪」が2つあった‥。
一つは、担任(郭)を追い詰め失職させたこと。一つは、精神疾患を抱えた母(中村麻美)を支えるクラスメイトの倉間凪(藤本七海)を疎外し、それが母の自殺につながったこと。

同窓会に集まった面々にとって、もはや過去の軽い出来事(下手すれば良き思い出)くらいの認識で、他人の人生に大きな影をもたらしたなんて雰囲気でない恐ろしさ。客観的に観ている我々観客だからこそ「恐ろしい」なんて感じるんだろうけど。当事者であればあるほど、事実に対して無関心というか‥そんな不気味な作品だった。
実際笑えたのは、神戸アキコの「明日の放課後の場面」くらいかな(後藤のミックジャガーも良かったけど)。そのほかは終始重くてというか不安な感じでいやになった。
ちなみに、組体操場面で後藤が観客に拍手を促すようなフリをしてたけど、とても拍手するような作品じゃないだろと。

元?グラビアアイドルの水崎の胸元がオープンだったのは作品的に良かったのかどうか不明(大人びた感じを出すため?)
凪が病院の医師から性的な被害を受けていたという設定は必要だったのか不明(不幸を強調したのかもしれないが、正直必要ないと思った。)
ギター1本のMOGMOSの演奏・効果音、合う場面と合わない場面があったように感じた。
いよいよ決戦です、その際の心構え。

いよいよ決戦です、その際の心構え。

タイガー

OFF OFFシアター(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

独特の舞台ではありました
チケットプレゼントで鑑賞。劇団所見。90分程度。

嫌いではないが好きとも言えない感じ。チラシのストーリー紹介は結構魅力的だと思ったのだけども実際の舞台に魅力を感じられなかったのが残念。肌に合わなかったのだろう。

横島裕は良い演技だったと思う。

ネタバレBOX

面白かったのは、ピロリ(横島)の恋愛絡みの話くらいかな。中盤と終盤の。
そのほかは、面白い!と言い切れないもどかしさが残った。

終盤前のケツオの芸?は好みでない。
そのあたりの出演者の素の笑いとかも、知り合いでもないからキョトンとしてしまう。(演出なのか知らないけども)こういうのは極力なくしてほしい。ほかの場面でも若干見受けられたけども。


ちなみに、チラシの女の子の表情がとても良い。
青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう

青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう

コーヒーカップオーケストラ

シアター711(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろいと思います
チケットプレゼントで鑑賞。劇団初見。

ストーリーというよりも、あの手この手で笑わせにくる感じ。爆笑というワケではなく、ニヤリとするテイスト。好みです。
ポップス曲が劇中で頻繁にかかり、楽しいノリに拍車をかける。舞台道具は力の抜けたようなものばかりで、舞台にそういった意味の一体感が付与された良い舞台だった。

細井里佳は、かわいくてかつコメディな動きと声が良い。。以前観たエビスバー公演時は、かつて伝説のキャバ嬢(泡姫?)役だったが、今回同様力まない演技が上手かった。
男性陣は鳥島明、宮本初、前田昴一、田中慎一郎らがよかった。特に前田と田中。
篠原彩も、小柄ながら勢いのいい演技で好印象。別団体の公演でははかない幸薄少女役だったが、こっち方面もなかなか良い。
どーでも良いけど、望月春日のウエストが細い。

ネタバレBOX

西森(細井)は、大学在学中。青山(鳥島)と茂野(宮本)と同居している。二人を残して旅に出ると少年に出会い、その少年の家に呼ばれる。連れて行かれた先はとある旅館(のような町?)で、一風変わった面々が住んでいた‥。

結局は夢オチで、ストーリーはあまり気にしないでよさそう。とはいえ、ストーリーや人物像に上手く笑いを乗っけているような気がする。序盤の千葉の演技からして、あぁ気軽に楽しめばいいんだな、なんて気がした(まぁそんな立ち上がりでもシリアスに流れてくれても良いけど)。

西森がかわいい変わった女の子という面だけでなく、腹にブラックなものを若干抱えていたのがよかった。ラスト、青山君をあんなふうにふってくれてよかった。
第15回王子落語会

第15回王子落語会

王子落語会

王子小劇場(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/10 (水)公演終了

満足度★★★★

怪談NIGHT
落語はたまにききに行く程度。王子落語会は2回目。
休憩含めて2時間超。満足できた。

ネタバレBOX

桂米紫/ろくろ首‥噺よりもマクラのほうが面白かったかな。こういった企画も精力的に関わっている点は高く評価できる。

神田京子/四谷怪談‥四谷怪談はほとんど知らなかった。たしかに、岩が入水自殺するまでのほうが恐ろしいかも。牡丹燈籠のように、「ヒト」が一番恐ろしい存在なのか。わかりやすくて、その点も○。
※過去に観た講談はもっと早口だったのでそれが普通なのかと思うが、今回は怪談なのでゆっくりとしていたのかな。なんにしても、怖くて面白かった。

