満足度★★★
濃紺
チケットプレゼントにて鑑賞。
座席案内で、早めに来た客を端から詰めさせるのはおかしいと思う。
ネタバレBOX
「空の音」
就活中のコミュニケーションに難のある大学生(大茂のぞみ)と、教職とったりイベント開催したりとアクティブで働くことへの意識も高い女子大生(煩悩寺朋子)の恋愛と破局…。
手を繋ぐような避けるような演出で、二人の心を表現したのは良かった。第三者(二人の共通の友人・男性)を置くことで、話に奥行が生まれた点も評価できる。なんか青春。
「新月の見える丘」
掴めない。ポエムというかあまりにも日記しすぎている。演技もアクションもピンとこなかった。
満足度★★★
若者的
80~90分くらいでまとまってるとなお良い。
ネタバレBOX
高校生の紺(森脇司)は、女装して自慰をする性癖の持ち主で携帯の「コックリさん」占いが趣味。引きこもりの弟の件で自殺した母が原因で転校してきたたまも(井上ゆみ)に恋する、というかたまもの制服を欲しがる紺。傷を負う二人は惹かれあうも、たまもにこっくりさんの呪いがかかる…。
パンフの挨拶文のとおり、ノリで観てて良かった。中盤から面白さが増すが、たまもがキツネ化してからダレたのが残念。細かい伏線は抜きにしてスパッと終わって欲しかった。
森脇の泣き演技や童貞演技はうまかった。井上の一見ビッチな表情も良かった。端々にネット的なネタが入っているが、控えめなほうが良いかなと思う。
満足度★★★
自分の確認
変わった毛色。
ネタバレBOX
疾走した姉(中嶋さと)を探しに放浪する弟(寺田剛史)が色んな人に会って、姉の骨が納めてあるという墓にたどり着く…って話を演じているって二重舞台。
弟以外ヘンテコな人物で、コミカルな印象なんだけど、一体なんの為にコレやってんだって命題めいた提示もあって意外とシリアスっていう捉えにくい舞台だった。
弟の奥さん(雪丸朋美)が弟にすがるシーンが好き。弟役の寺田の力の抜けたような表情が良かった。
満足度★★★
啄木に憧れて
演技良かった。
ネタバレBOX
自己の経験の語りと身体パフォーマンス。
飽きなかったけど、一体感がほしいというか、共感がほしいというか。
味戸龍之介の夢精話は笑えたし、堀内萌の学生時代の辛い経験話は魅力的だった。欲をいえば、身体パフォーマンスの面でオッと思わせるもの(演出)が欲しかった。
満足度★★★
エレクトラ
アフタートークでちょっと合点。
ネタバレBOX
エレクトラの話に自分が引っ張られすぎたのかも。横文字の人物名は苦手。言葉が聞き取りにくいところがあった。
序盤の舞妓チックな振りとか、女性が笑う演出は率直に面白いと感じた。中島みゆきの選曲は○。感情の先行しない舞台は難しい。
満足度★★★★
Wonder World
面白かった。菅原永二が気に入った。真木よう子の顔ちっちゃかった。
ネタバレBOX
高速道路で原因不明の超渋滞に巻き込まれた13人。何日経っても回復しない極限状況にイラつく面々。そんな「異常事態」が、いつしか「日常」になっていく…。
傘を車に見立てた演出としっかりした演技で惹きつけられる。ストレスフルな非常事態から穏やかな日常への変化が上手い。ちょっとしたコミュニティになって、恋や確執、死や喜び、確かな「日常」がそこにあった。それが、ラスト、突如として車が流れ出し、コミュニティがくずれ、落ち着かない表情を見せ幕が降りる。
序盤が被災地の避難所みたいな雰囲気でそこからの再生めいたものを感じた。クリスマスを祝う面々が、柿の木?を前に、仮想のプレゼント交換をする場面、なぜだか泣きそうになった。なんでだろ。
