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2012年度 1-10位と総評
第三楽章

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第三楽章

劇団霞座

この劇団は、「ドグラマグラ」も素晴らしく、ランクに入れるべきと思うが、今回は1劇団1作品、としたため、こちらをあげさせていただいた。

完成度、新しさ、リズム、音楽、どれをとっても素晴らしい。演者さんたちの演技も完成度高く、ほれぼれしました。作演出の大貫隼氏の才気がみなぎっていたことは言うまでもありません。

動物園物語

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動物園物語

明治大学実験劇場

演出の林田こずえ作品としては、オリジナルの「機械仕掛けの箱舟」も素晴らしく、上位ランクに上げるべきと思う。
 だが、「動物園物語」出演の朝倉歩、森周両氏の神がかりともいうべき好演に敬意を表して、こちらをあげさせていただいた。それにしても、林田さんの(たぶん)好きなようにやっているんだろうけれど、体質的に大衆性(わかりやすく表現する力)を備えておられるようなところに、私は可能性を感じる。

激情版!1.2.3ショットマンレイ

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激情版!1.2.3ショットマンレイ

劇想からまわりえっちゃん

こちらの劇団は、この作品が初めてだが、新鮮な感覚、ドラマとしての完成度の高さなど、瞠目すべき劇団だと思う。
大阪を拠点にしておられるようだが、ぜひ、もっと東京でも好演してほしい。

世界最終戦論

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世界最終戦論

アシメとロージー

こちらの劇団は「松戸スターツリー」という作品も、私は大好きなのですが、比較するとこちらの方が良くできていると思いました(多分、好みの差でしょう)。

27's

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27's

THE TRICKTOPS

私の中での衝撃度はトップクラスだったかも。若者を取り巻く「現在」を真摯に描いていて素晴らしい。

ドロン荒野郷鉄線

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ドロン荒野郷鉄線

白昼夢

八方破れのようにみえる、独特のセンス、舞台空間の作り方に驚嘆し、シビれる(笑)。
実は、綿密な計算の上に作られているかもしれないが、観ると中毒にさせるようなパワー、面白さ。私は、もっと中毒になりたい。

正義の人びと ~神の裁きと訣別するための残酷劇~

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正義の人びと ~神の裁きと訣別するための残酷劇~

オフィス再生

こちらも一昔前のアングラ演劇的匂いをふりまきつつ、現代ならではの感覚も併せ持つ、素晴らしい劇団。
役者さんたちが若いにもかかわらず、三島やカミユ等から組み立てられたセリフを、きちんと体現しておられるのも大きなパワーの要因となっている。

上手な想いの遺し方

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上手な想いの遺し方

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この劇団の、都会的なさらりとした感触は、ほかにない独特のものがあると思います。2013年も期待しています。

ケイコ

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ケイコ

劇団→ヤコウバス

こちらの劇団も「イス」という作品が力作でした。が、こちらの方がオリジナリティがあると思い、こちらをあげさせていただいた。
作演出の川名幸宏氏の、緻密で完成度の高い作劇術が、全面に生き届いた作品、という印象。目の離せない劇団です。

ビート・ジェネレーション

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ビート・ジェネレーション

東葛スポーツ

この劇団も、独特と言えばこの上なく独特。それゆえ、私は、もはや中毒になってしまっている(笑)。

総評

年間約270本ほどを観劇。ベスト10を選ぶのに苦慮した結果、「世評、人気がすでに確立していると思える劇団」は、すべて除きました。
故に、桟敷童子、おぼんろ、だるま座等々の公演は、入っていません。

1位~3位までは順不同。4位~10位までもほとんど差はありません。

その他、感動した作品は数多くあり、それらはTwitterでアップしています。

「#2012年の観劇を振り返る」で検索してみてください。

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