瀧川鯉昇/質屋蔵‥以前の王子落語では「茶の湯」だった。それと比較するのも変だが、かなり爆笑できた。昇り竜と下り竜のクダリは最高だった。
三毛猫の刺青見てみたいな。鯉昇の語り口?は好き。

東京モダンガールズ

東京モダンガールズ

おおのの

シアター711(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/08 (月)公演終了

満足度★★★★

女性への讃歌
文学的なお話かななんてタカを括っていたら、コミカルテイストな舞台で嬉しかった。(初っ端から、仲坪由紀子と堀越涼の幕前シーンであっと思った)

平塚らいちょうの知識もほとんどなく(女性解放のはしりとかそんな感じ)観劇したのだが、そんな雰囲気の舞台なので飽きずに観ていられた。テンポの良さ(どんどん話が進むなあなんて思ってた)も、いい感じだった。

ダブルヒロインの仲坪と山口はとても美しく、「男は外、女は内」という社会の中を悩みと幸せに挟まれながら生きていく姿が印象的だった。
江戸川卍丸の演技は上手い。また、8割くらいイライラしてた吉田は大変だななんて眺めていた。

ネタバレBOX

女性の自立とは何なのか。
らいちょう(仲坪)は恋人に裏切られ、世間の冷たい仕打ちを受けつつも「青踏」を立ち上げる。仲間が次々離れていく中、年下男性と恋に落ちる。それをきっかけに、弟子のようなポジションにいた伊藤野枝(山口)に追い出されるが、その恋人と子をもうけ幸せを掴む。
一方、野枝は仕事に追われ姑(吉田)には疎まれ、夫・辻(江戸川)と離婚し、アナーキスト・大杉(三村)と駆け落ち、序盤に登場した入籍しただけの夫・末松(河野)に大杉ともども刺し殺される。

現代の「男女平等」とか「男女共同参画」とかの話は好きではないが、単純に、「女性の自立」ってなんなんだ、「女性の幸せ」ってなんなんだと思った。
レビュー書いていて、「死ぬほど愛してくれるか、殺すほど憎むかしてくれなきゃ女はやってられないんだ!!」という言葉が頭に響いた。
さいごのかみさま【全公演終了!!ご来場ありがとうございました】

さいごのかみさま【全公演終了!!ご来場ありがとうございました】

空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画

王子小劇場(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

「おにぎり」を握れ!
あっ面白い!って感じ。
前回の狂狂でそこまで満足できなかったので(演出と合わないのかなと)今回どうなるか思っていたけど杞憂だった。いや面白かったです。

客席対面型の長方形舞台。衣装。照明。小道具。セリフ回し。ダンス。よかった。

ネタバレBOX

作演曰く「僕なりの新約聖書」。「かみ」を称する「人間」の争いを描く。
新約聖書はほどんど知らない。役名は示唆的に付けられている。
ゴミの中で育ったオオボラを中心としたグループと、3人の王たちの裏切りとか愛とか悲しみが90分の舞台上で渦巻く。

中盤のビニ傘を剣や銃に見立てての戦争シーンの演出がうまい。狭い舞台だけど凄惨な殺し合いが目の前で繰り広げられていた。ビニ傘という無機質な道具で人を殺す戦争の恐ろしさが印象的(あと仮面も)。また、武器より「おにぎり」を選んだ人間が生き残ると一応解釈している(武器をもっていなく、言葉で戦ったオオボラは死んだけど)。ちなみに現代だとおにぎりが原因で戦争になりかねないってストーリーになりそうなんて空想してた。

下ネタ風味のセリフが目立ったが、言葉遊びが豊富でセリフの一つ一つが力をもっていると感じた。笑いではなく、ニヤリとするような感覚。神話にありがちな詩的な言葉ではなくあくまで平凡な言葉が。