高速道路という密室に近い状況の中、近くの見知らぬ人間との間で生まれた奇妙な時間と空間。異世界に迷い込んだような錯覚を起こさせる。原作の出来が良いのか。演出が良いのか。「不思議」な舞台だった。
満足度★★★
ヒーロー
いい感じのバックステージコメディ。楽しめる。
ネタバレBOX
閉店前のマルゴツ百貨店屋上でのヒーローショー開演前の楽屋。雨でショーは中止になるも、そこに地球侵略の偵察にきたナンバー55(戸田早奈美)がやってきて…。
序盤から大人数のドタバタで賑やかな舞台。会話の掛け合いもニヤっとできて率直に楽しかった。現実味のあるキャラで落ち着いているところは落ち着いているって安定感もある。支配人(鈴木智晴)とかはコメディタッチだけど。バランス良かった。出演者が活きてる感じがした。
話も、ナンバー55の悲しみ→ヒーローショーと、緩急がついてて良い。ヒーローショーの場面は、心くすぐられた。きちんとした声優を起用したのが奏功したと思う。演者も客もノセる魅力がある。
最後のマルゴツ構想や荷物ジャンケンからの流れも、いい感じでクールダウンさせてくれる良い構成だった。
満足度★★★
運命の人
チケットプレゼントにて鑑賞。配役表ほしい。
ネタバレBOX
運命の出会いをした女性と友人が、別れさせ屋の女性に連れられ、縁結びの協力を得るが…。
色んなエピソードや人物がそこかしこでつながって物語を創り上げる手法は良い。110分、飽きなかった。ただ、求心力に欠けるというか、ハートは掴まれなかった。さっぱりしてたのは良いのだけど。
主演の前田綾香はよかったけど、もう少し焦点を当てても良かったというか、そこだけは濃い演出でも良かったかな。
満足度★★★
紫陽花
面白い。セットの細かいところまでしっかりしてた。
ネタバレBOX
出会い系サイトで知り合って一年、一年後に結婚を約束した紫(薩川朋子)と神経質な彼・草太(沖田祐樹)は、紫のゆかりのボロアパートで生活をはじめる。Hもまだで、敬語で接する二人の生活に、母と同居中の紫の妹・真琴(鬼頭理沙)や草太の弟で受験生の良(小島ことり)、草太の友人で麻薬めいたものを捌いている吉田(數間優一)、紫の同級生で不特定多数と関係をもつ及川(八木菜々花)、アパートの隣人で水商売をしている曜子(野原由理)とそのヒモ・坂本(深井邦彦)らが、ズカズカ入り込んできて、紫の心労は積もるばかり…。
草太が、視野が狭いというか自己中というか結構なクズって印象なので、そっちでひと悶着かななんて思ってたら、意外とありふれたような展開だった。むしろ安心したというべきか。
演出が上手いのか、主演の薩川が良かった。前回もそうだったけど、不幸な女性の描き方が上手い。料理作ちゃうんだけど、台無しにされてさらにどん底に落とされるとかなんかいじらしい。その紫と、紫がいない間に草太と関係をもとうとした及川(実際は草太からのアクションだけど)の、言い合いのシーンが一番好き。及川の美人さに対して、怒りとか妬みとかを口から吐き続ける紫がかわいい。及川もある意味不幸な女性なんだろうけどね。
真琴と良の妊娠騒動はなんか笑える。ほのぼのというか。中学生らのくだりは、やや不明瞭な印象。紫らの苦労のために存在したのかななんて気もした。
全体的に人物の背景が薄いというか、そんな印象。話は悪くないし、惹かれたんだけど。上向きエンドも嫌いじゃない。
満足度★★★
master
独特な雰囲気があったけど、中盤眠くなった。
ネタバレBOX
生まれながらにして体臭がなく、鼻の利く男(野口俊丞)の一生を描く。
どこかのほほんとした感じの野口が死ぬまでを綴るが、中盤ダレる。話にもう一声インパクトが欲しかった。終盤の処刑→乱交→パリ→喰われるって流では俄然面白かったけど。人の心を狂わす奇跡の香水でもってその人生に幕を下ろすって粋だなと。
