看板娘ホライゾン 公演情報 ホチキス「看板娘ホライゾン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    beauty
    好きなテイスト。面白い。

    ネタバレBOX

    引きこもりの亜矢子(中村真沙海)を連れ子に持つ晃(谷仲恵輔)と、やる気のない真理(丸尾みゆき)を連れ子に持つ麻由美(斉藤美和子)が再婚し、饅頭屋を開くも鳴かず飛ばず。そこに「看板娘プロデューサー」の大蛇萌子(丹野晶子)が訪れ、真理を看板娘に仕立てようとする。商店街会長(西川康太郎)や向かいの偽装ケーキやのパティシエ・神宮寺(山本洋輔)らの企みも混じって、看板娘を押したリニューアルをすることになる一同。そんな中、大蛇の正体と店にかけられた呪いの正体が明らかに…。

    序盤から面白い掛け合いでクスっとする。端々にネタが盛られライトに楽しめる。色んなところでネタがつながっていて、上手いなと(ラストはえなりかずきのテーマか。てかこの舞台自体渡鬼だったのか。)。それでいて、大蛇の昔話的な存在や地蔵協会?の陰険な呪い、亜矢子が晃の妻だったとか、麻由美が結婚詐欺会社社員で真理は自殺した詐欺被害者の子だったとか、ユニークな展開も目白押し。
    真理と亜矢子と麻由美のパフュームもどきなダンスで呪いは解かれ、Amazonの家庭饅頭キットで作られたのが最高の饅頭だったとして、大蛇の積年の想いが遂げられるって流れも、大団円で好感触。また、「ごきげんよう」スタイルのしんみりしたシーンもあって、メリハリも十分。見てよかった舞台だった。


    斉藤美和子の演技がピカイチ。谷仲恵輔もひとの良い感じが溢れてたし、西川康太郎の笑いも冴えてた。丹野のおっとりした不思議な口調も終わってみればいい味だった。

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    2012/06/04 23:45

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