1
越前竹人形
文学座
若い俳優が、どこまで水上の世界を演じられるか、と不安半分で客席に座ったが、すばらしい世界を構築していた。演出が随所に新しさを盛り込み、「平成の」越前竹人形になっていた。
2
ダーウィンの城
桜美林大学パフォーミングアーツプログラム<OPAP>
もっとも敬愛する演出家・鐘下辰男の桜美林大学パフォーミングアーツプログラム<OPAP>。今年は特に、現代への強烈なメッセージがこめられていたような気がした。
3
班女・邯鄲
劇団螺船企画公演
演技演出の完成度の高さが半端ではなかった。深く感銘を受けました。
4
にてないモノマネ
実験劇場企画公演
金子鈴幸作品は、今年も何作か拝見した。どれも才気あふれて楽しかったが、この作品がもっともはちゃめちゃな感じで僕は好きでした。
5
成り果て【グリーンフェスタ2016 GREEN FESTA賞 受賞作品】
ラビット番長
井保さんは、作家としての繊細な感性と、劇団リーダーとしての泥臭さの両面をバランスよく備えている印象。その部分に僕は大いなる可能性を感じている 。(どちらか一方に偏っている劇団主宰者が多いと思っている)
6
あじわうとき
アトリエ・センターフォワード
大手忍さんの演技、矢内文章さんの脚本演出、ともにすばらしい。再演されることがあったら、また見たい。すべての演劇ファンに、ぜひ、とお勧めしたい。
7
路地裏で犬を殺した
早稲田大学演劇研究会
失礼ながら、まったく期待していなかっただけに、余計衝撃・感銘を受けた。この作者はちょっと注目していたい。
8
CALL AT の見える桟橋
メガバックスコレクション
滝さんのセンス、才能には、いつも感嘆させられる。どの作品もすばらしい。これだけ粒ぞろいの作品を連打できる作家も、相違ないだろう。
9
スタンダード・デイ 騎士
無頼組合
無頼組合も、好きな劇団のひとつ。心から応援したいと思う。そして応援している。
10
Unbreakable -アンブレイカブル- 最終章
演劇レーベルBo″-tanz
こちらも好きな劇団。毎回、間違いなく楽しませてくれる。僕は高橋さんのファンなのだ。