言葉を失った4人目の王「ムク」のダンスが終盤の舞台に熱を持たせたことは間違いないと思う。マグダラ(藤吉みわ)の笑いが闇に吸い込まれるようなラストも美しかった。

タイトルは「さいごのかみさま」だけど、「かみ」ではなくあくまで「人間」の物語に満足したと思っている。
『ナツヤスミ語辞典』

『ナツヤスミ語辞典』

演劇集団キャラメルボックス

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/11 (木)公演終了

満足度★★★

ナツヤスミ語辞典ほしいな
小劇場で活躍する役者と有名なキャラメルボックス(の若手陣)、演出も注目の中屋敷という公演だったが、期待ほど満足できなかった。中屋敷演出は語れるほど観てないけど、残念ながら肌に合わないのかもしれない(9月の柿公演は行くつもりだけど)。

もちろんつまらなくはない。イマイチ乗り切れないだけ。

ネタバレBOX

深谷由梨香はやはり良い女優さんだと思う。(柿の看板女優だけあって)
ウラシマ(鍛冶本)とナナコ(渡邊)が柿役者で観たかったかな(乱痴気verだと柿役者がやるみたい)。
ミドリ先生役の川田希は相変わらず美人だったし、コミカルな演技も上々だった。
アオタ先生役の村上誠基も面白い演技だった。ハマッてた。
七味、森下も存在感ある演技で○。

観客は、キャラメルのお客さんより小劇場のお客さんが多かったのかな。そんな雰囲気を感じた。
滑稽を好みて人を笑わすことを業とす

滑稽を好みて人を笑わすことを業とす

毛皮族

リトルモア地下(東京都)

2011/07/23 (土) ~ 2011/08/09 (火)公演終了

満足度★★★

T「ボディコン強盗」
ストーリーがあるようなないような、軽演劇らしい?軽快な舞台だった。

町田マリーはとても美しかった。(パンチラがあろうとなかろうと)
柿丸美智恵は、今回の役のほうが(「おひゃさま」の女子高生役より)生き生きしていたように見えた。

ネタバレBOX

ボディコン強盗の理論(みさと談)とか、なんか面白かった。ボディコンで強盗(というか窃盗?)する美学みたいなの。

本公演は観ていないけど、次回時間あれば見ようと思う。動画とか見ると結構派手でにぎやかそうだし。
会場前の受付スタッフの対応は良かった。時間差で入場させるとか、しっかり管理してくれて。また、うちわサービスも○。

V演目は外れてしまった。残念。
滑稽を好みて人を笑わすことを業とす

滑稽を好みて人を笑わすことを業とす

毛皮族

リトルモア地下(東京都)

2011/07/23 (土) ~ 2011/08/09 (火)公演終了

満足度★★★★

S「語りのゴミ」
ワンシチュエーション物。コメディ色が強くて笑える。
延増静美が地味に笑いをとっていた。江本純子はアクセントのある役で、良くも悪くも中心だった。

ネタバレBOX

とあるボケ(というか更年期障害?)た女老人(江本)の引越しを請け負った業者スタッフ(羽鳥、延増、吉牟田)と、女老人の娘(高野)の話。

一見コメディだけど、娘が加わってからのストーリーは若干の寂しさが顔をみせる。
滑稽を好みて人を笑わすことを業とす

滑稽を好みて人を笑わすことを業とす

毛皮族

リトルモア地下(東京都)

2011/07/23 (土) ~ 2011/08/09 (火)公演終了

満足度★★

U「おひゃさま」
毛皮族初観劇。

シリーズ物らしい(この軽演劇自体がシリーズ物なんだろうけど)。主宰の江本純子ファンのための公演のような印象だった。

岸家の夏【全日程終了!次回公演は2012年1月東京・2月大阪にて!】

岸家の夏【全日程終了!次回公演は2012年1月東京・2月大阪にて!】

劇団鹿殺し

青山円形劇場(東京都)

2011/07/28 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

弱くて強い女性たち
相変わらずパワフルで魅せる舞台を展開していて単純に楽しめる。挿入歌も面白く、エンターテイメントしていた。

千葉雅子の演技が冴えていた。菜月チョビの声はなんか魅力的。

ネタバレBOX

三姉妹の恋愛とか家庭とかを主軸に、生き様をテンポ良くユーモラスに描く。
根底には哀しさみたいのがあるけど、それを前に出さずにいるため、元気の沸いてくるような気になる。
終盤の、それぞれが過去と決別すべく「試合」を行う演出は良い。

スピーディな舞台なのに、役者が複数役を持っていて、その段取り?の上手さに地味に感心していた。裏方スタッフの賜物でもある。劇団の質の高さの表れだなと。
実験都市『ご来場ありがとうございました。』

実験都市『ご来場ありがとうございました。』

演劇ユニットG.com

劇場MOMO(東京都)