ピアノや、香水店の入口噴射とか、導入の鼻研究家とか、色々仕掛けがあって視覚的に楽しめた。演出自体は好き。
李千鶴をはじめ女優は3人とも美しかったし、表情も良かった。
満足度★★★★
悪魔の子
面白い。
ネタバレBOX
温和で威厳のない王(宮崎吐夢)との関係に飽き飽きした王妃(石橋けい)は、家来のゴルク(岡部たかし)や息子・スキラギ(山口奈緒子)の教師・ホスロ(三浦俊輔)らと色々楽しもうとするが…。
浮気症な王妃を中心に、面白いキャラと会話と関係性でもって、落ち着いてて中身の詰まった舞台だった。
色っぽくて気だるい感じや、ゴルクらをジッと見つめる演技がうまかった石橋けいが素敵。身長もあるからか、見栄えも美しい。んで、その王妃と先代の王との間にできたスキラギが、またいい感じに舞台を回す。クマみたいなアイメイクと、ニヤっとした笑みが、「悪魔の子」チックだった。修道女ヨハンナ(ブライアリー・ロング)は、神父との情事を暴かれいい感じに取り乱す一方、王妃らの情事をグイグイ攻める。鉄砲が下手な王様は、何やってもイマイチ感が良い。子作りしても上手くいかないだろうなと。ラスト、縦笛を鳴らしたスキラギが妨害しそうだし。ホスロの登場で揺れるゴルクと、サリヴァン先生以上の奇跡を起こせるゴルクとの闘いもニヤニヤしてしまう。
役者全員がキラリと光ってる感じ。話もキャラに絡まって面白さが倍増。舞台美術もしっかりしてた。いろいろ面白かった。
悪魔の子・スキラギが王位についてからの話も見てみたい。
満足度★★★★
15mm
根本宗子・Mrs.fictions・あやめ十八番が好み。
休憩とアフタートーク込みで二時間半。
ネタバレBOX
月刊「根本宗子」
色々繊細な女子高生・工藤(梨木智香)を励まし、次の恋に向かわせる山田(根本宗子)だったが…。
一発目の雰囲気の中、笑える良作。根本は小動物なかわいさと、風間(加藤岳史)のとぼけた感が好き。
宗教劇団ピャー
複数の男女はキスし続け、その前で、3人のヘンテコな人が色々話す…。
なんか壮大な話なのか。悪いとも良いとも言えない。考えようによっては笑えるかも。
Mrs.fictions
若年性健忘症の父(岡野康弘)と母(小見美幸)の会話からして笑える。娘の美佳子(長谷美希)が入ってきてからさらに笑える。見下した笑いじゃないのがイイ。金曜の夜だからと外出しようとするバブルな父に付き添う母もドレスアップ…ナンパの流れから母「羨ましいでしょ」、んで3人のカップを寄せる娘でエンド。よいです。特に小見美幸がよい。長谷美希も娘してた。怒るトコとか。
MCR
ゾンビに噛まれたあずきちゃんとその彼氏・佐賀野と、二人の友人・櫻井が15
分間笑わせてくれる。小椋あずきの頓狂でパワフルな演技と、櫻井の冷めた演技が魅力。
あやめ十八番
堀越涼の一人芝居。元レディースヘッドの自分の姉が旦那を火事で失ったとして、客に語るような舞台を創り上げる。照明の使い方が効果的で、話が際立つ。ラストの踊りも囃子の調子も手伝って、熱が篭ってた。今後にも期待。
梅棒
とあるサッカー部。マネージャーの件で対立する部員。試合でラフプレーをする奴らに怪我させられたキャプテンはマークを託す…。
紹介のとおり、なじみあるpopsにのせた勢いのあるダンスで魅せてくれた。少年漫画な話も、格好よくみえた演出とか構成が良い。
満足度★★★
女性性
チケットプレゼントにて鑑賞。面白かった。
ネタバレBOX