2011/07/27 (水) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★

幸福の実験とは
チケットプレゼントにて観劇。

面白い設定に興味は引かれるものの、謎の部分が多く注意が散漫になってしまい、何がいいたいのかわからないまま終演してしまった。

演技は皆安定していて、中でも小石川祐子が良かった。

ネタバレBOX

「全人類の幸福」という目的、犯罪者や売春婦まで役割を割り当てる制度、仮想敵国の存在、人間性回復装置、仮想敵国方向から来た少女、マルガリータという名の案内人‥。これらの要因がどこで一つになったのか判然としなくて。

人間性回復装置の、見る人によって形(見え方)が変わるとか、面白いなぁなんて思ったけど。思い出の人間を見せて、装置のスイッチが入るとその人の思い出が消去されるってこと?それが幸福の実現の過程?
頭の中がグルグルして舞台を見失ってしまいました。
プラすマイなす竹

プラすマイなす竹

7%竹

新宿Fu-(永谷ホール)(東京都)

2011/07/26 (火) ~ 2011/07/30 (土)公演終了

満足度★★★

次回に期待したい
初7%竹。70分。

期待していたのだが、突き抜けた笑いがなくて残念。笑いのカラーが合わなかったのかな。クスっとすることも多々あったんだけどね。
チラシイラストの気の抜けた感じは好きなんだけど。

7本の短編コント?で構成されている舞台。つなぎもスムーズでそこのところは良かった。あと、受付の対応は◎で好印象でした。

ネタバレBOX

「武藤的女子会」の女性4人のダンスが一番良かったという記憶が残っている。また、「保険の勧誘」の根本の演技は魅力的だったなと。

浜松ユタカの雰囲気はなんか好き。
昆虫系[改訂版]

昆虫系[改訂版]

鵺的(ぬえてき)

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/07/27 (水) ~ 2011/08/01 (月)公演終了

満足度★★★★

醜く狂って
鵺的初鑑賞。95分。おぞましい世界を垣間見れた。

チラシデザインが秀逸でとても好み。タイトルもうまい。
でも、客席がせまい。

ネタバレBOX

ネタ元の保険金殺人は知らないで観た。
中盤の、新たに100万の借用書を書かせてからの「明日があるさ」に狂気をみた。
愛・王子博

愛・王子博

INUTOKUSHI

王子小劇場(東京都)

2011/07/27 (水) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★

インモラルvs世界
初犬と串。100分。

ネタというか風刺のオンパレード。んでシモ全開。
仕事帰りに観て元気が湧いてきた。

役者は藤尾姦太郎が一番良かった。

ネタバレBOX

亀田一家、AC、仁、涯、AKB商法、ミヤザキハヤオ、市橋達也、アニータ、ジャニーズ、ダッシュ村、原発事故‥などなどあげればキリがないほどに豊富なネタ(下ネタ含む)がぎっしり詰っていて笑える。中盤ウンザリするくらい。でも、ACフィールドのネタはとても面白かった。

ラスボス「google」(この設定も○)にエロ画像でつられる面々が、対抗するため脱いでからが公演の見せ場か。
チンチン丸出しで踊る面々になぜかやられるgoogle。画像検索しなくても、(チケット買えば)俺らが裸を見せてやるといわんばかりの意気込みがあった。もちろん女性は全裸じゃないけど。
フルチンダンスもなかなか絵的な面白さがあって良い。地上から続いた絵画がここに通じていたのかと。

世の中(今の日本)の閉塞感をおちょくるような内容のせいかな、観劇後スッキリした心持ちになった。面白かった。チンチンダンスは女性は見たくないかもしれないけど。
ごんべい 江戸版/平成版

ごんべい 江戸版/平成版

ゲキバカ

吉祥寺シアター(東京都)

2011/07/14 (木) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★

けっこう笑える良作品
江戸版。
ストーリーは王道で、かなりエンターテイメント性を加えた仕上がりだった。動きを重視し、要所要所の照明具合がそれを後押ししていたと思う。出演者もたっぷりで、簡素な舞台セットながらにぎやかで楽しい舞台だった。やはり楽しい舞台は良い。

ちなみに、客イジリはほどほどでも良いかなと。劇団のカラーかもしれないけど。

ネタバレBOX

たぬきの王子であるごんべい(石黒圭一郎)は、九尾狐(山下亜矢香)に一族を殺害された恨みを抱えたまま、江戸の火消し(鬼組)に身を隠していた。九尾狐は、吉良邸をのっとり、生娘の肉を喰らう暴虐を繰り返す。そんな折、九尾狐の正体を掴んだごんべい(ら)は、吉良邸へ討ち入りをする‥。

ごんべいとまとい(泊ヶ山まりな)の恋愛要素もあったが、全体的に笑いの成分が強くて(多くて)、ラストシーンの感動が薄かったような気がする。その分、エンターテイメントしてて満足度は高いんだけど。
特に、大人数でのダンスがバナ学調できたのが良かった(監修してるのかな)。舞台の雰囲気に意外とハマってたというか。そんな意味も含め、中盤のお凛(三澤さき)は影のヒロインだったなと。言いすぎだけど。
また、鬼組の面々の決めシーンや殺陣などはカッコよく、見せ方も上手いなと感じた。ケン(渡辺毅)の北斗ネタも悪くはない。

ごんべい役の石黒のさわやかさも主人公らしく好感がもてた。九尾狐を見逃すところとかあっさりだけど、それも良し。まとい役の泊ヶ山の表面ガサツで内面乙女な人物像(演技)も好き。衣装も男性はカッコ良く、女性はかわいくなってた。

単純に聴覚的にも視覚的にも楽しめる良い舞台だった。
血塗られた同窓会

血塗られた同窓会

ぱるエンタープライズ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/07/15 (金) ~ 2011/07/18 (月)公演終了

満足度

微妙
決して面白くはない。
演技力という意味でもそうだけど、ストーリーも微妙。サスペンスな話のハズなのにドキドキめいたもの(引き付けるもの)がない。細かいところは正直どーでも良いと思うけど、ここが締まってないので観ててつらかった。

鍋島(米田)と岡田(板垣)の演技は良かったとは思うが。

ネタバレBOX

この内容で3,800円(当日料金)は高い。
NUMBERS-再開ー【無事閉幕。ご来場ありがとうございました。】

NUMBERS-再開ー【無事閉幕。ご来場ありがとうございました。】

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2011/07/14 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★

確率は怖ろしいもの
公演観劇中に地震に遭いそのまま中止になった経緯があるので、ケジメってわけじゃないけど、観とかなきゃと思った。

当時のパンフを見返してみるに、キャストの変更(当たり前だけど)もあるし、「The Stone Age ブライアント」はタイトル変更になっていた(キャスト数も違うので別作品なのか)。シルクもおそらく地震後書き換えた部分があるみたい。

生モノといわれる一度きりの舞台。楽しめました。

ネタバレBOX

「ダーツ」‥サスペンス系は一度目のほうがいいに決まってる!当たり前だけど。一度目はかなり怖かったのを記憶している(こういうものへの耐性が低いのかもしれないが)。一番気になったのは、目玉を見つけるシーン。前回の役者さんのほうが演技がキテいた。

「シルク」‥舞台がパチンコということもあり、節電ネタを盛ったのは良い変更だった。何がいいたいのかわからんかったが、ダンスシーンの見栄えはやはり良い。堀越涼の煽り台詞とかイライラ演技とか面白い。

「ブライアント」‥神様?が書いた台本とおりに事を運ぶ仕事の「クロコ」の話。関西の劇団らしく?笑いのある舞台だった。それでいて、ラストのやるせなさみたいな展開もなかなか見ごたえあった。

「同居人」‥再婚相手の子の事故を引きずる、離婚寸前の夫婦の話。テーマ1/2といいつつ、男が毒のはいっていないグラスを女に差し出すシーン(心)にグッときた。うまいな。
【公演終了】『完璧な世界』【ありがとうございました!!】

【公演終了】『完璧な世界』【ありがとうございました!!】

タカハ劇団

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/07/05 (火) ~ 2011/07/17 (日)公演終了

満足度★★★★

完璧な世界
タカハ劇団初見。いかにもなチラシデザイン。完璧な世界というタイトル。興味ひかれた。
予想よりとんがってなくて安心した。切り口は一般的でないが楽しめた。次回公演も見てみたくなった。

ネタバレBOX

とある同人エロゲの作者(根津)とその脳内彼女(深井)の物語。

作中では、「完璧な世界」=「二次元」として表現されていた。現代的な題材ではあるけど、一般的に理解されないものという意味で、小劇場公演向きな感じ。
ただ、むしろ、上の方程式を真っ向から否定する妹(石澤)の台詞のほうが、メッセージとして伝わってくると思う。その両方のバランスが良かったと感じた。

(朝利の)妹と同人エロゲを作っている面々(オタク)とのやりとりは非常に面白かった。下ネタもバシバシでてきていたし。足コキって言葉を台本に入れたのはなかなか凄い。

ちなみに、演技はみな上手かった。特にぴこ役の石澤は2役をきっちり演じていて好印象。舞台美術についても切れ込みのゴム幕を使用し、スタイリッシュかつ立体的な舞台を作り上げていた。

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