中学校教師の素子(松浦智美)は、人生充実してない処女。妹の愛美(堂本佳世)は、枕をしているアイドル。一見奔放な妹を妬む素子は、同僚への失恋から風俗を経て、性格的にはっちゃけたキャラになる…。
女子中学生らのウザさも上手いが、素子の鬱屈とした感じと底に溜め込んだパワーの解放感が上手い。学校で高田先生(川船敏伸)へ迫るとことか、朝日母(山田佳奈)や江本先生(山田麻子)を巻き込んで、高らかにセックスを叫ぶとことか、清々しいくらい。
愛美や江本先生を含め、女性をデフォルメした様を、ポップな色調で楽しませてくれる。
セリフにも鋭いとこがあって、その意味でも楽しかった。ちょっと怖くもあるけど。
堂本佳世のファッションセンスは好き。山田麻子も、風俗嬢役の竹内有希子もいい感じにセクシー。なにげに大内先生役の轟もよ子が演技うまいと思った。
満足度★★★
鈴木
チケットプレゼントにて鑑賞。
男40くらいの感覚ってこんな感じなのか。不可思議というか、漂うというか。
ネタバレBOX
売れない物書き・桂木巧海(青木柳葉魚)が地元に戻り、なんとはなしに旧友と会うが、皆苗字が「鈴木」であるという…。
パラレルワールドに迷い込んだような世界で、自分の記憶と違うことに戸惑う桂木の気持ちが客席まで伝わるよう。途中途中に回想シーンが挿入され奥行が生まれる。舞台のつくりも一見ゴチャゴチャしているようで、こんがらがるような感覚にさせられる。犬とかもいいスパイスだった。
ただ、もう少し尖った演出でも良かったかなと。照明とか控えめに感じたし。シャボンの演出ももっと派手にして良かった。やや平坦な印象だった。
安直な友情とかでなく、人生の半ばに差し掛かった「男」の感覚みたいなのを静かに描いた作品で、その点面白いと思った。長く生きていると大抵の物事が「鈴木」になっちゃうんだろうかしら。
いろいろな経験をして、色々と忘れながら時間が過ぎていく毎日に、はたと立ち止まって眺めて気がつくことの素晴らしさみたいなものが舞台にあった。
満足度★★★★
beauty
好きなテイスト。面白い。
ネタバレBOX
引きこもりの亜矢子(中村真沙海)を連れ子に持つ晃(谷仲恵輔)と、やる気のない真理(丸尾みゆき)を連れ子に持つ麻由美(斉藤美和子)が再婚し、饅頭屋を開くも鳴かず飛ばず。そこに「看板娘プロデューサー」の大蛇萌子(丹野晶子)が訪れ、真理を看板娘に仕立てようとする。商店街会長(西川康太郎)や向かいの偽装ケーキやのパティシエ・神宮寺(山本洋輔)らの企みも混じって、看板娘を押したリニューアルをすることになる一同。そんな中、大蛇の正体と店にかけられた呪いの正体が明らかに…。
序盤から面白い掛け合いでクスっとする。端々にネタが盛られライトに楽しめる。色んなところでネタがつながっていて、上手いなと(ラストはえなりかずきのテーマか。てかこの舞台自体渡鬼だったのか。)。それでいて、大蛇の昔話的な存在や地蔵協会?の陰険な呪い、亜矢子が晃の妻だったとか、麻由美が結婚詐欺会社社員で真理は自殺した詐欺被害者の子だったとか、ユニークな展開も目白押し。
真理と亜矢子と麻由美のパフュームもどきなダンスで呪いは解かれ、Amazonの家庭饅頭キットで作られたのが最高の饅頭だったとして、大蛇の積年の想いが遂げられるって流れも、大団円で好感触。また、「ごきげんよう」スタイルのしんみりしたシーンもあって、メリハリも十分。見てよかった舞台だった。
斉藤美和子の演技がピカイチ。谷仲恵輔もひとの良い感じが溢れてたし、西川康太郎の笑いも冴えてた。丹野のおっとりした不思議な口調も終わってみればいい味だった。
満足度★★★
初ろりえ
楽しめるけど長い。ちょっと疲れた。チラシ写真がいい笑顔。
ネタバレBOX
山に住むホモ・伸二(松下伸二)とリオン(後藤剛範)に拾われたカヨ子(志水衿子)の波乱の一生を描く。後半、中国?に流れ着いてから木村香代子に代わり、帰国。カンさん(奥山雄太)との子・みの子(徳橋みのり)と相撲をとって眠りにつく。
いろいろ笑える。馬鹿げた内容もしっかりと表現されてて安定感がある。前半のバケツリレーとか馬鹿なんだけど上手い。
カヨ子(前半)を演じた志水が、14歳~30後半までを可愛く元気に演じて好印象。確かに30以上には見えないけど。小柄ながらパワフルで見てて楽しい。カヨ子(後半)は、役者の夢を叶える為、売春に走るウェイヨン(梅舟惟永)とともに花売りとなり、やはり波乱な人生を送る。演じた木村が落ち着いた演技で大人の魅力を放つ。みの子との相撲とかね。
ちなみに、カーテンコールで木村とカンさんを演じた奥山がキスする演出がいい。
満足度★★★★
断
面白かった。
いろいろ笑えるし、ドラマ性も十分だし、地に足ついてる感のある、良い舞台。
チラシのリード文も地味に秀逸。
ネタバレBOX
離婚式を生業にする会社員・是沢(芳賀昌)を中心にキズナを断ち、次の一歩を踏み出す群像劇。
是沢の元彼女・亜谷(長谷部洋子)は、是沢との関係を戻そうとし、正隆(碓井清喜)と湧子(後藤いくみ)は離婚式にて離婚する。茂原(奥村香)はスタイリストの師匠・玉越(松本大輔)の元を誤解により去り、亜谷の姉・紅仁子(横山美智代)は、正隆にふられたショックで土谷(大庭智子)がおさめる宗教の道へ。福祉の精神に溢れる安積(森田ガンツ)は、子持ちの道脇(岩崎純子)に押し切られ家に行くも、連れ子に拒否られ、医師の九條(塚越健一)は正隆に拒否られる…などいろんなキズナが絶たれては次に向い出す。
是沢と亜谷、安積と道脇のエピソードが好き。森田ガンツはいいキャラを上手く演じてた。是沢が燻製にハマるのは絶たれなかった様子。その是沢が一番、現代人に近しい存在なんじゃないかなと感じた。
満足度★★★
DART'S
砂遊びに大人が熱心に興じる姿がちょっとかっこいい。
ネタバレBOX
大人が昼休みの一時間で真剣に遊ぶ公園。砂場に集まった8人は「国」を造り、そして歴史が始まる…。
100年終わって、毒薬が嘘でした→グランドマスター(國重直也)とプロフェッサー(島田雅之)の電車の乗客の命を賭けた闘いでした、というどんでん返しもあったけど、ちょっと意外性に欠けたかな。「俺を楽しませてくれ」という漫画思考なテロリストとその他の攻防が見えにくい(押してるんだか押されてるんだか)のが手に汗握るって感覚にならない原因だろうか。途中でグランドマスターが本気だすみたいな箇所あったけど、そこまで変化がわからなかった。
話の着想自体面白い。登場人物全員が皆ノリノリな感じは好き。砂場がしっかりと国になってたのは○。国に必要なのは「福祉」と言い切ったアンダーソンJrが○。
「頑張るな!楽しめ!」はいいセリフ。
満足度★★★
浴衣でハジケてた
たしかに乙女ごころだった。
ネタバレBOX
下町で生まれ育った三人姉妹の話。長女・おれん(村上直子)は男を作って家出、次女・お染(渡邊安理)と三女・千枝子(深谷由梨香)は、母(村上)と一緒に暮らしているも、千枝子に「いい人」ができる。そこにおれんが帰ってきて、彼が肺の病気になったのだと言う…。
話どうこうより、女優らの熱気がすごかった。いや、話もしっかりしてたけども。教室内に叫び声が響き、変に心地いいくらい。深谷由梨香はいい声してる。妹演技も愛嬌がある。てか、長女次女とも長女次女してた。
日替わりゲストの小玉久仁子はゲストの役割をしっかりこなしてた。アフタートークも一番落ち着いてて、さすがだなと。